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世界社会フォーラム(FORUM SOCIAL MUNDIAL)がポルトアレグレで開催されました。
1月26日から31日までポルトアレグレ市で世界社会フォーラムが開催されました。2001年に第一回大会がポルトアレグレで開催され今回で5回目ですが、昨年のインドのムンバイ市での開催を除き過去4回ポルトアレグレでの開催でこの社会ホーラムの本部設置都市としてその役割を果たして来ましたが、昨年の市長選挙で4期16年続いた労働党候補者が破れ来年からは他の都市で開催が決まり、2006年度はカラカス、2007年はアフリカでの開催が決まりました。ポルトアレグレの夏の風物詩として世界各国特にテント生活をする世界中の若者の集いがなくなるのは少々残念ですがまたPT【労働党】市長が生れれば自然とポルトアレグレに戻って来るでしょう。
1月31日の閉幕式にベネズエラからHUGO CHAVES大統領が参加、LURA大統領より大きな支持と人気を博していました。来年はベネズエラで開催との彼の演説が受け入れられていました。テレビで演説中に撮った写真ですが、感じは出ていると思います。


第5回の世界社会フォーラムが1月26日より31日までポルトアレグレで行われます。2001年に第一回大会が行われ昨年インドのムンバイで開かれたのを除いてポルトアレグレに置ける開催は今回で4度目になりますが、これがポルトアレグレで開催される最後となりました。ポルトアレグレは、PT(労働党)の牙城として実に4期、16年間に渡り労働党員が市長を務め「市民参加の政治」を標榜し世界でも類を見ないお手本として注目されて来ましたが、昨年11月の市長選挙の決戦投票でPTが破れた事により世界社会フォーラムの主催地としては相応しくないとの判断で2006年は、何所にするか立候補をさせ複数都市での同時開催方式を取る。2007年はアフリカ大陸で開催するとの決定を開会式で確認しポルトアレグレの世界社会フォーラムの本部としての役割は終焉した。二日目の27日にルーラ大統領がポルトアレグレに遣って来ましたが、大統領の人気はもう一つでグローボ紙速報には「野次り飛ばされたルーラ」との見出しで報道しています。
170カ国、12万人参加と云われていましたが正式に参加手続きをしたのは、122ヶ国、7万8千人と大幅に減少していますが、これは参加費を支払って正式垂オ込みをした人の数でテントを張って座り込んでいる多くの若ものは、この登録をしておらず地元ポルトアレグレの学生層等の参加者を考慮すると大きく膨れ上がるとしても12万には達しないでしょう。
ルーラ大統領は、明日には同時期に行われているスイスのダーボスに於ける世界経済フォーラムに出席の為、スイスに向かいます。
関連ニュース等を追ってみます。

現在、ブラジルのポルトアレグレとスイスのダーボスで同時に開催、進行している【もてる国ともてない国】【貧困と冨】を代浮キる世界会議に付いての皆さんの住んでおられる場所における新聞報道等は、如何でしょうか。サンパウロの新聞2紙の報道をニッケイ新聞が翻訳記事として取上げていますので参考に転載して置きます。皆さんのコメントを期待しています。
26日に防弾チョッキを着用した?ルーラ大統領は、最近購入した大統領専用機で初めてポルトアレグレに降り立ち同じ専用機でスイスに向かいました。ポルトアレグレのh行場に20時間泊まっていた大統領専用機 Aero Lulaは、人気を博し多くのポルトアレグレンセ(ポルトアレグレ市民)が飛行場に見学に行ったとのことです。普段R$114.00のホテルが何とこの期間中はR$300,00に跳ね上がり顰蹙を買っていますが経済原則?の需給関係で日本からの出張者には我慢して貰っています。

