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【私の健康法】 元鹿児島大学農学部教授 有隅健一先生のお便りです。
普段私より丈夫な伴侶、恵子が熱を出し咳が止まらず普通の風邪だけでは無さそうとの心配から病院に行くと急性肺炎との事で抗生物資の1週間の投与を受けた。恒常的な低血圧症を持つことからどうすれば血圧が上げる事が出来るか皆さんのお聞きしましたが、色々な情報を頂きましたが、鹿児島の有隅先生から【私の健康法】と云う貴重な体験記と健康管理の為の食事療法を記したお便りを頂きました。大変有用なお便りですのでお借りして『私たちの40年!!』寄稿集にも収録して置くことにしました。是非読まれたら実践して見て下さい。
写真は、昨年(2010年)5月に鹿児島を訪問した時に有隅先生のお宅でお庭に丹精して植えておられる南米の植物関係の栽培に付き教えて頂いた時にご自宅の前で撮らせて頂いた奥さまとご一緒の写真が見つかりましたので使わせて頂く事にしました。文中に奥さまとご一緒に太極拳道場に通ったとの記述がありますが、想像しても微笑ましいお二人の写真です。


【私の健康法】
思いもかけませんでしたが、健康を害しておられると聞き、驚きました。私にとって、青天の霹靂でした。それでどうしようかと迷っていたのですが、差し出がましいと思いつつ、何らかのお役に立てるのではないかと決心、お便りをさせていただいています。医学の道を修めたわけではありませんので、勿論広範で、深い知識を持ち合わせてはいませんが、私自身の体験なら書かせてもらっても良かろうと、筆を執ったような次第です。

1975〜76年頃ですが、気力が萎えてやる気を喪失、体調に今までにない異常を感じましたので、生まれて初めて人間ドックを受診しました。その結果、糖尿関係の精査が必要とのことで、鹿大医学部で精査しましたところ、糖尿の境界型ということで、生活のあり方、特に食事の指導(カロリー制限を厳密にするように)を受けました。
その時の率直な印象は、「こんなひもじい想いを一生続けねばならないのか…」、「好きなお酒も飲めないのか…」、「残りは、何と侘しい人生しかないのか…」というものでした。
それで一念発起して、それこそ千書・万巻(?)を紐解き、私なりの生活のあり方を模索しました。そして医食同源(薬食同源)の思想に行き当たり、それまでの食生活をがらりと変えることにいたしました。

