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『実業のブラジル』誌掲載の南伯便り 【南の国境から見たブラジル】(その5)
1959年に創刊した『実業のブラジル』(ブラジル唯一の日本語の月刊経済誌)は、創刊50周年を迎え息の長いブラジル経済誌です。この『実業のブラジル』に20数年間『ブラジルで損せぬ方』を連載している山下晃明さんに誘われて【南の国境から見たブラジル】を書かせて頂き始めて2年半を過ぎました。今回2008年の9月から2009年の2月号までの6回分を纏めて『私たちの40年!!』に収録して置くことにしました。
地元紙の記事の中から私の好みに合わせたニュースを短信的に纏めたものですが、山下さんから毎月一つぐらいエピソードを挿入したらとのサジェスチオンを頂いておりTRYして見る積りです。
写真は創刊50周年記念号として表紙の色合いとレイアウトが変わった2009年1月号の表紙です。


9月号 連載25

イエダ知事オランダを訪問

イエダ知事は担当長官など13名を引き連れてオランダを訪問しアムステルダム、ハーグ、ロッテムダムを視察した。目的は、昨年グアイバー河の流域、パットス湖の水環境改善の調査結果に基づきオランダの水路を利用した交通網、首都アムステルダムのゴミ処理装置によるエネルギー源への利用方法などを視察すると共にRS州との貿易推進の為の経済ミッションの派遣の要請を行った。具体的には、900キロに渡る州内航行可能な水路を利用して現在4%程度の水路利用運送を1917年までに15%程度まで上げることにより年間1億レアイスの運賃節約を可能にする計画を作成するコンサル契約を結んだ。来年の3月にオランダからの経済ミッションが来州することが決まった。

ポルトアレグレ市長選フォガサ現市長優勢

10月5日に統一地方選挙が実施されるがポルトアレグレの市長選挙ではPMDBのフォガサ現市長が有利との下馬評であるが、一次選挙には、各党が直接候補者を出し現在8名の市長候補間で激しい選挙合戦を繰り広げている。世論調査では、フォガサ現知事をPCBのマヌエラ・ダビラ、PTのマリア・ド・ロザリオ、PSOLのルシアーナ・ジェンロの3女性候補が追う図式となっている。女性候補が4名立候補しており二次戦に縺れ込む可能性が強いだけに決戦投票での結果は、予断を許さないが男性社会のガウショの町に初の女性市長出現も有り得ることから州知事、州都の市長が女性と言う女性優位の州が実現するかも知れない。

P-55は18億8千万ドルで建設予定

プラットフォームP-53が完成しペトロブラスに引き渡されたが、今回、P-55の最終組み立てのテンダーは、QUIPが8億8千7百万ドルで一番札として落札する模様。FSTPが2番札で8億9千9百万ドル、3番札が10億9百万ドルでODEBRECHTが応札していた。既に船体の一部は、3億9千万ドルでAESが落札、ペルナンブッコ州のSUAPE港で建設に入っている。この最終組み立て用の造船所、縦350m、横130m、高さ14mが現在建設中でP-55は、2010年引き渡し予定で3000人新規雇用を必要とのことで州南部の経済開発の起爆剤として期待されている。

RS州7月までの輸出総額101億ドル

RS州の7月末までの貿易収支は、輸入額が昨年比60%増の81億ドルを記録している。輸出は、サンパウロの328億ドル、ミナス州の132億ドルに次いで101億ドルを記録。入超20億ドルとなっている。RS州からの輸出仕向け先が変わって来ており1989-2007年の期間では対米が35%、EU向けが30%だったが2007年だけを見ると対米が20%、EU向けが11%に減っている。今年7ヶ月に限ると何と中国向けが対米を凌駕し最大の仕向け国になっている。大豆、煙草、肉等の一次産品が増大している結果である。

ARACRUZの新工場着工式が行われる

グアイバー市にARACRUZの年間130万トンのユーカリパルプ生産の新工場建設の定礎式がイエダ州知事を迎え行われた。総額49億レアイスの投資を計画しており原木の工場への搬入、製品のパルプを輸出港リオグランデへの輸送を水路を利用して行う予定でイエダ知事は、水路利用のノウハウをオランダまで勉強に行って来たと談笑したとのこと。ARACRUZがVCP(ボトランチン)に買収される話があるがARACRUZ/VCPが合併することにより世界でも最大級のユーカリパルプ生産企業に育つとの理解で業界ではこの合併大型化を歓迎する動きが強く近々実現するものと思う。合併によりVCPのRS州での新工場計画が没になることはなく建設時期が市場情勢により少し遅れる可能性はあっても、植林計画は既に進められており、いずれ実現すると見られている。
(著者:さわやか商会主・元南伯日本商工会議所会頭)


