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【移民は祖国応援団】トロント新移住者協会発行のにゅうすれたぁ111号2009年6月号より
トロント在住の丸木英郎さんは、何時もトロント新移住者協会発行のにゅうすれたぁに寄稿されていますが、6月号にも掲題の【移民は祖国応援団】と題して寄稿されています。紙面の関係もあると思いますが何時も御自慢にして居られるトロント猛虎会の記事他大分削除されている部分もありましたので丸木さんから送って頂いたオリジナル原稿を其のまま掲載させて頂く事にしました。
写真は、にゅうすれたぁに掲載されているオリジナルをトロント猛虎会のマックス松本さんが送って下さったものを少しだけ加工(縦長の写真)して使用させて頂きました。松本さんからのお便りと丸木さんとの雑談も一緒に掲載して置きます。
今年の阪神は、またもやダメ虎に戻って仕舞い寂しい思いをしていますがこれが阪神かも知れませんね。それでも『阪神は阪神』応援せざるを得ません。


丸木で〜す
いつも阪神タイガースの事ばかり書くので虎馬鹿と言われ、今回は「はるばる来たぜ南米」と題し投稿したら、編集長から次号は天皇皇后両陛下の眼に触れる可能性があるので、カナダをテーマに書いてくれと言われました。
こんなものを書きましたのでご笑読ください。

移民は祖国応援団

 カナダには世界各国からの移民が、今も続々移住してきます。それでも、移民はそれぞれの祖国応援団です。 
だいぶ前の連邦議会での代表質問で、野党党首の質問に首相が「それではカナダよりいい国があるのですか?」と逆襲すると質問者が絶句し黙ってしまいました。
カナダは理想国家です。僕はブラジル移民のなれの果て、カナダには1972年に移住しました。それ以来、転勤や転職で日本やアメリカの主要都市に勤務しましたが、通算6度もカナダのトロントに舞い戻っております。
僕達日系移民は日本応援団です。以前は、票にもならない僕達移民を親身になって支援くださったのは社会党の田原春次先生だけでした。在外選挙実施以来は、祖国の政局に影響力があるので、国会議員の在外日本人を見る眼の色が変ってきました。来るべき総選挙後に初入閣を目指す僕の後援してる代議士も、担ぎ出されただけで初めからやる気のない福田さんが政権を投げ出した頃から、猛烈な選挙運動を地下に潜って続行していたので、既に勝敗の結果は見当がついたようです。選挙戦の火蓋が切られれば、僕も手弁当で太平洋を一っ跳び遊説のお伴をするつもりです。彼のご尊父の生前には殊の他お世話になったので、ご子息には天下を取らせてあげたいのが僕の夢であり目標でもあります。もう一つの目標は、来年スエーデンで開催されるマスターズ水泳世界選手権大会で世界新記録を樹立し優勝し金メダルの受賞ですが、カナダ選手ですから、その際の栄誉国歌は君が代ではなくオーカナダです。

トロント・ミッドタウンの風物詩として、夏になるとベイとブローアの角に現れるデトロイトから来るジョー・オキーフ君は日本に住んだことがあり、日本が大好きなアメリカ人。阪神タイガースのユニフォームを着て、ドラムを背中に首にはハーモニカ、バンジョーを弾きながら「六甲おろし」を正確な日本語で唄う愉快なおじさん。
 
カナダではトロントとバンクーバーに猛虎会があり、阪神タイガースを熱狂的に応援するトラキチが居ます。中でもバンクーバーのBC大学音楽科のサラ・ビュークナー教授は世界一の阪神ファンでしょう。去年の夏に阪神タイガースの宮崎オーナーにトロント猛虎会発起人の肥塚隆さん(元トロント総領事)と共に招待され甲子園で伝統の阪神巨人戦を観戦した際も、来賓席に座るなり生ビールを一気飲み阪神グッズを取り出し猛烈な気炎をあげて大声援でした。英語で叫ぶ女性の声に両軍の選手が、こちらを振り向くほどの勢いでした。
チャイコフスキー・コンクールで優勝されたこともある世界的ピアニストの同教授は、今年は阪神応援のため日本を拠点に演奏活動するそうです。定年後は甲子園に移住して豚(猪?)の飼育をして暮らすとか、とにかくトラキチぶりも半端では御座いません。一方、トロント猛虎会のマックス松本会長は阪神が負けた日は頭痛に腹痛、さらに金玉までが痛くなるそうです。ブラジル猛虎会会長の尾西貞夫さんは阪神が優勝したら、リオのカーニバル・ダンサーを引き連れ優勝祝いに駆けつけると鼻息が荒い兵庫県人会長でもあります。
トロント猛虎会では阪神の応援だけでなく、トロント・ブルージェイズと日本人選手の所属するチームとの対戦には、団体割引で日本人選手に声援を送っております。もちろん大きな日の丸の旗がトロント球場に翻ります。地元のブルージェイズに勝って欲しいが、日本人選手には活躍してもらいたいネジレ応援団です。
上記の全ては僕のブログに写真やDVDで収録されてます:
http://blogs.yahoo.co.jp/tigers_toronto