内容はごく当たり前で、簡単なものです。箇条書きにいたしますと;
(1) 常温で固体になる油脂は極力避ける。それで牛肉などの肉類は極力避け、タンパクは常温で液状の油を持つ魚や豆類(特に大豆)から取るようにする(牛肉は現在でも、例えば脛肉を水煮・煮沸した後冷ますと、固体化した脂肪が簡単に取り除けますので、味醂、醤油などで味付けして、結構美味しく食べています)。油脂は、タンパクや炭水化物に比べカロリーが高いので、質の他に量を程ほどに、取り過ぎにならないよう注意しました。
最近は植物油のなかでも、亜麻仁油(オメガ3脂肪酸含有)を生で取ることが、薦められていますが、青魚に多い同じオメガ3のEPA、DHAもお薦めです]
(2) 塩は極力控える。またNaと拮抗するK(カリウム:野菜、果物に多い)を努めて取って、バランスを取るようにする(日本で一般に市販されている塩は、NaClほぼ100%の純粋塩で、これは特に具合が悪いようです。岩塩など不純物の多い塩でしたら、まだマシなようですが)。
(3) 砂糖も極力控える。特に精白した糖は不可。可能な限り黒糖にする(蜂蜜は使っていませんでしたが、これは良いと思います)。甘いものがどうしても食べたい時は、生クリームやバターを多用した洋菓子ではなく、小豆餡などの、それも甘味を控えた和菓子にしていました。
(4) 野菜は根菜、葉菜、果菜を網羅して努めて多く取る。これらはミネラル、ビタミン、繊維、Phytochemicalsなどの宝庫ですので。同様な観点から、海藻類も出来るだけ多く取るようにしていました。海草のなかには代謝を促進するヨードが含まれているのも魅力です。
(5) 豆類も、大豆を中心に多く取るように。タンパクの他に、イソフラボン、サポニン、繊維、レシチンなどを視野に入れていました。また納豆は無塩の発酵食品ですので(九州は納豆文化圏ではありませんでしたが)努めて取るようにしていました。
(6) 発酵食品も効用が高いので多く取りたいのですが、味噌、醤油、漬物など塩分の取りすぎに繋がるので、そこを考慮、無闇に多くしないように。同じ発酵食品でも酢は、出来るだけ多く取るようにしていました(果物のクエン酸やリンゴ酸もよいですが、糖のとりすぎにならぬよう注意しました)。チーズは当時の食生活にはあまり入っていませんでしたので、これは対象外で、あまり考えませんでした。なお、ヨーグルトは後で述べることにいたします。
(7) 主食のお米は、精白度の低い7分搗きや胚芽米にしたり、麦を混ぜるなどしていました。パンは家内や子供たちは好きでしたが、私は殆どご飯でした。量は程ほどに、です(現在は玄米、特に発芽玄米を混ぜています)。パン(うどんやラーメンなどもそうですが)は、割合多くの塩分が入っていますので、そこは考えていました。加工食品には隠し塩が予想外にたくさん入っているものがありますので、要注意です。これは隠し砂糖についても同様です。 
(8) この他にナッツ類も適当に加えていました。
(9) 最後に全カロリー考えて腹8部目とし、全体のバランス、それも読みきり小説よろしく一食一食(一日のトータルではなく)バランスを取るようにしていました(食卓に上がったものを自分で臨機応変に取捨選択して、バランスの微調整もしていました)。
(10) いまひとつ心掛けていましたのは、以上の原則は大事にはするが、囚われないことにしていました。例えば肉も食べたくなれば、食べ、後は微調整するということで、何が何でも禁止するという頑なな縛り方はしていませんでした。その方が気分的に楽ですし、却って原則が守れるようになりますので。
さて、以上のような食生活に変えたのですが、とにかく赤血球の半分が置き換わる(新しくなる)のに、2ヶ月かかる、それで食生活を変えて2ヶ月すると身体が軽くなるはずだと、モノの本に書いてありました。それが当っていたのです。
[最初は半信半疑、ホントかしらと思いながらだったのですが、本当でした。赤血球が新しい機能豊かな赤血球に変わったということは、他の細胞も同様に変わったということでしょう]
それ以来、上記の原則を大きく踏み外さないようにしながら、酒も飲めばタバコも吸う(タバコは退官直前にある事情で止めましたが)という生活を続けて、今日に至っています。血糖値や血圧などもその後特別の問題はありません。

