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第11回バーチャル座談会 【アテネ・オリンピックに付いて語る!!】後編
第11回のバーチャル座談会は、【アテネ・オリンピックに付いて語る!!】ですが前編は、過去のオリンピックに付いての思い出とかイントロダウションで終ってしまいましたが、愈々8月14日の開会式から29日のマラソンまでの2週間の熱戦を繰り広げます。多くの皆さんからそれぞれのアテネ・オリンピックの思い出を語って頂ければと願っています。
と云う事で皆さんからのご発言を期待していたのですが、熱いオリンピック競技と反対にそれほど盛り挙がらないまあに終ってしまいました。中国の台頭、日本のメダルラッシュ、ブラジルのそこそこの健闘、特に最終日のマラソンで一躍世界の英雄に伸し上げられたバンデレイ・デ・リマ選手の爽やかな立ち居振舞いと発言は、来伯した小泉首相も感動した出来事でした。女子マラソンの3選手の健闘と矢張りオリンピック競技の中でもマラソンは、特別の意味が有るのでしょうか。今回、初めて各種MLを通じてご発言頂いた皆さんにお礼を申し上げます。写真は、現地より送って頂いた北川外志廣さんの女子マラソン優勝のテープを切る野口みずき選手を使わせて頂きました。


和田:前編は、これ迄に寄せていただいた東京オリンピックの思い出、現在ギリシャで取材しておられる沢田さん、北川さんの発言等を取上げておりますが、後編は先ず開会式への感想から入りましょうか。

佐藤:今朝は2時過ぎからアテネ・オリンピック開会式の模様をNHK-BS・TVで観ましたがギリシャらしい演出の数々で楽しめました〜。早速今日は北島選手の競泳100m平泳ぎ予選、柔道女子48キロ級の田村選手、男子60キロ級の野村選手、ソフトボール予選・日本/オーストラリア etc....観たいものが目白押しです!!

MASAYO:佐藤さん、当分睡眠不足が続きますね。これは。
さっそくの北島康介選手、予選一位通過、やりましたね。
オリンピックの開会式も幻想的でいかにもギリシャらしく歴史を感じされる素晴らしいものでしたね。
リアル時間では見れませんでしたが(もう口あいて寝てました。笑)
朝から何度も何度もTVで見ました。青の色彩がとても印象的でした。
きっと佐藤さんは水泳が一番、興味がおありではないでしょうか。
ご自分のタイムと比べてどうですか?(笑)

桐井:オリンピックの開会式は確かに見応えがありました。しかし、オリンピックにさほど関心がありません。むしろ今のオリンピックはクーベルタン男爵が提唱したオリンピックの精神に反しているとさえ感じています。平和裏のうちに行われるべきオリンピックがテロ対策に追われている感じがします。
また、開催地や選手獲得のために買収が行われていると聞いてはまったく興ざめです。
そのためには、先ず世界中の貧富の格差をなくし、真の意味で宗教協力ができるようにすることが先決だと考えます。みなさんはいかがお考えでしょうか。

香西:心配されたテロも起こらず、順調に競技が進んでいますね。
最も印象深かったのは、紀元前からの文明と現代オリンピックまでの歴史を表現した開会式でした。オリンピック発祥の地、ギリシャに相応しい演出に感動しました。また、今回は日本選手だけでなく、ブラジル選手の活躍も注目しています。バーチャル座談会の効果ですね。

桐井:まったく同感です。とてもよい勉強になりました。また、毎日、日本の選手たちの活躍ぶりに感動しています。ブラジルの選手の皆さんのますますのご活躍を祈念します。

山本:今日から先祖帰りで第28回アテネオリンピックが開催されて過去の歴史となった16回東京オリンピックの思い出をテーマに提起されましたので、今後の予想を兼ねて感想を述べてみたいと思います。
東京オリンピックが昭和39年(1964)に開催された前後の経緯は、昭和30年(1955)頃から経済白書は「もはや戦後ではない」、昭和45年(1970)には大阪万博(EXPO`70)を開催して、日本経済は長期高度成長経済へ邁進し後に経済大国世界第二位と自信ありげにバブル景気と崩壊の荒波を経験して現在を迎えました。
次の第29回北京オリンピックはどのような発言を述べるのでしょうかと、可笑しな社会体制(政治は共産主義で経済は自由主義)で貧富格差の二極化構造で成り立つ中華人民共和国経済。「もはや後進国ではない」そして「物づくりは世界第一位の経済大国だ」と発言するのかなと想像して考えたりします。

