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私は戦友になれたかしら  小野田寛郎とブラジルに命をかけた30年 小野田 町枝、清流出版
『たった一人の30年戦争』、『小野田寛郎≠棯ルバン島の30年戦争』等の書著がある小野田寛郎さんの妻、小野田町枝さんの著書『私は戦友になれたかしら』が読書普及研究所 本のャリエのメルマガに紹介されていました。小野田御夫妻は、現在も南マットグロッワBのカンポグランデ市郊外のバルゼア・アレグレの移住地で牛飼いをしておられるはずです。是非町枝夫人の側から見た小野田さんの半生を読んでみたいと思います。
写真は、「私は戦友になれたかしら」のカッパです。


1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』17,738部 まぐまぐID:0000094236 発行者:読書普及研究所 本のャリエ
「私は戦友になれたかしら」小野田 町枝、清流出版(2002/8)¥1,680
【私の評価】★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ
(もっと詳しくは)⇒ www.1bk.biz/senyu.html">http://www.1bk.biz/senyu.html
この本で私が共感したところは次のとおりです。

 ・ブラジルの大地に夢を求めてやって来たはずの移住者にとっては、
  過酷な戦いの連続であったことを聞き、先駆者の苦労の一端を
  知って敬服するばかりだった。(p148)

 ・政府からの百万円の見舞金や全国からよせられた寄付金を
  彼が靖国神社に奉納したことから、「軍国主義復活にくみする行為」
  と批判も受けた。しかし、彼にしてみれば、戦場に散った
  戦友の祀られている神社を国家が護持もせず、祭礼に困っている
  と聞いて奉納したまでのこと(p197)

・国のために命をかける、と言えば君たちには理解しがたい
  かも知れませんが、僕は国家、民族のために戦った。
  国は私たちの集合体なのです。ひいては自分の家族のために
  戦うのと同じ意味なのです。(小野田寛郎)(p228)

私は戦友になれたかしら¥ャ野田寛郎とブラジルに命をかけた30年
あなたの空白を埋めるためなら、自分の命を捨ててもいい…。フィリピンのルバング島で30年間戦い続けた帰還兵小野田寛郎と結婚して27年。2人の出会いからブラジルでの生活、命をかけた牧場の開拓などを語る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小野田 町枝
昭和12年、茨城県生まれ。財団法人小野田自然塾理事。佐原女子高等学校卒。上智大学で聴講生として心理学を学ぶ。上場会社事務職を経て独立、損害保険会社代理店を経営。同51年、小野田寛郎と結婚、ブラジルに移住。現在はブラジルと日本を往復し、ブラジルで牧場経営、日本では青少年の健全育成のため、小野田自然塾を夫と共に創設、活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ブラジルでの戦友, 2005/10/25
レビュアー: 濫読ひで - レビューをすべて見る


旧日本兵の小野田寛郎さんがルバング島から帰還した。その小野田さんは、日本でいわれない中傷をいろいろ受け、ブラジル移住を決意した。そして現地で苦労に苦労を重ね、農園を成功させた。
その小野田さんの妻が、この町枝さんだ。
小野田さんは、3種類の苦労をしている。
一つは、ルバング島で、殺されるかもしれないという緊張感の毎日をすごしたこと。
二つ目は、帰国して、いわれなき中傷に悩まされたこと。
そして三つ目は、ブラジルで農園を経営する苦労だ。
町枝さんは3つめの苦労を、ずっとともにしてきたことになる。
小野田さんはブラジルに行っても、本当に苦労をしたようだ。特にお金の苦労だ。
農園を切り開くといっても、そんなにお金があるわけではない。ある程度工面しても、何と7年間は収入にならないのだ。
その間、自分も食べていかなければいけないし、牧場をつくり、牧童に給金を払わなければいけない。  物見遊山の日本人がやってきては、小野田さんの邪魔をする。全員、同じ質問をする。小野田さんの書いた本など読んでいないから、まったく同じことを聞く。 小野田さんはそれに全部答えてやる。そうすると2時間睡眠で働き続けることになるのだ。
遠くでパーティに呼ばれると、小野田夫妻は常に一番安い夜行バスで出かける。 皆飛行場まで迎えに行く、というがそれは無意味なのだ。
町枝さんの苦労、つまり小野田夫妻のブラジルでの苦労をつづった本になっている。しかし、タッチは非常に明るい。
これは、町枝さんの性格にもよるだろうし、結果として成功したことから来る明るさもあるだろう。
とにかく、小野田夫妻の苦労の何助ェの一かでもこの本で感じられるなら、それでいいのだろう。
• 単行本: 245 p ; サイズ(cm): 19 x 13
• 出版社: 清流出版 ; ISBN: 4860290135 ; (2002/08)
目次
第1章 偶然の出会い
第2章 遠い国ブラジルへの旅立ち
第3章 未知の世界
第4章 大自然と折り合いながら
第5章 牧場主見習い
第6章 移住地への仲間入り
第7章 永遠の灯
第8章 空白の三諸N
第9章 四半世紀が過ぎて



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