10月号 連載26

2009年度州予算は借金ゼロの均衡予算。

イエダ知事は、世銀の11億ドルの低利借款の実現と選挙前の公約、州財政の立て直しに懸命の努力により成功し、2009年度予算では246億レアイスの均衡予算を州議会に提出した。これは37年振りの快挙で2010年以後は州歳入の10%は、公共事業、治安確保などに投資して行くと約束している。州公務員の給料遅配の心配もなくなり努力の成果が表れて来た事は喜ばしい。

ポルトアレグレ市長選挙2次投票に突入。

10月5日に行われた統一地方選挙の1次投票で、ポルトアレグレ市は現職のフォガサ市長(PMDB)が有利な選挙戦を戦い43.85%を獲得した。しかし過半数の票に達せず、10月26日に22.73%を得たマリア・ド・ロザリオ候補(PT)との決戦投票に持ち込まれた。有権者数20万人以上の都市ではカシアスドスール市では、サルトーリ(PMDB)が当選を確定、ペロッタス市ではマローニ(PT)とフェッテル(PP)、カノアス市ではジャイロ(PT)とマシエル(PTB)が市長選挙投票に向かうことになった。

ルーラ大統領がP-53の進水式に

9月地方選挙戦たけなわのRS州、リオグランデ港にルーラ大統領を迎えP-53(総工費13億レアイス)の進水式が行われた。岩塩層下の深海油田開発には16機のプラットフォームが必要で、その半分の8機の船体は、リオグランデ港の造船所で制作される見込みで32億ドルの総工費と2万人の新規雇用が期待されており、造船業界は、湧き上がっている。

RS州の1〜8月輸出は、119億8000万ドル。

RS州の8月末までの貿易収支は、輸入額が昨年比62%増の99億2000万ドルを記録しており、輸出はサンパウロ、ミナス州に次いで3番目の119億8000万ドルに達している。これは昨年同期比22.92%増であるが、入超額は、20億6000万ドルに減少している。主要仕向け先は、中国、北米、アルゼンチン、ロシア、オランダ、ドイツ等となっている。

ウルグアイ河にガラビ水力発電所建設へ

9月8日ブラジリアでルーラ大統領とクリスチーナ大統領がブラジル・アルゼンチン間の貿易に自国貨幣を使用(ドルの介入なし)するとの協定に署名したが、RS州とアルゼンチンの国境地域を流れるウルグアイ河に1890MW発電の2国間開発によるGARABI水力発電所建設の合意書にも署名した。すでに具体的な計画に取り組んでおり20ヶ月以内に建設を開始する運びとなった。この水力発電所は、ウルグアイ河の流域に3ヶ所のダムを建設する予定。

ゲルダウ、5億2000万ドルの対亜投資

世界に躍進を続けるRS州の優良企業ゲルダウは、国境を隔てたアルゼンチンのサンタフェー州ロザリオ市にある傘下のシンパル社への粗鋼供給と鋼板生産能力増のために総額5億2000万ドルの投下を発表した。2011年には粗鋼65万トン、鋼板71万トン、2016年には粗鋼110万トン、鋼板110万トン生産のメルコスールの中心的な生産拠点に育てる予定。

ブラジル初のICチップは牛のブリンコに?

ポルトアレグレに建設中の半導体工場CEITECは、2億5000万レアイスをかけ2009年末までにはブラジル初のICチップの生産開始予定であるが、CEITECが開発したICチップはドイツで試験的に生産され、2億頭のブラジルの牛の耳に付けるべくテストが始められている。牛肉輸出に必要な一頭ごとの原産地証明に必要なデータ管理がこの牛の耳飾りで可能となる。すでにCEITECでは、このICチップの受注を受けている。
(著者:さわやか商会主・元南伯日本商工会議所会頭)


11月号 連載27

ポルト・アレグレ市長フォガサ氏が続投

10月26日に行われたポルト・アレグレ市長選挙の決選投票では、マリア・ド・ロザリオ候補(PT)を押さえ、現職のフォガサ市長(PMDB)が47万票、58.95%を獲得して続投が決まった。これまでRS州では州知事、市長が再選される可能性は低く、珍しいケースとしてフォガサ元上院議員の善政を期待している。

