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『書』の大家の名品が一堂に 篆刻、前衛書、刻字も 毎日新聞社主催日本の書代表作家展 
ブラジル日本移民百周年、日伯交流年事業の一環として日本を代表する現代書道の代表作家の作品を一堂に集めた「現代日本の書代表作家サンパウロ展」(主催・毎日新聞社、(財)毎日書道会、サンパウロ美術館、後援・在サンパウロ日本総領事館、サンパウロ州政府教育局VIVAジャポンプログラム、ブラジル書道振興会、ブラジル日本移民百周年記念協会、ブラジル日本文化福祉協会、日伯修好百周年基金、助成・国際交流基金、協力・サンパウロ新聞社)が十四日から十一月九日まで聖市のサンパウロ美術館で開催される。日本国内でもこれだけの作品をそろえた展覧会はめったにないといわれるだけに開幕が待ち望まれる。(サンパウロ新聞WEB版より)
サンパウロに出る機会があり恵子と一緒に北辰会の準師範石川爽香先生に案内、解説して頂きながら鑑賞することができた。BLOGに写真と共にコメントも掲載しており私が一番気に入った作品と共に収録して置きます。
最後にサンパウロ新聞の社説『灯台』の鈴木雅夫編集長の関係記事も掲載させて頂きました。


『書』の大家の名品が一堂に 篆刻、前衛書、刻字も 毎日新聞社主催日本の書代表作家展 サンパウロ新聞WEB版より風

ブラジル日本移民百周年、日伯交流年事業の一環として日本を代表する現代書道の代表作家の作品を一堂に集めた「現代日本の書代表作家サンパウロ展」(主催・毎日新聞社、(財)毎日書道会、サンパウロ美術館、後援・在サンパウロ日本総領事館、サンパウロ州政府教育局VIVAジャポンプログラム、ブラジル書道振興会、ブラジル日本移民百周年記念協会、ブラジル日本文化福祉協会、日伯修好百周年基金、助成・国際交流基金、協力・サンパウロ新聞社)が十四日から十一月九日まで聖市のサンパウロ美術館で開催される。日本国内でもこれだけの作品をそろえた展覧会はめったにないといわれるだけに開幕が待ち望まれる。

14日からMASPで開催 手島右卿、金子●亭氏の作品も展示

 毎日新聞社、毎日書道会は、これまで一九七一年にリオデジャネイロ展、一九七五年にはサンパウロ展を開催しており、今回がブラジルでは三十三年ぶり三回目の展覧会となる。

 会場となるサンパウロ美術館(MASP)は、七五年の展覧会会場となった場所で、サンパウロ美術館も移民百周年記念事業として全面的に協力している。

 毎日書道展は、第二次世界大戦後の一九四八年に日本の書家によって立ち上げられ、それまでの漢字書、仮名書、篆刻(てんこく)に加え、日本の文字の字形によって書家の主観的感情を表現する近代詩文書、大字書、前衛書、刻字書など書のジャンルを拡大してきた。

 毎日書道会は、五七年にサンパウロ・ビエンナーレ展で最高殊勲金星賞を受賞した手島右卿氏、文化勲章受章者の金子 亭氏など数多くの著名書家を輩出しており、今回の展覧会にも両氏をはじめ現代書発展に貢献した三十人の物故作家作品が展示される。

 また、現在活躍している百十五人の現代書家の作品を併せて合計百四十五点が会場を飾る。作品は、漢字書、仮名書、近代詩文書、刻字、篆刻、前衛書、大字書など現代書を網羅した展覧会となる。

 毎日書道会は、「日本とブラジルの新しい百年の旅立ちに、線の織りなすリズムと造形の美を観賞してほしい」と多くの来場を呼びかけている。

 一方、ブラジル国内で書道の普及振興を進めるブラジル書道振興会(若松如空会長)も同展をブラジル社会に書道を普及する起爆剤にしたいと意気込んでいる。

 同振興会が力を入れるのは、現在ブラジル国内で展開されている書道の原点は七五年に開かれた毎日書道展にあるからだ。それまで、ブラジルの書家は個人的に書道を教えていただけに過ぎず、指導者が存在しなかった。七五年の書道展に来伯した毎日書道会の理事が指導を引き受けてくれたことでブラジルの書道が組織的になった経緯がある。

