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日本と日系社会の関わり・日系人よ自信を持って!梶原岐阜県知事講演会【サンパウロ新聞10月28日版より転載】
岐阜県人ブラジル移住90周年、岐阜県人会創立65周年を祝う式典が10月26日に午前10時からサンパウロの文化協会記念講堂で開催された。この式典に先立ち25日午後2時から文化協会小講堂で去る9月に全国知事会会長、海外日系人協会会長に就任した梶原 拓岐阜県知事の講演会が開催された。日本と日系社会との関わりと題する講演で《日系人よ自身を持つて!》と約400人の出席者に檄を飛ばしたとの講演の模様を伝える記事がサンパウロ新聞の10月28日版に掲載されておりましたので下記に転載させて頂きました。
写真は、講演する梶原県知事の写真と大きな活字が躍るサンパウロ新聞の記事です。


日本と日系社会の関わり・日系人よ自信を持って!・移民百周年記念事業梶原岐阜県知事講演会

去る九月に全国知事会会長、海外日系人協会会長に就任した梶原拓・岐阜県知事の講演会(移民百周年記念祭典協会、県連、文協、岐阜県人会共催)が二十五日午後二時から文協小講堂で開催され、約百四十人が出席した。講演のテーマは「日本と日系社会との関わり」。梶原県知事は日本国内で少子化、高齢化が進む中、単なる出稼ぎではない日系ブラジル人の活用を重要視しており、教養を高める上での日本語の必要性を強調。「世界が変わる中で、日本と日系社会の関わりについて原点に立ち戻って考える時期に来ている」と声を大にした。

《日本語を共有財産として・必要な人材交流の環境整備》

 講演会は主催者側の中沢宏一県連会長、百周年祭典協会理事長で文協会長の上原幸啓氏のあいさつに引き続き、梶原県知事が冒頭のあいさつで「何よりも日系の皆様が、この地で元気で頑張っていることが喜ばしいこと」と述べ、日系社会に対する敬意を表した。

 県知事は戦後の日本が「アメリカの悪い部分を猿マネし、日本古来の良い文化が失われている」ことを憂慮。「ブラジルの日系社会の方が現在の日本より、まだ日本の伝統文化が残っている。もっと一世や二世の方々に自信を持ってもらいたい」と諭した。その上で、「日系社会のために何をすべきかを考える時、『誇れる日本』にしていくことが我々の大きな責任だ」と言及。「正直、日本政府は目先のことばかりに関心が奪われて、(日系社会と日本の関係を考える)努力が足りない」と批判した。

 また、三年前に日本政府が出した海外移住審議会の結果について梶原県知事は、「私自身にとっては不十分な内容。世界が変わっていく中で、日本と日系社会の関わりは原点に戻って考える時期に来ている」と指摘。グローバル化が進む現代において、「アイデンティティー(自己証明)が見いだせる個性を持たないと世界的に通用しない」とした上で、「日系の人々も『自分のルーツは日本だ』と言えるようになってもらい、日本語を我々の共有の財産として大切にしていかなければならない」と教養を高める手段としての日本語学習の必要性を強調した。

 さらに、少子化、高齢化が進む日本において今後、「優秀な人材を得ることが、日本の各地域の大きな問題」として、「単なる出稼ぎではない人材」が活動できる日本側の環境整備の必要性をも説いた。その意味で今後の県費留学制度について「日本で働くという明確な目的を持って留学してほしい」と日系人子弟に対する将来的な日本での人材確保を示唆した。

 これら諸問題の実現化に向けて梶原県知事は「今、人類最大の革命が行われている」と、世界的なインターネットによる情報交換が可能になった例を出し、「個人と個人」「地域と地域」との直接的なつながりを最大限利用していくことを強調した。

 会場からの質問としては、過去の日系人大会で決議されたことがその場限りでうやむやになっている事実や、日系子弟の二重国籍問題について日本政府の便宜が少ないことなどが挙げられた。これらのことについて梶原県知事は日本側の変革の必要性とともに「(日系社会側から個人の意見ではなく)連合会の意見として出していただきたい」と日本側への積極的なアピールを求めた。




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