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外山さんの書かれた『ブラジル日系社会百年の水流』を紹介。
外山さんの書かれた『ブラジル日系社会百年の水流』をポルトアレグレ在住の原 英春さんを通じて今朝届けて貰いました。1000冊の限定出版で書店には置かず希望者に出版協賛の形でブラジルでは60レアイス、日本では4000円の協力をお願いするとのことで【移民100周年記念出版】と銘打って個人出版されています。800ページに渡る大作でサンパウロ新聞に掲載されている頃から読ませて頂いていた興味尽きない日系コロニアの歴史です。都合13年の歳月と足で集めた資料、生きた証言が生々しく同じ時代を生きてきた一人としてその事実を共有し共感出来る記述に驚嘆しています。
一人でも多くの方に読んで頂きたい本です。『私たちの40年!!』MLメンバーの方で入手ご希望者がおられましたらお知らせ下さい。外山さんから直接送って頂けるように手配させて頂きます。


ニッケイ新聞9月7日付けWEB版より下記転載して置きます。
外山さんの本=労作『百年の水流』出る=コロニア研究の指針にも=総合的に、系統的に、読みやすく
外山脩さん(フリージャーナリスト)の本『百年の水流」=日本外に日本人とその子孫の歴史を創った先人たちの軌跡=がこのほど、発刊された。コロニアの百年の歴史を総合的に、系統的に、そして読みやすくまとめた大冊である。A5版八百ページ。本の配布は、販売でなく、出版協賛の名目の寄付(一口、六純激Aル)を募りつつ行うという形をとる。
 大冊の主な内容は、
(1)水野龍、上塚周平、平野運平らの風を素描した初期植民事業、(2)一九二〇年代のブラジルブーム(日系産組、南銀の誕生など)、(3)ブームをつぶした排日法、法案の成立を策した米国の工作、(4)産業組合運動、下元健吉の独創と夢、(5)戦後のテロ旋風、(6)戦後の植民事業の盛衰、(7)六〇年代のブラジルの奇跡の成長の「まやかし」と背景、(8)「まやかし」が招いたブラジル破局への桝磨Bコチア産組、南伯農協、南銀が渦潮に呑まれていった事実。特にコチアの迷走。
 外山さんは「コチア、南銀を失ったあと、コロニアに残っている共有の財産は〃歴史〃しかない。その歴史はドラマ性が豊かで味わい深い。これを知る者に歴史への愛着、新たな歴史建設、あるいは自身の前進への意欲と知恵を与えてくれる。誰もが、そこから何かを得られる『先人の残した貴重な遺産』だ。したがって、コチア、南伯農協、南銀は失ったが、まだ歴史が残っている、という言い方もできる」といっている。
 本の発行に中村勉・元ブラジル三井物産社長が協力した。中村さんは最近の「移民百周年議論」に関して、「それぞれ(個人、グループ、団体、地域)が身の丈に合った有意義な企画を実行すれば、それを総合したものが、立派な百周年記念事業になる」と提唱。つまり「それぞれの百周年」である。この本発行への協力もその一環で行ったという。
 中村さんの個人ルートで、コロニア、進出企業関係者、および日本からすでにかなりの蘭が寄せられている。また、コチア青年連絡協議会、県連、人文研、商工会議所、移民史料館、ブラスビア旅行社、旧コチア産組、旧南伯農協関係者から本の配布に関する理解、協力が得られている。引き続き、協力機関、協力者を開拓中だ。
 鈴木孝憲・元東京銀行頭取(デロイト・トウシュ・トウマツ会計事務所代普jも、会議所の月例昼食会や日系社会の指導者の集まりである「やまとクラブ」でのスピーチで本を推奨している。
 本に関する問い合わせは
中村さん、Eメール bnnkm@uol.com.br 電話15・3249・1398(九月二藷以降)。外山さん(トッパンプレス社気付け)Eメール keiji@tpress.com.br FAX11・3209・3975、外山さん直接は電話11・9846・6852



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