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麻生 悌三のブラジル不思議発見 (13)アマゾンの陸封魚類と古代魚
愈々師走、今年も12月に入りました。何時も月初めには麻生悌三さんのブラジル不思議発見が届きます。今年最後のブラジル不思議発見は、北伯アマゾンの話題です。アマゾン河は、2千万年前には流れが反対だった?との事。「陸封魚類と古代魚」色々良く調べられていると感心します。
今回も付録として興味深い シロアリ(ゴギブリ)と蟻塚(ゴギブリ塚)が写真と共に届いていますがこれはBLOGで紹介して置きます。
2011年の新しい年も継続して送って下さるとの事で楽しみですが新年号にはどんなブラジル不思議発見があるのでしょうか?連続寄稿文として何時までの続いて欲しいと願っています。麻生さん来る年も宜しくお願いします。


アマゾンは、5千万年前は、カリブ海がアマゾン盆地に広がる、海だったと云う説もある。
一方、それは根拠のない、学説だと反論する説もあるが、2千万年前のアマゾン河は今日と反対の方向、つまり、大西洋から、ペルーの太平洋岸に流れる、川だった事は異論の余地はない。アンデス山脈が隆起し、今日のような流れの方向に変わったのは、2千万年前頃からだろうと云われている。川に入り、陸封若しくは順応し、淡水魚化した魚類は、エイ、イシモチ(corvina,), イワシ、ヒラメ、フグ、サメ、イルカ(ピンクイルカガ生息するが、このイルカは太平洋にしか生息しない種類)、サヨリ、観賞魚デイスカス等無数にある。サメは大型のBlue Sharkが大西洋から遡上し、河口から3800km離れた、ペルーのイキトスで発見されたケースがあるが、川で繁殖しているのかは不明である。 又、800kmは離れたサンタレンで、迷い込んだミンク鯨の死体が発見された事もある。
真水と海水の魚体の浸透圧の問題から、全ての魚類が淡水に適合出来る訳ではない。アマゾン盆地に生息する、約2200種類の魚類の内、大部分は元々の淡水魚だった魚類が多いいと思われる。イルカは灰色、茶色、ピンク色と3種のイルカが生息しているが、いずれも、海水イルカと比べ、頚骨が離れており、その為、首が良く曲がる。水中林等障害物の多いい水中を泳ぐに適応して進化したものと思われる。ピンクイルカは太平洋にしか生息しておらず、アンデス山脈が隆起する以前の、数千万年前にアマゾンに入り、淡水に順応した物と思われる。又、牛魚と呼ばれる哺乳類のマナテイー(ポ名Peixe Boi)は汽水域を好むが、アマゾン河の数千km上流にも生息している。アマゾンには、鯰の種類が極めて多く(約1千種類棲息)、特殊の鱗や、鎧の様な鱗を持った鯰もいる。淡水魚で最大の大きさと云われている古代魚ピラルクーは1億5千年前のジュラ期より生息していたと云われ、それと大きさが競える鯰、ピライーバ(顔が鮫そっくりで、体は鯰。学名Branchy Plantystoma)も体長3m、体重250kg位の怪魚もいる。ピラルクーも古代魚アロワナの一種で、小魚等を捕食する肉食魚であり、呼吸も、鰓呼吸(20%)。肺呼吸(80%)の両方の機能を持っている。浮き袋に空気を注入し呼吸する肺呼吸を行い、20分間毎に、呼吸の為、水上に浮上する。狭い水槽でも酸欠死はないが、逆に、水槽に蓋を置き、空気を遮断すると窒息死するといわれている。世界最大の淡水魚と云われ、体長5m位、体重300kg位のデカイのもいるらしい。1億年余りも、姿、形が変わっていない、生きた化石と云われ、体は厚い鱗に覆われ、幼魚はマウスブリーデイング(親の口中に幼魚を入れて育てる)で育てる等が、他の肉食魚からの攻撃から生き残り、今尚、生息している理由だろう。浅瀬の砂地に穴を掘り、産卵する(雌の胎内の有精卵を産卵する)。孵化は産卵後4−5日で孵化する。又、舌がオロシ金のような機能があり、硬く突起もある、吸い込んだ餌の小魚をすり潰して食べる。成長も早く、養殖で1年間で10kgにもなる。一方、ポ名Piranboia(英名Lung Fish)と呼ばる、肺魚も、ウナギに格好が似ている、4億年前のデボン紀に現れたと云われる古代魚のチャンピオンであり、生きた化石と呼ばれる。インド洋の古代魚シーラカンスが現れたのと、ほぼ同じ時期に現れた。エラと2室の肺を持ち、酸素は空中より、とり、炭酸ガスはエラから水中にはく。乾季に湖沼の水が干上がると、底に穴を掘り、地中に潜り、冬眠ならぬ。夏眠を行い、水が戻る雨季まで過ごす。デボン紀には地球の大陸が一つの塊となっていた時代で、肺魚は、アフリカ、オーストラリア、南米の3地域に生息する。3大陸が一つであった時代に発生した魚類で、其の後、大陸が分かれると、肺魚も分裂した。成長すると60−90cmになる。4−5億年から最後の6500年前の恐竜絶滅までの間に、地球に生物絶滅の大環境変化が5−6回あった。その変化を生き抜いて、今日、生存しているアマゾンの古代魚、肺魚、ピラルクー等の生命力に脱帽。
アフリカではこの夏眠状態(3−4年間夏眠した記録もあり)に、民家の壁土に夏眠した肺魚を知らずに塗り込んだら、雨が降ったら、肺魚が出てきたと云う逸話もある。
写真はアマゾンの肺魚

