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永遠のブラジル画家、野尻 統正さんの絵の紹介です。
訪日時草津でお会いした野尻画伯の絵を紹介させて頂いております。ブラジル移住者が好きで書き続けて来た作品でブラジルがモチーフで同じ画風でイタリア、フランス当たりの景色を描くと売れるよとヨーロッパへの旅を誘われているそうですが、これを頑なに断りブラジル以外の材題は描かないとの事です。1959年にコチア青年としてブラジルに移住、各地を彷徨い?1991年に帰国、出稼ぎの皆さんのお世話をしておられたようですが、最近は又好きなブラジルの絵を描き展示会等を各所で開催しておられます。日本移民100周年の来年、出来ればブラジルで展示会を開催出来たらとの願いを膨らませておられます。新しいブラジルの画材の仕入れも兼ねて是非来伯頂きたい方です。
掲載の写真は、野尻画伯です。絵葉書大の絵16枚は、下記『私たちの40年!!』関連blogをご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada/19456014.html


滋賀県草津の駅前のホテルボストンプラザに来て頂き野尻画伯とお会いする機会がありましたが、野尻画伯の絵を絵葉書大にしたものを頂きました。これから数回に分けて野尻画伯の書かれたブラジルをモチーフにした絵を楽しんで頂きたいと思います。野尻画伯からは、掲載の許可を頂いております。
第1回目は、野尻画伯写真と【ひまわりの畑】を掲載させて頂きます。
前回は、野尻画伯の人柄をそのままお届けできるような柔和なポートレートを紹介しましたが、今回は又野尻画伯の思い入れが入った名詞を紹介します。アトリエジャカランダと画伯が好みそうなジャカランダの花をアトリエの名前に使っておられます。
絵は頂いた画集【絵葉書大】の順番にお届けします。合計16枚ありますので毎日2枚づつ掲載する事にします。野尻さんは私達と同じようにブラジルに移住された先輩でもあり一番重要なアルぜんちな丸と同船者の欄でご紹介させて頂く事にしました。
今回の絵は、ブラジルの東北伯(ノルデステ)地域特にフォルタレーザのイラセーマの海浜で見られた『板下一枚下は地獄』の過酷な漁から帰って来るジャンガーダ(筏=イカダ)を迎える家族の喜びが感じられる大好きな絵の一つです。柔らかい色合いは、野尻画伯の絵の特徴のようです。

今日は、【教会のある風景】と【UELHAの町】の二枚です。
ブラジルでは集落が出来ると教会を建て教会の前に公園を作りそれが町の中心地に発展していくのが都市形成の形となっており人の集まるところには必ず教会があります。教会を建てれば人が集まるといった方が正しいのでしょうか?野尻画伯の頭には若い頃住んだブラジルの農村風景がこびりついているようで目を瞑ればこの絵のような教会とロバに荷物を運ばせる素朴な田舎の風景が迸るのかも知れませんね。貴重なモチーフを持ち合わせた稀有の画家といえると思います。
2枚目のUELHAという町は何処にあるのでしょうか?CHKして見ます。古い植民地時代の家が並んでいるようでミナス州かバイヤ州ではないかと想像します。

今回の絵は、カッポエーラです。アフリカから持ち込まれた独特の音楽に合わせてアフリカの黒人奴隷が自分たちの身を守るために作り出した格闘技ですが現在は、武芸の型のような美しい体を使う大技の見世物としてスポーツとして日本でも愛好家が広がっているようです。ドラムとビリンバウという弓状の琴線に穴の空いた瓢箪が付いた一種哀愁を帯びた音を出す楽器を指で爪弾き手拍子を取って警戒に踊り狂う様は圧巻です。何時も額に汗が滲み大きな動作に汗が飛び散るのを見ると真剣に遣っているのだなーと拍手喝采するのが常です。お祭り風に良く雰囲気が出ています。
2枚目は、祭りの準備という題ですが、バイヤーナ(バイヤの婦人)が白い服で正装しイエマンジャ(海の神)か何かのお祭りの準備をしている絵です。バイヤ料理のアカラジェーのデンデ油の香りが匂ってきそうな感じです。海老を干した物、マンゴー、パパイヤ等も散乱しており、遠く背景に教会を配しブラジル的な感じがでています。

