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拓大学友会世界大会開かれる 海外雄飛の青年送出に尽力  サンパウロ新聞WEB版より。
戦前は、満蒙開拓。戦後はブラジル移住等海外雄飛の青年送出に尽力してきた拓殖大学が学友世界大会をお隣のアルゼンチンで実施したとのニュースがサンパウロ新聞WEB版に掲載されていました。ブラジルでは、拓殖大学、東京農業大学、早稲田大学、日本大学、神奈川大学、三重大学、関西大学等の日本学生海外移住連盟参加主要校から数多くの移住者を排出していますが、世界規模で学友会を開いているのは、東京農業大学と拓殖大学だけのようです。慶応大学、早稲田大学125周年記念等も今年開催されるようですが学友の日本以外の地での学友世界大会は開かれた事はないと思います。
この記事を書かれたサンパウロ新聞福岡支局長の吉永 拓哉記者は、以前ポルトアレグレにも住んでおられた事があり、ブエノスの帰路ポルトアレグレにも立ち寄られたようです。拓大の有川 修先輩を訪問された時に残していかれた拓大の角帽を被った吉永記者の写真をお借りしました。


拓大学友会世界大会開かれる 海外雄飛の青年送出に尽力  サンパウロ新聞WEB版より。
《対南米各国交流強化も指摘へ》

【アルゼンチン・吉永拓哉記者】海外在住の拓殖大学OBらによる『第五回拓殖大学学友会世界会議(亜・智両学友会支部主催)』が十日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス市内の陸軍迎賓館で催され、同学友会ブラジル連合会ほかコロンビア、ドミニカなどの中南米八支部、北米トロント支部、日本、香港から約四十人が出席、高橋敏夫同大副学長、江森東学友会副会長を招き大学の近況報告を受けるとともに「OBとして母校にどのような貢献ができるか」などのテーマに基づいて各支部同士が熱く答弁を繰り広げた。

 『人種の色と地の境、我が立つ前に差別なし(拓大校歌)』を胸に一九〇〇年に桂太郎公爵によって創設された拓大は、世界のあらゆる異民族との共存共栄を建学方針に掲げフロンティア精神と人類平等の教学を堅持して「真の国際大学」を志向してきた。

 戦後は海外雄飛を志した同大生らによる海外移住が盛んになり、現在は各国の農工商などの分野で活躍を続ける。また、海外に渡った拓大OBはそれぞれの地で学友会支部(海外二連合会・二十七支部)を結成し、海外に目を向ける現役拓大生らの支援をしながら世界と母校をつないでいる。

 同世界会議は、互いに苦難の道を乗り越えてきた各国在住の学友たちが二年に一度集うもので、一九九八年にサンパウロ市で『第一回パンアメリカン支部長会議』が行われたことを契機にこれまで日本、米国、カナダで開催され、今会議から世界会議と名称を新たにして世界中に散らばった学友らの参加を広く呼び掛けたもの。

 世界会議でははじめに江森学友会副会長が入江敏夫学友会会長の式辞を代読、「大学は〇七年の大学全入時代を迎えた。学友会としても全国学友の協力を得て大学発展のために活動したい」と述べた。

 つぎに高橋副学長は大学校舎の改築事業『拓大ルネッサンス計画』の進行状況を説明した後、「拓大は世界に一番近い大学だ。海外にいる皆さんに対し恥のない後輩たちを送り出したいと思う」と意気込みを語った。

 つづいて会議の主題『OBとして母校にどのような貢献ができるか』について各支部代表が意見交換をした。

 近年、拓大ではアジア諸国との学術交流活動に力を入れていることで、南米に足を伸ばす学生が減少したことを受け、アルゼンチン支部の中務信彦支部長はパンアメリカン支部同士の情報交換の重要性を指摘、「パンアメリカン各支部の情報をインターネットで公開して現役拓大生らにホームステイの受け入れ先などを紹介してみてはどうか」と提案し、話し合った。

 ブラジル連合会の西谷輝久会長は、サンパウロ市に在る拓大南米会館の売却について報告した。「まだ会館は買い手が見つからないが、我々は会館を消滅させるのではなく、新しく会館を構えて日本から来る拓大関係者に気持ちよく利用してもらうことが目的だ」と大学、学友会側に訴えた。

 この件は南米会館が売却され次第、学友会本部から四百五十万円の資金援助を受けることで一致した。

 世界会議は拓大OBらの再結束、拓大精神の再認識をするものとなって幕を閉じた。



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