和田:今回は、HSLNのMLにも呼びかけ山本さん初め新登場として7名の皆さんの発言も収録させて頂いております。早速の山本さんらしいご発言有難う御座います。オリンピックがその国の経済発展に大きく寄与した例が多いですね。東京オリンピック然り、ソウルオリンピック、2008年には、国の総力を挙げての北京オリンピック、国の威信、発揚を世界に示す良い機会となります。
アテネの五輪は、伝説と神々に彩られた、近代技術と演劇性の強い開会式で世界を魅了したとの見出しで当地新聞にも第一面で紹介されております。

桐井:オリンピック各選手の真剣な競技は確かに私たち観る者に大きな感動を与えてくれます。オリンピックを通じて真の世界平和が達成されることを心から祈念します。ところで和田さん、オリンピックでブラジルと日本が対決する場合、どちらに応援をなさいますか。外国籍のある日本人には共通の問題と思いますが・・・。

和田:NHKが放映権の関係で見られず地元ブラジルの放送に頼らざるを得ませんが、現在ブラジルと日本の女子バレボールの第一セットを放映中ですが、25−21でブラジルが第1セットを取ったようです。祖国日本と移住国ブラジルの対戦にはどちらを応援すればよいのか『生みの親と育ての親』の関係でしょうか?気持の上での祖国と40年以上住んでいる日常の生活と密接している移住国の対戦では、矢張りブラジルを応援してしまいそうです。特にこれは個人競技より団体競技にその傾向が強いですね。参加競技、人員の少ないブラジルの女子サッカー、女子バレーには勝ち抜いて欲しいと切に望む所です。

荒木:スポーツ大国日本を期待します。オリンピックはまだ前半ですが、日本の得意種目柔道、水泳それに体操の種目ではそれぞれ大変な復活(?)で、柔道では本家日本の健在を世界に示しました。残念だったのは期待の井上選手がメダルを獲得出来なかった事です。体操も男子総合で金メダル良かったですね。
競泳ではメダル8個で戦後日本では最多だそうです。特に北島選手が平泳ぎ100、200の2冠達成で、200m後半150mからは断トツ、その試合運びに抜きん出た強さですっかり感激しました。
半世紀近い昔になりますが、56年メルボルン大会では平泳ぎで古川勝が金を取って以来の快勝で真に喜ばしい限りです。メルボルンでの古川は、当時始まった潜水泳法を駆使しての金メダルでしたが、以後潜水泳法は平泳ぎとは認められなくなりました。当時高校生だった私は水泳部で平泳ぎを選び、毎日放課後とか合宿の練習でプールサイドに沿って歩く先輩からモグレ、モグレの掛け声で練習し、お陰で県の代表となった事を思い出しています。
古橋、橋爪から始まった近代日本水泳は、これからも続々と新しい選手が出る事を期待して止みません。

山本:私も小さい頃中長距離の自由形選手としてフジヤマのトビウオとして活躍した古橋の事は当時NHKラジオで全盛時代に短波放送で深夜にロスアンゼルスからの放送で古橋・橋爪(両名は日大出身)らは世界新の連続更新で日本人を元気付けた思い出は薄ら覚えですが知っています。

古城:東京オリンピックは、戦後の終わりといっても、よかったでしょう
ね。私は、会社に入って6年目で、青山にある親戚宅で、白黒(だったと思う)TVで、東京オリンピックの実況をみていました。でも、どんな記録があったのか、正直何も覚えていません。
話が、それて申し訳ありませんが、私は次の話題の方が、オリンピックよりは、日本の威信にぴったり来るのです。
当時の国鉄が総工費3800億円を投じ、1959年4月に新丹那トンネルを開通、新幹線を総力を結集して建設し、10月10日オリンピック開会式の直前に開業にこぎ着けた。日本では初めての広軌を採用し、東京と大坂を4時間(翌年10月には3時間10分)で結んだ。
というのも、あの10月に何回も大阪へ出張させられたからです。私が思うに日本の戦後は東京オリンピックの頃終わり、それからは、高度経済成長期をひた走って行きました。そして、私も会社の歯車のひとつとして、馬車馬のように働きました。
そして4年後、メキシコ・オリンピックの寸前にビジネスで、メキシコに行って、オリンピックの始まる前に日本に帰りました。

塩見:期間中、トランジスターラジオを離さずに仕事か なにかしていました。なんといっても、東洋の魔女、そして、体操。国家公安委員長、いまは貫禄ですが、当時はほっそりのスタイルでした。オリンピックが政治家への道でした。
重量挙げも快挙でした。さきほど、女子ソフトボールは快音のないまま、完敗、前評判どおりにいかないようです。

