[こんにちは、安倍晋三です] 【安倍内閣メールマガジン 第46号】改革、テロとの闘いを前に進めるために(2007/09/13)
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2007年9月12日安倍首相は突然辞意を表明し日本列島に衝撃が走りました。民主党の小澤代表が党首会談に応じなかったからとか健康が優れないとか果ては自らの金銭問題の発覚を恐れたとか色々云われていますが、唐突な辞意表明は、その理由の如何に関わらず許されるべきではないかと思います。改革、テロとの闘いを前に進めるためにけじめを付け後進に事態収拾を委ねるとの前代未聞の事態発生で局面の打開どころか政局の混乱、停滞をもたらしている。美しい国作りも投げ出して1年間という短命政権に終わってしまい第2次安倍改造内閣の新閣僚は、唖然としているのではないかと思います。
『私たちの40年!!』は、政治問題に関与する積もりは毛頭ありませんが、一つの歴史的事実として購読している【安倍内閣メールマガジン 第46号】の首相自身の辞任説明を記録として収録して置きたいと思います。
写真は、首相官邸ホームページより辞意を伝える安倍首相の公式写真をお借りしました。
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【安倍内閣メールマガジン 第46号】改革、テロとの闘いを前に進めるために(2007/09/13)
[こんにちは、安倍晋三です]
● 改革、テロとの闘いを前に進めるために
こんにちは、安倍晋三です。
内閣総理大臣の職を辞することを決意いたしました。
7月29日の参議院選挙の結果は、大変厳しいものでしたが、改革を止め
てはいけない、戦後レジームからの脱却の方向性を変えてはならない、との
思いから続投の決意をし、これまで全力で取り組んできました。
また、先般のAPEC首脳会議が開催されたシドニーにおいて、テロとの
闘い、国際社会から期待されている、高い評価をされている活動を中断する
ことがあってはならない、なんとしても継続していかなければならない、と
申し上げました。
国際社会への貢献、これは私の「主張する外交」の中核であります。この
政策は、なんとしてもやり遂げていく責任が私にはある。こうした思いで、
活動を中断しないために全力を尽くしていく、職を賭していくと申しました。
テロとの闘いを継続するためには、あらゆる努力をする。環境づくりにつ
いても努力しなければならない。一身をなげうつ覚悟で、全力で努力すべき
と考えてまいりました。
そのために、私は何をすべきか。
局面を転換しなければならない。これが私に課せられた責任であると考え
ました。
改革を進めていく、その決意で続投し、内閣改造を行ったわけですが、今
の状況で、国民の支持、信頼の上で、力強く政策を前に進めていくのは困難
である。ここは、けじめをつけることによって、局面を打開しなければなら
ない。そう判断するにいたりました。
新たな総理のもとでテロとの闘いを継続していく。それを目指すべきでは
ないだろうか。今月末の国連総会へも、新しい総理が行くことがむしろ局面
を変えていくためにはよいのではないか、と考えました。
決断が先に延びることで困難が大きくなる、決断はなるべく早く行わなけ
ればならない、と判断いたしました。
無責任と言われるかもしれません。しかし、国家のため、国民のみなさん
のためには、私は、今、身を引くことが最善だと判断しました。
約1年間、メルマガの読者のみなさん、国民のみなさん、ありがとうござ
いました。
この間にいただいた、みなさんの忌憚のないご意見、心温まる激励を、私
は決して忘れません。
私は官邸を去りますが、改革、そしてテロとの闘いは続きます。これから
も、みなさんのご支援をお願いします。(晋)
[編集長のひとこと]
昨日、安倍総理が辞意を表明しました。総理は、記者会見で発言されてい
たように、各国が高く評価し、我が国の国際公約となっている、テロとの闘
いのための活動を続けることができるよう、総理の職を辞してまでも、局面
の転換を図るべし、との決意を表明されました。是非とも、継続を実現した
いと考えます。
また、このほかにも、年金制度に対する国民の皆さんからの信頼の回復、
地域の活性化による国全体にわたる繁栄の実現など、重要な課題は山積して
います。行政の停滞が生ずることのないよう、全力を挙げてまいります。
読者の皆さんには、このメルマガを愛読頂き、貴重なご意見を頂いている
こと、深く感謝申し上げます。(まつしげ)
写真説明 [平成19年9月12日] 安倍総理大臣は記者会見を行い、辞意を表明しました。首相官邸ホームページより
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