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歌声は7004マイルを越えて♪〜〜空翔る13時間35分〜〜 TOMOKO MASAKI
1960年代初めの大学時代によく通った新宿の歌声喫茶『ともしび』が現在も存在している。2003年に帰国した際に仲間と久しぶりに訪問したが大阪、トロントにも歌声運動は健在でトロントまで歌いに出掛けた方がいる。大阪の井ノ口さんがトロントの丸木さんを訪ねているし今回、往復14008マイルを駆けてトロント迄歌いに出掛けたTOMOKO MASAKIさんが歌声喫茶物語に掲題の報告を書いておられます。丸木さんから紹介頂き御本人の了解も得てここに収録させて頂きました。
元ブラジル移住者の丸木さんは、毎年夏には奥さんのご郷里レシフェーに戻りサンパウロまでブラジルの歌声のメンバーと『空の神兵』を歌うのを楽しみにしておられる。
写真は、TOMOKOさんから大きなUPは駄目よとの注文もありましたが、世界一小さい教会で撮られた写真が報告記に掲載されていましたのでお借りしました。


歌声は7004マイルを越えて♪〜〜空翔る13時間35分〜〜
「トロントまで歌いに行きたいんだけどぉ〜〜」と、ふ〜んわり切り出したのは、歌声を始めて6月で満3年目を向かえようとしていた4月に入って間もなくのことでした。
TV見ながら、食事しながら、新聞読みながらで大忙しの我が家のアッシー君「ふんふん、いいねぇ。で、何処まで乗っけて行けばいいの」と生返事。
「ト・ロ・ン・ト!までよ」「ん?どこまで?」。アッシー君、意味がよくのみ込めないのか、眼が点になって時間が留まった状態。
じ〜っと睨みあって数十秒後「駄目、ダメ、だ〜め!」と却下。Tomokoはチラと時計を見た。針は7時30分を過ぎていた。アッシー君の携帯が鳴る。「・・・・・・」。「チケットの
手配ができているので何時でも取りに来てください、ってさ。明日、帰りにチケット取りに寄って来るわ」

 往路は関空からバンクーバーまで9時間35分。乗換え待ちが約2時間。バンクーバー空港のエキゾチックなディスプレイに見とれながら歩いていたTomokoはアッシー君と離れ離れに。ようやく税関に辿りついたTomokoの眼にアッシー君が特別室に消えようとしているところが飛び込んできた。
 やばい!アッシー君は歌うほうもさっぱりだけど、英語も中学生時代、アヒル(2のこと)やったと聞いたことがある。気はあせるもののTomokoは怪我の後遺症のため走ることができない。脚を引きずりながら、係員の制止を振り切って中に入ると、アッシー君と大柄な係り員が楽しそ
うに笑っている。
 ぽか〜んとしているTomokoに超ハンサムな係員が「楽しい旅行をね!」(と、言ってくれたと思う。Tomokoも英語は3レベル)。

 「何を聞かれたの?どうして笑ってたの」と訊ねると、アッシー君曰く、「大阪弁で通じたよ」とのこと。世の中、不思議なことがあるものです。
なんとか国内線に乗り換えて4時間後、トロント空港に到着。荷物受け取りのターンテイブルで待たされること、約30分。さすがに心細くなりかけたとこへ、宿泊先の歌声会員の泰子さんが、遅いからと中まで迎えに来てくれた。「トロントは荷物の出てくるのが遅いことは珍しくないのよ」の言葉にほっとして、さらに待つこと数分。ようやくスーツケースが、しっかり巻きつけたベルトをよれよれのゆるゆるにして現れた。

