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麻生悌三のブラジル不思議発見(10) アマゾンの吸血魚―カンデイール
お馴染みの麻生さんのブラジル不思議発見9月号をお届けします。2年間は話題を探して掲載を続けて呉れるとの事ですが何時も面白い不思議発見です。今月号の話題は、麻生さんが東京農業大学を卒業しブラジルで最初に入植されたアマゾンの話題で得意の分野と云えます。アマゾンには2千種類の魚類が生息していると云われているそうですが、地球上に残された大事な酸素供給源でもあるアマゾンは、意外にも知られておらず今回紹介されている吸血魚―カンデイ―ルも怖いですね。肉食魚ピラニアは、有名で私もピラニア釣り大会で優勝?した事もありピラニアのスープ、乾したもの(カレイに似ています)を食したり、蛋白源補給に大魚のピラルクーの乾したのを丸々1匹、1ヶ月間少しづつ食べた現トカンチンス州、グルルピーでの生活等懐かしいです。
写真は、麻生さんが送って呉れたカンデイールです。


アマゾン川一帯には、凡そ、2千種類の魚類が生息していると云われ、この種類は大西洋に生息している魚類より多いい。ミシッシピー水系で250種類、全欧州の水系で150種類と比べると、極めて、多いい。アマゾンは支流だけで、1100本ある。アマゾンの川の色は、不思議な事に、支流毎に、川の色が異なる。リオブランコは白い水、タパジョスは透明な水、リオネグロは黒い水、ソリモンエスは本流と同じ、泥土を溶かし込んだ黄褐色。哺乳類も250種類、鳥類は、1800種類も生息している。
アマゾンの魚類には、海で生息していた、魚類が移り、淡水魚化した魚類も多く、エイ、イルカ、鮫等である。 アマゾンを代表する、肉食魚はピラニヤで、種類は3種類位いあるらしいが、群れで行動し、動物の血の臭いをキャッチすると、猛然と襲いかかり、カミソリの様な、鋭利な歯で、肉を食いちぎり、生きた牛なども、数十分で、骨だけにしてしまう猛魚でアマゾン水系の至る所にいる。ピラニヤは傷があって、血が流れているような場合以外は、人を襲う事もなく、獰猛なイメージの割には恐ろしくない。
アマゾン水系で、住民が最も警戒する、日本のドジョウに形が似た(口は丸く、体も丸く細長い)カンデイール(Candiru)と呼ばれる、なまずの一種がいる(ヒゲが2本ある)。 数種類いるらしく、大型のもので(パイレットカンデイル)体長20cmぐらい、中型のもので(イポラッドカンデイル)体長10−15cmぐらい、小型のもので(ドワーツカンデイル)体長 4−6cmぐらいである。このカランデイールと云う鯰、アンモニアの匂いに敏感に反応する。人間の尿道、膣等にも、潜り込む習性が有る。、いったん、入ったら、エラの左右に5本ずつのトゲがあり、これが返しとなって、中々、抜けない。大型魚がエラから分泌する、微量のアンモニアの匂いを感じると、エラから侵入し、内蔵を食い破り、血液を吸う。ピラニヤ程ではないが、群れをなし、一名、アマゾンの吸血魚とも云われている。大型魚を飼育する水槽にこの鯰を入れると、大型魚が恐怖で暴れ出す。
原住民インデイオの女性は、カンデイール除けとして、タンガの様な木のおわんを陰部に紐で固定するが、実際問題、役に立っているとは、云えない。隙間から容易に陰部に侵入可能である。殆どは、川岸につけた、カヌーに水を張り、その中で、入浴する(ピラニヤ除け対策でもある)。川岸に竹や木で囲つった、簡単な浴場を作り、水浴したりもする。この鯰、男性も襲う。尿道に入り込まれた、男性の話によれば、違和感で水から上がると、尻尾を半分残したカランデイールが入っており、激痛が走った。ピンガ(火酒)を注いだ鍋にしたした処、数分後、鯰が抜け落ちた。又、インデイオ曰くアマゾンに自生している、、キリパッポと云う、酸性度の強い、すっぱい果実の実を磨り潰したエキスを、カンデイールの入った穴に注ぎ込むと出るそうだ。
写真はカンデイール

付録 = アマゾンの巨大淡水魚
世界にナマズの種類は凡そ2千種類棲息し、その内、1千種がアマゾンに棲息している。
タイのメコン河のメコン大ナマズとアマゾンのピライーバナマズと古代魚のピラルクーの3大巨大魚が知られている。その大きさは、公式に認められた(公式機関が認証)した記録と、口伝に伝えられた、伝説記録と2種類ある。
            公式                非公式
メコン大ナマズ   体長 2,7m              体長 3,6m
         体重 293kg             体重 300kg
ピライーバ    体長 2,5m              体長 3m
         体重 180kg             体重 300kg
ピラルクー    体長 2,68m             体長 4,47m 
         体重 200kg             体重 300kg
―ピライーバは顔はナマズよりむしろ、鮫に近い顔で獰猛な感じである。成長するに従い、
名前が変わる出世魚で(Pirapinga-Lau Lau-Kuma Kuma)あるが、60kg以下の幼魚
は全て、Filhote(子供)と呼ばれているが、一般には、ピライーバ以外のナマズの成魚の小ぶりのナマズを、全てフィリョッチと呼ぶようで、アマゾンのレストランで鯰魚料理の魚種を聞くと、一様にfilhoteと返事がかえってくる。
―ピラルクーは1億年以上の太古の昔から、姿、形が変わっていない魚で、肺呼吸も行い
20分毎に呼吸に水面に現れる。産卵も1,5m位の浅い底をたらい状に掘り、産卵する。
餌は小エビ、小魚等の動物蛋白。魚肉は美味でタラに似た味でアマゾンの人気料理の一つ。
ピラルクーは孵化した幼魚を、口の中に入れマウスブリーデイングを一定期間行う習性があり、又、幼魚の群れには、親が就いて外敵から護る習性が強い。肺呼吸、鰓呼吸の2機能を乗っており、肺呼吸80%、鰓呼吸20%ぐらいの配分で呼吸を行う。
乱獲で漁獲量が減少しており、養殖も行われている。稚魚が1年で10kg位に成長し、
水質が汚染して悪くても、エラ呼吸以外に肺呼吸もするので、酸欠にならず、養殖効率は良いらしい。
写真は数人で抱えるピライウーヴァと2匹のピラルクー
2010年9月1日
麻生。  



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