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次世代への記録伝承へ 『日本移民百年史』刊行 サンパウロ新聞WEBより。
『日本移民百年史』刊行にうごきだす。『私たちの40年!!』のHP立ち上げにも何かと助言頂いた元日本ブラジル交流協会の研修生で故斉藤 広志先生の愛弟子で現在サンパウロ大学教授の森 幸一さんが中心になり『日本移民百年史』刊行が具体的に動きだした。
森 幸一教授の案は、『その意義と目的について、日系社会の歴史を後世に残すという従来的なものとともに、(1)移民史料のデータベース化と利用(2)中央と地方とのネットワーク強化(3)日本での移民百周年への感心惹起(じゃっき)(4)より詳細な移民史の編纂・刊行(5)日伯学術交流(6)他の百周年事業との連携・協力(7)ホームページ立上げ(8)次世代への記録伝承、の八つを挙げた。』 来年4月にその第1部にあたる写真集の刊行から始まり総論、各論、資料編全六巻の完結は、2011年と都合五年間を掛けての集大成を目指すとのこと一〇〇周年の箱もの記念プロジェクトより貴重な後生に残せる大事業となるようです。 
写真は、森さんを挟んで右側が元JICA職員でパラグアイの移住地にも長く勤務された斎藤良夫さんで今回パラグアイの戦後40年史を現在執筆して頂いております。


百周年祭典協会 来年4月「写真集」を第一弾に

 「ブラジル日本移民百年史(日本語版)」編纂・刊行プロジェクトの記者会見が、二十六日午前十時から百周年祭典協会(上原幸啓理事長)会議室で行われた。会見には松尾治執行委員長、森幸一サンパウロ大学教授、大井セリア史料館館長が同席し、来年四月に予定されているの写真集出版を皮切りに、総論、各論、資料編など複数におよぶ記念史を刊行する考えを説明した。

 専用事務局設置も 「総論」始め「資料」まで全六巻

 百年史刊行の中心人物となる森氏は、その意義と目的について、日系社会の歴史を後世に残すという従来的なものとともに、(1)移民史料のデータベース化と利用(2)中央と地方とのネットワーク強化(3)日本での移民百周年への感心惹起(じゃっき)(4)より詳細な移民史の編纂・刊行(5)日伯学術交流(6)他の百周年事業との連携・協力(7)ホームページ立上げ(8)次世代への記録伝承、の八つを挙げた。

 事業の実施期間は、今年二月から二〇一一年末までの五年間の予定。〇八年四月の「写真で辿る移民史」(仮題)の発刊を皮切りに、百年史総論、各地域の移民史や産業、教育、福祉、医療、生活、文化・スポーツなどをまとめた各論のほか、年表をはじめとする移民資料など六巻ほどの構成を考慮。各巻についておれぞれ小委員会が組織される。

 執筆者については現在未定だが、従来の移民一世のインテリ層だけでなく、企業駐在員や研究者などにも協力を依頼するという。

 また、費用に関しては〇七年二月現在の草案として約二十七万ドルを暫定的に予算額として計上しており、日本政府、財団、日伯両国企業や個人などに資金協力を求める考えだ。

 とりあえずの費用としては、〇八年四月の写真集発刊(二万部予定)として、六万六千ドルが見込まれており、遅くとも三月上旬には写真集に関するメンバーの人選が行われる。

 さらに、百周年祭典協会とは別に、移民史専用の事務局早期設置も必要視されており、当面はJICA派遣のボランティアなどを活用していくという。

 森氏は「時間も金も無い状況の中で、とにかく動き出す方向にもっていかなければならない」とし、「移民百年で日伯の関係が終るのでなく、百年史を刊行することで究極的には今後の双方の活性化を望んでいる」とその意義を語った。

 三月五日からは松尾執行委員長が三週間にわたって訪日し、日本での移民百周年に関するイベントを見込み、史料館にある写真(DVD焼付け)などブラジル側の素材の提供説明も行っていく考えだ。

 (写真=右から松尾、大井、森の各氏)




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