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アメリカ便り「日本の精密野球とイチローの人間像」 富田 眞三さんからのお便りです。
衆目を集めた野球の世界選手権WBCに日本が優勝した。日本でも大いに話題になったがヒューストンのお住みの富田さんが、『アメリカ人記者の「ちょっと違う視点から見た」WBCに於ける日本野球及びイチロー選手の人間像の分析です。』とのコメントと共にアメリカ便りとして『私たちの40年!!』メーリングリストに流して呉れております。
WBC参加後体調を崩し大リーグの開幕戦を休み8試合目に登場し張本選手が見守る中で見事3085本の張本選手が持つヒット数日本記録にホームランで追い着き翌日その記録を塗り替えました。どこまで続くのですかね。イチローはまだ35歳。あと5年は現役で遣れるだけの健康管理をしているようです。今年も大リーグ連続9年200本安打の新記録が掛かります。見守って行きたいと思います。コメント集と共に時事通信の記事も一緒に寄稿集に収録して置きます。
写真は富田さんが送って呉れたものを使用しました。


和田さん、私たちの40年の皆さん、お元気ですか?
さて、今回は最近の最も明るい話題であった日本のWBC優勝に関する、アメリカ人記者のコメントをお届けします。NYタイムズのカレー記者は、日本の野球を精密野球と称し、個々の選手よりチームを優先させる日本選手を絶賛しています。
 これはアメリカ人記者の「ちょっと違う視点から見た」WBCに於ける日本野球及び
イチロー選手の人間像の分析です。
宜しくお願いします。

富田眞三
San Antonio,TX.

富田 さん
お便り有難う御座います。あや子さんは逸早く読まれたようですが、皆さんにも読んで頂くように下記の通り全文を掲載して置きます。

WBC(ワールド・ベイスボール・クラシック)」で日本は見事に二連覇を達成した。WBCは米国では人気が無く、TVもケーブルTVのESPN一局が中継しただけだった。予選試合の視聴率は1.3%とかで、さびしいものだったが、日本対韓国の決勝戦はドジャー・スタディアムがほぼ満員となった。
今回は今月25日付けNYタイムズ紙のJ.カレー記者の日本を絶賛する観戦記事をご紹介したい。カレー氏は日本の精密野球、個人よりもチームを優先させる選手、そして10回表のイチローとリン投手の対決を見事に解説してくれている。
 
 日本が獲得したWBC優勝トロフィーはドジャー球場のインタービュー・ルームのテーブルの上に置かれていた。イチローは部屋に入ると、トロフィーの前をゆっくり通ってテーブルの端に座った。これは何でもないようなことだが、イチローのトロフィーへの敬意を示す態度が表れていた。日本選手にとって、チームが第一なのだ。延長10回の接戦の末、韓国を5対3で降して日本が獲得したトロフィーがその夜のスターだった。少なくともイチローはそのように接していた。イチローはさり気無くトロフィーに黙礼をしていた。
やがてトロフィーは他の場所に移され、イチローはテーブルの中ほどの席を占めた。
この記念すべき夜、優勝に大きな貢献をした彼も最大のスターだった。10回表、二死ランナー二塁、三塁のとき、イチローがチャン・ヨン・リンから二打点を奪ったシングル・ヒットが日本のWBC二連覇を決めた。巻頭の写真はその決定的瞬間である。9回裏、日本は一点差のリードを同点に追いつかれ延長戦に持ち込められていた。続く10回表、リン投手はイチローを歩かせずに勝負を挑んだ結果、イチローの巧打に屈伏して、日本を世界チャンピオンにしてしまった。
日本の原監督は「私はイチローのヒットを決して忘れることはないだろう。イチローのヒットの映像は私の心に永遠に残るだろう」と語った。
こうしてWBC2009は日本とアメリカの野球史上最も熟達したバッターの決定打によって幕を閉じた。
 