 トロントには歌声喫茶の会があり、来年には十周年を迎えます。おとどしには新宿の歌声喫茶「ともしび」の常連が店長の寺谷宏さんに引率されトロントにやってこられ、日加交歓歌声喫茶を日系文化会館とジェームス松本邸で開催しました。カナダ側から日本の歌声運動を応援すれば、日本側からカナダの歌声喫茶の会を支援してくださいました。ブラジルのサンパウロでは今年で十年になる「なつメロ合唱の集い」があります。世話人の五十嵐司さんが十周年記念に「ともしび」や僕達とも交歓会をやりたいが、あちらには全学連の残党が居られるようで、こちらは軍歌を唄うのが楽しみで集まる連中が多いので、思わぬ乱闘にならないかと危惧してるとか。そう云えば終戦直後に日本が勝ったと信じる勝ち組と、敗戦を認識する負け組の熾烈な殺し合いがあったと、日加タイムスにブラジル丸紅の駒形さんが連載されてました。駒形さんの息女はバンクーバーで歯科医をされてますので、そのような事態が未然に防げるか訊いてみます。日加伯三カ国の歌声交歓が実現すれば老兵は消え去るのみ、僕は世話人を引退したいと思います。元旦生まれの僕は年が明ければ75才、百年人生の第四楽章に入りますので晴耕雨読の生活に入るか、又は新たな何かに挑戦し様かと考えております。自叙伝の試みでも書き始めようかな・・・。

 日本に行くと気になるのは、なんとなく日本人が疲れているような感じがすることです。戦後復興期や高度成長の頃に見られた覇気が見あたらないのです。日本の主要都市よりもソウルや上海のほうが活気に満ち溢れてます。政治が悪いとか世界不況のせいだとか云う人も居ますが、そう云う人が選んだのが政治家だし、そう云う人が好況を上海に持っていかれた元凶ではないでしょうか。他力本願でなく、一人一人が自覚を持って事に当れば国力は充実すると思います。戦前戦後の日本がそうでした、ジャパン・アズ・ナンバーワンと持て囃された時代もあります。その原点に戻って、自己の立場を踏みしめ仕切り直せばリベンジ可能と信じます。トロント歌声喫茶の会では、今日も唄いました「・・・原爆あるもたたれず 闘志は火と燃え平和のために闘わん・・・」と心をこめて唄いいました。祖国の思いを馳せる在外有権者が祖国繁栄を願い、政局を強固に支えますぞ!元気出そうよ、日本!
 
 末筆になりましたが僕達日本人が忘れてならないのは、終戦後の食糧難時代にカナダのメノナイトが玉蜀黍や大豆等を日本に送ってくださったことです。あの援助がなければ僕たちは餓死し日本民族は滅びたかもしれません。北方四島を占領したまま未だに返還しないロシア人が、今の日本列島でウオッカを飲み「ボルガの舟歌」なんかを歌ってると想像するだけで旋律でなく、身に戦慄を覚えます。外国に住むと、祖国の無防備が良く解ります。望まれる日本の宰相像は、アラブの井戸堀する人でなく日本領土で日本人が拉致されない国防意識のある人物であることは云うまでもありません。
丸木英郎


和田様、ご無沙汰しましたがお元気にご活躍の事と信じます。
デトロイトから来た大道芸人 Joe O'Keeffe 氏の渾名は Tokyo Joe.元々クラシック・ギターリストだったそうだが世界を飛び回るべくシンバル、ドラム、ハーモニカ、ギターを抱えて楽しく演奏する芸人に。 写真は初対面の時。阪神タイガースのユニホームを着用しているのに驚いて声をかけた所、「六甲おろしを歌います」というので、まさかと思っていたら何と流暢な日本語で、しかも2番まで間違いなく歌ったではありませんか!!! 思わず合唱!!!
日本語は挨拶程度しか話せないのに「日本の歌は六甲おろしと赤とんぼ」だけらしい。阪神が好きなのはデトロイト・タイガースと阪神・タイガースとは友好関係を結んでいるから、との説明。一気に仲良しになった訳。
トロントには友人が居るので(日系の大学教授)来る回数が多いらしく先月も2回会いました。今度はバッチリ録音したいと申し出した所、次回は良いハーモニカを持って来るよとの由。
何時来るのか分からないけどバッチリ 「Joe の六甲おろし」を披露したいと思っています。
お元気に、ご機嫌よう
マックス 松本


マックスはん
早速のご配慮おおきに。和田さんのMLの投稿数はギネスもんだっせ。同船者に関係のない僕も含め、多種多様の人の参加で楽しく盛り上がってます。大阪の演奏会で貴兄に会われジーンに花束贈呈された正木さんも、和田さんの関西オフ会に出席したり活発にカキコしてたけど馬術競技で落馬して瀕死の重傷らしい。
オキーフの又の名が東京ジョーでっか、おもろい!首相官邸に一番近いレストランが金槌で叩いて蟹を食べる東京ジョーで、本店がフロリダにあるマイアミジョーですがな。海部総理と熊谷官房長官に連れて行ってもろたことがおました。来週からフロリダに行くさかいに、久し振りでマイアミジョーで金槌で蟹の甲羅割って食べてきます。
丸木 拝


トロント移住者協会ニュースレター森貞編集長から虎馬鹿の話はもうええから、長石会長や豊沢理事のような自分史を書いてくれ云われて、繁田一家の残党の書き出し部分を投稿したら、今月号は両陛下の眼に触れるのでトロント夏の風物詩にしてくれと云われ、東京ジョーを無断拝借しました、不悪。
そやけど読んでみたら、これもトラキチですわ、どうしてもワイから猛虎は離れまへんなぁ



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