山本:日本の体操は再び日は昇ると言うように28年ぶりに復活の優勝をしました。さて、日本が過去に優勝した競技を振り返って見ますと体操他、バレーボール・卓球などもチームプレーとして団体競技で優勝した事がありますね。今回は野球・サッカーも参加してどちらかと言えば欧米の個人プレーより団体行動の組織で戦うのが得意のように見受けられます。
団体で優勝した場合のメダル数の把握は個人差があっても全員に同一の金メダルを与えられます、しかし、各国の金メダルの獲得数を数えるのを見ますと団体の場合その人数で含めるというより1個扱いの個人単位ので把握していると思いますが、皆さん方にお聞きしたいです、メダルの重みは個人の力と団体組織の力と比べてどちらが重いのでしょうか、誤解した理解かもしれませんが?

筑紫:陸上女子マラソンで、野口みずき、土佐礼子、坂本直子の活躍を昨夜は徹夜で感動シーンを見ました。よかった!

やなけん:わたしも マラソン見ました。そして、実況中継しました?
感動を有り難う 3人娘
記録
金 野口みずき 2:26:20
銀 ヌデレバ   2:26:31
銅 アレム    
4位
5位土佐礼子  2:28:43
6位
7位坂本直子  2:31:44
本当によくやった。 見ていて良かった。寝たのは2時35分。 今4時。寝不足止むなし!
野口にヌデレバが10秒差までせまる 大接戦。手に汗握りました。
そして、土佐、坂本も最後まで堂々の走り。いうことなし 申し分ない活躍と認めましょう。これで、Qちゃんも浮かばれるってモンだ? 

横山:バンザイ! ばんざい!  すごい 女子マラソン 一位 野口 五位 土佐 七位 坂本 日の丸が舞ってます。 素晴らしい感動をありがとう。

平床:野口みずき・小さな巨人、バンザイ、おめでとうございました。
日本バンザイ、日の丸バンザイ・君が代バンザイ・感動有り難う。

山本:野口みずきのストライドは高橋尚子は163センチで140センチ余りと比べて、150センチの身長より2〜3センチ短いとの事。
重ねて人生の長い苦難を忍耐強く歩んだ気持に重なります。
NHKテレビの再放送からの感想。

丸木:幻の長嶋ジャパン、準決勝で敗退!しかし、これはミスターに代わって采配を振るった中畑ヘッドコーチの責任ではない。
出場不能の長嶋監督にこだわり、星野や落合のような有能な監督を選ばなかった球界のドンは土下座して謝り切腹せよと云いたい。
長嶋は、球界引退の際に、巨人軍は不滅ですと叫んだが、球界のドンがのさばり続けると日本の球界は沈滞するばかりだ。

北川:日本期待の女子マラソンで野口みずきが2大会連続の金メダルを獲得しました。土佐が5位、坂本が7位と全員入賞を果たしました。
7月に3人が五輪のコースを試走した時も同行しました。ゴール地点のパナシナイコ競技場まで走って来た時、坂本、土佐は早朝のためゲートは締まりこれがゴールですか?と遠くから見つめていました。7月はまだスタジアム改装の真っ最中、野口は最後の試走を終え競技場を訪れた時、誰も入れないが、本戦に出るランナーならば入場を許可しますと係員が言いました。野口は「来月、一番で此処に帰って来るから今は入りません」と応えその通りになりました。 凄い事です”
僕はマラソンという競技が大好きで君原さんの頃から見ています。個人的に私生活まで撮影していたのは、瀬古、有森、高橋尚子、そして野口、土佐と限りなくいますが、練習を見ていてもただ走るだけです、高地だったり平地の違いはありますがただ走るのです。でも見ていても退屈しません!
長嶋野球は完敗でした、2度も同じチームに負けるという事は完敗の何物でもありません。私達カメラマンは視覚と聴覚でゲームを見、映像を作ります。
バットの芯でとらえた音は「パ〜ン」という高い音で強いボールが飛んで行きます、優秀なピッチャーと渡り合った時の日本の選手のバッティング時における音は低く遠くに飛んで行きません、今の日本のプロ選手はナイトーゲームに慣れていて、しかも人工芝でのプレーがあたり前です、そして猛暑! でも相手チームも条件は同じです、でも負けました。何が足りないのか? トーナメントの一勝の重みを心で感じていないのではないでしょうか?ベンチに吊るされた3番のユニフォームが遺影の様に風で揺れていました。やはり日本の野球は日本だけの野球なのかもしれません。
キューバはゲームを確実にした6回頃からベンチからハバナ産でしょうか?白い煙と良い香りが我々ベンチ上にまで上がってきました。ワイワイ楽しく、そして打つべき人が打ち守る人は守る単純な事を単純にやってのけるキューバチームは凄いですね。来年、この金メダルチームから何人アメリカへ亡命するのでしょうか?
私のアテネ五輪も終わったようです。後2日、街でも観光しましょうか。それではまた連絡します。

