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麻生悌三のブラジル不思議発見 22 移入鳥−イエスズメ
麻生悌三さんのブラジル不思議発見、9月号は、身近にいるスズメとイエスズメのお話です。ポルトアレグレでも雀を見かけますが、これは日本の雀でなくポルトガルより移入されたイエスズメとの事。雀とイエスズメは、交わらないとのことで体系の大きいイエスズメが雀を駆逐しつつあるとの事。日本でも雀が減って来ているとの事ですが、私が学生の頃、東京でも雀の丸焼きに焼酎を煽ると云った経験がありました。
付録のヴァイアグラ効果を持つ猛毒クモは、面白い。医薬上、実用化されると喜ぶ人もいるかもしれない。付録2のアマゾン川の地下を流れる大地下水川Rio Hamza(リオ ハムザ)の存在も面白い。毎月どんなブラジル不思議発見が発表されるかを楽しみにしているが、何時までも続いて欲しいものである。
写真は、麻生さんに送って頂いたスズメの見分け方を使用しました。毒蜘蛛の写真はBLOGで紹介する事にします。


 ブラジル不思議発見 − 22 移入鳥−イエスズメ

スズメは世界で最も広く分布している小鳥である。 南極大陸、北極の一部や大洋の島等、一部を除いて棲息しており、日本では小笠原諸島以外、南大東島にも棲息している。 原産地は北アフリカと云われており、15種類位いる。 最も代表的な種類は、スズメ(体長14cm位で、オスの成長の頬に黒斑あり)とイエスズメ(体長16cm位で、オスの頬に黒斑はない)で、世界的な生息数に於いては、イエスズメの方が多い。 両種は混じ合わず、雑種も作らない。 雀は南北アメリカ、豪州、インドネシア等には棲息していなかった小鳥だが、欧州等より、マラリア、黄熱病を媒介する蚊を食べる益鳥として移入され、旺盛な繁殖力(年2−3回育雛し、1回5−6個産卵)で世界中に生息圏を広げた。 人間社会に近い小鳥で、人家やその近くに営巣し、人家が増えるに従い、棲息圏もそれにつれて拡がる。 シベリア鉄道、アメリカ横断鉄道の路線の延長につれて、雀も未開地に進出して来た。 スズメ、イエスズメとも、どう云う訳か共存もせず、体格で勝るイエスズメがスズメを駆逐して、棲息圏を拡げている。 欧州では、かってスズメが、市街地では主体であったが、イエスズメが増えるにつれ、スズメは森林地帯に追いやられている。ユーラシャ大陸はイエスズメの棲息圏だが、中国ではスズメの方が多く、日本、朝鮮半島、フィリッピンではスズメのみ棲息、豪州、インドネシア、南北アメリカは全く雀は生息していなかった。ブラジルでは、1906年にリオデジャネイロにポルトガルより200番のイエスズメを移入し放鳥したのが、今日アマゾンを除く全ブラジルに拡大した。アルゼンチンはイエスズメの導入はブラジルより早く、1872年にブエノスアイレスに移入している。今では、パタゴニア、チリーにまで棲息圏は拡大している。一方、アメリカは1850年にイギリスからイエスズメを移入した。ミズリー州にもアジアからスズメを移入したが、隣のイリノイ州の一部に広がっただけで、北米、カナダの雀はイエスズメである。雀が人間の居住区に棲息するのは、第一に雑食性で、何でも食べ、農産物の残り、食物の残債、家畜の飼料等何でも餌になる事と、人家のそばは天敵の蛇、猛禽類等が近かずきにくい事が理由だろう。雀が増えるにつれ、農作物(穀物)に被害を与える、害鳥のレッテルを貼られ、駆除の対象となった。中国では、1955年にハエ、スズメ、蚊、ネズミの撲滅運動が起こり、人海戦術で1億5千万羽もの雀を駆除した。其の後、害虫が増え、凶作となり、1960年に雀を駆除から外した経緯がある。雀は繁殖期には番で営巣するが、それ以外の時期では、20−50羽の群れで行動する。群れには、社会性もあり、群れの中の序列も決まっている(喉にあるオスの黒斑が歳とともに広がる。それが序列の記章になっている)。群れには、番をする雀がおり、餌を漁っている最中でも、必ず1匹は警戒して番をしている。
雀の自然界での寿命は2−3年らしいが、檻の中で飼育した場合、14年生きた記録がある。日本(東京)でも、スズメの数が減少しているらしく、1990年代の約半分の生息数といわれている。減少の原因は、家屋構造の屋根の部分がすきまの無い、建築が増え、営巣に問題が増えたのが原因の一つと云われている。此処、サンパウロ市内でも10年ぐらい前から、イエスズメの数がめっきり減った様子で、余り見られなくなったが、この原因はまだ分かっていない。写真はスズメとイエスズメ。

付録 ブラジルの毒クモ(ヴァイアグラ効果を持つ猛毒クモ)
ブラジル南部、アルゼンチン、ウルガイに棲息する猛毒クモで和名トクシボクモ ポ名 Aranha Armadeira  英名Brazilian Wondering Spiderと呼ばれるも徘徊性の猛毒クモがいる。猛毒クモとしては南米の熱帯雨林に多く棲息するタランチュラが有名だが、毒性はこのクモの方が強い。体長7cm、足まで入れると15cm位の大型クモで、体色は灰色。噛まれると、激痛があり、血圧も上昇する、現在は血清があり、死亡する人は殆どいない。このクモにかまれて病院に搬送されると、医者は直ぐ、クモの種類を言い当てる。その理由は男性は毒が効いてる間、1時間ぐらい、ペニスが勃起し続けており 、ズボンにテントを張った状態の由。(女性の場合、どうなるのかは聞き忘れた)、毒の効果はヴァイアグラより効き目があるらしい。この効果に目を付けた製薬会社が、クモ毒より、勃起作用がある、酵素の分離に成功している。現在、勃起不能治療薬の開発中である。薬が量産されれば、ヴァイアグラの強力な競合薬になる事は間違いない。尚、他の種類の毒クモには勃起作用はないらしい。(写真はトクシボクモ)

附録 アマゾン川の地下を流れる大地下水川Rio Hamza(リオ ハムザ)
アマゾン川の地下4000mに大地下水の川が流れている事を、今月開催の、ブラジル地理学会コンフェレンスで国立天文台が発表した。この調査に当たった、ブラジル地質学者のValiza Hamza氏の名前をとり、この地下水川をRio Hamzaとなずけた。発見のきっかけは、1970−1980年に、ペトロブラスが石油探査の為に、掘った241本の井戸のデーターによる。地下水川の源は、ペルー、ボリビア国境で、マラジョ―島から大西洋の地下に流れる、アマゾン河と略、同じ流れだが、長さ6000km、幅は200−400km、流速は1年間で10−100m、流量は秒速3000m立法と見積もられている。
この地下水川の発見により、アマゾン川を挟んで、地下4千mにRio Hamza、上空の高度4000m付近に、水蒸気をたっぷり、含んだ大気流Rio Voador(Flying Riverと呼ばれる
湿潤気流は大西洋赤道上で蒸発した水分が陸上に押し上げられる気流が50%、アマゾンの森林の蒸散作用で発生する水蒸気が25%、アマゾンの水面から蒸発する水蒸気が25%の水蒸気気流が、アンデス山脈にぶつかり、蛇行しながら、ラプラタ川近辺まで南下して降雨をもたらす、気流)と3層の川が立体的に存在する。
(写真はアマゾン川とおインジオ系の地質学者Valita Hamza氏)
2011年9月1日
麻生



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