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【2005年 チリ・レポート】サンチャゴ在住の山本雅俊さんのレポートです。
昨年1月にチリに出向きましたが、その時の仕事の仕上げとして今年3月に日本製鋼所の押出機の迫ヘUPの改造工事案件の据付作業に再度出向く嵐閧ナ山本先輩には現地での通訳のアレンジの可柏ォ等に付き相談に乗って頂いております。この度、山本先輩の【2005年 チリ・レポート】が早稲田の海外移住研究会のHPに掲載されていましたのでお借りしました。2004年には早稲田の海外移住研究会のOBがチリを訪問アンデスが望めるサンチャゴの山本さんのお宅で同窓会?を開いたようですが、写真はその時のものを使わせて貰いました。次回サンチャゴに出向いたと時には是非山本先輩を訪ねて見たいと願っています。


早稲田大学海外移住研究会OBの皆様へ
普段はご無沙汰していますが、皆さん相変らずお元気でご活躍のことと思います。
最近は月日の経つのが益々早く感じるようになりました。 あっという間にもう年末になってしまったという感じです。
今年からチリでもNHKの番組が見られるようになりました。 東京は大変寒いようですし、日本海側は大雪だとか。 幼児殺害事件やホテル・マンションの建築強度偽装事件等々、心が寒くなるようなニュースが多いのは誠に残念なことです。 預金者に金利も払わないで史上最高の利益をあげた銀行にも腹が立ちます。
チリの年末年始は夏の真っ盛り。 紫色のハカランダや深紅のブーゲンビリヤが花盛りで、とても綺麗です。 サンチャゴは連日晴天続きで、青い空に白いアンデス山脈が良く映えます。  メロン、スイカ、桃、さくらんぼう(アメリカンチェリー)等の果物が本当に美味しい季節です。 残念なのは、我々日本人にとって年末年始らしい雰囲気はひとかけらもないことです。
2005年は私にとってはとっても忙しい年でした。  石油天然ガス・金属鉱物資源機香iJOGMEC)という日本の独立行政法人から貰っていた仕事が日増しに多くなり、仕事をこなすために週末や休日も返上して働いています(チリの銅産業に関するリポート書き、銅産業に関連する法律・契約や情報の翻訳、通訳等の仕事です)。
年の後半は特に忙しく、8月にヘルニヤの手術で入院。 といっても2泊3日の短い入院で、もうすっかり元気になっています。 9月には気分転換のため、家族とブエノスアイレスに5泊6日の旅行をし、タンゴショウやフィエスタ・ガウチョ、買い物と食事を楽しんできました。 10月には前歯が1本ダメになってしまい、抜歯してチタンの歯根を植え込みました。 確り固定されるのを待って、3月頃にセラミック製の歯を入れることになっています。 
11月には娘が子宮筋腫のため入院・手術。 お陰さまで良性の筋腫とのことで、今では元気に働いています。
さて、黒瀬君からお尋ねのあったチリの最近の事情ですが、サンチャゴ市で最も悪名高い市内バスは、現在改革の真っ最中です。 10月から新しい制度が始まり、大企業による最新式の大型バスの投入が始まりました。 未だ完全に新車に入れ替わった訳ではなく、全体の三分の一程度でしょうか。 最新式の車なので黒煙を吐き出すこともなく、騒音も格段に少ないです。 制服を着た月給制の運転手で、最初戸惑っていた一般市民も今では新しいバスに慣れ、早く全体が入れ替わることを待ち望んでいるのではないかと思います。 そうなればサンチャゴの交通事情もスモッグもかなり改善されることでしょう。