世界社会フォーラム=飛び交うやじ怒号=大統領は「裏切り者」=「耳にタコ」といなす本人
-----------1月29日(土)
 【エスタード・デ・サンパウロ紙二諸ェ日】ルーラ大統領は二庶オ日、ポルト・アレグレ市で開催されている世界社会フォーラムに出席、三曙ワ分にわたる演説を行った。しかし大統領が壇上に上るやいなや、ブーイングややじ怒号がわき上がった。
 これらは労働者党(PT)の反主流派や学生連盟、NGO団体、土地占拠運動(MST)らが組織したもので、口々に大統領に対し「裏切り者」を連呼した。いっぽうでPT主流派はこれらのやじを打ち消すため拍手を送り続けた。会場はさながら宿命のライバル同士が対決するサッカー場の様相を呈し、大統領の演説中、会場は怒号と拍手の渦と化した。
 フォーラムが開会された二序Z日には双方の運動員が同市に集結していた。学生連盟ら反政府派は市内の空地でキャンプしながら、反政府のビラを配り、デモ行進を行った。現政権は経済政策ばかりに気を取られ、社会問題をおざなりにしていると彼らは主張する。公約の一番に挙げておきながら実行しないのは「裏切り行為」だと決めつけている。
 いっぽうで現政府派は、PTや労組の運動員を他州からバスで送りこんで反対派の動きを封じる作戦にでた。開会日には一万一千枚のPTのロゴ入りTシャツと党旗を配布して市中をデモ行進した。さらに二庶オ日は会場で七千枚を配布した。ルーラ大統領の演説に際し、会場の要所を占めるべく、八時の開門を一時間早めて運動員を送り込むという人海戦術をとった。これが功を奏して反対派はごく一部しか入場できず、しかも隅に追いやられたため、会場では拍手が勝った。入場できなかった反対派は会場前でルーラ大統領の人形とアメリカの国旗を焼いて気勢を上げていた。
 ルーラ大統領は演説の中で、ブーイングややじは一九七五年に労組活動に身を投じて以来、聞き慣れて耳にタコができていると述べて笑いを誘い、「今反対している若者達はPTの少年兵で、成長して一人前になったら党の真意を理解し、必ず我が党に戻ってくる」とし、その折には我々は両手を広げて歓迎すると煙に巻いた。いっぽうで貧困問題にふれ、今からスイスのダヴォスで開かれている世界経済フォーラムに行き、先進国に支援を呼びかけると述べた。これに対し反対派から「自国の貧困と社会平等を見直せ」とのやじが飛んだが、気にする素振りは見せなかった。

■世界経済フォーラム開催=スイスのダヴォスで=ドル安と国際化をテーマに=FTAA難航は米国にも責任
-----------------1月28日(金)
 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二庶オ日】スイスのダヴォスで開催中の世界経済フォーラムで米国国際経済研究所(IIE)のフレッド・ベルグステン氏は二序Z日、ブラジルが米州自由貿易圏(FTAA)国zで合意に手間取っているのは、ブラジルだけの責任ではないと報告した。巧みに世界経済を操って、米国と国際金融へ有利に誘導するグローバリゼーションの綾を同氏は指摘した。これは別段目新しくはないが、同氏は数字で事実を証明した。
 ベルグステン氏は、グローバリゼーションの中でもがくブラジルを一例として紹介した。FTAAは、締結の最終期限〇四年藷月三処齠に至っても合意に達しなかった。米政府を批判しながらも米国民は、自由貿易とグローバリゼーションを別ものと明白に認識していると、同氏はフォーラムで述べた。
 ブラジルはまだ認識していないようだが、もうひとつのリスクがある。日本と中国、韓国を中心に形成されつつある東アジア自由貿易圏が、ブラジルへ及ぼす影響だ。東アジア自由貿易圏が発足すると、世界は米州とEU、東アジアの三大経済ブロックが完成する。
 東アジア自由貿易圏には、現在進行中のグローバリゼーションを制御する可柏ォもある。日中貿易は、日米貿易を凌駕した。中国は対日貿易で一九・二%から二〇・一%へ上り、伸び悩む日本経済にとって重要な地位を得た。日本の対米貿易は二〇・五%から一八・六%へ減少。しかし日米関係は数字よりも、密接な関係がある。この事実を、ブラジルはどう見ているか。
 これまで米国は、グローバリゼーションで年間一兆ドルも潤った。ブラジル二つ分以上の金額だ。特に稼いだのは国際金融部門で、年間成長率一九%とブラジルの四倍にもなる。そして金融部門は〇五年も好調だ。グローバリゼーションというパイプを通じ、世界の富は米国の国際金融へ吸い上げる仕組みになっている。
 二〇一三年には〇四年の三倍の早さで米国に向かって、世界の富が集中すると卵zされる。金融界の成長率は、産業界の成長率を常に上回る。過去五年間、EUも米国の国際金融へ資産の移転を行った。
 ブラジルの産業界を悩ませているドル安攻勢は、グローバリゼーションと併せて両刃の剣とファイナンシアル・タイムスが報じている。米政府は長期間ドル安政策を採り、財政収支の赤字是正に努めるとみている。
 貿易収支の赤字是正には、二つの方法がある。輸出奨励と輸入代替だ。しかし、米政府には貿易収支の赤字是正に向けた設備の近代化努力は見えないと、同誌が疑問を呈している。米国は年間、一兆五千億ドルの工業製品を生産し、稼働率は七九%。財政収支の赤字は、国内総生産(GDP)の四〇%もある。
 ブッシュ大統領の公約通りに双子の赤字をなし崩すには、一〇〇%以上の稼働率が必要になる。このような数字を見る限り赤字解消宣言は非現実的で、何のためのドル安なのか理解に苦しむ。米国の本音は、国際金融による世界経済支配なのかと同紙が指摘する。

