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ブラジル通信(1)
日本のハッピーシニアライフネット(埼玉の柿沼 實さん主宰)に桐井 加米彦さんの紹介で参加させて頂きましたが400名に近いメンバーが、種々意見を交わしあう活発なメーリングリストです。このうち現在25名の方が来年の4月にブラジルオフ会を実施する事を目的に各種意見交換、手作りのブラジルの旅(ブエノスアイレスも入れる案も検討中)を計画中で地元民として嬉しく思っておりますが、皆さんの関心事は、矢張り治安問題、為替の行方、実際の訪問先情報(イグアス、ポルトアレグレ、リオ等)が中心となりますが不定期でこれらの情報をメンバーの皆さんに伝えて行きたいと願っており今後ブラジル通信として伝えて行く事にしました。第一回目は、為替の動きを中心とした最近のブラジル経済の情報です。
写真は、ポルトアレグレ近郊の避暑地で紫陽花の町として有名なグラマード(1泊予定)の冬の景色です。8月3日(日)に撮ったものです。LAGO NEGRO(黒い湖)には紫陽花はありませんでしたがツツジが咲いていました。


ブラジルオフ会は、来年4月中旬成田発で実施される予定で現在柿沼さんが7案まで作成されており少しずつ具体化し機運が高まりつつある中で矢張り一番気になるのは、ブラジルの政情(治安も含め)、為替の動きではないかと思います。
そこで不定期ですがブラジルの動き等を纏めてお知らせして行きたいと思います。
これはブラジルに関心を持たれているブラジルオフ会のメンバーだけに流した方が良いかも知れませんが今回は、第一回目でもありHSLNの皆さんに送る事にしました。

今年の初めに労働党のルーラ大統領が就任しテクノクラートを大臣に据え危惧されていた左傾の過激な政策や外債の支払いを拒否するデフォルトを宣言するのではないかとの海外の投資家の恐れをよそに中道穏健路線を引き昨年の大統領選挙当時1ドルが4レアイス近くまで暴落していましたが、就任後為替は落ち着き1ドルR$2,80台までレアル高を記録しており、来年ブラジル訪問を計画しておられるブラジルオフ会のメンバーの皆さんには、物価高、経費の高騰を心配しておられたと思うのですが、為替が少し動きました。

ルーラ大統領は、前任者エンリッケ・カルドーゾ大統領が果たせなかった(ルーラの労働党が強く反対していたため)社会保障制度の改革=公務員の年金を普通の勤労者ベースに落とし国庫予算の均衡を図る改革案と税政改革を現在進めていますが、選挙基盤の労働党内部にも根強い反対勢力があり思うように改革が進まず大事な局面に来ており、8月6日からアフリカ5カ国の訪問予定を11月初旬に延期すると発表、社会保障制度改革案の国会審議に自ら率先して取り組むとの姿勢を明らかにした。この年金問題を中心とした改革案の国会審議通過の山を乗り換えない限りルーラ大統領のこの後の動きが取れないし経済面での緒策の破綻も危惧される。

為替とブラジルへの投資リスクポイントが毎日関心事の一つ(バロメーター)となっていますが、昨日、8月1日(金)には、為替レートが1日で2,19%のレアル安を記録、5月19日以来になるR$3,032で3レアイスを越した。ブラジル投資リスクも8,25%上昇し853ポイントを記録している。一方ブラジル最大の取引高があるサンパウロ証券取引所の指数も5月19日以来になる3,26%の下げを記録している。

この70日振りの1ドル3レアス台へのレアル安は、今後どのように推移して行くのでしょうか。為替と帯同しているインフレ(IGP-M)は、6月には-0,42%を記録しており落ち着いているが為替レート次第では又頭を擡げてくる。卑近な例で申し訳ありませんが、収入源の多くを日本からの送金(口銭、手数料)に頼る私の会社では、やっと3レアル台まで戻って呉れたかとの安堵感はあり、出切れば後10%1ドルR$3,30程度で落ち着いて呉れればインフレへの影響もそれ程のインパクトはなく、輸出が伸び、輸入品もそこそこ活発に動き国内経済も現在の不況感が幾分でも緩和されるのではないかと素人考えを持っています。

アメリカでも来週には、これ迄になかった一度に600億ドルの大型国債の発行が見られるとの事で世界の投資家の注目が注がれる中、ブラジル国債の投資リスクポイントの動きも気になるところです。一方、ブラジルの貿易収支は6月には20億ドル以上の出超を記録半年間の合計が120億ドルの出超を記録しており、月間60億の輸出を下半期も保持できれば年間200億ドルの貿易黒字を記録する事になると発表されているが、為替の3レアイス台回復で不調に喘いだ対米婦人靴等の輸出の伸びが期待できる。好調な第一次産品の大豆関連、タバコ、鉄鋼原料(鉄鉱石、マンガン等)、自動車を中心とした機械類等も為替下落でもう一段弾みが付く事になろう。6月の貿易黒字も輸出の伸びによるものでなく輸出60億ドル、輸入が40億ドル(2002年度は50億ドル=19,4%減)と極端に落ち込んでいる事による結果でそれだけブラジル国内の経済活動が低下している証拠で昨年同月比資本財の輸入が39,6%減、消費財が23,2%、原油関連が24,6%の落ち込みを記録している。

ブラジルオフ会が行われる2004年の4月中旬の為替レートはどうなっているでしょうかね。今後のブラジルの動き(議会審議中の年金制度改革、税政改革=これは年内に議会審議が終了しない限り来年度からの実施は不可能)等を見ながら追々お知らせして行く事にします。



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