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ブラジル南部サンタ・カタリーナのダム ダム男、荒木昭次郎さんからダムシリーズ(5)です。
産業開発青年隊のダム男、荒木昭次郎さんからのダムシリーズ(5)です。これまではアマゾンのダム、ノルデステ(東北伯)のダムでしたが、今回は、私の住んでいるブラジル南部地方のダムに話題が移って来ておりいつも訪問する地域の話で親しみを感じます。特にピラツーバの温泉には、数年前のカーニバル休みにカシアスに住む高梨さんご夫妻とバスで出向きました。車をカシアスにおいて観光バスでの温泉行き思い出してもまた行きたくなる場所です。ペトロブラスが石油発掘中に出てきたのが温泉と言う奇遇でそれが町興し温泉の町として栄えている。浴衣かドテラを着て下駄で町に繰り出すといった鄙びた日本の温泉地とは大違いで大きな温泉プールで時間を決めて水中体操をしたり日本的な温泉とは違い海水着を着てのプール遊びに近く、ゆっくり浸かって暖まるという気分は沸いて来ませんでしあたがバスによる団体旅行も楽しいものでした。
写真は、荒木さんから送って頂いたケブラ・ケイショダムの余水吐けです


サンタ・カタリーナのダム
サンタ・カタリーナ州とリオグランデ・ド・スール州境を流れるウルグアイ河とその支流のぺロッタス河それにシャペコ川は電源開発のためのダム計画がたくさんありその幾つかは完成していますが,今度完成して堪水を始める嵐閧セったバーラ・グランデダムが自然環境庁から植物保護のために堪水開始にストップをかけられ,いろいろ対策を検討していると先日のブラジルの新聞に載っていました。
この河川流域には特有のブロメリアと言う植物が自生していますが,ダムのために水没して全滅の危機にさらされているため今回の処置になったようです。アマゾン流域とかマットグロッヲn方は広大すぎるため,監視が行き届かず自然の森林を何万ヘクタールも無法に伐採され,名も知られずに消えた植物や昆虫類が多数ある事と思います。が一面このように監視の行き届いた地方では自生植物の一種を救うのに多大の経費と時間をかけています。

この地方の河は山間部を蛇行して流れているので,トンネルを掘り山間を横切れば相当の落差が取れて発電には大変有利になります。流量も多く90年代初めに完成したイターダム(1450MW)はトンネル内径8m,550mトンネル5本で105mの落差を利用して発電しています(旧市街は水没したので新しいイター市がダム湖畔に建設されました)。上流のマッシャジンニョダムは3本のトンネルで(1140 MW),それに規模は小さいが シャンシェレー市の奥のケブラ・ケーショダム,又和田さんの地元リオ・グランデ・ド・スール州のサンタ・マリア市に近いドーナ・フランシスカダム等の工事に数年に渡り関係しました。

思い出に残るのはマッシャジンニョダム工事で,最も近い町はピラツーバと言う町ですが人口は2千人位の小さな町でドイツ人の3,4世が多く住んでおり,この町にはブラジルでは珍しく温泉があります。週末には近郊とか遠くの州都フロリアノポリスとかポルトアレグレからもバスを連ねて沢山の人が来ています。
実はこの温泉は60年代に当時の石油公社が石油鉱脈探しで試掘をはじめましたが,約700米掘り下げて突然石油ならぬ温水が噴出しだして,やむなく権利を地元に引き渡し引き上げたのだそうです。70年代にかけても石油探しにブラジル各地で試掘されて温泉が各地で出るようになりました。ここの水温は38度でいろんな効狽ェあり,また毎日正午にはバルブを開け放し30米を越える温水が吹き上がります。温水は幾つものプールに分けられて満たされ,勿論プールは大小,熱いのからぬるいのまで自由に選んで入れます。ただ入園前に医者から皮膚病などの簡単な検査があります。今は殆んどなくなったようですが,以前は何処のクラブのプールに入るのにも医者の検査で下着を下されて調べられました。

このダムに近い或る町でブラジル人からキリを知っているかと突然聞かれた事がありました。良く聞いたら「桐」の事で,以前人に進められて沢山植えたが買い手がいないとの事でした。昔,日本では女の子が生まれたら桐の木を1本植えたら嫁入り支度が出来るなどと言われていましたが,ブラジルで70年代に日本の「桐」を植えて輸出すれば良い金儲けになると言われ多くの人達が植えた事がありました。成木になるまでには枝の選定とかいろいろと手間も掛かりますが,そのうち日本では距離的に近い韓国とか中国から安く仕入れられて遠いブラジルからの話は立ち消えになってしまった様です。この桐の植林の事は特にブラジルの南部で話がひろがり,個人以外にも組合組織で買わされた知人が数名います。

シャンシェレーと言う町からしばらく北に行くとイプアスーと言う町に出ますがこの町に入る前にインジオ保護地区に指定された区域があります。ここの保護地区の中心には大きな学校がつくられて,毎日こども達が授業を受けています。学課以外にも体育館でいろんなスポーツが学べるようになっていて子供達は幸せそうでした。ただ掘っ立て小屋に住むインジオ達は電気はあるし食べ物は毎月支給されるしで,もともと勤労意欲の少ないインジオ達はますます働く意欲がなくなり困っていると案内してくれた運転手が言っていました。

ブラジルの南部のサンタ・カタリーナ州はやはりヨーロッパからの移住者が多く住み着いた所でイタリア人やドイツ人が多く,祖国の踊りや祭りが各地で続いています。
サンタ・カタリーナ州民の平均所得はいつもブラジル1,2位で生活水準が高く安定していますし海岸地方も観光名所として時期には多くの観光客が押し寄せ有名です。山岳地のサン・ジョアキン市は冬になると毎年雪が降り,また日本人がりんごの里に育て上げました。冬の気温が0度近くまでなるのが難点ですが将来移って住みたいと思っています。

添付の写真はケブラ・ケイショダムの余水吐けです。




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