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2010年ブラジル大統領選挙は与党労働党のジウマ候補の勝利
『私たちの40年!!』 寄稿集は、その時々のブラジルの動き、日本の動き、世界の動き、出来事を一つの歴史として我々の身近な移住者の歴史と共に記録に残しておりますが、今回の大統領選挙では、ブラジル始まって以来の女性大統領の出現と云う画期的な結果となりました。『私たちの40年!!』関連BLOGに掲載された記事を集めて寄稿集にも収録して置くことにしました。写真は色々掲載されているのでが、1枚だけしか掲載出来ませんので迷いましたが、矢張りブラジル政治史の中でも1989年から2010年まで年族6回の大統領選挙に関与した稀有の政治家ルーラの申し子としての新大統領のジウマさんとの息のあったキャンペンと今後の院政?と2014年の大統領選挙に再立候補の可能性もあるルーラとジウマの仲の良い親子のような写真を新聞からお借りして使用する事にしました。


2010年ブラジル大統領選挙結果!!
10月3日の総選挙の模様は、来伯されていた大内さんがトラックバック先にあるように詳細を報告して呉れていますが、今回の決戦投票でも予想通り労働党のルーラ後継者としてブラジルで女性参政権が与えられてから76年振りに初めての女性大統領が出現しました。NHKのニュースでもヂルマ候補の勝利が逸早く伝えら得ていました。
RS州の州知事は第1次選挙でPT労働党のタルソジエンロ候補が選出されていましたが、9州で決戦投票が行われました。
ジルマ候補がルーラ大統領の強力な応援にも関わらず人気が出ずにセーラ候補に大きく水を開けられている今年の初めに既に今回の大統領選挙はジルマが勝つとの陰陽学上での占い結果をいち早く発表していたリオの山下さんの予想が今回もぴたりと当たりましました。
今朝の新聞の第1面の写真と投票に出かける恵子について投票場まで歩いて行きましたがポルトアレグレの町はジャカランダの花が満開でした。投票会場の様子と共に掲載して置きます。

(コメント集)
和田様
いよいよ大統領選挙の決選投票ですね。やはりジウマ候補で決まりなのでしょうか。状況など教えていただければ幸いです。大内

前回の10月3日の総選挙の時には大内さんが分かり易い選挙模様を報告して呉れていたので助かりましたが今回は結果だけをBLOGに掲載して置きました。
今朝の新聞では共和制樹立後121年17後の女性大統領出現との見出しでジルマ新大統領の写真が出ていましたのでまた貼り付けて置きます。所で日本では新大統領を名前でなく苗字(氏)で読んでいますね。ジウマ ロウセフですのでNHKではロウセフ新大統領と報道誕生としていました。その辺も個人を主にするか氏を主にするかの国柄の違いが出ていて面白いですね。もっともルーラ大統領は個人名で呼ばれていますが。。。ジウマ大統領もその内日本でもジウマで通用するようになるのですかね?

Vana さん当選。ベロリゾンテ出身
1969年 RS州生まれの弁護士
カルロス・フランクリン・パイシャオン・アラウージョ氏(当時31歳)との話が興味深い・・
ブラジルの軍事政権下の行動も興味深い・・
映画化と日本での公開が待ちどうしいです。

今回ブラジルの新しい大統領に選ばれたのはDilma Vana Rouseffさんですが、通常DILMA(ジルマ)で愛称されており日本ではRousseff(ロウセフ)を使用しておりますがVana(ヴァーナ)さんは使用しません。1947年ベロオリゾンテ生まれのミレイラです。ブルガリアからの移民の子供です。

和田様
おはようございます。そうなんですか、
朝日新聞 東京本社版 2010年 11月 2日 火曜日
ニュースの顔 このような記述が
1947年ミナスジェライス州でブルガリア人の父とブラジル人の母の間に生まれた。 父は30年代にブラジルに渡り不動産業で財をなした人物。 朝日新聞の 平山亜理 さま 記事より引用
同日の東京新聞にも同様の略歴の記事が・・・