 若松会長以下ブラジルの書道指導者の人たちは、今回の展覧会を日系人のみならず、ブラジル人の若い人たちに観てもらい、書道に興味を持たせることでブラジル人に書を根付かせようと考えている。このため、サンパウロ州政府教育局が昨年来実施しているVIVAジャポンプログラムの児童たちを会場に招きワークショップを開く計画を立案し、日伯修好百周年基金に助成金を申請、一万九千レアルの助成を取り付けた。若松会長は、「一人でも多くの子どもたちに書の素晴らしさを知らせたい。私の集大成の仕事だと思っている」と東奔西走している。

写真:出展される青木香流氏の「俺も眠らう」

写真:出展される手島右卿氏の「岳雲」

2008年10月3日付


145点の秀作がずらり ―毎日新聞社・毎日書道会― 現代日本の書代表作家展開幕 サンパウロ新聞WEB版より

毎日新聞社と(財)毎日書道会およびサンパウロ美術館(MASP)共催の書道展『現代日本の書代表作家サンパウロ展』がきょう午前十一時、サンパウロ美術館で開幕する。

 ブラジル日本移民百周年と日伯交流年事業の一環として、一九七五年以来、三十三年ぶり三回目のブラジル開催となる今回は、漢字書、仮名書、近代詩文書、刻字、篆刻(てんこく)、前衛書、大字書など、現在活躍中の作家百十五人と物故作家三十人の作品百四十五点を展示。日本国内でもめったにないと言われる規模の書道展がサンパウロで実現する。

 【開催期間】十一月九日まで【会場】サンパウロ美術館(MASP、聖市パウリスタ大通り一五七八番、地下鉄Trianon‐Masp駅下車)【開館時間】午前十一時から午後六時まで(木曜は午後八時まで)、月曜休館【入館料】一般十五レアル、学生七レアル、十歳以下と六十歳以上は無料。また毎週火曜は年齢を問わず入館無料日となっている。


MASP=「現代日本の書」展開幕=「心の内側見てほしい」ブラジル新聞メルマガ版より

 「現代日本の書代表作家サンパウロ展」が十四日午後三時からサンパウロ美術館
(MASP)で始まった。毎日新聞社、毎日書道会、MASPの共催。十一月九日まで。
 毎日書道会によるブラジルでの書道展覧会は三十三年ぶりで、物故者の作品三十点、現代書道家がブラジル展のために書き下ろした百十五点が展示されている。
 移民をテーマに、唱歌「ふるさと」を書いた作品二点や、老ク連機関誌に掲載された和歌を書いた作品もあり、展示責任者として来伯した独立書人団の片岡重和常務理事は、「郷愁を誘うような作品が多い」という。
 片岡さんは、「戦後から書が美術品として考えられるようになり、移民の人たちのイメージする書とは違うかもしれない。『書は人をあらわす』というように、心の内側を見てもらえると嬉しい」と話した。
 主な出品作家は、文化勲章を受章した金子鴎亭氏(鴎は「區」へんに「鳥」)、文化功労者でサンパウロ・ビエンナーレにも出品しブリュッセル万国博で最高殊勲金星賞を受賞した手島右卿氏、日本藝術院賞を受賞した松井如流氏、勲四等旭日小綬章を受章した上田柔鳩氏、皇后さまが皇太子妃殿下時代に習字の先生を務めた熊谷恒子氏など。
 入場料十五レアル(学生七レ、十歳以下・六十歳以上無料)。火曜無料。通常開館時間は午前十一時〜午後六時(月曜休館)。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada/36630187.html


現代日本の書 代表作家サンパウロ展に出かけました。

現在サンパウロのMASP美術館で開催されている現代日本の書 代表作家サンパウロ展を先週金曜日に石川爽香先生に解説して頂きながら鑑賞しました。
展示会で配布されていたパンフには、

