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けい子58歳の誕生祝いアマゾンの週末旅行。
何時も苦労を掛けている女房殿の誕生日のお祝いにアマゾンの週末ジャングル・ロッジでの2日間を捧げた。私の66歳の誕生祝は、最果ての町USHUAIAでの女性群に囲まれての誕生会を楽しみましたが、けい子の誕生日は、アマゾンのジャングルでのこれも変わった誕生祝いと成りました。ジャングル・ロッジでの2日間の生活をATS社の今後のツアー客獲得の一助にでもなればと願い書き留めて置く事にしました。
写真は、どれにしようかと迷ったのですが、アマゾン河の日の出を拝みに行ったときのものを使用しました。


1月21日(土) クリチーバからの飛行機が始発港のイグアスが霧でクローズとの事で早朝から霧が晴れるまで待機させられる。クリチーバの飛行場にはVARIGのVIPルームがありそこでインタネットが使用でき退屈せずに済んだが無事サンパウロ発のマナウス行きに接続できるか大いに気を揉む。何とかクリチーバを発ちぎりぎりにサンパウロに到着するが肝心のマナウス行きも遅れており無事早朝ポルトアレグレを発ってサンパウロに来ていたけい子と合流し11時半の嵐閧ェ12時過ぎ出発。航空時間は3時間半、4時前にマナウスに着くが通常の時差1時間に加えて夏時間を採用していないためサンパウロの時間とに時間の時差がありまだ午後2時前であった。
ATS(アマゾン・トラヴェル・サービス)のベテラン旅行案内人の高橋 雄一さんが出向かえてくれる。照り付けるアマゾンの気持ちの良い午後の日差しを浴びながら大きなバンに乗り込み陸路アマゾン河の合流点にある船着き場まで出向き10人乗りの船に乗り込む。船には我々三人に高橋さんと船を操る船頭あさんだけ、突然のスコールで濡れないように荷物にビニールカバーを掛けて出発。近くに観光船も見られとても賑やかな感じ。
港を出ると直ぐに冷たい水のャ鴻c塔Gス河(アマゾンの本流で2000キロ上流のペルのイキトスまで航行可煤j常温22℃、ph7と暖かいリオネグロ河常温26℃、ph4.2との合流点に行く。潅木、枯れ葉等が多く水が真っ黒で酸性度強い温かい水と茶色の中性に近い冷たい水とは直ぐに混じり合わず数キロに渡り平行して流れている。その合流箇所がくつきりとと識別され船を合流点に泊め水の温度を手で感じ近くのアマゾンのキャベツと云われる浮き草を掬い上げたりワイワイとはしゃぎ回る。以前は大きな観光船での観光で水の温度まで調べることが出来なかっただけに今回の小船での観光は特別であった。
対岸に東京都の5倍もあると云うIlha de Careiroと呼ばれる中州の島に上陸。アマゾンでは上流階級に属する農家を見せて貰う。牛を飼い、マンジョカを植え、バナナ、パパイア等の果物と小型耕運機を所有、オクラ他の野菜を栽培。上げ床の木造建の家に住んでいる。別府の温泉地でも育っていた有名な大きなアマゾンの鬼バス(VICTORIA REGIA)を見学する。
船は島から対岸の本土?にあるATS管理のAMAZON RIVERSIDE HOTELの船着き場に辿り着く。まだ日が高い午後6時過ぎにチエックインする。上陸してから長いパッサレーラ(木の渡り廊下)を歩く。回廊にそれぞれ名前が付いていてャ鴻c塔Gス河にリオネグロ河が合流した時点からは廊下の色が2色になると言った工夫をしており最初に現れたのが増築した新館で我々はこの新館にお世話になる。新館を過ぎると丸い萱に似たアマゾンの椰子の羽で梳いた丸い屋根の本館がありその先が最初に出来た旧館がある。
マナウスから33km離れたRIO NEGROとRIO SOLIMOESの合流点からAMAZON河本流に面した場所に間口400メーター奥行き2200メーター総面積88ヘクタール(88町歩)の広大な土地に立ったジャングル・ロッジで電気は自家発電で電話は携帯だけインタネット接続もできないけい子が喜ぶ環境で自然の中での生活を楽しむ。
お客さんは、我々三人以外にはレシフェーから休息に来られていた後藤領事とオーナーの辻さんに案内役の高橋さん、東さんに食事を準備したり部屋を片付けたりするスタッフが数名に船頭さん数名と15室ある施設では勿体無い限りでした。
ホテルの土地内にある展望台まで上りAMAZON河を眺め何時もの年なら雨季に入り水かさの増えホテルの前は茶色いAMAZON河になっているはづであるが今年はまだホテル前はリオネグロの黒々した水が流れていた。
