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イグアスの滝を『散骨の場』と決めておられる菅間 五郎さんのイグアスに寄せる熱い思いです。
2月28日に『私たちの40年!!』メーリングリストに下記を書き込みました。
『NHKで8時から世界遺産、イグアスの滝に架かる虹を放映していましたがご覧になりましたか。
何度も通ったイグアスの滝ですが、NHKの放映は初めて見ました。結構良く撮れていたと思います。特に満月の月夜の虹は、初めて見ました。淡い月夜の虹幻想的でした。
7時半からは、浪速の華を見て、9時からは白州次郎が始まります。ドラマが少ないNHKで結構楽しめますね。
イグアスの滝を見ら得た方の感想をお願いします。』
上記に対し早稲田大学の海外移住研究会の先輩に当たる菅間 五郎さんより下記書き込みがありました。早速BLOGにも写真と共に紹介させて頂きましたが寄稿集にもBLOGに寄せられたコメントと共に収録して置きたいと思います。
四度来て滝を眺める嬉しさよ  骨埋るはいつの日ならん
いつ来ても見飽かぬ滝ぞイグアスは   心に決めし我が墓なれば
写真は、菅間さんから送って頂いたイグアスの滝の前でご機嫌の菅間さんです。


和田さん
満月の夜のイグアスの滝の虹は幻想的で、イグアスに散骨すると友人達に触れ回っているいるものですから、各方面から放映案内が私のところに届きました。
数年前にNHKが世界で一番最初に満月の夜にイグアスの滝に懸かる虹の撮影したと特別番組を放映しました。昨年か一昨年週刊新潮がこの虹を綺麗に紹介しました。
私のイグアスへの思いを歌にしたものは沢山ありますが、5年前に移住研の仲間をイグアスに案内した時の数首を添付しましょう。ついでのことに
10年ほど前に家内を滝へ案内した時の小文も添付します。
47年前にこの滝を見た時の感動は今も私の心に残ります。

「イグアスの滝を詠む

四度来て滝を眺める嬉しさよ
    骨埋るはいつの日ならん
百万の人は訪なう年毎に
    我に似合いの墓と覚えし
極楽と見紛うばかり鮮やかな
    黄や緑の蝶の群舞
米寿まで生きよと告げる蝶もゐし
    摩訶不思議なる紋様見せて
水飛沫上るを見れば魂の
    天にも昇る心地ぞぞする
いつ来ても見飽かぬ滝ぞイグアスは
    心に決めし我が墓なれば
                                  
