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【おやじの想い出】 旧友坂本君の処女作自費出版
早稲田を目指す地方出身の苦学生?大隈講堂の直ぐ横にある早稲田ゼミナールと云う予備校で一緒になり共に早稲田の杜で机を並べた旧友が二人いる。一人は谷 広海君(家族の方が先にブラジルに移住したモグリ同船者で現在は、日本語センターの理事長として活躍している)と坂本 翼君(八幡鋼管、新日鉄勤務でもう30年近く前に一度陣中見舞いに来て呉れており訪日の度に世話になっている)である。
坂本君は、学生時代から物書き、作家希望であったが遂最近まで会社勤め若い頃の希望を捨ててしまったのかと心配していた矢先に【おやじの想い出】という処女作を自費出版したとの事で送って呉れる。
『元気かい?会社を辞めて余裕が出来たら、作りたい・・・とずっと思っていたことが、やっとかないました。今は肩の荷を降ろした気分で、これからいい小説を書けそうな気がします。夏一服したおりにでもご一読賜ればさいわいです。ご健康を祈りつつ・・・』との添え書きと共に処女作を受け取りました。
あとがきに『それでも、本を作らなければ死ねない気がした。この本を作らないと今後文章を書くことが出来ないような気がした。これで今後の残り少ない人生を充実して生きられそうな気がする』と書いています。大器晩成型坂本君の今後の文筆家としての船出を祝いたい。写真は、出版された本の表紙です。向日葵が印象的。



坂本 君
【おやじの想い出】受け取りました。大変嬉しく思います。長い会社勤めと強いられての事とは云え猛烈社員振りを発揮していた生活に学生の頃から熱ぽく語っていた物書きへの道は、遠のいてしまったのかと寂しく思っていましたが、やっとスタートラインに立ったのですね。残りの人生是非長年温めて来た構想を纏めて大作を残して下さい。誰の為でもない自分の生きて来た証に・・・貴兄のおやじさんがそうであったように。
私は、おやじが確か93歳で元気に一人暮しをしており近くで多加代が面倒を見て呉れていますが、昨年神戸で会った時には矢張り年を感じました。何時もこれが見納めと覚悟はするのですが、不思議と感傷は湧かず20数年前にブラジルに来た時も一緒に車で旅をしながらも親父に付いて『今聞いておかなければ後悔する』と感じながらも改まって何も聞けなかった事を覚えていますが、早くして逝った母に代わっての長生き足して2で割れば指し引きゼロの均衡を保つのですかね。昔はおやじの養育費の一部負担にインフレの国ブラジルからのドル送金は大変だろうとブラジル産の紫水晶の大きな原石を貴兄が輸入して呉れ今も無用の長物として家の前庭にカバーを被せて転がっている石を見ると時の経過を感じます。
予備校からの付き合い往時の紅顔の美少年ももう64歳、歩んできた道も異なりますがお互いに『我が人生に悔いはなし』残された人生をソフトランヂングさせまっとうしたいですね。
【おやじの想い出】の中から貴兄の選んだ部分をメールで送って下さい。自費出版ですので読みたいと思っても手に入らない事から是非この寄稿集で一部なりとも掲載、披露させて下さい。



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