 泰子さんちに到着したら、猫のマルちゃんとトミちゃんが熱烈大歓迎。動物大好きTomokoは疲れも吹き飛びました。

 翌朝、ブランチみたいな朝食をいただいていると、以前、ピープルズでお会いしたことのある丸木さんが泰子さんちまで来てくださった。
 歌声仲間っていいですね。初対面なのに間違うことなく「正木さんですか」と声をかけてくださった泰子さんは言うに及ばず、たった一度お会いしただけで言葉も交わさなかった丸木さんも、第一声は自然に「こんにちは!」そう、「初めまして」なんて言葉はどちらからもでなかったのです。
 丸木さんは連続TVを観ている。泰子さんはお茶の支度をしている。Tomokoたちは時差ボケでぼぁ〜〜〜んとしながら朝食の続きを食べている。マルちゃんは窓際で招き猫。トミちゃんは足元でゴロン。
 TVも終わって、お茶も飲み終わった頃、丸木さんが「さぁ、出かけようか」泰子さんは「お夕食、何がいい?」「お任せしま〜す。」
 こんなにすぐに打ち解けられるのはお二人のお人柄はもちろんだけれど、歌声という共通の趣味と歌が好きという人たちが持っている連帯感なのでしょうか。

 歌声のお世話役の方々が開いてくださった『前夜祭』も楽しかったです。お忙しいなかを明日本番の準備もあるでしょうにお出でくださった、そうそうたる経歴のみなさま方に緊張気味のTomokoでしたが、お会いしてみれば、やっぱり歌声仲間っていいですね!の一言。ご一緒に楽しく歌わせていただきました。マルちゃんも入り口の真ん中で背中をこちらに向けて聞き耳を立てていました。
たくさん歌っているうちに調子にのったTomokoが「千の風になって」を歌ったとき“マルちゃん度肝抜かれる”のハプニングがおこりました。素直に歌えばいいものを最終章をオクターブあげたのです。と、それまで後ろ向きに座っていたマルちゃんがビックリして振り返りました。まんまるお眼々がさらにまんまるになって身動きもしない。
それからのマルちゃんは、入り口付近でなかを伺いながら用心深く聞いていました。

さぁ、歌声の当日、6時開始です。司会の方から紹介いただいたあとみんなさま方と歌い始めました。3ヶ月毎の開催に、遠くオタワからこられる方もいて会場はすでに歌声の熱気でムンムンとした雰囲気。外国人(?つまり日本人じゃない)の方も3名ほどおられます。

大阪ではリクエスト曲を挙手やカードに書いて出しますが、こちらトロントでは自分で黒板にリクエスト曲を書き込み、歌い終わると消され、順次書き足されていくという、きわめて公平、オープンな進め方でTomokoはとても好感が持てました。

何曲くらい歌ったでしょうか。1回目のブレイクタイムになりました。各自持ち寄りのお菓子類が置かれたテーブルに集まりイーティング&チャッティングタイムです。

Tomokoは自分が何をリクエストして歌ったのか、他にどんなリクエスト曲が歌われたのか、みなさま方のパワーに飲みこまれてしまい、ブレイク後のステージも気がついたら終わっていたという感じの5時間30分でした。
そんなモードのなかでも印象に残ったのはやはり『空の神兵』です。戦争はいけない、絶対にあってはいけない。けれど、私たち人間は有史以前から略奪と殺戮を繰り返し行なって今日まできました。
何が是で何が非であるかではなく、史実を真っ直ぐに見詰め明日への教訓にすることが大切なのではないかしら、とみなさま方の歌っておられるお顔みながら思いました。

最後はみなさま方と手を組んで「今日の日はさようなら」でフィナーレでした。
大阪でお会いしましょうとメ〜ル交換をしてくださった方、帰国後にメ〜ルをくださった方、みなさま方と写っている日加タイムスやグリーティングカードを送ってくださった方・・・・。

空路往復:14,008マイル 滞空時間:28時間55分
ドア ツー ドアの総時間:約39時間30分

で、Tomokoまた行く?って聞かれたら、もちろん「イエース!」
『トロント歌声の会』がある限り、みなさま方がおられる限り、
また行きます。

だって「今日の日はさようなら、また、逢う日まで・・・♪」で
帰ってきたのですから。



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