2010年ブラジル大統領選挙結果!! (その2)
昨日の大統領選挙の決選投票では、月曜日を休みにすれば4連休になることから海浜や山岳地帯に出かける人が多かったようで棄権率が21.5%に達し2918万1634人が投票をしなかったそうです。有効投票数は1億657万5447人でブラジル歴史始まって以来の女性大統領に選ばれたDILMA ROUSSEFFは、56.05%の5573万2748票を獲得した。一方JOSE SERRA候補は、43.95%の4370万2332票を獲得したが選挙前の予想とほぼ同じ結果になった。
ブラジルの選挙は、全て電子投票システムを使用しておりブラジル時間の午後8時4分には全ての投票結果が出たとの事で夏時間を使用していない地域の投票締め切り時間から数えると僅か1時間4分で1億票以上の選挙人の投票結果を出すと云う世界記録を出している。
ジルマ新大統領は、ブルガリア移民の子孫として1947年12月14日にベロオリゾンテ市で生まれたミネイラです。
若くして軍政に立て付く革命派の闘士として活動を1970年にサンパウロで逮捕され拷問を受け3年間の牢獄生活を強いられています。悪名高いDOPS(社会警察)から1973年に解放されミナス州に戻ったが大学への復学を拒否されリオグランデドスール州に移動、1974年UFRGS(RS州連邦大学)の経済学部に再入学1977年に卒業。1976年唯一の娘Paulaさんを出産。1979年政治権(参政権=被選挙権を含む)を取り戻し民主労働党に入党する。1985年アリセウ コラーレスのポルトアレグレ市長選挙の運動員として活躍、1986年からポルトアレグレ市役所の財務長官に就任敏腕を振るう。1991年RS州の経済統計局長官。1993年アリセウ コラーレス知事より電力・鉱山・通信局長に任命される。1994年FRANKLIN ARAUJOさんと離婚。1999年オリビオ ヅットラ知事よりRS州の鉱山長官に任命される。2001年PT(労働党)に入党。2003年ルーラ大統領より鉱山・動力大臣に任命される。2005年官房長官に就任。2007年ルーラ大統領よりPAC(経済開発促進計画)の責任者に任命される。2009年リンパ腺癌が見つかり治療を開始する。2010年3月31日連邦政府の要職を辞任。大統領候補として選挙運動を開始。10月31日女性大統領に選出される。2011年1月1日に大統領に就任予定。
上記の通りブルガリア移民の子孫でミネイラ(ミナス州民)ですが、RS州の連邦大学を卒業後、RS州のポルトアレグレ市役所、州政府での要職を経て連邦政府で頭角を現しルーラ大統領の絶大の後援、支持を得て大統領候補、大統領に選ばれた。現在もポルトアレグレに住んでおりご自身も私はガウシャ(RS州民)だと自負している。
RS州の州知事は、第1次選挙でPT(労働党)のTARSO GENRROが選出されているがこれは12年振りの労働党知事で初めて連邦政府とRS州政府が与党労働党からの選出となり今後の連邦政府との関係がスムーズに運ぶ見込みで政治調整の必要が無くなるのは有難い。
今朝の新聞から写真をお借りして貼り付けて置きます。
また今回の大統領選挙関係のBLOG掲載文を『私たちの40年!!』寄稿集にも収録して置くことにしました。


2010年ブラジル大統領選挙結果!! (その3)
山本芳雄 さんからのお便りです。
和田さん みなさん 久しぶりに、語ります。
語る話題選びに、苦労する私。このメーリングリストの特徴である、世界各国から登録した会員同士で、世の中の動きを、日本から眺めて何でも語り合える場として有り難く感謝いたします。
今回、
>[watasitatino40nen][16965] 2010年ブラジル大統領選挙結果!!
から、
ブラジルの政界各党の政治イデオロギーは、ブラジル大統領選挙で、民主労働党と労働党が目に付きます。
世界各国の政界で与野党との違いを比べ、ブラジルではどの様な思想理念なのかと興味を持っています。
この政党ら二つの政党思想は、日本の民主党或いは共産党に近い思想理念なのですか。或いは欧州各国の保守革新系に分類して、EUの社会民主党系か英国労働党に近いのですか是非お聞きしたいです。