RS州9月末までの輸出総額は145億ドル

RS州の9月末までの輸出総額は、ぺトロブラス向けのプラットフォームP-53の売上を加えて145億ドルに達している。輸入総額が115億ドルに達し貿易収支は、出超額が30億ドルに減少している。州工業連盟FIERGSでは、2009年度の貿易に今回の金融危機の影響が表れるのではないかと危惧している。

リオグランデ港深を50フイートに浚渫

1976年にリオグランド港のドラフトを40フイート(12メーター)にしてから長年の間、ドラフトを増大させたいと計画して来たが実現しないままになっていた。今回PAC計画の一環として50フイートに深める工事に予算が付き実施されることが決定しP-53以後の大型造船所計画と共にリオグランデ港は喜びに沸いている。

リバノン向けに生牛輸出開始

今年2度目のベイルート向けの生牛の輸出が実施され6530頭の3歳未満の生牛がリバノンに輸出された。年内にまだ2船輸出予定で合計約3万頭の生牛が輸出される。

中国向けに豚肉輸出開始か

世界一の豚肉の生産国(年間4800万トン=世界の生産量の50%)である中国の農務省がブラジルに豚肉を求めて調査団を送り出している。ブラジルの昨年度の豚肉輸出総量は、61万トンでその内RS州から半数に近い29万5千トンが輸出されており、中国向けの輸出が実現すれば大きな市場だけに飛躍的な伸びが期待される。

米国発金融危機のRS州経済への影響は?

金融危機発生後に起きた主なRS州内での動きを拾って見よう。
最大の影響は州内3ヶ所に建設予定のパルプ工場がアラクルス(49億レアイス)、VCP(40億レアイス)、STORA ENSO(9億5千万レアイス)合計98億レアイスの工事がすべて延期を発表した。来年度の植林予定も延期となり地元では大いに憂慮している。アラクルスとVCPの合併話も先に延ばされSTORA ENSOに至っては今後の世界市場にもよるが計画の抜本的な見直しをすると発表している。世界市場におけるパルプの価格はトン当たり750ドルから550ドルに下落している。  
農業機械(大型収穫機)製造のJOHN DEERE社では30%の増産計画で300人の新規採用を決めたが今回の金融危機の煽りを喰って300台の大型収穫機のキャンセルを受け新規採用者の200人仮契約中を一斉解雇した。
グラバタイ市にあるGM工場では、1日22分の残業をカット、10月に3日、11月に4日のDAY OFFを実施し昨年比1万台少ない年間 8万台輸出レベルに備える模様。
パラナ州の生産者組合連合のAURORAは、州内カラジンニィヨ市に建設予定の日産30万羽の鶏の処理場建設計画の見直しを発表した。地元では1千軒の養鶏農家、孵化場、飼料工場等3200人の雇用が予定されていただけに苦慮している。
(著者:さわやか商会主・元南伯日本商工会議所会頭)


12月号 連載28

5年振り州13カ月給料借金せずに支払

州知事就任以来、懸命な州財政立て直しに努力しているイエダ知事は、5年振りに銀行からの借り入れをせずに12月5日に全額を31万9千人の公務員に支払うと発表している。2009年度の州の均衡財政予算が州議会で承認されておりイエダ州知事の公約が果たされつつあり世界の金融危機の影響も心配される中、順調な行政が定着しつつあることは喜ばしい。

州立学校の教師スト、今年も実施

1979年以後歴代の州知事が直面して来た州の年中行事的な州立学校のストは今年も11月14日から行われこれで通算500日に達したそうです。1987年には何と96日間継続した記録もある。今回はイエダ知事がスト突入直後からストに参加した教師の給料は支払わないと明言、それを実行しておりスト期間は14日で終了したがこの期間中の授業を補填するために今年はクリスマス、正月休みを除き1月10日まで授業が続くとのことで2600の州立高校の8万4千人の教師と120万人の生徒の夏季休暇に大きな遅れが見込まれる。ストで揉める州立学校ですが、最近発表された全国の公立学校の学力テストではリオグランデドスール州が一般学力テスト、作文のいずれでも全国一を記録している。

RS州10月末までの輸出総額160億ドル

RS州の10月末までの輸出総額は、160億ドルを記録、サンパウロ州の28.8%、ミナス州の12.5%に次いで9.5%を記録リオ州の9%と4強の一角を占めている。2008年度通期では輸出190億ドル、輸入160億ドル、入超30億ドルとFIERGS(州工業連盟)が予想している。

WTorre造船にアジアの造船所が出資?