夕食前にAMAZON河に落ちる夕日を拝みに行く。リバーサイドホテルの船付き場より船でアマゾン河の中腹にある灯台の近くまで行き日の入りを眺める。アマゾン河には河口のベレンとマナウス市への接近箇所に灯台があり陸側と河の中流にある灯台の間を大きな船が航行する。現在は、航海技術が進歩しておりこの灯台の火も無人灯台で発光用のバテリーが盗難にあい維持費が高く付く事もあり灯を落としている。アマゾン河に落ちる夕日は、壮大、神秘的で何枚もシャッターを切る。大きな船が航行するための安全を期す灯台の近くに船を進め、迫り来る夕暮れと茜色に染まった空を眺める。灯台を右に左に配し夕日は中々芸術的な傑作?も撮れる。通常はこの季節では夕日は中々見られないとの事でしたが普段の行いの良い?我々は幸運でした。
日が落ちて7時から夕食との事でAMAZON河の夕食を楽しむ。タンバキの刺身。ピラルクの串刺し焼き。ピラニアのフライ。マンジョカのフライ。味噌汁に漬物。ベネズエラとの国境の町、ボアビスタから取り寄せたと言うマンゴーが最高で甘味と酸味が混ざった初めての味わった美味であった。
夕食後、アマゾン河の鰐狩りに出る。高橋さんの説明では運が良ければ必ず鰐は捕獲できるが時間が掛かるかも知れないとの事でホテルに泊まっておられたレシフェーの後藤領事は、遅くまで掛かる可柏ォのある鰐探しは遠慮したいとの事で我々だけで出向く事にした。ホテルの船着場を離れ船先で明るいカンテラを陸側に照らし鰐の目の光るのをチエックしていた船頭が『いたいた』と指差す所を見ると鰐の眼が二つ光っていた。近くの船着場の側の砂浜で船を着けると動かずに蹲っており何なく船頭さんが捕まえる。魚をたらふく食べた後か腹がパンパンに張っており静かにしており交代で掴ませて貰う。高橋さんの説明では、珍しい種類の岩鰐で背中に大きな岩のような鱗と言うか皮がびっしりあり滅多に捕まらないもので高橋さんも始めての捕獲だとの事でした。船着場を離れてホテルの敷地内の砂浜での捕獲は、新記録の3分後の捕獲だとの事でした。目的を果たしホテルに戻るも少し早すぎて勿体ないとの事でマナウスに向って少し航行し夕日を見学した灯台の方に走り完全にエンジンを止めてAMAZON河の流れに任せ夜空を眺めること30分。本等に悠久の世界、夜のしじまに瞬く夜空、星座の知識がないことが悔やまれる一時でした。
長い長い1日でしたが、電気があるのでPCを起動させ写真だけをカメラから取り込みました。何と293枚ありました。
9時には就寝。明日は日出を拝みに行く嵐閨B

1月22日(日)
5時15分起床。高橋さんがドアを叩いて起こしてくれる。
5時半より船で日の出を拝みに行く。アマゾン河を少し下り岩場のしっかりした所で上陸、日の出を待つ。特徴のある南庶嚼ッが天空にあったが徐々に明るくなり始めた空からは星が消え太陽が昇る左肩の所に大きな特等星(名前は分からない)が最後まで残り真上に三日月輝いていた。太陽の出る方向には、黒い雲が立ち込めていたが周りが朝焼けに染まりアマゾン河に上るお日様を拝むことが出来た。昨夜の夕焼け空とは又違った御光が差し始め回りを彩る。気に入った写真も撮れご機嫌。半袖一枚で川面を吹き抜ける風は気持ち良く頬撫ぜ至福の時を感じる。
1月16日に58歳の誕生日を迎えたけい子の誕生日には既に旅に出ていたので今回のアマゾン、マナウスの週末旅行が誕生祝いの贈り物ともなり喜んで呉れる。
日の出は5時55分頃 写真を109枚撮る。
6時半にホテルに戻る。電池充電。写真の取り込み。日誌骨子を忘れない内に記録。
7時朝食。ププニアという椰子の実を煮たものが食卓に並び食べて見るとかぼちゃの味がした。バナナのフライに煮たもの。昨夜も食したヴェネズエラと国境を接するローライマ州の州都ボアビスタのマンガ(マンゴー)が独特の香りと甘さでこれまで食べたマンゴーの中では一番美味しいと感じる。
8時過ぎから高橋さん、辻さんのお話をヒアリングさせて貰う。お二人ともアマゾンのマナウス近郊のマナカプール、ベラビスタ移住地に入植された戦後移住者で大宅壮一が【緑の地獄】と阜サした移住地に入植苦労された。是非お聞きした体験談を記録して置きたい。
8時半400mX2200mの88へクタールのホテルの敷地内のトレッキングに出かける。