山本さん
お久し振りです。難しい話題の提供ですね。
私はブラジルでは選挙権が無く今回の大統領選挙にも投票していませんが、ブラジルに置ける政党は、当然党の綱領とかがありその理念により政策を検討、実施していると思いますが、私はブラジルの政党はイデオロギより党としての存在を維持する為の政党間の結合、離散を繰り返す便宜主義が支配しているのではないかと思います。大統領選挙には選挙管理裁判所公認の全部で11党が候補者を出し各党が26の州と首都ブラジリアの直轄州の27州での州知事選挙に州知事又は副知事を立てて争いました。結果は、大統領選で敗退したJOSE SERRA候補の最大野党のPSDB(ブラジル社会民主党)が8州の州知事を選出しています。州知事選では、DEM(民主党)2知事、今回初めてアマゾナス州でPMN(国内改革党)から知事を選出し合計11の州を野党が押えています。一方与党のDILMA ROUSSEFF新大統領を選出したPT(労働党)は、RS州、ブラジリア直轄州、バイヤ州、アクレ州、セルジッペ州の5州を押えブラジル最古、最大のPMDB(ブラジル民主化運動党)が5州、躍進が目立つPSB(ブラジル社会党)が6州と27州中の16州を与党が押える結果となっている。与党の最大の議員を誇って来たPMDBが独自の大統領候補を出して戦わずPTの支持政党として与党に住みつき利権に預かっていると云う立場から選挙ごとにその勢力を失いつつあるようです。
過去の大統領選挙では1989年の選挙からルーラが候補者として立候補しており1989年は47%の支持を得ながらコーロル大統領に敗退、1994年にはフェルナドエンリッケに大敗(27%しか獲得できず)、1998年も31%の票獲得でフェルナンドエンリッケの再選を許す。2002年に4度目の正直でJOSE SERRA候補を決戦投票で61.2%を獲得して大統領に選出され2006年にも決戦投票で60.83%の支持を得てPSDBのALCHMIN候補を破り再選し2010年の今回はジルマを立てて再度JOSE SERRAを破り1989年の大統領選挙6回に関与、3敗3勝の成績を挙げており2014年の大統領選挙にはジルマの再選を諦めさせて自分で立候補するとの禅譲の約束があるとの憶測が流れておりさもありなんとの感もありますがアルゼンチンの例もありルーラが元気に暫くは国連の事務総長職にでも就任し人気を保ち続けることが条件となるようです。ブラジル政治の歴史の中ではゼッツリオ バルガスと共に特異な存在と云えるようです。
最後に私見ですが、ブラジルの政党は各街に置けるサッカーチームの勃興と興亡の歴史と似ているのではないかと思います。ブラジルの大小の都市でも1900年代初頭にサッカーチームが作られ街の社交クラブ的な形でサッカーを通じてスポーツと政治が繁栄し必ずと云って良いほど何処の町でも最低2チームが形成されて街を2分し競い合って来ました。このサッカーチームの興亡がブラジルの政治、政党にも適用されるのではないかと思います。基本的には2大チーム又は2大政党が栄える地盤があるようです。私が住むポルトアレグレでは、1903年にグレミオが出来、1908年にインテルがグレミオに対抗する形で設立されています。
面白い事に政党の綱領、政策、性格と同じ様にエリートクラスのチームと大衆チームに色分けされているようでブラジルではリオのフラメンゴ、サンパウロのコリンチアンス、ポルトアレグレのインテルナシオナル、ベロオリゾンテのアトレチコミネイロ、サルバドールのバイヤ等が大衆派チームの代表で一方エリート派チームは、リオのフルミネンセ、サンパウロのサンパウロ、ポルトアレグレのグレミオ、ベロオリゾンテのクルゼイロ等に代表されており何処の町でも同じように最低2チームが競いあうと行った構図が出来あがっているようです。
政治に置いてもPTが大衆派チーム、PSDBがエリートチームと擬えると1989年以後のルーラを中心とした大衆派チームとフェルナドエンリッケのエリートチームの抗争の構図が見えて来るし理解し易いのではないかと思います。
少し脱線した解説?に成ってしまいましたが回答に成っているでしょうか?
写真は今朝の地元紙のTOP PAGEに掲載されていたものです。

(コメント集)
同じ写真が地元2紙のトップページに掲載されているので大統領府からリリーズされた公式の写真なのでしょうが、こんな写真を日本なら流すでしょうかね?いかにもブラジルらしい現大統領ルーラと後継大統領ジウマさんの親子のような写真です。微笑ましいですね。

和田さん
 貴方の政治談議、判り易くて、感心しました。
ありがとうございました。(石幸@クリチーバ)