チリではさる12月11日に総選挙がありました。 大統領選挙と国会議員(下院議員全員と上院議員半数)選挙が同時に行われました。  大統領選には4人の立候補者がいましたが、世論調査によると、9月頃までは連立与党の推す女性候補者バチェレット氏(社会党:元厚生大臣、元国防大臣)に対する支持率が圧倒的(約60%)で楽勝の感がありました。 しかし、野党連合(保守派)の推す2人の候補者の追い上げが激しく、10月以降バチェレット氏の支持率が落ち始め、選挙前には45%前後まで下がりました。 4候補者の合同テレビ討論会でのバチェレット氏の失策や、野党側の宣伝(バチェレットが当選した場合は、政権が大きく左傾する旨の)が効を奏したのが原因と云われています。 与党連合の最大党派キリスト教民主党(中道左派)支持者の内、中道派の一部が極端な左傾化を恐れたため、その票が野党候補者に流れたと説明されています。  
選挙の結果は即日開票・公浮ウれ、大統領選挙の方は与党推薦のバチェレット候補者が46%弱、野党推薦の2候補者がそれぞれ25%強と23%強、共産党の推す候補者が5%強の得票率でした。
チリの大統領選挙は、憲法で、第1回の選挙で有効投票の50%プラス1票を獲得した候補者がいない場合は、上位1位及び2位の両者で決選投票が行われると規定されています。
2位の得票率をあげたのは、有名な実業家で100−120億ドルの資産を有すると云われているピニェ−ラ元上院議員です。  1月15日にバチェレット氏とピニェ−ラ氏の間で決戦投票が行われます。  与党側は、バチェレット氏の得票数と共産党候補者の得票数を加算すれば、51%を越えるので、決選投票ではバチェレット氏が勝つと宣言。
一方の野党側は、2位と3位の浮足すとバチェレット氏の得票率を超えるので、ピニェ−ラ氏が必ず勝つと主張しています。 選挙後のアンケートでは、バチェレット43%、ピニェ−ラ38%と5ポイント差でバチェレット氏が有利ですが、9月以降バチェレット氏の支持率は常に低下傾向を示している一方、ピニェ−ラ氏の支持率は上昇傾向であること; 共産党の票がバチェレット氏に廻るとキリスト教民主党支持者の票が更にピニェ−ラ氏に流れることが卵zされることから、選挙の行方は全く混沌としてきました。
バチェレット優勢は動かないものの、選挙は水もの、何が起こるか解らない情勢で、チリ国民全体がナーバスになっている感じがします。
国会議員の選挙では与党連合が上下両院で過半数を制しました。 但し、与党連合内の最大党だったキリスト教民主党の議員が激減し、連合内での勢力も大きく低下しました。
与党連合内で議員数を増やしたのは社会党と民主主義のための政党です(共に左翼)。
バチェレットが当選した場合は、政局運営が容易になったと云えますが、政権内で影響力が激減したキリスト教民主党の票がピニェ−ラ氏に流れる動きを促進することにもなりかねず、大統領選を一層卵z困難にしています。
フジモリ元ペルー大統領は、チリに到着した直後に警察に拘束され、警察酷烽ノ拘束されています。 ペルー政府から身柄引渡しの要請が出されており、チリ司法当局の判決待ちの段階です。 判決には3ヶ月を要するといわれていますが、チリは現在大統領選挙一色の情勢で、拘束後のフジモリ氏の動向は殆ど報道されていません。 一般の世論としては、一部に同氏をペルー史上最高の大統領だったと賞賛する者もいますが、同氏を犯罪者呼ばわりする者が多く(特に人権保護運動者、左翼系市民)、そうした国民の声が司法当局に影響を与える可柏ォも否定できません。 どのような判決が出るかは卵z困難です。
新年までもう2日余り、2006年が皆さんの良い年になるよう地球の裏から祈っております。
来年は出来れば一度一時帰国したいと思っています。 その節は、またお会い出来ると楽しみにしています。  前回チリでお会いできた時はとても楽しかったですね。 前回来られなかった人達は勿論、来られた人達ももう一度チリにお出で下さい。 お待ちしています。
            チリ国サンチャゴ市にて、                          
山本 雅俊



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