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【ブラジル BRASIL】 山本 啓詔の機関誌『神戸貿易』寄稿文より
もう10年以上前の2001年4月の社団法人神戸貿易協会の機関誌『神戸貿易』NO.246号に3ページの折込特集世界の街から(15)に神戸高校の同級生、山本 啓詔君が掲題【ブラジル BRASIL】を寄稿しています。連絡が絶えて久しく気になっていたので『私たちの40年!!』メーリングリストメンバーの川越 しゅくこさんが彼と同じ三田市に住んでいることからどうしているか調べて欲しいとお願いしたところ車椅子の生活ではあるが元気にしていることが判り川越さんが送ってくれた往復葉書に本人自筆の返事が来たと教えて呉れました。
「何とか生きておりますのでその旨和田君にお伝えください」との事、来春訪日時には是非尋ねてみたいと願っています。
彼の書いた寄稿文をWORDに書きお越し掲載して置きたいと思います。関係写真は、BLOGに掲載して置きます。
神戸高校10回生では、リオに山下晃明君がもう50年以上ブラジルに住んでおり親しくさせて頂いていますが、山本君は珈琲の仕事で一度来伯した時にあっていましたが、仕事を離れてプライベートで南伯ポルトアレグレまで会いに来てくれたのは、稀有の御仁です。『私たちの40年!!』寄稿集にも<<好司・17才・神戸>> の記事を寄せてくれていますBhttp://40anos.nikkeybrasil.com.br/jp/biografia.php?cod=87
写真は、山本君自筆の葉書を使わせて頂きました。


ブラジル BRASIL

杜会人になって幾星霜。思い起こせばいろいろな出束事に遭遇してきた。今回、文字通り「リフレッシュ目的」の小旅行に出掛けることになったのは、社内の中国貿易担当の王氏の誘い水があったからである。日頃からインターネットに精通している彼が「格安航空券」を持ち込んだのである。牝米の5都市をストップオーバーして、ブラジル、アルゼンチンを訪問することも可能と言う。「よし、一先ず押さえてくれ。」と即答。数多の落とし穴、難関が待ち受けていることも薄々感じてはいたが、小さな決断をしてしまった。貿易業務に従事する立場から、社用での海外出張はあったが、リポートの義務があるのは必定。
しかし、一度社命を離れて、純粋な私的旅行をして見たかった。そのきっかけとなったのは、一冊の文庫本「定年後を海外で暮らす」である。000315(本稿でば、以下日付の表示は年/月/日の6桁とする)にワニ書房が発刊し、昨年前半の隠れたベストセラーとなった740円の文庫本である。その中で著者が推奨している老後の生活に適した国としては、アメリカ、カナダ、オーストラリア、タイ、フィリピンの5カ国を挙げている。実は、昨夏、シドニーオリンピックの前に格安チケットで、メルボルンから350キロ内陸のアボリジニーのホームタウンであるウドンガーで1週間ショートステイして心から気に入り、夫婦で月10万円で生活可能なことも確認できた。但し、20年来当地にお住まいのN夫妻のお話を伺うと、ご両人ともチェインスモーカーで、たばこ税が非常に高く、月々の生活費よりもたばこ代の方が高くつく、とのこと。移住を検討しておられる愛煙家の方は、すぐさま禁煙なさることをお勧めしたい。ところで、帰国後家で相談したところ、「行きたけりや、一人でどうぞ」と、いとも簡単に突き放されてしまった。今回の旅行も、その一端である。

「神戸に生まれて、神戸に育った。彼は少年の頃から海が好きだった。(筆者注:ご本人は典型的なカナヅチ) 摩耶山頂から遠く海を眺めては、『ようし、大人になったら絶対外国へ行くぞ』と、海に向かって大きな声で叫んでいた」。− これは650322付けの女性週刊誌「ヤングレデイ」の一駒である。その彼とは、筆者の高校時代の同級生で、学卒後ブラジルヘ移民し、実業界で今なお大活躍中である。5年前に彼が帰圃の際神戸で会ったが、久しぶりの再会を果たすべく、ブラジル南部の町ポルト・アレグレ(サンパウロから1、100キロ南)を訪ねることになったのである。また、来月に甥の結婚式に参列のため来日が決定。我々の同窓会年次大会にも参加することになった。
ご承知のとおり、ブラジルは地理的には日本からー一番遠い国で、丁度地球の裏側に位置する。080428 17:55 神戸港から「笠戸丸」で初めて日本人800人が移民団としで渡伯の船出をして、52日の航海の後080618無事サンドスに入港し、新天地への第一歩を踏み込んだのである。今や、5・6世までを含めて120万人を越す日系人がブラジルに定住している。我々、コーヒー業界に身を置く者にとっても、南緯30度のポルトアレグレまで足を伸ばす人はそう多くない。ここで、簡単に同市の概要に触れておきたい。ブラジル最南端のリオグランデ・ド・スール州の州都で、人口は神戸市と略同数の145万人を擁する。日本食をサーブする店は、10数軒あり、鮨のネタも新鮮で、美味である。特に、カストロ通りの「さかえ」で食した剌身は絶品であった。 実は、多忙を言い訳にして歯の治療をせずに口本を飛び出したものであるから、肉料理ぱ自ら敬遠した。従って、当地ではポピュラーなシュラスコはパスせざるを得なかった。

