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麻生悌三のブラジル不思議発見(7) パンタナールのアメリカヌマ鹿
麻生さんのブラジル不思議発見6月号は、『パンタナールのアメリカヌマ鹿』です。この所サボッテいる訳ではないのですが、このHPの寄稿集の更新が進んでいません。BLOGの纏めとして訪日関係、JALの翼を消さないでの署名運動、末娘の結婚式等も残して置きたいのですが整理が出来ていません。麻生さんだけが毎月きっちりと寄稿して呉れており有難いと思っています。
私もパンタナールには2度行っていますが、最初は学生の頃でボリビアからの帰路にカンポグランデに立ち寄りましたが良く覚えていません。2度目は、盛和塾の皆さんの勉強会に参加させて貰いカンポグランデから久枝さんの農場、ボニート見学等確か3泊4日の旅でしたが乾燥期の終わりの頃で鰐もそれ程見る事が出来ませんでしたしアメリカヌマ鹿を見る機会もありませんでした。ヌマ鹿と云うのは沼に住んでいるのでしょうね。足に水掻きが付いているとか、実見して見たいです。


パンタナールのアメリカヌマ鹿
南米の略、中心部にブラジル、パラガイ、ボリヴイアの3国に囲まれた、広大な沼沢地帯
パンタナールが在る。その面積の8割は雨季に冠水する。面積は日本の本州と略同じで、195千平方キロ。乾季は、水の引いた、低地に夥しい、沼、湖が現れる。この世界最大の湿地帯に生息する動物相(Fauna)は多様であり、植物相(Flora)も豊僥である。
因みに、雨季は10月―3月。乾季は4月―9月である。年平均気温は24−25度C、年間降雨量は1000−1500mm。海抜は80−150m、で緩い傾斜の地形で、雨季にはパラガイ川が2−5m、水位が上がり、水はゆっくり南に流れ込む。森林が密生し、流れを遮る、防波堤の役目を果たしている。パンタナールには、約300種の哺乳類、400種の鳥類、1000種の魚類が生息する。UNESCOの世界遺産にも登録され、ラムサール条約の登録地でもある、世界最大の熱帯性湿地帯である。
この中に、絶滅危惧種に指定されている、稀少動物アメリカヌマシカが生息し、成長すると、体長150−195cm、体重80−160kgになる大型の鹿であり、アルゼンチン、ウルガイ、パラガイ、ボリヴィアが生息範囲だが、アルゼンチン、ウルガイでは、乱獲(格好の狩猟の標的)と放牧の牧牛の病気の伝染により、既に、絶滅している様子だ。
この鹿は、湿地帯の沼地の生活に、適用した足を持っており(進化した足)、足のひずめが、
皮膜で繋がっており、ひずめが10cmも開く特性を持っている(水鳥の櫂のような機能を持った)。ダーウィンが進化論を発表する、半世紀程前に、フランスにラマルクと云う博物学者がおり、ラマルクの用、不用説と云う学説を1809年に発表している。それは、
動物の器官は使用、不使用により、発達若しくは衰退し、その獲得形質は遺伝する。と云う学説である。、この鹿には元々、足に皮膜など無く、湖沼地帯に住みつくようになり、いつの間にか、形質を獲得し、遺伝し、進化してきたものと思われる。(同じ種類のアメリカアカシカで平原地帯に生息する鹿の足には皮膜はない)。平原から、沼地に移り住んだ鹿が、足に皮膜を獲得し、使用により、発達し、獲得形質となり遺伝した訳だが、最初の獲得が突然変異なのか、皮膚が長期間に変化してきたのかは不明である。足に皮膜の付いている動物は、カピバラ(河豚)、カワウソ、カバ、アマゾン等に生息する山犬の一種ヤブ犬等であるが、鹿類では此の鹿だけではなかろうか。皮膜があれば、水の抵抗を利用し、沼地を走るにも都合がよく、水かきがあれば、泳ぐにも適っている。天敵の豹から逃げるには沼沢地帯では役に立つ。
写真はアメリカヌマシカ(足が黒い毛で覆われているのはピラニヤ避けとか)
以上
2010年6月1日
麻生



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