石田さん
ブラジルの政治、政党をブラジルのサッカーチームの形成、発展、現状と安易に比較するような形での解説?に感心頂いたとの事恐縮です。分かり難いブラジルの政治、政党も我々の日常生活と直結した街のサッカーチームの競争、勢力争いと似ている所はありますよね。ここポルトアレグレでは青いユニホームのグレミオと赤いユニホームのインテルが何時も競い合っていますが、今年はインテルがリベルタドール杯を獲得12月にはアブダビのクラブ世界選手権に挑戦する当たり年で赤い旗13番のPT(労働党)の勝利と重なります。12月の決勝戦は多分イタリアのミラノ赤いチームインテルナシオナレと当たると思いますが何とか勝って貰いたいと願っています。(変なコメント御免なさい)

山本です。和田さん 皆さん
いや、労働党以外、民主党・ブラジル社会民主党・国内改革党・ブラジル民主化運動党・ブラジル社会党など11党も。今昔、日本でもイタリアもで政権獲得の意思が在るや否やで少数乱立政党が御互いに足の引っ張り合いをしていた時期がありましたが、ブラジルでも多党化した政党が存在しているのですね、日本だけが乱立政党の政界ではない事の現状を始めて知り解りました。改めて有難うございますした。
なお日本の政界で少数乱立した諸政党は、昔、野党革新派と言われた社会党を中心に枝分かれした左右イデオロギーの水と油の関係で分裂した右派系民社党と左派系社会党、他に公明・社民連系など少数派政党ありこれら専売特許的政党体質だと思っていました、が。
戦後始めて民主的総選挙?にて与野党逆転したら、保守派の自民党でも野党になると少数の保守派系諸政党に乱立する再現を見て、日本政界は保守革新を問わず御互い利害関係のある国民から支持させ離合集散を繰り返して惑わせる諸政党の政治体質があることの特徴ですね。

山本芳雄さん
はじめまして。皆さんの意見、大いに共感、役に立つことが多いです。
ところで、私の様な、新参者にとり、皆さんがどこの(お住まいの)方か?
どんな経歴の方か?興味があります。山本さん、教えて頂けますか?
ところで、私の簡単な経歴は、ミクシーに、ボンジーアのハンドルネームで、紹介させて頂いております。来年、還暦を迎える、ブラジル移住者(34年)です。(石幸@クリチーバ)

石田幸作さん はじめまして
私は今先、上野のアメ横へ、年末のお歳暮を買いに行って帰ってきました。
拠って上記の答えは、東京生まれの三鷹市に住んでいます、そして、70歳を一つ過ぎた古希の年代です。
和田さんが毎年、日本へ訪日する時、先ず最初に東京にてオフ会を四五月頃に開催しています。
今年は銀座にて、昨年までは新宿で、毎年開催しています。
石田さんのお住まいはクリチーバとの名はブラジルですか、日本での出身は何処ですか?、
若し、来年も東京でオフ会を開催時に、和田さんと一緒に参加してみませんか、新入りとして大歓迎いたします。
なお、私の過去を自己流ブログ作成の画像日記を、下記のWebに記録していますのでご覧下さい。
http://yama1939.web.infoseek.co.jp/


2010年ブラジル総選挙の模様  大内さんのBLOGより転載
ブラジル大統領選:ルセフ氏、セラ氏決選に 過半数届かず
 【サンパウロ國枝すみれ】ルラ大統領退任に伴うブラジル大統領選の投開票が3日行われた。選管の集計によると4日午前0時半(日本時間4日午後0時半)現在、大統領の後継者で最有力候補である与党労働党のジルマ・ルセフ元官房長官(62)の得票率は46・88%(開票率99・88%)で、当選に必要な過半数に届かず、31日の決選投票に持ち込まれることになった。
 決選投票は、得票率32・62%で2位となったブラジル社会民主党のジョゼ・セラ前サンパウロ州知事(68)との一騎打ちとなる。中道左派のルラ政権は貧困層への手厚い福祉政策や大規模インフラ事業を実施。民間世論調査機関IBOPEが9月末に行った調査によると、ルラ政権の政策に満足している市民は8割に達し、その6割が後継者のルセフ氏を支持すると答えていた。だが選挙戦終盤に、ルセフ氏が政権入りした時から右腕だった元側近の息子2人の収賄スキャンダルが露見し、支持率が今ひとつ伸び悩んだとみられる。
 一方、セラ候補はサンパウロやマトグロソなど西南部8州を中心に票を集めた。セラ氏は米コーネル大で経済博士号を取得。政治家として経験があり、上流・中産階級の支持を集める。また、環境保護を訴える緑の党のマリナ・シルバ元環境相は19・34%を獲得し、2人を追い上げた。大統領選には計9候補者が出馬した。
 投票所となったオブジェクティブ小学校で、イベント会社のシモニ・アルバジさん(33)は「私は経験豊富なセラに投票した。経済が好調なのはルラ大統領の功績ではない」と答えた。
(引用終わり)
出所:毎日新聞 http://mainichi.jp/select/world/news/20101004dde007030003000c.html