以上のような食生活にその後特別に変わったことといえば、朝食をすべてカスピ海ヨーグルトに切り変えたということです。02年11月に次男がこのヨーグルトの種子菌を送ってくれましたので、爾来その培養を続け(これは私の分担。市販の低脂肪牛乳を使用。毎朝出来上がったヨーグルトの一部を種子菌にして翌日のヨーグルト作りに当てる。また別にマイナス20℃にて種子菌を保存。万一に備えるとともに、時どきこの原株由来のヨーグルトに置き換える)、毎日の朝食にはバナナ半本に、このヨーグルト大皿ほぼ一杯に干しブドウ、黄な粉、そして最近は更にバナナ酢や玄米フレーク、冷凍ブルーベリー(これは手に入った場合)を加えたものを食べています。
これですと朝食だけは食塩フリーになります。またバナナ酢を加えるようになったのは、酢を積極的に取りたいということと、Ca単独で取るよりも酢と一緒に取ると、Caが吸収・定着しやすくなるということを聞いたものですから、そこを狙ったものです。
とにかく、このヨーグルトを常用するようになってから、非常に大きく変わったことは、便秘が完全に解消されたことと、トイレが臭わなくなったということです。腸は免疫の7割を支配している大切な器官とも言われていますが、その肝心かなめの消化器系統をキッチリしておくことは、大事なことだと思っています。アメリカ在住の日系のお医者さんで、牛乳は百害あって一利なしといっている方がありますが(新谷弘実博士)、カスピ海ヨーグルトで体験しているところから言いますと、私はこの説には賛成できかねます。
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追記
(1) 単なる境界型なのに、あれだけの異常を感じる――ちょっと想像を絶する経験でしたが、その糖尿から脱するのに非常に参考になったのが、M(マクガバン)委員会報告を纏めた、今村光一抄訳・編「今の食生活では早死にする」タツの本(改訂最新版あり)でした。生活習慣病克服のバイブルに値します。
(2) 妹のこともあって今ゲルソン療法に興味をもち、読んでいます。関連した本に「ガン勝利者 25人の証言」中央アート:「ガンに効くリトリール」タツの本(何れも今村著):「ガンと闘う医師のゲルソン療法」星野仁彦著マキノ出版は一読、再読の価値があります。

上記の覚書は、アルゼンティンで大変お世話になった方がガンに罹られたことを知り、メールに添付したものです(妹が大腸ガンをやったものですから、私なりに勉強をし、それに伴った加筆部分もあります)

この覚書以後に大きく変えた最近の生活法としては、次のことがあります;
(1) カスピ海ヨーグルトは牛乳を使いますが、植物性の乳酸菌に切り替えました。その経緯は下に記したとおりですが、普通の漬物容器でキャベツを漬け、良く漬かった漬け汁をベースにしても簡単に豆乳ヨーグルトが出来ます。
(2) 糖質の取り方に、工夫をしたことです。切っ掛けは書店で、姫野友美著「心療内科に行く前に食事を変えなさい」に出会ったことからです。この本で思いもかけぬ、単純なことに、健康を害する落とし穴があることを知りました。全般的には、糖質の取り過ぎが問題になっていますが、単なる鉄不足やナイアシン不足などといった一寸した不足が、想定外とも言うべき影響を人間にもたらす――目から鱗でした。
(3) それでGI値を考えたり、食べ方の順序を違えたりで、糖質の取り方に注意するようになりましたが、とにかく分子整合栄養医学の考え方、食べ物・食べ方を変えることによって体質を変え、病気を克服するというやり方は、根底の部分でゲルソンらの考え方と、繋がっています。
(4) 考えるところがあって、07年後半から08年前半にかけての半年間、家内と二人で太極拳道場に通いました。モノに出来たのは家内の方で、頭で覚えようとした私は全く駄目でしたが、しかしその精神だけは会得した心算で、それを活かした我流体操を編み出しました。この体操で、努めて体を動かすようにしています。
(5) Sirtuin遺伝子というのがあるそうです。一般に腹八分目といいますが、この遺伝子は腹七分目ぐらいで、その作用性を発現するようです。
(6) ナチュラルハイジーンという考え方もあります。採用する、しないは別として、検討に値する考え方、対処の仕方です。そして上のSirtuin遺伝子同様、これもゲルソン流と繋がっていきます。健康の基本は、免疫です。その免疫を最大限に機能させる体質に如何に持って行き、そして維持をするか、それが生物としての在り方の基本でしょう。