今回の、旅程はブラジル入りの前に、サンフランシスコ、ニューョーク、ワシントン、 オーランド、マイアミを経由して、サンパウロに到着したが、20年振りに市内を散策した。同市は、現在の人口が1,100万人で、まだまだ増加の傾向にあると言う。市当局も公害には頭を痛めており、排ガス規制の一環として、車の運転は、月曜が末尾ナンバー1・2、火曜が3・4、水5.6、木7・8、金9・Oがそれぞれ市の中心部半径15キロ以内には進入できない。これで20%のポリュージョンを抑制している。従って、毎日運転したければ、一家で数台の車を保有しなければならず、駐車スペースの確保にも四苫八苦しなければならないことになる。ところで、話が変わるが、ここサンパウロでは、「アパート」の方が、「マンション」よりも数段格が上である。所謂、「アパート」はAPARTMENT HOUSE即ち大きなビルデイングの一部であり、金に余裕がある人は、部屋数が10以上のアパートを保有している。逆に、当地では、「マンション」はHUTCHET兎小屋のことを指す。まさに、ところ変われば、のー例である。現に、今回一宿一飯のお世話になった学友のアパートは5郎屋の寝室、バスルーム2ヶ所、居間、キチン、プール付きである。ところが、彼の不満は、この13階建てのビルはー軒に2台分の駐車スペースしかないので、
どうしても、あと一台分は、他所でスペースを借りなければならないそうである。早稲田の政経を出てブラジルに渡って36年になるが、彼のお嬢さんが、今春東京の新聞社に就職した。一種の逆輸入である。隔世の感があり、世界は狭くなったと言えるようである。奥さんは、州立大学の教授で、工学博士。月一金毎日授業があり、早い授業は朝の07;30-09:30で途中10分のトイレ休憩がある。同夫妻と3人で紫陽花の町、グラマードヘドライブ旅行をした。軽井沢と雰囲気が似てはいるが、規模は比較にならない。所謂、同国では遊暑地として有名なところである。態々、国際免許証を持参していたので、運転させてもらったが、エンストの連続で、国道に入ると身の危険を感じられたのか、以後二度とハンドルを握る機会を与えられなかった。それもその筈、当地の新総頒事が前週に着任されたばかりで、初仕事が「ワインを飲み過ぎた熟年日本人、酔払い運転で電往に激突、即死、同乗者2人は軽傷。」てなことになって後始末に奔走させるようなことは、南伯日本人商工会議所前会頭の学友としてはどうしても回避したいところであろう。しかも、2目後に着任披尽パーテイを披が取り仕切る予定になっており、これ以上彼を困らせることは避けるのが友人として採るべき当然の行為であった。

翌日は、一日観光と思っていたが、敵も然る者、地元のチョコレートメーカーのオーナーを是非紹介したいと言う。手作りチョコメーカーで、日本への進出を企両中の由。オレンジ、アップル、グレープなどのフレーバー入りミニ板チョコが売物で、OEM生産も引き受けてくれる。

さて、限られた誌面も残り少なくなったが、アレグレの郊外の分譲別荘地の視察に向かった。ゴルフ場(18ホール)が併設されており、庭先から直接グリーンヘ出ることができる。友人同志で一ロ5千ドルを出資して、譲渡可能とする。「地球の裏側にゴルフ場付きの別荘を持っているんだ」と言っても決して虚言ではない。5千ドルで夢が買える。一寸良い話でしょう。但し、全国から応募者が殺到しても収拾がつかなくなるので、原則として入会資格は「社団法人神戸貿易協会」加盟メンバーに限定させて頂く。

思いつくまま記してきたが、ここで強調しておきたい点は、何と言っても語学習得の大切さである。海外行きのチヤンスは今後増えてくることは間違い無い。それをより中身の濃いものにするには、現地の人と直接対話するのがベストである。学生時代に恩師から良く言われたものである。学間にはゴールは無い、と。生きている限り勉強である。今後も語学力の向上を目指して挑戦を続ける覚悟である。
2001年4月2日
石光商事株式会杜営業本部  山本 啓詔
 



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