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第9回 「ニューエルダーシチズン大賞」発表 井川さんからのお便りです。
拓殖大学の海外移住研究会のOB会【桂会】の事務局長をしておられる井川 實さんから下記お便りを頂きました。
『8月26日、以前丸木さんにおすすめした「ニューエルダーシチズン大賞」の発表があり、拓大OBの井上順八先輩が惜しくもグランプリは逃しましたが、入賞されました。
丸木さんは残念でしたが、来年世界一になって再挑戦されれば(ともしびや猛虎会などの国際貢献を加えればなおさら)十分チャンスがあると思います。
「40年」のメンバーには優秀で個性的な方がたくさんおられますが、日本のマスコミが取り上げてくれることはめったにありません。こんな機会を逃さず、これからも毎年どなたかを推薦するようにしてはいかがでしょうか。井上さん(たしかサンパウロでお会いになりましたね?)の記事と冊子原稿をご参考までに添付しておきます。』
井川さんにお願いして読売新聞の記事をWORDに叩き直して送って頂きましたので掲載写真と共に寄稿集に収録して置きます。


NEW ELDER CITIZEN AWARDS 2009
(読売新聞)
   エクアドル移住後 社会奉仕活動に励む  井上順八さん(エクアドル70歳)
           「南米の地の塩」推薦者・・・井川まことさん(友人)

 南米エクアドルの海岸地方にマンタという人口20万ほどの港町があります。その町へ約30年前に家族ぐるみで日本から移住し、漁業その他多くの事業で活躍しながら、現地社会のために大きな貢献をしている一人の日本人をご紹介したいと思います。川崎市出身で、今年71歳になる井上順八さんです。
彼は東京の大学を卒業後、エクアドル政府の招きで国立キト中央大学へ留学。卒業後いったんは帰国しましたが、どうしてもエクアドルヘ戻ってしたい仕事があったので、40歳のとき、家族を説得して移住したのです。
その仕事とは、一つはエクアドルの豊富な水産資源を活用することで、もう一つは、エクアドルのジャングルに自生する象牙椰子(タグア)を商品化することでした。
象牙椰子という巨木にできた実が成熟して地に落ちると、その実の中の卵ぐらいの大きさの種子が地上にばらまかれます。その種子が赤道直下の太陽の下で徐々に固まり、6か月もすると,種子の内部は象牙のような硬さと光沢を持った美しい物質に変化します。この物質はTAGUAと呼ばれ、100年も前からボタンの材料として世界へ輸出され、尊重されていたのですが、第二次世界大戦後はプラスチックボタンの出現により需要が減り、世界から忘れられた存在になっていたのです。そしてその結果、象牙椰子の木は燃料にされ、そのためにエクアドルの熱帯雨林は目に見えて姿を消し続けていました。
井上さんはこのタグアの魅力を忘れられなかったのです。また、エクアドルの山から緑の森が次々に消えることに心を痛めていたのです。そこで彼はもう一度タグアを世の中へ売り出して,象牙椰子の木を守り、熱帯雨林を守り、地球環境を守ろうと考えたのです。そして彼は、水産会社を経営する一方で約20年前に地元の友人と協力して、タグアの素材をボタンの原料に加工し、ボタンを製造する会社を設立したのです。そして、タグアのボタンやボタンの原料、アクセサリーやレリーフ、印鑑などを商品化し、アメリカやヨーロッパ、そして日本や中国などへ輸出しはじめました。それは遠大で困難な仕事でした。現在でもまだ道半ばに達していないそうですが、彼は口ぐせのように「これからだ、これからだ」といいながらがんばっています。
その一方で、彼は社会奉仕活動に力を入れてきました。地元のロータリークラブの中心的メンバーとして貧しい人々への支援活動を重ねてきましたが、7年前、市立孤児院の設立への貢献が認められ、その孤児院のメインホール壁面にジュンパチ イノウエの名前が永久に残されることになりました。また、彼は市内の貧困地区に「サンホセ託児所」を建設し、その食堂で子供たちに一日一度の食事を提供する活動を続けています。両親がいない子供や出稼ぎに行って不在の家の子供たちが空腹を抱えて夜の路上をうろついていたのを見かねて始めたのです。現在130人ほどの子どもが、雨の日も風の日も一日に一度だけの食事らしい食事をするために、遠くから歩いてきます。もう9年間も毎日・・・。
それでも子どもたちは全員が栄養失調なので、井上さんは週に一度牛乳と卵を追加することにしたり、地元の医者の協力を得て健康診断を始めたり、歯磨きの指導をしたり、回虫駆除をしたり、就学支援をしたり、学用品を贈ったりしています。彼の奥さんも息子さんも、社員たちも総がかりです。日本にも彼の活動を支援するグループができて(小生もその一員です)、寄付金集めやタグア製品の販売などのお手伝いをしていますが、まだまだ道は遠く、やるべきことが山積みです。
そのうえ井上さんは一年前から新たな目標を立てて活動を始めました。サンホセの子どもたちを全員学校へ行かせるために、お母さんたちの手に職をつけよう、という試みです。託児所の2階に4年前に作った「母親作業所」で、昨年5月から「パナマ帽とバッグの編み方教室」が開かれています。エクアドルの民族伝統工芸であるパナマ編みをお母さんたちにマスターしてもらい、製品を日本へ輸出して、生活の向上に役立てよう、という遠大な計画がまた始まったのです。また、子どもたちの心身の健康のために「カラテ道場」も作りました。これも、貧しさに負けない強い子どもを育てようという遠大な計画の始まりです。
こういう井上さんを中心とする活動は、世にいう『地の塩』的な貴い仕事ですが、長い時間と持続的な情熱や体力を必要とします。井上さんも小生もすでに(まだ?)70歳ですが、井上さんによれば、「こういう仕事は、できる人ができることを無理なくやり続けることが大切」ですから、100歳になってもお元気な方々を見習って、井上さんにもさらに元気で活躍していただきたいと願っております。また、若い人たちに井上さんの志や仕事を引き継いで貰いたいと思います。

(写真)サンホセの子どもたちと遊ぶ井上さん

(コメント集)
和田:井川 さん お便り有難う御座います。拓大OBの井上順八先輩が入賞冴えたとの事、おめでとう御座います。
井上さんとは昨年11月にサンパウロでお会いしていますし年末に菅間先輩と東京で同船者会をされています。いずれも『私たちの40年!!』で紹介済みです。井上さんにお願いしてWORDの原稿を送って貰えないですかね。寄稿集に収録して置きたいと思います。
来年の丸木さんに期待したいと思います。

井川:和田様 いつも楽しい記事有難うございます。
井上順八さんの記事WORDに打ち直しました。添付します。

和田:井川 さん 【井上順八さんの記事WORDに打ち直しました。】との事、大変お手数を掛けました。また寄稿集に貴重な記事が増えます。感謝しております。今晩にでも自宅で作業して掲載して置きますが、先ず皆さんに下記の通り紹介して置きます。



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