<11-3-16 www.nukaduke.jp/に投稿">http://www.nukaduke.jp/に投稿
この「ぬか漬け美人」で作った豆乳ヨ−グルトは、絶品です。私はこの10年近く、例のカスピ海ヨーグルト(CY)を手製して、毎朝の朝食にしてきました。具体的にはCYに黄な粉と手製のバナナ酢を加え、それにブルーベリー、パイン、レーズンなどをトッピングし、それにバナナ小1本を添える……これが毎朝の我が家の食卓でした。
これでお通じが大改善、かつトイレが大幅に臭わなくなる、ということを、身をもって体験してきました。現在80歳になりますが、「加齢とともに腸内フロラが、ウエルシュ菌などの悪玉菌で占拠される」という通説とは、全く逆の生活が出来てきた、という訳です。
でもこのCYは、確かに優れものではあるのですが、永年腸の内視鏡診断から「植物食85」対「動物食15」を推奨しておられる新谷弘美先生の所説とは、全く相容れません(新谷先生は牛乳も禁止)。
それで動物性のCYに替わる、植物性の乳酸発酵の方法はないものか…… それも素人が、毎日簡単に出来る方法が……と思っていました。
そのような所に現れたのが「ぬか漬け美人」でした。特に「ゆきばあちゃんの熟成ぬか床」をベースにした、と言う下りが気に入りました。そして即座に閃いたのが、「これで豆乳を発酵させてみては……」ということでした。
2010年12月19日、市販の無調整豆乳約400mlにスプーン1杯の「ぬか漬け美人」を加えてよく混ぜ、室内の暖かい所に放置して置いたところ、簡単にヨーグルトになってくれました。以後、大半を朝食に供し、残りを種菌にして「豆乳ヨーグルト」を作るという操作を続けています。
動物性のCYを、この植物性のヨーグルトに切替えてほぼ3ヶ月。一番変わったところは、取り始めて数日中に更に便通が改善され、更に臭わなくなった(無臭に近い)ということで、以後「これはいい」との実感を深めています。この冬は例年似ない厳冬でしたが、風邪も引かず、毎日が快適です。
老妻との二人だけのささやかな体験ですが、健康にご興味のある方は、試してご覧になっては如何かと、筆を執ってみました。

(コメント集)
和田好司 様     
大切な奥様が体調を崩されましたとのこと、ご心配ですね。
それで皆さんが、色々とご助言をされているようですからお任せをして、
差し出がましいですが、そしてピンボケでもありますが、ずーっと以前、
糖尿病(境界型でしたが)を克服した私自身の体験を絡めた、お話をさせ
て頂きます。別添のメモがそれです。
実はこれはガンを患われた方に差し上げたのが初めてのメモでしたが、
妹や卒業生など、身辺に病を抱えた事例が出てきましたので、何かの役
に立てばとその時々に、進呈してきたものです(押し付けたと言った方
が、実は当っているかもしれません)。
低血圧の改善に、直接役には立ちそうにありませんが、健康を志向する
1つの事例として、ご参考にして頂けたら幸甚です。
それから、Googleに「低血圧 改善」と入れて検索されますと、色々と
情報が得られます。折角の機会ですので、どうかしっかりググッて、
奥様孝行をなさってください。
くれぐれもお大事に。      
                           有隅健一

有隅 先生
お便り有難う御座います。先生の「私の健康法」読ませて頂きました。実は私はここ10年来糖尿病(境界型を維持する為に薬を常用しています)で先生の「私の健康法」が非常に参考になりました。是非『私たちの40年!!』寄稿集にもお借りして全文を掲載して置きたいと思います。先生の健康法の多くは恵子の協力の基に日常生活で実施している食生活でもあります。カスピ海のヨーグルトも我が家でも愛用していましたが私があの酸っぱ目のヨーグルトが好きになれずいつの間にか辞めてしまっています。現在は豆乳をベースしたジュースを愛用、毎朝納豆も食し、豆腐も週3丁届けて貰っています。
先生の健康法を皆さんにも紹介すると共に何時でも読めるように寄稿集に掲載させて頂く事にしますので宜しくお願いします。多分写真はお宅を訪問させて頂いた昨年の鹿児島訪問時に撮らせて頂いたものから選ばせて頂きます。



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