和田:今回のアテネには『私たちの40年!!』関係者のお二人が現地取材に出向きました。カメラマンの北川さんとサッカー評論家の沢田さんです。北川さんの取られた写真の一枚を今回使用させて頂きますが沢田さんにも一言お願いします。沢田さんの専門のサッカーコメントは、別途専属コラムに掲載しております。

沢田:ギリシャには21日に入り、これまで男子サッカー(準々決勝のアルゼンチン対コスタリカ、準決勝のアルゼンチン対イタリア)、女子サッカー(準決勝のブラジル対スウェーデン)、野球(準決勝の日本対オーストラリア、3位決定戦の日本対カナダ)、女子レスリング、ソフトボール、女子バレー(準々決勝の日本対中国、ブラジル対アメリカ)などを観戦しました。
野球は、当然、決勝でキューバと対戦すると思っていたので、準決勝でオーストラリアに完封負けしてガッカリ。オーストラリアは阪神のウイリアムスと元中日のディンゴ以外は2流選手ばかり(のはず)なのに負けるとは、情けない限りです。こういう場合、サッカーの世界ではサポーターから罵声が飛ぶのがふつうなのですが、応援に来ていた日本人ファン(大勢いて、ほぼ日本のホーム状態でした)は「よくやったぞ〜」といった慰めの声がほとんど。サッカーとのサポーター文化のちがいをひしひしと感じました(僕は一人で怒っていましたが)。
今日26日は、女子サッカーの決勝(ブラジル対アメリカ)を見ます。それから、27日に男子サッカーの3位決定戦(イタリア対イラク)、28日に男子サッカーの決勝戦(アルゼンチン対パラグアイの南米対決)を見てからギリシャを離れます。

和田:世界202カ国、1万人以上の選手が16日間の渡り熱戦を繰り広げたアテネオリンピックも無事終了しました。
皆さんのオリンピックは如何だったのでしょうか。
日本は、アメリカ、中国、ロシア、オーストラリアに次いで東京オリンピックと同じ金メダル16個の活躍振りを発揮しました。柔道、体操、水泳、陸上、野球?とメダルを37個は、立派なものです。
ブラジルは、金メダル4個、銀3個、銅3個合計10個のメダルを獲得世界ランク18番目に着けています。

やなけん:アテネも日本にとって、メダルラッシュで、ハッピーエンドで終了。
さて、次期開催は北京となるわけですが、最近の我がまま中国国民は(チュウリーリャンモーレンミン・シェーシェーダイダイヨウハオシャーチ)4年後までに大人に成長してくれますかどうか。靖国神社のあいつだけが日本人じゃー無いということを日本人自らが示していく必要があるんですよね。

山本:野球では、実力不明なるオーストラリアに二敗する、長島さん御免なさい、日本の実力は米国・キューバだけを注目していましたがもういい訳せず、長島さんが居てもいなくても、日本より実力の上手な国がありました。

丸木:最終日に、男子バレーボールでブラジルが金メダルを取った後、マラソンのブラジル選手がトップを走り続けたので、シャンペンを冷やしていたら、アイルランド人がマラソンコースに入り、リマ選手の進行妨害しコース外に拉致! 前代未聞のオリンピックでした。それでも、最後まで走り続け、優勝よりも価値あるゴールインしたバンデレイ・デ・リマは、オリンピック史上に残るブラジル・スポーツ界の誇り。スポーツマンシップの象徴として、世界の教科書に載ることでしょう。
長嶋ジャパンの銅メダルは、日本でも評価されてませんが、あの結果は出場選手を責めるよりは、出場できない長嶋監督に固執した球界上層部の責任。
長嶋氏は、これからはパラリンピックの選手団長として、日本の身体障害者に夢と希望を与える重要な役目を果たして欲しい。 リオデジャネイロ州ニテロイに市に住む私の友人で、モスクワ・パラリンピック以来ブラジル選手団長のジョアン・バチスタ氏は、夫人のレジーナ・ロドリゲス州議員と共に、ブラジルの身体障害者に夢と希望を与える厚生事業に尽力される姿には頭が下がります。

和田:オリンピック史上に残るブラジル・スポーツ界の誇り、スポーツマンシップの象徴として、世界の教科書に載ることでしょうと丸木さんが絶賛するリマ選手に付いて工藤さんからもご意見を頂いています。