現在ポルトアレグレの町で開催されている世界社会フォーラムは、本日で終了しますが昨日は、次回開催が決定したヴェネズエラのHUGO チャベス大統領が演説し人気を博したようです。テレビで彼の演説を聞きましたが、自然な形のルーラ大統領と合い通じる所も多いようですが少し感じが違い聴く人の気持を捉えるところがありルーラ大統領の時の野次は、無く皆耳を傾けていたよです。2006年年がヴェネズエラ、2007年がアフリカ開催に決定したようですが、発祥の地ポルトアレグレは、その本部設置の権利を失いました。理由は、昨年の10月選挙でポルトアレグレ市長がPT≪労働党≫以外の候補者が選ばれたからです。政党とは関係がない筈ですが、矢張り労働者階級、学生、社会主義者の集まりが原則のようです。
日本では殆ど報道されていないとの事ですが、辻さんがラジオの報道を聞かれたとかその感想を送って下さいました。

昨日、普段は滅多にスイッチを入れない「ラジオ」で、ポルトアレグレでグローバリゼーションについての国際会議が開かれている事を知りました。新聞やテレビでは報道されていない事ゆえ、途中からでしたが興味深く聞きました。
有名なスイスの「ダボス会議」とは目的が異なり、何万人かの多くの人が参加したそうですね。
その際にポルトアレグレ市について、非常に民主的な自治体で、市の落Zの執行についても市民が参画するのだという説明もありました。
この会議について、PRしていただければ幸いです。
辻 重雄
shigeo@sweet.ocn.ne.jp
www8.ocn.ne.jp/~shigeo/">http://www8.ocn.ne.jp/~shigeo/

世界社会フォーラム閉会、理論のみ先走り焦りの色(サンパウロ新聞より)
二序Z日から南リオグランデ州の州都ポルト・アレグレ市で開かれていた第五回世界社会フォーラム(反ダボス会議)が三処齠に閉幕した。
 世界百三曙ワか国の代侮メらがまとめた提案は三百五藷件に上り、巨大な白色パネルにその一つひとつを侮ヲされた。
 提案の中には国連、IMF(国際通貨基金)、WTO(世界貿易機関)など国際機関の「民主化」を要求するものがあり、行動としては「貧困対策への国際グローバル・アクション招集」がある。
 世界社会フォーラムは「理論ばかりで実際行動がともなわない」という冷評を意識し、フォーラム組織者らは、フォーラムを通じての討論結果をインターネットに織り込んだ。今までのフォーラムではそれが無かった。しかし重要性が無かった、ということではない、と組織担当者ら「例えばフランスとドイツの代侮メらはイラク戦に参戦すべきでない、と主張していた」と指摘する。
 第五回世界社会フォーラムに代侮メを送ったのは百三曙ワか国、参加者に至っては曙ワ万五千人を数えた。うち三万五千人は青年、青少年で専用キャンプははち切れるばかりだった。
 しかし、一か所にだけすべてを集中したのでは成績をみるまでに支障がある、として来年からは会議の場所を分散することになった。すべてはフォーラム国際委の決定することだが、南米ではベネズエラが有力な開催地候補国となっている。
 国際機関で第五回世界社会フォーラムに代浮送ったのは国連だけだった。
 世界社会フォーラムの中では世界の格差解消、国際的な飢餓ゼロなどへの運動がみられる。
 ブラジルにとっては国連が二〇一五年を目指している「ミレニアム目標」につき、市ごとにそれを達成させようとするローカル政府の指導が見られる。
 「サッカー民主化運動」もある。もっとファンやサポーターたちを決戦試合に参加させようとはかる。
 芸術と物理学を組み合わせ人間に新たな意識を培うという動きもある。
 そうかと思うと「ハイチからブラジル軍帰るべし」とルーラ政府にとってあまり愉快でない提案もあった。
 グローバル経済を整備せんとするダボス会議の議題と世界社会フォーラムのそれを結合させよう、という提案もあったが、両会議はあまりに両極端に走っており、その可柏ォはない、と判断された。世界社会フォーラム組織者の一人は「われわれは確かに同じ船に乗っている。しかし、ダボス会議の連中は特等席にふんぞり返っており、われわれは船底に詰め込まれている」と評していた。
 第五回世界社会フォーラムも閉会に当たってはつきものの抗議行進が行われた。今回の憎まれ役ナンバーワンはブッシュ米大統領、そしてFTAA(米州自由貿易地域)結成反対、イラク戦反対、IMF反対のスローガンがいろいろな発音となまりで行進五KMにわたって斉唱されていた。ブッシュ米大統領に反し「英雄扱い」されたのはベネズエラのチャベス大統領だった。



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