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炭鉱地帯や神戸を取材 岡村さんあ丸12次航海を追う【ニッケイ新聞よリ】
40年目のビデオレター製作で『私たちの40年!!』に協力頂いている記録映像作家の岡村さんは、その第一部にあたる「アマゾン編」の日本での編集作成のために一時帰国されておりましたがその機会にあるぜんちな丸第十二次航の帰国同船者の動向、炭鉱離職者のルーツ、神戸、横浜の移住斡旋所他、関係の場所を取材し記録映像として収めてこられました。5月12日の四十年祭に既に完成しているアマゾン編と共にこの日本の最近の様子も上映して頂く予定で楽しみです。5月3日(金曜日)のニッケイ新聞に掲題の見出しで次のような記事が掲載されておりますので転載させて頂きます。写真は、ニッケイ新聞の切り抜きです。


あるぜんちな丸第十二次航海四十年目のビデオレター製作を続けている岡村淳さんが、取材のため訪日した。同十二次航海の同船者を追った「アマゾン編」は四月に完成したばかり。今回は長野県などの関係者、同船者がいた炭鉱離職者の出身地である北海道、九州の炭鉱地帯、乗船前に集合した神戸などを取材、撮影した。
 あるぜんちな丸第十二次航海は一九六二年四月日本を出航した。乗船者は、六百八十一人で、三十一名がアマゾンへ行った。産業開発青年隊やコチア青年など、他の乗船者はブラジル南部へ向かった。
 四十年が過ぎた今、岡村さんは「アマゾン編」で同船者に消息を伝えるため、大小の苦闘に立ち向かった各自の思いをビデオレターとして製作した。カメラの前にはアマゾンに入植した三十一人のうち十四人が登場。七人が既にアマゾンを離れ,十人は死亡していた。
 同十二次航海の乗船者はカメラの前で、だまされてブラジルに来たとか、日本でもっと勉強したかったとか、入植直後にマラリアで命を落とした人に思いを馳せて発表している。
 今回、取材先の一つ神戸では、移住にかかわる事物を撮影した。旧移住センターを見て「これはすごい建物が残っているものだ。歴史を感じさせるし、ここで宿泊して船出の準備を整えた思い出を持っている人には懐かしいはずだ」と被写体に心を込めてカメラを回した。山の上から神戸港をフィルムに収めたり、移住者顕彰事業の一環で建設された移民乗船記念碑や「移住者の歩いた道」を表示するモニュメント、ブラジル風の交番も撮影した。
 ビデオレターに収められた日本の様子が当時の状況説明役を果たし、ブラジル在住の1世に懐旧の心を取り戻させ、二、三世に自らのルーツを知るきっかけとなることも期待される。

(平成14年5月4日タイプアップ/和田 好司) 



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