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麻生悌三のブラジル不思議発見 36 世界最大の蜘蛛タランチュランと天敵の世界最大のハチ
麻生悌三さんのブラジル不思議発見は、今月号で第36号になり丸3年継続したことになります。良く新しい話題を見つけるものだと感心しています。
話題は多岐に渡っていますが、やはり若い頃に住まれたアマゾン地域の話題が得意なようで私の住むブラジル南部の話題は少ないようです。
今回は、世界最大の蜘蛛タランチュランそれを狙う世界最大のハチのはなしです。まさに博物博士の感がします。
毎回惜しみなくオマケとして付けて呉れる付録も楽しみで今回は、決して争わない平和猿 ムリキとメガネグマ(別名 アンデスクマ)も面白いです。
出来るだけ長く継続してくれることを願っています。麻生さんよろしくお願いします。
掲載写真も麻生さんが送って呉れたものですが、どれを選ぶか迷いましたが附録の話題、決して争わない平和猿ムリキを使わせてもらいました。関係写真はBLOGに掲載して置きます。


ブラジル不思議発見―36 世界最大の蜘蛛タランチュランと天敵の世界最大のハチ

アマゾンに世界最大の蜘蛛で、タランチュランの仲間のルブロンオオツチグモ(英名ゴイアスバードイーター。ゴイアスとは巨大を意味する)が棲息している。この蜘蛛の体長は10センチ、幅は足を広げると20センチ位になる。体色は,赤みがかった褐色で、穴を掘って、地中に生息し、トカゲ、ネズミ、カエル、昆虫を待ち構えて餌とする。大きさから見て,毒の量は多いいと思われるが、毒性は左程、強くなく,咬まれると、激痛は走るが、人の死亡例は無い。アマゾンの或るインジお部族は、このタランチュランが好物で、火に炙って、食べる。蜘蛛の全身に毛が生えており、この毛にも毒があり、危険を感じると、足で腹部の毛を蹴り飛ばす。毛が目に入ると、痛みと、一時、目が見えなくなる、ダメージを与えるから要注意。
アマゾンに人の掌ほどの大きさの、ハチでオオベッコウハチ(英名タランチュラン ホーク)と呼ばれるハチがいる。体長は7センチぐらいあり、体色は黒、羽の色はオレンジ色。
このハチはタランチュランの天敵で、見つけると、タカのように、獲物に急降下し、攻撃をするのでタランチュランホークと呼ばれる。蜘蛛の毒牙の反撃をかいくぐり、背中に毒針を刺して、麻痺させると、地中の巣に運ぶ。地中で蜘蛛の背中に、産卵し、孵化した幼虫は、蜘蛛を餌として成長する。巣に運んで、毒の麻酔が覚めて、蜘蛛が逃げ出すときに備え、予め、蜘蛛の足を,咬み切り行動を阻止する。成虫になると、花の蜜を吸い、餌とする。(写真は大土蜘蛛とタランチュランホーク)

附録 決して争わない平和猿 ムリキ
ブラジルの海岸山脈の森林地帯(Mata Atlantica)はピアウイ州からリオグランデドスール州まで海岸沿いに細長く、広がる広大な面積で、110万平方kmある。ブラジル発見当初より開発が進み、原始林のまま、残っているのは、面積の7%程度といわれているが、
気候は熱帯雨林に準じ、高さ30−50mの巨木が連なる。高温多湿で、自然的にはアマゾンのジャングルに近い。ブラジル東南部(エスピリットサントーリオデジャネイロ州)にウイリーモンキー科(オマキザル科)の猿、ムリキ(英名Muriwui ポ名 Muriqui)が棲息している。生息数は森林の開発とともに減少し、生息頭数はブラジル全体で推定2000頭と見られ,海岸山脈以外に棲息していない。この猿、成長すると、体長 50cm、体重 15kgにもなる、南米最大の猿である。手足はクモ猿に似ており、顔はウイリーモンキーに似ている。殆ど、樹上で活動し、木の実、果実、葉を食べる。水は樹の窪みや、祠に溜まった水を飲むが、水のない,乾期には、地上の水場に降りて飲むが、地上の食肉獣を警戒して、群れは順番に飲み、見張り番が立ち、警戒する。4匹位の家族単位の群れが5−6組集まって群れを作る。群れでも、家族でも、全く争いがなく、餌も順番でとり、
餌の或る樹にも、集団で集まって、枝を折らないように、順番で集まる.樹と樹の間に手と足で固定した橋を掛け、子猿を渡したり、枝と枝を両手でぶら下がり固定して、子猿を渡す橋にしたり群れの協調は旺盛である。普通、猿は群れを作るが、強いボス猿の統率のもとに、ヒエラルキーを構成し、餌の食べる順番もボス猿から始まり、弱いサル、老猿等は、群れのオコボレにありつくに過ぎない。他の動物の群れも大体,似たり,よったりで弱肉強食が基本である。ムリキの群れだけは、平等と公平と協調が行き渡り、ボスの座を巡った、争いもない。どういう訳で、こういう秩序が出来たのか、知らないが、自然界では、非常に珍しい、事象であり、人類と云う,類人猿の一種も、ムリキを少し、見習えば、もっと、住みよい世界になるかも知れない。 尚、2012年9月に韓国で開催された、
野生動物絶滅危惧種100種のうち、5種がブラジルの動物であり、その内のT種が
本題のムリキである。(写真はムリキ)

附録 メガネグマ(別名 アンデスクマ)
アンデス山系のぺルー、コロンビア、ヴぇネズエラに生息する中型のクマで、メガネグマと呼ばれる熊がおり、英名はSpetacle Bear。ブラジル、コロンビアの国境地帯でも生息が確認されている、絶滅危惧種でもある。体長は1,2m 体重は130−200kgで、
夜行性のクマで、木登りが得意である。体色は黒茶色で雑食性。南米に生息する唯一のクマである。(写真はメガネグマ)

2012年11月1日
麻生



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