今回は、今世界的に注目を浴びているエタノール原料と成る砂糖黍畑の収穫風景です。現在はサンパウロ州を中心にブラジル全土に砂糖黍が植えられていますが、昔はノルデステ(ブラジル東北伯)が主生産地でアラゴヤス州、ペルナンブッコ州に集中していた。学生時代の放浪の旅の途中広大な砂糖黍畑が広がる大地に遠く伸びるトロッコに乗せて貰ったことがある。この絵では2頭の牛が引くカレッタに積んで運んでいる。過酷な労働を強いられる砂糖黍畑の労働者の供給が大きな社会問題化している。通常砂糖黍の収穫には火を放ち乾いた葉っぱを焼き払い根っこから刈り取るようにしており野尻画伯の描かれている背の高い砂糖黍の葉っぱの色が濃いものの収穫は難しいと思うが絵としては砂糖黍畑で働く人たちの感じが良く出ている。
二枚目はバイアーナス(バイヤ州の女たち)と題した一枚で矢張り遠くに教会が見える構図となっている。現在でもバイヤ州ではサルバドールの飛行場、ホテル、街の公園でこの白いバイヤナ姿の真っ黒な女性を良く見かける。重い荷物を頭の上に乗せてアカラジェー等を歩きながら売っている者もある。人なっこい笑顔が嬉しい。サルバドールの飛行場でセニオール・ド・ボンフィンのミサンガを三つの願いと共に結んで貰ったものが1年半以上経った今も切れないで左腕に残っている。大きな商売上の願い事は見事外れましたが、家族安全平穏無事の願いは今も聞き届けられているようです。

朝市と題する一枚は高台から眺めた賑やかな朝市のよですが大きな町サンパウロ等で見られる日本人が中心となっている野菜市フェイラと大分違う感じですね。背景に田園風景が広がり紫の花は、多分野尻画伯がアトリエの名前にまで使用しておられるジャカランダの花と思いますが、このジャカランダの花が咲く10月以後がポルトアレグレでも一番良い季節で私の大好きな花です。
二枚目は、昔マナウスにあった水上生活者のいかだの上に家を建てたものをもいださせますが、最近ではマナウスでもこの水上生活者【フルツアンテ】がなくなってしまっています。数年前にベレン対岸のマラジョー島で見かけましたが。。。この絵にも教会の尖塔が見えます。

この絵の題は、バロンですが上方に浮かんでいるのがバロンです。ブラジルの冬の風物詩として昔は良く見かけたのですが、最近は火災の原因になると理由で飛ばす事を禁止されており見られなくなりました。大きな風船を作りそれに下から火を焚き其の暖かい空気でバロンが風に揺られながら高く登っていくのですが、風が強いと風船の横腹に火が当たり空中炎上して火が工場等に落ち込み大火災を引き起こした事件等も昔は良く報道されました。7月のフェスタ・デ・サンジョン【確か7月24日】の頃に良く見られた懐かしい冬の風物詩でした。
次の絵は、カーニバルと題していますが、リオ、サンパウロのような1団体3500人以上と云った対抗カーニバルでなくサルバドールの世界遺産の一つペロリンニオーの公園当たりで見られる小規模の全員参加のカーニバル風景のようです。疲れたら休み朝まで踊続けるカーニバルには日本人は向いていないようで何時も12時を過ぎるとリタイアーしてしまいます。若い人は別でしょうが。。。

NHKの【ハルとナツ】で紹介された遠い遠い耕地の端まで歩いて行き豆の成りの少ない場所をあてがわれた春一家の過酷な収穫風景と違い野尻さんの珈琲の収穫風景は、何かお祭りをしているような雰囲気が漂っていますね。2頭の牛で引く牛車、遠くまで続く珈琲畑ブラジルらしい風景です。
二枚目の絵は、フルーツの収穫との題です。収穫している果物はノルデステ(東北伯)に多いカジュナットのようです。カジュの果肉の方は、ジュースを絞り渋みに聞いたカジュのジュースが取れますが、先の方に付いている実はカジュナットとして酒の抓みに最高です。この実は青酸カリが含まれているとかでそのまま齧ると唇がはれ上がります。実を焼いて中のカジュナッツだけを取りだす作業が大変なようです。

滋賀県の草津駅前のボストンプラザホテルでお会いして頂いた絵葉書大の16枚のブラジルの絵の紹介が今回で終了します。淡い感じのブラジルの風物如何でしたでしょうか。皆さんのコメント、感想をお待ちします。
今回の絵は、イエマンジャー海の神様を祭るお祭りで海浜で行われ白い服を着て海に入り禊と祈りを捧げます。ポルトアレグレの町でも2月2日がNAVEGANTESと言う町の守護神としてイエマンジャーのお祭りがあります。丁度西瓜の季節で西瓜のお祭りとも呼ばれています。
最後の一枚は、子供がサッカーを楽しんでいる絵ですが所謂、ブラジルのサッカー風景とは風味が違う山羊がサッカー場で遊んでいたり遠くに教会が配されている慣れた野尻画伯が書いたと一目で分かる絵です。これからも機会があれば私なりのコメントを付けて紹介させて頂きたいと思います。

野尻画伯 さま
頂いた絵16枚を総て掲載させて頂きました。勝手なコメントを付けて失礼しました。
これに懲りずこれからも宜しくお願いします。



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