 韓国の一人の大リーガーに対し五人の大リーガーを擁する日本チームは、決勝に進むことによって、何故日本の精密野球が、観戦する者に斬新な印象を与え、対戦するチームには、とても太刀打ち出来ないと思わせたかを証明して見せた。日本は対韓国との最終戦で犠牲バント、犠牲フライと盗塁を活用して4点を獲得した。日本はWBCの9試合で、50得点を入れ、16得点を許している。そして日本打線が小振りに徹して、94安打のうちシングルが74本だったことは、原監督のコンパクト野球の意図を全選手が完璧に体現したことを示している。
 最終日球場には、54,846人の熱狂的ファンが詰めかけて、最初から最後まであたかも試合は9回、満塁、
カウントは3−2(日本風にいえば2−3)であるかのように声援を送っていた。WBCはまだ多くの運営面での欠陥がある上に、イチローが演出した素晴らしい幕引きによって日本では大いに盛り上がったが、残念ながらこう言うシーンは当分の間アメリカでは見られないだろう。
 日本と韓国は良く訓練されたチームで失策を犯すことはまれだった。しかし、一つの失策が韓国の敗戦を招いてしまった。韓国の監督、イン・シック・キムはこう語った。「我々はリン投手にイチローにははずれ球を投げて打たせるな、とサインを出していたので、イチローが悪球を打たない限りリンはイチローを歩かせるはずだった。ところがリンはサインを見逃がしたのか、我々の指示には従わなかった。何故彼がイチローと真向勝負したのか理解できない」
 一方イチローは一塁が空いているときに、リンが勝負して来たことには、別に驚かなかった、と如才なく語った。日本と大リーグで合計3,083安打を打っているイチローを歩かせることは賢明な選択だった。
歩かせれば、日本の最強打者との対決を避け、韓国の守備陣はどのベースでもフォースアウトが取れたからだ。多分リンの取った作戦はイチローをまごつかせたに違いない。この絶好のチャンスに精神を集中していたに違いないイチローは、10回表に打席に立ったときの心境をこう語ってくれた。「私は禅の境地になれたらな、と願っていた。私は考えてはいけない全てのことを考え続けていた。普通はそんなことを考えていたら、絶対にヒットなど打てないものだ。しかし今回に限ってヒットが出た。多分自分自身の限界を超えたような気がした」

 日の丸を持って球場を一周した一時間後、鈴木一郎、松坂大輔、松隈久志たちをはじめとする日本選手は、やっとインタービュー・ルームに現れた。時間が掛った訳は、ユニフォームを脱いでシャワーを浴びた後、彼らは二番目のユニフォームに着替えたからだった。選手たちは私服で現れたのではなかった。トーナメントは終了したが、彼らはまだ日本の代表であり、日本チームの一員であることを優先させたのである。2013年のWBC三連覇を目指すとき、人々の関心の焦点はチームに向かい、個々の選手へ、ではない。最高級の選手であるイチローですら、この国際舞台に再登場するかどうかは分からないのだ。「四年先の話ですからね」とイチローは言った。「四年先、生きているかどうかも分からないですよ」

日本コンパクト野球の成績表
                 記録      順位   
勝敗        7勝2敗     
盗塁         11       1
チーム打率      .299      5
ホームラン       4        8t
シングル安打      73       1
防御率        1.71     2
完封勝利        3       1t   

(2009年3月27日)