 日本でも報じられているように、10月3日日曜日にブラジルでは大統領選挙が行われました。日本では大統領選挙だけが報じられているようですが、同日に州知事、上院、下院、州議員の選挙も行われており、正確には総選挙と表現すべきでしょう。私はたまたま投票が行なわれた3日まで現地に滞在していたので、運良くこのブラジルの選挙の模様を目にすることができたのですが、いろいろな点で日本の選挙とは大きく異なります。

 選挙前には運動員たちが様々な選挙活動を行うのを目にしましたが、日本とはかなりスタイルが異なります。日本では候補者の名前を連呼する街宣カーが走り回り、騒音に悩まされるのですが、ブラジルではそのような活動はなされません。その代わり、候補者の立て看板、そしてポスターや候補者の番号を記した旗を持つ人々が町中にあふれます。

 候補者の番号を書いた旗を振っています。あちこちで見かけます。旗を振る運動員は明らかに貧困層らしい人が目立ちます。いくらぐらいの日当で雇われているのでしょうか。(リオデジャネイロにて)

 幹線道路沿いは立て看板だらけです。これはまだマシなほうです。(ポルトアレグレにて)

 道の真ん中に置かれた立て看板、ではありません。車が信号待ちをしていると、大きなポスターを持った運動員がすっと横断歩道の両側からやってきてご覧のような光景になるのです。信号が青になるまで、ドライバーは候補者の顔と番号を見ざるをえない仕組みです。(ポルトアレグレにて)

 そして投票の当日です。今回の出張でお世話になったポルトアレグレ在住の日本人移住者の奥様がブラジル国籍で選挙権をお持ちなので、ブラジルの投票の模様がどんなものなのか、彼女の後を野次馬としてついていくことにしました。
 ちなみにブラジル人にとって選挙への投票は権利ではなくて義務なのです。投票しなければ様々な公共サービスが受けられなくなってしまうため、選挙権を持つブラジル人はほとんど投票します。このため本来は日曜日に開催されるプロサッカーの試合も選挙前日の土曜日の開催となり、当日の日曜日には多くのお店が休みになります。これも日本と大きく事情が異なります。

 投票所近くの道路にはこのようにチラシが大量にばら撒かれています。拾ってもらうつもりはなく、とにかく顔と番号を覚えてもらうための方策でしょう。

 こちらが投票所になっている私立小中学校です。学校などが投票所になっているのは日本と同じですね。

 中はこんなかんじ。

 奥様が気を利かせてくれて、ブラジルの投票の模様を見学したいという日本人がいるから見せても良いか?と立会人にお願いしたところ、あっさりOKを頂きました。ついたての向こう側で奥様が投票しているのを覗いている私の姿です。

 そしてこれもまた日本の選挙とは大きく異なるのですが、ブラジルでは紙の投票用紙での投票ではなく、上の新聞記事の写真のような機械で電子投票が行われます。ボタンで投票したい候補者の番号を入力すると、候補者の写真がディスプレイに表示されます。これでよければ緑の確認ボタンを押して投票は終了です。
 この電子投票システムは大変なすぐれものです。冒頭に引用した新聞記事には、3日に投票が行われ4日の午前0時半には開票率99.88%とありますが、広大なブラジルでこんな短時間で開票、集計がなされるというのは紙の投票用紙による投票ではまずありえないでしょう。奥様は「日本は技術が進歩しているのに、どうしていまだに紙の投票用紙で投票するのかしら?」と不思議がっていましたが、全く同感です。これはブラジルから学んだほうが良いように思います。

 今回のブラジル出張ではあいにく私が好きな工場見学はほとんどなかったのですが、様々な興味深い事柄を見聞させてもらいました。まだいろいろと現地で仕入れたネタがありますので、今後も紹介していくつもりです。



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