工藤:アテネオリンピックは小生にとっては、忘れぬ事の出来ぬ大会になり幸せです。爽やかであり大きな包容力のある人生観を持ったデリマ選手と出会ったからです。
毎日毎日練習に明け暮れ雑念や余計な欲望に屈する事無くアテネに向かい、全力を尽くすべくゲームに望んだ事でしょう。自分の全てを燃焼すべくひたすら走ったのでしょう。そしてあのアクシデントと遭遇してしまった。
衝撃と不安と痛みを振り払って残りの距離を黙々と走り、追い抜いて行く二人の選手の背中を見ながら、それでも走り切った。
走り終えたデリマ選手が、「金が取れたかもしれない。でも、神が与えた試練を乗り越えて完走し、メダルまで貰う事が出来たことに満足しています。」と言ったのを聞いて、自分の耳を疑いました。こんな立派な人生観を持った人が居たんだと、強い衝撃を覚えました。
そして、この彼はブラジルに生まれて育ったと言うことを今また改めて思い、デリマ選手に感謝すると共に自分が人生の一部をブラジルでブラジル人と共に過ごせることに感謝しています。

和田:パラリンピックが始まりましたが、丸木さん推薦の長嶋監督は、団長として参加されたのでしょうか?プロ野球のストと再編、変わって行って欲しいですね。

辻:野口選手に「最高の賛辞」を、高橋尚子の監督にパッシングを!!
野球について、野球連盟・「邊つね」のおごりとJOCの弱腰に反省を求めます。監督が病気なら、何故代わりの有能監督を選定しなかったのか?メダル無しに帰ってきた選手が気の毒だ!

伊豆山:オリンピックについての、一言、ですが、ブラジルのマラソン選手への妨害、その他、色々な観点から興味深い話題は尽きないと思いますが、何か一つに絞るとすると、やはり、バレーボールの監督と選手の織り成す、感激シーンが、印象深いものでした。 
ブラジル選手は、手と足の違いこそあれ、瞬時の各選手の気転とチームの連携は、サッカーにも通じるものがある様に見えました。 ブラジルの監督の、「おい、お前達、何やってんの? とかしろよ!」 と言わんばかりの泣きべそ、 指まで噛んで、うろうろしている姿は、武田鉄也の金八先生に通ずるものが感じられ、「ヤンチャボーズ」を扱うのは、「これしかないか」と思えて面白かったです。 
女子の決勝での、中国、とロシアの監督が、これ又、対象的で、タイムをかけた時、ロシアの監督は、カンガンどなり散らして、選手は只おとなしく、じっと聞いているのに反し、中国の監督は、何処に行ったのか、選手の影に見えなくなって、選手達が、お互い同士で、キャーキャー、ピーチクパーチク、煩く囀って、最後に、「ヤーッ」と気合を入れて、試合に向かう姿が、両チームを対象的にして、とても印象的でした。 結局、「選手の影に見えなくなった監督」が勝って、「ガンガン怒鳴った鬼監督」が負けてしまった。 そして、ロシアは、二人の超スター選手に頼り過ぎたきらいが無きにしもあらず、と思えました。 
その点、ブラジル男子チームは、ナンバーワンの選手を怪我で欠いたことで、寧ろ、皆が、より、危機感をもって、団結出来たのではないかとも思え、世の中、何が幸いし、何が、結果をもたらすのか、一概には云えないのだと、つくずく感じさせられました。 
残念ながら、ロシアに負けた、ブラジル女子の試合は観戦いたしませんでしたが、中国に負けた、ロシアの選手の悲しみの姿は、胸を打つもので、知らず知らずに中国を応援していた私も、「彼女らに幸いあれ」、と思わずにはいられませんでした。 
「美人だったからだろう?」 「いやー、それも、無関係とは云いませんが、正直に云って、それだけではありませんでしたよ。」 

和田:オリンピックを話題にした第11回バーチャル座談会は、思っていたより低調で掲載を取り止めようかとも思いましたが、参加下さった方の発言を尊重し何とか後編として纏め挙げました。バーチャル座談会もこの辺で手仕舞いした方が良いのかも知れませんね。アクセスが増えればとの願いから香西さん、MASAYOさんと始め桐井さん、山下さん、沢田さん、佐藤さん、栗本さん、関さん等にメンバーになって頂きその後多数の方が協力して呉れました。ご協力有り難う御座いました。このまま終焉では淋しいので、次回は、恒例の『新年に寄せて!!』にしましょうかね。




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