平成十六年十月 イグアスの滝にて              菅間


イグアスの滝
イグアスの滝の上空をヘリコプターで飛んだ若い女性の作家が大変エロチックな眺めだと「不倫と南米」という小説のなかで書いているのを南米への旅行から帰ってきて読んだ.私もイグアスの滝へ三度行き,一度はヘリコプターにも乗っているが,そんな感覚に囚われたことはなかった.実際その小説に掲載されている写真を見ると密林に囲まれた満々たる水が大きな裂け目に流れ込んでいる様はまさしく生命の根源に見える.そうかそう言う見方もあったのかとこの滝に自分の骨を投じてもらおうと思っている私は痛く感心した.
私がこの滝を初めて訪れたのは約四十年前の学生時代の時で,パラグアイ側からおんぼろのバスに揺られて滝に近づいたのだが,その時の感動はいまでも忘れることが出来ない.滝の数キロ手前から天高く水煙が吹き上がる光景が見られ,さらに近づくとごーっという音が耳に聞こえ出した.バスを降りて滝のところまで行った時はその凄さに立ち竦んだ.
この滝を自分の墓にしようと思い始めたのは五十歳を過ぎてからのことで、丁度ロンドンに勤務中の時だった.偶々アメリカに出張の多い仕事についていたので,とある機会に足を伸ばして自分の墓と決めたところを家内に見せてやろうと思い立ちロンドンから出かけたこともあった.
「年長けて又越ゆべしと思いきや命なりけり小夜の中山」と西行の心境にわが身を事寄せて五十五歳を過ぎて三度目のヨーロッパ勤務についた時,ここで定年を迎えたら真っ直ぐ日本に帰らずに南アメリカに飛びぶらぶら旅行をしようと考えていた.結局のところ定年前に帰任命令を受けたのと,年老いた母のことが気になって実現できなかったが,昨年九月十五日に嘱託勤務を終え,晴れて年季が明けたときにすぐさまアルゼンチンに住んでおられる郡さんに連絡をとり,丁度あちらが夏を迎える年末に予ねての計画を実現することにした.郡さんから会社の仕事を離れたらアルゼンチンにいらっしゃい,ゆっくりゴルフでもしてはと前前からお誘いを受けており,必ず行きますと約束をしていたことも果たせることになった.
イグアスの滝はアルゼンチン,ブラジル,パラグアイ三国の国境に位置し,突如密林の中に瀑布が出現したという感じのきわめて野性味に富んだ滝で,「おお可哀想なナイアガラの滝よ」とここを訪れたアメリカの大統領夫人が感嘆の声を洩らしたことでも有名である.
雨季ともなれば三キロとも四キロとも言われる長さに渡って土色の濁流が八十メーターの落差をもって流れ落ちる様は壮観極まりない.側に寄れば耳を劈くほどの轟音が轟き、滝壷から立ち上る水煙を縫って美しい虹が幾重にも懸かり、漆黒の夜ともなれば天空に南十字星が輝くところで、ここを散骨の地と定めたものにとっては正にパラダイスだ.
ガイドをしてくれた土地の人に自分の考えを伝えたところ、ここに散骨をしたいと考えている人は時々おり,つい最近も骨を撒かれた人の身代わりの白鳥が舞い降りたとの噂が広まったとの話を返してきた.成田を立つときの一つの気懸かりは癌に冒されて入院中の友のことであったが,彼は私の帰国を待たずに命を絶つことになりましたが、虫の知らせというか一匹の蛍がホテルの部屋の窓ガラスに一晩中寄りついて離れなかったことが忘れられないことになった.その時はきっと蛍が誰かを招きに来たのだろうと思っただけでしたが.

岩燕虹から虹へ飛交える
散骨の地はパラダイスかな

身代わりの水鳥来ると人の言う
ロマン果て無しイグアスの滝

漆黒の帳下りれば天空に
斜めに懸かる十字架の星

頭上には十字の星も輝けば
密林の夜も何ぞ寂しき

友の死の予兆なりしかイグアスの
ホテルの窓に蛍寄りけり

立ち去らぬ蛍は友の身代わりぞ
別れを告げる光放ちて

見舞えれど面会謝絶の友なりき
旅先の文読みてくれしや

無限なる水は落ち行く今もなお
過去も未来も変わるとてなく


BLOGに寄せられたコメント集です
菅間さん
イグアスの滝を散骨の場に決めておられる菅間さんの所には放映案内が届いたようですね。
写真と短歌、有難う御座います。下記BLOGに転載させて頂きました。また寄稿集にも収録して置きます。
http://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada/39150826.html

越智さんの発言 私もNHKの番組見まして、ビデオテープに録画保存しています。
満月の虹は神聖なようですね。ブラジル人にダビングしてあげたら喜んでました。

NHKは、世界遺産の紹介に力を入れていますね。ダビングしてブラジル人のお友達にプレゼントして上げたとか実施に行ったことのある人だけでなく行ったことのないブラジル人もおり喜ばれたことでしょう。越智さんも『イグアスよもう一度』のもう一度グループに入るのでしょうか?5月にお会いできるのを楽しみにしています。

イグアスの滝ってそんなにすごい所なのですか。菅間さんが散骨の場に決めているというのを聞いて、12年前にブラジルに行った折イグアスの滝に行かなかったことを後悔しています。それにしてもたった31文字で、皆さん上手に心を現せるものだと感心いたします。

あや子さん
イグアスの滝を是非見に行って下さい。私ももう10度近くは行っていると思いますが45年以上前の学生当時(もっとも東京都の農業移住者でしたが)にアルゼンチン側から入った最初の時(野宿して蚊に悩まされましたが)の印象が強かったですね。
菅間さんの短歌は、上手いものですね。羨ましいです。



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