(コメント集)
丸木で〜す
富田さんの添付記事が文字化けして読めなかったので、有難くこの記事を読みました。WBC開幕日のイタリア対ベネズエラとトロントでの最終戦のアメリカ対ベネズエラを観て、メジャー・スター揃いのベネズエラの強さに期待しましたが、準決勝までの実力でしたね。一人しかメジャー選手の居ない韓国が。北京オリンピックに続いてWBCでも決勝まで進出したのは精神力だと思います。かつてのソ連や東欧諸国のオリンピック候補選手ようなプロ的インセンティブがあるのでしょう。サッカーのワールドカップ出場選手の兵役免除とか、不自由国には色々あるのでしょう。それにしても、監督の敬遠サインを無視して打たれた敗戦投手の処分は厳しいでしょう、心配です。
1993年に、ここトロントでのワールドシリーズでも同じようなケースがあって、投球後に倒れるほど力いっぱい投げる名物投手のミッチー・ウイリアムスがジョー・カーターに逆転ホームランを打たれサヨナラゲーム。もつれにもつれたフィラデルフィア・フィリーズ対トロント・ブルージェーズ戦にけりがついたのは7戦目でした。あれ以来ジェイズは優勝してませんが、フィリーズは15年振りで去年、ワールドシリーズを制しました。
イチローが取りざたされてましたが、彼とて人間ですから、好不調あるのは当然です。最後の土壇場でボール球を引っ張りタイムリーヒットで侍日本が優勝した幕切れの千両役者、流石に天才だと賞賛します。それにしても、押さえ専門の藤川も岩田も阪神の選手が干されて出幕がなかったのは、監督に親会社から圧力がかかってたのかな?ガス抜けしてたダルをリリーフに使って同点にされるなんて、プロの監督のする作戦とは思えません。後味の悪いワールドカップでした。

丸木 さん
富田さんの文章が役に立ったようですね。それにしても丸木さんの野球の知識と記憶力にはほとほと感心します。
富田さんのアメリカ便りには写真も付いていますので寄稿集に丸木さんのコメント他も含めてWBC2連覇の話題を歴史の1コマとして残して置きたいと思います。
現在ホテル住まいですが却って時間が取れるかも知れませんね。ブラジルーエクアドルの試合を見ていますが、なかなかGOLが決まりません。

富田さん
野球のメールありがとうございます。
ここでは野球のニュースはまったっくなく、日本ではイチローといって騒いでいても
私はシラーとしていました。
スポーツなんか全然興味をしめさない友達でさえも、なぜそんなに興奮しているのか、今になってやっとわかりました。
あや子

あや子さん、コメント、有難うございます。「ここでは野球のニュースはまったくない」とありますが、オランダがWBCにイタリアとともにヨーロッパ代表として出場したのは、ご存じでしょう?
イタリアは一次ラウンドで消えましたが、オランダは二次ラウンドに駒を進め、USAとベネスエラに敗れて、敗退しました。しかし、一次ラウンドでドミニカ、パナマを退けたのは金星だと思います。
では、お元気で、
富田


イチロー最多安打!強さの秘訣は まぐまぐニュースより
マリナーズ・イチロー外野手(35)は、日本時間の昨日、本拠地シアトルでのエンゼルス戦に先発出場。第2打席にセンター前ヒット、第5打席に劇的な満塁ホームランを放ち、張本勲氏(68)の持つ3085安打の日本記録に並びました。

そして今日さきほど、現在試合中のエンゼルス戦で、ライト前にヒットを放ち、「日米通算3086安打」の日本新記録をマーク。3月のWBC決勝・韓国戦でも、不調を克服し値千金の決勝打を放ったイチロー選手。その勝負強さの秘訣はどこにあるのでしょうか?


偉業にイチロー「いろんな思いがこう、ね」
4月17日(金) 07時00分配信

 (試合直後、テレビ中継でのインタビュー)

 ――やはり何か持ってますね。満塁弾で決めました。

 「いや(苦笑い)“何か持ってます”とは僕が言うことですけどね」

 ――やはり、持ってますか。

 「いや、分かんないですけど(笑い)。もう遅いですね、僕に聞くのは。張本さんもきょうシアトルにわざわざ来ていただいて、張本さんの前で並べたことはとっても気持ち良かったです」

 ――胃潰瘍(かいよう)で出遅れ、どんな思いできょうを迎えた?