作品の鑑賞として下記記述がありました。
中国の書道では、作品には人体と似かよって、「骨・筋・肉」があるべきという。紙に書く点画は紙の空間を活かす。書道では、筆を運ぶ瞬間が重視される。点画には手直しが許されない。二度とない瞬間に紙の白い空間と点画の相互作用が生じる。この相互作用が真芸術と単なる訓練の境目となる。造形の面でいうと、作品の鑑賞はまず白い空間と点画から始まる。場合によつては、白い空間を切る線質に美を見出す。他にも、一字書または小字数の作品は空間と点画の活性化と共存を明らかにする。
筆の開閉や緩急、線の動きや紙の種類と墨の色なども書の作品鑑賞の要素である。
現代日本の書代表作家サンパウロ展で出品されている作品のあらゆる形は書という芸術の多様性と可能性を現わしている。
前衛書は、素材使用と造形でより大胆な作品である。近代詩文書の作品は現代詩文を題材とする。大字書の作品は大きくて、少字数を用いる。漢字部作品は古典から脱皮した現代的な解釈を示す。仮名の場合も、寸法の大きな作品が創られる。
刻字の場合、肌理や色彩の試みで木材に彫り付けられた文字が鑑賞できる。

解説はさて置き145点の作品で私が一番気に行った書は、『今もよし 昔も恋し 老の春』でした。

農場は珈琲の花霞てふ 

ブラジルや胡座をかいて雷を聞く (和田の勝手な解釈) 運動会何かでござを引いて食事でもしている時に大雨が来てござを担いで雷の音を聞きながら避難する姿が目に見えるようですね。

絆 Desejamos manter uma relacao mais amigavel entre o Japao e o Brasil

恵子が所属する大阪の北辰会の最高責任者の森本龍石先生の書 『興』の字も見事でした。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada/36674140.html


無事ポルトアレグレに戻って来ました。
リオに1泊、サンパウロに1泊、2泊3日の短い出張でしたがそれなりの成果がありました。リオでは神戸高校卒業50周年記念夕食会を同級生の山下君ご夫妻と祝い今日はサンパウロの近代美術館MASPで開催さえている「現代日本の書代表作家サンパウロ展」を恵子が指導して頂いている大阪北辰会のブラジル最高峰の石川爽香準師範に案内、解説して頂きながら2時間近く見て回りました。私自身は全くやったことがない書道ですが、恵子が初めて2年、やっと幾つか段が取れる所まで来て書道の面白さが分かって来ているようで真剣に鑑賞、自分なりに納得のいく筆使い等を確認していました。

書と書道 ブラジルに移住した日本人は、書道の道具も携えた。日本人移民は、日本文化との絆を維持するために書道の稽古に取り組んでいた。「書道」は芸術の一つとして「書の道」を意味し、その由来に神秘的かつ精神的な依属を示す。今でも日本人移民の子孫は書道という言葉を用いるが、現代の日本では「書道」は伝統的な側面を示す。現代の書家は、その芸術を「書」と呼ぶようになっている。この場合、書とは「点画と空間の芸術」という定義も挙げられてる。
「現代日本の書代表作家サンパウロ展」パンフより。

特別の許可を得て撮らせて頂いた作品群は、BLOGに掲載して置きます。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada/36614581.html


