HOME  HOME ExpoBrazil - Agaricus, herbs, propolis for health and beauty.  Nikkeybrasil  編集委員会  寄稿集目次  寄稿集目次  通信欄  通信欄  写真集  リンク集  準会員申込  em portugues




【歩く 歩けば元気がやって来る】 鈴木 正博さんのHPあすなろうより抜粋
静岡県静岡市に昭和26年に生まれ現在も静岡市にお住まいの鈴木 正博さんは、一風変わったHPを管理運営しておられます。写真が一枚も入っていないHPで短歌、詩、エッセイそれも人を励まし力ずけることを目指してポジチブナな思考方法を提唱し実践しておられます。鈴木さんのHPの名前は【あすなろう】明日こそ檜になろうとの願いを込めて書き綴っておられます。
そんなHPの【歩く】と言う詩と【歩けば元気がやって来る】と言うエッセイをお借りして掲載して置きます。私も少し血糖値が高く毎日散歩を励行していますが、鈴木さんの文章に大いに共鳴しており皆さんにも歩く事、散歩、体を動かす事の大切さを伝えたいと願いこの鈴木さんの文をここに収録させて頂きました。
写真は、ご自宅の前で着物姿で奥様に撮って貰った近影との事で今回特別に送って頂いたものです。HPには写真1枚、鈴木さんご自身に付いても何も記載されていませんのでこれが本邦初公開となりました。
鈴木さん有難う御座います。


歩く

歩き始めてから一体、何年になるのだろう?

ふと、そんな事を考える時がある

最初は歩けなくなっている自分に慌てふためき

何とかしなくては!と、必死になって歩き始めた
 
始めは、まるでカタツムリが這うようなゆっくりとした歩みでしかなかった

普通の人なら僅か5分で辿り着くのに、15分も掛かってしまった

そればかりか、着いた途端!息が切れて動けなくなってしまった

そんな事を繰り返している内に、ほんの少しづつ歩けるようになっていた

歩けなくなっている自分に気づいた時は46歳だった

自分ではもっと体力があると思っていた

然し、現実に歩けなくなってしまった以上、迷っている時間はなかった

例え、何があろうと、自分の足で歩くしかなかった

そして、月日が流れ、いつしか周囲が驚くほど足早に歩いている自分がいた

55歳になった今、誰が見ても颯爽と歩いている自分がいる 

歩けなくなって落ち込んでいた頃がまるで嘘のように 

道の脇に咲く花を眺め、鳥の声に耳を傾け、それでも歩みは止まらない 

別に何をしたい訳ではない

ただ、歩く事が楽しいだけだ 

陽の光りを浴びながら、額に汗して歩いているだけで何故か浮き浮きしてくる

時々、行き交う人に、こんちにちは!と声を掛けながら

あの頃の自分は一体どこへ行ってしまったのだろう

今は遠い昔のような気がする

見知らぬ街を歩く、今日も、そして明日も

我が街と呼べる日が来るのを夢見て

歩けば元気がやって来る
日頃から運動不足の方にお勧めしたいのが散歩です。いつでもどなたでも気軽に出来る上、ジョギングなど違い、心臓に負担が掛からず、毎日少しずつ続けるだけでとても体調が良くなります。

 私は脚に問題があるのであまり激しい運動は出来ません。仕事の関係であまり歩く事がなく4年が過ぎ、元の職場に戻った時、殆ど運動していなかったので、少しくらいは、体力が落ちているだろうと軽く考えていましたが、自分の思っていた以上に体力が落ちているのを知り、愕然としたのです。

 その時、私は46歳でした。

 その為、何とかしなくては!と始めたのが散歩です。始めの内は少し歩くだけで息が切れてしまい、殆ど歩く事が出来ませんでした。

 それでも一週間も経たない内に楽に歩けるようになり、それにつれて少しずつ体力も戻って来ました。

 その時になって初めて、体力をつける為に無理に運動をしなくても、歩くだけで体力が回復する事を知ったのです。

 皆さんも、時には花の匂いに誘われたり、小鳥のさえずりに耳を傾けたり、そよ風を頬に受けながら、スニーカーやちょっとお洒落にウォーキングシューズで歩いてみては如何でしょうか。

 わざわざ遠くへ行かなくても、手近な公園や山で良いのです。ご自分の足で大地を踏みしめて歩く。それが何より大切なのです。

 日頃、乗り物にばかり乗っていて、季節の移ろいを肌で感じる事もなく、毎日、時間との競争の中で、気持ちにゆとりを持てない方が余りにも多いように感じます。

 忙しい現代だからこそ、ゆったりとした気持ちで歩いて欲しいのです。
 季節に移ろいがあるように、見慣れた街も朝・昼・夜それぞれの顔を持っています。豊かな生活を夢に見て、仕事に夢中になって、いつの間にか大事なものをなくしていませんか。

 大分以前のCMに「24時間戦えますか!」というのがありました。

 忙しいから、面倒だからと言って、薬にばかり頼っていると、あなたを待っているのは病院のベッドだけです。

 そんな事にならない為にも、スニーカーやウォーキングシューズを履いて、少しずつ歩いてみてください。きっと向こうから明るい明日と元気がやって来ます。 

あなたも歩いてみませんか
☆何はともあれ一週間

 最初は5分か10分くらいから始めて、決して無理をしないで、ご自分の体力に合った速さで歩いてください。

 一度に無理をして長い時間歩いても、直ぐにやめてしまったら何にもなりません。疲れたら休んで元気になったらまた歩けばいいのです。

☆楽しく歩こう二週間

 散歩も二週間目に入れば、身体の方も少しは慣れて来て、歩く事が苦にならなくなります。今日からはほんの少し、距離を伸ばすか、同じ距離でも少しだけ早く歩くようにしてみると面白いかも知れません。

 また、それまでと違った道を歩いてみるのも楽しいかも知れません。何れにしても、それまでとは少し変化をつけてみると、散歩がもっと楽しくなりますよ。

☆明日が見える三週間

 色々な意味で歩く事が楽しくなって来る頃です。私もそれまでは、何でこんな事をしなければならないんだろう。と考える事もありましたが、気持ちとは裏腹に身体が歩く事を要求して来ました。

 本人は歩きたくなくても、脳は既に歩く快感を覚えていますので、知らず知らずに身体がむずむずして来るのです。そんな時は今までとは少しコースを変えて、新しい道を歩いて見ると面白いかも知れません。

 ここまで来ると、何の目的も持たないで歩いていても、今までとは周りの景色も違って見えて来ますし、時として素晴らしいアイデアが閃いたりするのもこんな時です。

 イギリス人は歩きながら考える

 ドイツ人は考えてから歩き出す

 スペイン人は走ってから考える

 これは、大脳生理学の大島清先生の本の中にあった言葉ですが、私自身この文章の多くは散歩をしながら、頭に浮かんだ事を公園のベンチに腰掛けたり、河原に腰を下ろしたりしてメモした物を、自宅に戻ってからワープロに打ち込んでまとめました。

 机にばかり向かっていても良いアイデアは浮かんで来ません。心が疲れたら歩いてみてください。気の向くままに歩いていれば、悩みもいつの間にか消えて行きます。

 また、歩く時は帽子を忘れないでください。春と秋は日差しは柔らかいのですが紫外線が強いので、油断が出来ません。

 夏は熱中症の予防に、冬は冷えの防止に効果があります。時には帽子や靴を変えてお洒落をしてみるのも楽しいかも知れません。 



アクセス数 7924203 Copyright 2002-2004 私たちの40年!! All rights reserved
Desenvolvido e mantido por AbraOn.
pagina gerada em 0.0182 segundos.