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大統領選、ルーラ氏大勝=変革求めた国民=労働者党が初政権掌握=生活向上を最優先に
世界の注目を集めたブラジルの大統領選挙は、10月27日(日)に労働党のルーラ候補とPSDB(社会民主党)セーラ候補との決選投票が行われ4度目の正直過去3度苦杯を舐めてきたルーラ候補が有効投票数の61,34%の5242万8017票を獲得して第39代大統領に選出された。10月27日は奇しくもルーラ新大統領の57回目の誕生日で人生最良の誕生日のお祝いが5200万票のブラジル国民の信頼と期待のプレゼントとなった。大統領選出が決まった直後の第一声が「期待が恐怖を凌駕した」(ESPERANCA VENCEU MEDO)との発言で長く労働党の政策に対する恐怖感が付きまとったが今回の選挙では変革への期待が上回ったとの勝利宣言を行った。月曜日の内外400人以上の新聞記者を前にしての記者会見でも選挙戦中にも明確にして来た通り『現政権の国際間の約束事は名誉を持って履行する』、『総てのブラジル人が毎日3度の食事を取れるようになれば私の使命は達成できたと云える』、『変革への大事な局面に直面しており、驚き、激変を伴わない確実な改革を進めて行きたい』と老練政治家へ成長した国民の支持を基盤とした平和裏の政権交代と穏健政治を期待する次第であり、ブラジルの経済安定がラ米全体の経済安定に繋がるとブッシュ大統領もルーラ大統領就任前にアメリカを訪問するように招待している。下記本文として29日付けのニッケイ新聞に掲載されたフォリア・デ・サンパウロ紙記事を転載して置きます。


【フォリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】得票数五千二百万余票、有効票の六一・四%を獲得してルイス・I・ルーラ・ダ・シルバ氏(PT)が二十七日、第三十九代ブラジル大統領選挙に当選を果たした。対立候補で政府与党のジョゼ・セーラ氏(PSDB)は得票数三千二百九十万票で惜しくも敗れた。ルーラ氏は「ブラジルは、これから平和の時代へ移行する」と勝利宣言をした。

 ルーラ氏はペルナンブコ州ガラニュンス市出身。七歳で聖市へ移転、靴みがきから露店商など辛酸の限りをなめ尽くした。一九七八年から労働運動に挺身、一九八〇年に同志とともに、労働者党を設立した。一九七〇年前妻を失い、一九七三年にマリザ・レチシアさんと再婚。五人の子の父。
 次期大統領はカルドーゾ大統領やセーラ氏から健闘を祈るとの祝辞を受けた。さらにドァアルデ亜大統領の招待、ブッシュ米大統領の「実りある政治を」の激励、チリのラゴス大統領、メキシコのフォックス大統領、ポルトガル、ベネズエラ、パラグアイ、ペルー政府から親書が寄せられた。
 ルーラ氏は高等教育を受けることもなく一旋盤工から身を起こし、革新政党のリーダーから三度の大統領選に挑戦して苦杯を飲んだ。同氏は、史上初めての庶民大統領の選出となった。
 ジョゼ・ジルセウPT党首は政権引き継ぎ業務のために二十九日、メンバーを発表することを約した。今回の選挙でPTは大幅に路線変更して、常に批判してきた保守陣営の意見や企業家などの進言を広く受け入れてきた。
 ルーラ新政権は行政体験のないまま、海外投資が途絶えて停滞しているブラジルの政治経済を引き受けることになる。低速経済の活性化、世界でも指折りの社会格差縮小、同時進行で物価の安定や医療、教育分野の拡充も公約通り果たさねばならない。
 カルドーゾ大統領は、新通貨導入による「レアル・プラン」でインフレを収束し通貨の安定と堅実な経済運営を実現したが、貧富の差や失業率は悪化、都市部の治安問題など国民生活に直結する課題が取り残されていた。南米諸国で抜きん出た経済規模を起こし国際社会で高く評価されながら、国内では生活向上なき経済安定に国民の不満がくすぶっていたようだ。



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