GORGEさんと高橋さんの案内。RABO de PAPAGAIO(オオムの尻尾)の赤い花を見ながら、真っ直ぐな剛直な木を切り杖を作って呉れる。チュウインガムの木(白くて甘い味)、ゴムの木、サロンパスの木、水の出る蔦、大きな音を反響させる電話の木、爪楊枝の木、ミサンガを作るマタマタと言う木、赤チンの木、屋根を葺く椰子の木、接着剤の木(白い樹脂に火を付けるとコールタールのような臭いがしてそれが鼻風邪に効くとのことで焼ける時に出てきた油は接着剤として使用できる。カヌーを作る時には必ずこの油を塗る)。薬用の苦い葉っぱ、サロンパスと同じ香りがするサロンパスの木、肉食のアマゾンの蟹蜘蛛の巣に肉の破片を括りつけた棒で毒蜘蛛釣りをしたり砂地に残っていた野生の鹿の足跡を写真に収めたりしながらの2時間半のトレッキングを楽しむ。矢張り赤道に近い(南緯3.6度)マナウス近郊の森の中のトレッキングは、蒸し暑く汗がタラタラ。付近で一番高い展望台に到着したがそれでも標高70M程度との事。今年は雨季に入っているのに未だにリオネグロの黒い水がホテルの前を流れている。何時もならャ鴻c塔Gスの赤い水がリオネグロの水と完全に混じり合いアマゾン河の水が流れているとのことでまるで乾燥期と変わらぬ水の流れであるとの事。
11時にホテルに戻りスコールでも来れば涼しくなるのではないかと話していたら急に大粒の雨が降り出し軒側のバナナの葉に雨粒が落ちる音がし始める。30分もしない内にスコールは通り過ぎる。この雨がトレッキング中に降っておればびしょぬれになっただろうとそれも面白い経験になったかも知れないが運良く免れる。水のシャワーを浴びて(ホテルでは毎晩7時からー8時までボイラーで沸かした暖かい湯が出るがその外の時間帯は、水しか出ない)着替え写真を取り込む。2時間半で58枚有った。
12時昼食。我々三人とオーナの辻さん、ガイドの高橋さんの5人の貸切の昼食会でピラルクの塩焼き、ピラニアの卵のフライ(カラスミに似た味がする)、味噌汁に蒲鉾、豆腐、小芋の煮込み、ビーフ等豪華な食事で満足する。
2時ホテル出発との事で食後の休息を取り荷物を片付けて午後の観光をしながらマナススに戻る。
午後のマナウスに戻るコースは、ピラニア釣りのコース(季節的に余り釣れない時期で何時間も我慢しても一匹も釣れない可柏ォもあるとの高橋さんの説明)と雨季に入り水が増えて来ている運河を航行し帰路現地人の住んでいる代蕪Iな農家の見学とゴム採集の実演を見るコースがあるとの事で既にピラニヤは、籠に入っているのを見せて貰い写真にも収めているし何度か食しているので水路見学コースにする。
水が増し先週まで入れなかった水路の奥まで小船を操りながら川舟に揺られて水没した木々の川面に写る姿を楽しみながら奥へ奥へと入り込む。途中大きなクニマタの魚を釣り上げた漁師の小舟に出会う。写真を撮らせて貰いオブリガードと手を振って分かれる。
途中、騒がしい人声が聞こえて来る場所があり近寄って見ると水路に出来た砂浜があり近くの子供達が集まっていた。舟が通り過ぎるのに合わせて高い木から直接飛び降りる子供達の水飛沫が上がるごとに大歓声で囃子立てる。他愛もない子供達の遊びとは言え遠来の客への持成しの積りか行き帰りとも多くの子供達のダイビングを見せて呉れる。
古い枯れ木に黒い無数の鳥が泊まっており船頭が手を叩くと一斉に飛び立つ。見事な鳥の群れにカメラを向けるが巧く撮れずしまい。
帰路、現地人の住んでいる場所に上陸したが旅行社との契約している農場でアメリカ人の10人程の観光客が先客として怠け者、ニシキヘビ、猿、鰐等を見学していた。ちゃっかりお土産の店も開いており珍しい打楽器、木魚に似た雨蛙の鳴き声を奏でる楽器?インヂアンが作ったミサンガ等を買わされる。夏休みでオバーチャンの店を手伝いに来ていた孫娘さん達と記念写真を撮り別れを惜しむ。
最後に立ち寄ったのは生ゴムの採集が盛んな頃にセアラ州からオヤジさんの代にアマゾンに移り住んだと言う名前を聞いたが失念してしまった元気なシリンゲイロ(ゴム採集人)は、54歳で3度目の奥さんとの間に子供さんがいるとの事でゴム採集時に頭に付ける灯を点したカンテラを着けてゴムの採集実演とそれを素早く煙に燻す作業を実演して呉れる。写真を撮り天然ゴムで出来た弾力性のあるボールを作り記念に呉れる。
夕刻近くの港町に小舟を着け町から迎えに来ていたバンに乗り込み飛行場まで送って貰う。飛行場で蘭しておいたレンターカーを掴みホテルに向う。
夜は、マナウスのアマゾナス日系商工会議所の山岸会頭と陣内副会頭にATSの島社長との魚料理の夕食を楽しむ。けい子は7年振りのマナウスで人口180万に膨れあがった町の変貌に驚く。
アマゾンの週末もあっという間に終わってしまいましたが、天候と運に恵まれ遣りたい事、見たい事、食べたい事、総て実現し本等に幸運な週末を過ごせた事を神に感謝したい。
 



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