リオグランデの港に南半球最大の造船所を建設しているWTorre社にアジアの造船所が技術提供を目的に資本参加するとのことで現在最終話し合いに入っており年内又は年明けにはジョイント先の造船所名を明らかにすると同社社長のWALTER TORREがFEDERASULの昼食会で発表している。日本の造船所であればと期待している。

中国HERO MOTORS社が電気自動車工場建設

以前にも紹介した中国のHERO MOTORS社がロランテ市に400万ドルを投資(最終的には5億ドルの投資)して環境に優しい電動自動車を2009年下期より月間5千台の小型車を生産するとのことで同社のSUN KIRONG社長が工場建設現場を視察、同社の会社登録を済ませた。同社の計画では2人乗りの小型車を中心に5モデルの電動小型車を生産予定で税金を除いた一番安い車はコスト4000ドル程度を見込んでおり4-6時間の充電により時速50-100キロで200キロの走行が可能とのことです。まだブラジルでは実用化されていない部門でもあり実現すれば面白い事業となるのではないかと期待されている。この金融危機の最中の話でもあり州政府初め業界でも余り噂にもならない地元紙の記事で少々胡散臭い感じもしますが様子を見守りたい。

 サンタカタリーナ州の水害に付いて

 11月21日(金)には、イタジャイ川の水位が2.82Mだったのが同日に襲った集中豪雨により24日(月)には11.24Mまで上がり連日崖崩れ等により死傷者をだした。その後水位は徐々に下がったが地盤緩んだイタジャイ川流域の諸都市では被害が増大し26日(水)にはルーラ大統領も現地を視察、緊急復興資金を発表している。既に116人の死者、31名の行方不明者、7万8千人の避難者を記録している。また日本向け鶏肉等を中心にした重要積み出し港でもある、イタジャイ港が被害を受けており11月の輸出額3億7千万ドルが(1日平均3千万ドルの積み出しがストップしている)減少を記録。イタジャイ港の完全復旧には少なくとも20日間を要すると言われている。
(著者:さわやか商会主・元南伯日本商工会議所会頭)


1月号 連載29

イエダ知事、州財政立て直しに成功

州財政は40年振りに3億レアイスのキャッシュを州の金庫に残して2009年度を迎えた。州知事就任2年での完全立て直しに成功したイエダ知事の手腕は高く評価されるべきであろう。初年度は州職員への給料支払いも高給公務員には分割払いをしていた州が13ヶ月給料も銀行から借り入れなしで翌年度への余剰金が残る所まで漕ぎつけた。州公務員の中等教育の先生のスト参加者の給料カットを決めた行政令を州議会が無効にする法令を議決し、これに拒否権を行使すると云った行きすぎも見られたがその≪鉄の腕≫は周知の事実となり、残り2年間で何処まで州行政を改革して行くか期待される。

USIMINASがZAMPROGNAを完全買収する

ブラジル最大の鋼管製造工場及びRS州内最大の鉄鋼製品販売会社で2007年に27万トンの鋼材を販売したZAMPROGNA社が今回ウジミナスに買収された。買収総額は1億6千万レアイス(9月末バランスに基づく)と云われている。RS州内の古いファミリー会社が次々と買収されて行くのはグロバリゼーション化の結果とは言え寂し限りです。

RS州11月の輸出入額昨年度比大幅後退

RS州の11月の貿易額は、輸出が11億ドル、輸入が9億ドルと昨年度比4%および19%の減少を記録した。ブラジルに置ける輸出額第3位の地位を原油輸出が63%増のリオ州に抜かれて第4位に転落している。2008年度の11月末までの総額では、輸出が172億ドル、輸入137億ドルで出超35億ドルを記録している。仕向け先では、中国、アルゼンチン、北米の順位となっている。州工業連盟では2009年は大幅減を予想、通期で輸出163億ドル、輸入132億ドル程度と見ている。

中国市場に鶏肉、豚肉も上陸

RS州からの中国向け輸出が金額で最大にランクされているが、最近ブラジルの鶏肉、豚肉が中国市場で解禁され益々中国向けの輸出額が増えそうです。豚肉は、今年10月末までに合計19万1432トンを輸出しているが、ロシア向けが16万2010トンで86.6%を占めている。香港、アルゼンチン、シンガポール、ウクライナ、その他の国にも輸出しているが大きな市場として期待される中国向けが開始されれば大きな数量となろう。

QUIPがP-63受注を確実にする?