 「DLに入っていた期間っていうのはどうしようもない、どうすることもできない期間だったので、そこは割と気持ちの整理はしやすかった。ただ僕にとっての開幕はきょうであって、おそらく他のチームメートとの雰囲気の違いというか、それはちょっと感じていました。かなり緊張した状態でいたんですけど。みんなは8試合こなしてきているので、そこの空気になじめるかどうかっていうのがきょうの課題でした」

 ――そんな中、第2打席でヒットが出た。

 「まあHが付けばいいです。とにかくそれがないと次はもう、始まらないですし。それがなかなか出ないとどんどん苦しくなっていくもの。早めに出たのは良かったですね」

 ――最高の結果が出ましたね。

 「出ましたねえ。その…、むちゃなフリをやめてください(笑い)。もうちょっと(質問を)細かくして」

 (クラブハウスでの囲み取材で)

 ――滞空時間の長い本塁打。どんなことを考えていた?

 「悪くないなあ、と思いながら(塁を)回ってましたけどね。(グリフィー)ジュニアの400本と同じで、張本さんの数字と…。アンディ・チャベスとの、最もメジャーで軽い2人のアベックホームランと…。何かいろんな思いがこう、ね」

 ――あの打席、2ストライクで同じカーブを空振りしたが?

 「コース、高さが全然違ったし。(満塁アーチとは)別のものかな。同じようなところに来てね、違う結果が出ていたらそれはそうなるかも。あんまり関連性は僕は感じていなかったですけどね」

 ――狙って、の一発ではない?

 「とんでもないですよ、はい」

 ――結果が満塁弾。“持ってるな”と思うか?

 「ちょっと使い過ぎやね、それもう」

 ――3085安打でこの先には誰もいない。積み重ねて思うことは?

 「いやあ、それはだって場所が(日本とメジャーで)違うから。って、言った方がいいかな。えへへ」

 ――あの状況で必死というのは、チームのことがあるからか?

 「そうね。やっぱいい流れで来てますから。それでやっぱちょっと加わりたい、っていうのはありますよね。ゲームとしてはあそこ…。あの時点で何点差?4点差ぐらいついた、かな?普段だったら、きょう(打席に)立ったみたいな心境にはならないかもしれない。やっぱり特別な日だったんで。僕にとっては」

 ――2打席目の復帰初安打は?

 「いや、気持ち良かったですよ」

 ――第1打席は初球を打った。自然な反応か?

 「そうですね。打ってから(バットを)止めりゃあ良かったと思いましたけど。でも打てると判断してるんで」

 ――WBCでは無の境地ではいられないと言っていた。きょうは無に近かったのか?

 「無ではないけども…。余裕がなかった状態、ではあるでしょうね。余裕がないことと無とはちょっと違うからね」

 ――3打席目は0―2から。色気が出たか?

 「それはね、いい流れをここまでチームがつくってきてくれてるんで。そのおかげだと思ってますね。ホントにそう思う」

 ――チームに乗り遅れないように?

 「それはあるよね。乗っていきたいというか便乗したい」

 ――後輩の選手に対して、抜けないところまで安打の記録を伸ばしたいか、それとも追いついてみろ、と思うか?

 「今の僕にぶつける質問じゃないなあ、それは。もうちょっと、おっさんぽくなったら聞いて」

 ――節目の安打のたびに、目標は次の1本と言い続けてきたが?

 「うん。言う必要もないけど、それはそうでしょう。それは外れないでしょう。どんな時も」

 ――自身の開幕に記録が懸かった。普通ではない状況で、試合の入り方は変わったか?

 「チームと一緒に開幕してたら、もっと重い感じになったと思いますね。シーズン初めの試合っていう、やっぱ独特の空気があるので、さらにそれが加わってくることになるので。きょうはおそらくその状況と、想像でしかないですけど、比較したとするならもっと軽い感じだと思いますね」

 ――これで日米通算1000打点にも到達。

 「ああ、そうですか。全く知らないです。打点のことは全く頭にないッスよね」

スポーツニッポン





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