毎日書道展を起爆剤に サンパウロ新聞社説 【灯台】 WEB版より
移民百周年の記念イベントが数多く実施されている。イベントは一過性のものが多く、打ち上げ花火のように消えていくと思いがちだが、イベントに触発され、新しい種をブラジルの大地に蒔くものも数多い。例えば、ゲートボールだ。一九八八年に世界ゲートボール大会がサンパウロで開催され、それを機会にゲートボール愛好者が急増し、現在の基盤を作った。そして、本家の日本にもない十六面の専用コートを持つまでに成長した▼書道も同じように、一九七五年に毎日書道会がサンパウロ美術館(MASP)で開催した「毎日書道展」を契機として日系社会の中に書道会ができ、国際高校生選抜書展でブラジルの高校生が外務大臣賞を取るまでに成長した。そのきっかけとなった毎日書道会が、三十三年ぶりに会場も同じMASPで「現代日本の書代表作家サンパウロ展」を開催している▼ブラジル書道振興会(若松如空会長)は、同展の開催が決まった昨年来、未来に向けた夢の実現に向かい動き始めた。「書をブラジル社会に広めたい」――。若松会長たちは、この三十年間、書道普及に努めてきたが、ブラジル社会に裾野を広げることの難しさを痛感してきた。指導者が高齢化し、若い人たちを引きつけることができにくくなっている。毎年行われるフェスティバル・ド・ジャポンなどの会場でワークショップを開いてはいるが、なかなか普及には繋がらない。若い日系人の指導者が数は少ないものの育ちつつあり、本家日本の素晴らしい作品が一堂に並ぶ展覧会に触れれば、ブラジル社会への普及の起爆剤になると考えた。絵画、音楽などと同様、本物に触れることが大切だからだ▼サンパウロ州政府教育局が行っているVIVAジャポンプログラムと連携し、同展開催中に州立学校の児童千四百人を会場に招き入れることを実現させた。その一部の生徒にワークショップで筆を握り、書に親しんでもらおうと張り切っている。生徒ばかりでなく、美術の先生たちを対象にしたワークショップもMASPが企画するなど輪が広がった。この熱意に応え、毎日書道会は五千枚の半紙と筆、墨液を日本から持ち込み、提供している。どんな成果が出てくるのか楽しみだ。
(編集局長 鈴木雅夫)


現代日本の書代表作家展よもやま話 サンパウロ新聞社説 『灯台』 WEB版より転載
十四日から移民百周年記念、日伯交流年事業として「現代日本の書代表作家サンパウロ展」(主催・毎日新聞社、毎日書道会、MASP)がMASP(サンパウロ美術館)で始まる。日本の現代書家の作品百四十五点を一堂に集めた展覧会で、これだけの展覧会は日本でもお目にかかれないという水準の高いものだ。作品を観ると、「これが書?」と思うような作品が並ぶ。小学生時代に書道を習った読者も多いだろうが、日常生活に縁がなく、興味を抱かない人がほとんどだろう。しかし、この書の中にブラジルと切っても切れない奇縁の人がいる▼今回出展される物故作家三十作品の中に、近代詩文書の父と呼ばれ、戦後の日本書道界をリードした書の巨匠といわれる金子●亭氏の作品がある。文化勲章受章者で文化功労者といってもピンと来ないだろうが、酒飲みはいつも金子氏が書いた書を見ている。ブラジルが生んだ清酒「東麒麟」のラベルの文字を書いたのが金子氏だった。「東麒麟」が産声をあげた一九三五年当時、金子氏は東山農場の日本の親会社である東山農事株式会社に勤めていた。書家として活動をしていた金子氏に白羽の矢が立ち、ラベルの文字をしたためたという▼金子氏は三十三年前にMASPで開かれた「毎日書道展」のために来伯した。その時に東麒麟と対面したのだろうが、どのような感想を抱いたのかは知るよしもない。金子氏は、サンパウロの後に訪れたリオで詠んだ短歌を作品にした。「見あぐれば南十字星きらめける欄に倚りては街の灯を見る」。この作品は、翌年の日展に出品され、その後、金子氏の故郷である北海道の北海道函館美術館に所蔵されている▼前回の書展では、日系社会が触発され、ブラジル書道界の発展の起爆剤となった。ブラジル書道振興会は今回の書展をブラジル社会に書を広めるきっかけにしたいと張り切っている。現代書は、線の織り成すリズムと造形の美だという。創造力豊かなブラジル人に書がどのように受け入れられるのか、今から楽しみである。(…●には「鴎」の旧漢字。編集局長 鈴木雅夫)



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