PETROBRAS向けにP-53を供給したQUIPが、P-55の後P-63も受注がほぼ決まったとの新聞報道が見られる。総額13億レアイスでリオグランデの南半球最大の造船所建設は、現実のものとなって来ている。これに付随してリオグランデ港にブラジルで3番目のGNL(液化天然ガス)のガス化プラントと火力発電所建設計画が具体化しており12億5千万ドルをGASE NERGY NEW VENTUREが投下する。

RS州の風力発電計画が順調に伸びている

2005年度には実績皆無であった州内の水力発電は、2006年度にOSORIO市にラ米最大の風力発電所を建設、各2MWの75機の風力発電機により150MWを発電している。2009年度には倍増の300MW発電を実現させるための新規入札が行われる予定で2MWx75機のテンダーが実施されるとの事。総額8億レアイスの投下により工期2年間で2500人の雇用を実現し国内の40社が機材を供給することになる。2005年には、RS州内で61番目の経済都市だったOSORIO市が2008年には衰退する靴の都ノーボ・ハンブルゴを抜き何と州内6番目の重要都市(PIB23億ドル)に成長した。

悪天候に関わらず州内農産物5.2%増

サンタカタリーナ州の雨、一部の地域では乾燥も心配されているが、連邦配給局の予想では、RS州のニュークロップは昨年比5.2%の増収が見込まれる。米759万トン、玉蜀黍532万トン、大豆813万トン、小麦205万トン合計2360万トンが見込まれている。
(著者:さわやか商会主・元南伯日本商工会議所会頭)


2月号 連載30
RS州財務長官が世銀に転出

イエダ州知事の財政立て直しの立役者アオジ・クーニア財務長官は、世銀に引き抜かれ州財務長官を年初に辞任すると発表した。州税務長官の給料の10倍の報酬を提示され、惜しまれながらその職を辞した。後任には財務副長官のリカルド・エンギレルが就任した。

 RS州の2009年度の財政は?

 2009年度の州財政は、税減が3億レアイス、連邦政府の補助金1億3000レアイス合計4億3000レアイス減収と予想されているが、新規投資総額の23億8000千万レアイスは、確保すると発表されている。因みに1月の州財政は、税収が14億2000万レアイスに対し支出総額が12億レアイスで2億2000万レアイスの黒字を記録している。

 イエダ知事はEMBRAERの飛行機を購入?

イエダ知事はルーラ大統領の薦めでエンブラエルのERJ135を購入すると発表し大きな話題になっている。最終的には州議会の採決が必要だが2200万レアイスする飛行機をこの時期に購入する必要があるのかどうか大いに議論を呼んでいる。

世界最大のユーカリパルプ工場が出現。

ボトランチン紙セルローズ(VCP)がアラクルスを買収し世界最大のユーカリパルプ工場が出現したが、RS州内ではアラクルスのグアイーバの新工場計画(49億レアイス)とVCPの州南部地方での新工場建設(40億レアイス)の2大プロジェクトの行くえが気になる。関係者は、共倒れになるよりグアイーバの増設新工場計画だけでも完成させて欲しいと希望しているが、州南部ではVCPオリジナルのプロジェクトを推進して欲しいと圧力を掛けている。VCPとしてはRS州の新工場は、1ヶ所に絞り、出来たらミナス州かマット・グロッソ州に新工場を持って行くことを考慮していると伝えられる。

QUIPのP-63受注、取り消し再入札の予定。

PETROBRASは、P-63の建造入札で一番札を取っていたQUIP向け発注を取止め、再入札することになったと発表した。地元リオグランデの落胆は大きい。原油価格の暴落により深海プラットフォーム建設にも新しい価格体制で臨む必要があると云うのがペトロブラス側の言い分である。再入札で価格が大幅に落ちても、是が非でもQUIPに受注して貰いたい。

TRENSURBがノーボハンブルゴまで延長

ポルトアレグレでも路面を走る地下鉄が国道116号線に沿ってサンレオポルドまで走っていますが、次期大統領候補と目されるロウセフ来てノーボハンブルゴまで9.3km、4駅を建設することになった。工事期間4年間で総額6億5千万レアイスを要する工事に成る。完成すれば1日に3万5千人が新たに乗降することになりバスの数、自動車の数が減りBR116号線の混雑を減らすことが可能となる。

ポルトアレグレ、ワールドカップ開催地に

2014年のワールドカップは、全国12都市で開催予定で現在FIFAより最終決定をするために17候補都市を視察中でありポルトアレグレは、既に決定しているサンパウロ、リオ、ベロ、ブラジリアと共に視察を受けた。ワールドカップ開催でサッカー場だけでなく町の整備が進む事は有難い。
(著者:さわやか商会主・元南伯日本商工会議所会頭)



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