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大島先輩またまた快挙!! 【ヘレンケラー・サリバン賞】受賞
今年の夏、アルプスの難関マッタホルンの登頂と云う快挙を挙げられた早稲田大学海外移住研究会の大先輩、大島幸夫さんがまたまた快挙の嬉しいお便りが届きました。今回は第16回の【ヘレンケラー・サリバン賞】の受賞と云う変わった栄誉です。【ヘレンケラー・サリバン賞】とは『視覚障害者の生活文化をアシストした晴眼者に対して視覚障害者の側から感謝の印として授与される年度賞』とのことで大島先輩は視覚障害者ランナーの伴走をその草創期からかれこれ20年間続けてこられたことが評価されたそうです。大島先輩は、1937年東京生まれ。毎日新聞記者を経て、フリージャーナリスト。NPO法人「東京夢舞いマラソン実行委員会」理事長。フルマラソン自己ベストは2時間59分21秒。現在の東京マラソンを市民マラソンから育て上げた方です。
大島さんご自身が書かれた文と富田さんのお祝いの言葉を収録して置きます。写真はヘレンケラー女史のサイン入りクリスタルトロフィーを受け取っている表彰式での大島さんです。


「ヘレンケラー・サリバン賞」という年度表彰があります。今年度の受賞者に、なんと、私めが選ばれました。
お恥ずかしいことに、ぼく自身、寡聞にしてこの賞の存在を知りませんでしたが、賞を主宰する東京ヘレン・ケラー協会によれば、こういうことです。
三重苦のヘレン・ケラー女史が障害者の母とも言われる偉大な存在として世に出た人物史には、その家庭教師だったアニー・サリバン女史の功績が欠かせない。そこで2人の名跡にちなんだ「ヘレンケラー・サリバン賞」が創設され、視覚障害者の生活文化をアシストした晴眼者に対して視覚障害者の側から感謝の印として授与される年度賞が引き継がれてきたのだそうです。
受賞者は毎年、各地視覚障害者の推薦によって候補があがり、視覚障害者代表を核とする選考委員会によって最終的に1回1人の受賞者が決まると聞いています。これまでの受賞者には、盲聾福祉に尽力した学者、点字翻訳者、朗読ボランティア、視覚障害者の演劇鑑賞会先駆者など各界人物の名があり、ネパールの名物眼科医や中国の福祉活動家ら外国人が受賞した年度もあります。
今年度は第16回の表彰ですが、さて、ぼくのようなヤカラがなぜ選ばれたのかといえば、視覚障害者ランナーの伴走をその草創期からかれこれ20年間続けてきたこと。この間、視覚障害者ランナーをはじめあらゆる種別を超えた障害者と健常者がランニングの楽しさを共有する「アキレス・トラック・クラブ・ジャパン」を創設したこと。視覚障害者ランナーのニューヨーク・シティ・マラソン自主ツアーに何回も同行し介護したこと。ジャーナリストとして視覚障害者のスポーツ事情をあれやこれや書いたり講演したりしてきたこと。そんな辺りが視覚障害者アシストの活動として感謝されたのだということです。
ちなみにランニングの伴走に関して受賞者が生まれたのは初めてなのだそうで、それはそれでランナーの1人として率直にうれしいのですが、ぼくはぼくなりに好きなランニングを障害者ランナーと一緒に勝手にエンジョイしてきただけのことでして、今や、伴走ボランティアは他にも多い。ことさらにぼくだけ感謝されるというのは、なんとも面映い。実のところ、伴走は障害者ランナーとの「協走」に通じて教えられる人生の局面が多々あり、感謝するのは、むしろ、こちらの方です。
授賞式は先ごろ東京ヘレンケラー協会で行われましたが、賞状と共に頂戴したヘレンケラー女史のサイン入りクリスタルトロフィー<写真>は実に重いものでした。
受賞は新聞報道もされましたが、出身校まで報じられなかったにもかかわらず、突然、白井克彦早稲田大学総長から祝辞と赤白ワインセット「早稲田の誇り」が届き、母校の気遣いに驚くやら恐縮するやら。走って立てたのは「砂ほこり」の方ですのに。
ま、永年走っていると、いろんなことがあるものですね。  
大島幸夫
(2008/10/18)


大島さま
富田(真)さんからお祝いのメッセージが入りました。
貴君に転送し、併せて仲間たちにも配信しました。
また、ブラジルの和田さんからも「わたしたちの40年」を通じその情報が伝えられ、喜びの輪が地球規模で広がっています。
黒瀬 宏洋 in Setagaya,Tokyo

大島さん、ヘレンケラー・サリヴァン賞の受賞、おめでとう。
君がマラソン・ランナーであることは聞いていましたが、視覚障害者走者の伴走者をしていたことは、知りませんでした。
米国で障害を持つ方々は「ハンディカップを克服して頑張っているヒーローである」と言う認識があり、社会から敬意を払われる存在です。この点、日本はまだまだの感がありますが、貴君が障害者の伴走をされていることは将に彼らに敬愛の情を持っていらっしゃることの表れです。
立派なことです。
大島さん、今後も健康には留意されて、好きな道を闊歩してください。
貴君は移住研の誇りでもあります。受賞、おめでとう。

小生は来月4日、帰米します。その前にお会いしたいものです。
富田眞三



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