付録 シロアリ(ゴギブリ)と蟻塚(ゴギブリ塚)

ブラジルの至る所で蟻塚(ポ名Cupimzeiro 英名 Ant Mound)と呼ばれる。土の塔(高さは1m−3m)を見る事が出来る。特にブラジルのセラード地帯(サバンナ地帯)では顕著な光景である。
これは、シロアリが地下に掘った、トンネルの土を唾液で固めて、一種のレンガを作り、積み上げた、シロアリの塔である。厚さは15cm位あり、堅牢に出来ており、ハンマーでたたいてもびくともしない。穴の中の温度は比較的に安定しており、数十万匹のシロアリが棲息している。シロアリとは、アリと云う名が付いてはいるが、実は、これは、蟻ではなく、全く違ったファミリーに属する昆虫である。シロアリ(ポ名Cupim 英名Termite)
は世界中に約4千種類いるが、これは、ゴギブリに属する昆虫である。蟻はハチに属する昆虫であり、両方とも、社会性のある昆虫で集団生活をする。シロアリは女王、王、働きアリ、兵隊アリ(全体の3%)で構成され、各々の階級には雄、雌が存在する、これに対し、蟻は女王蟻1匹に対し、数匹の雄蟻と不妊化した働き蟻、兵隊蟻で構成される社会である。シロアリは幼虫から成虫まで、姿、形が変わらないが、蟻は姿、形が変わる。
シロアリは植物性異物(枯れた植物)を食べ、セルローズを腸内のバクテリヤにより分解しており、腸内菌と共生関係にある。シロアリは栄養価が高く、蛋白質6%、鉄分0,1%を含む。アリクイをはじめとして、シロアリを食料としている動物も多い。アフリカ、フィリッピン、中国の一部にはシロアリ料理もある。このシロアリと云う昆虫、全くの盲目であり、行動はフェロモンを分泌し、それをキャッチして行動を起こす。太陽光が大の苦手であり、行動は専ら夜間である(アマゾンの軍隊蟻も盲目であり。フェロモンによって行動する。フェロモンが蒸発する日中は行動は起こさず、軍隊蟻の行進も早朝、夜間に限られる)写真はシロアリと蟻塚 2010年12月1日 麻生



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