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「ブラジル日本移民百周年記念」モニュメント <石の贈り物>
『私たちの40年!!』メリングリストのメンバーの山本芳雄さんが下記お便りを下さいました。『石の贈り物に託したメッセージ』のタイトルで放映されたNHK番組の紹介です。
<昨日の夕方のニュース、NHKの首都圏ネットワークで午後6:10からの番組の中で、「石の贈り物に託したメッセージ」のタイトルで、放送されていましたので、そのWebを紹介します。
ブラジル日本移民百周年記念モニュメント制作プロジェクト
www.nippaku-monument-project.org">http://www.nippaku-monument-project.org >

山本さんから連絡頂いたサイトよりブラジル日本移民百周年記念モニュメント制作プロジェクトの内容及び茨城新聞のWEB版より 『日伯交流来年100年 巨大彫刻制作進む』を収録して紹介して置きます。
写真は、ブラジル日本移民百周年記念モニュメント制作プロジェクトのHPにあったブラジル東北伯のセアラ州の花崗岩の石切り場(採掘所)の写真をお借りしました。



本プロジェクトは、日本からブラジルに渡った移民の100年の歴史と日本・ブラジルの友好・文化交流の歴史を記念するため、ブラジル・サンパウロ市の日本移民ゆかりの公園(カルモ公園)に、彫刻を設置するものです。
2008年は、1908年6月18日、日本からの最初の移民船「笠戸丸」がブラジル・サントス港に到着してからちょうど100年という記念すべき年にあたります。日本政府とブラジル政府は、この記念すべき年を「日本ブラジル交流年(日伯交流年)」と定め、各種のイベントを企画・支援しています。
この記念すべき年にあたり、当実行委員会では、彫刻家、絹谷幸太氏に委嘱し、日本移民ゆかりのブラジル・サンパウロ市のカルモ公園に、石の彫刻モニュメントを設置することを企画いたしました。日本の石(茨城県笠間市産の稲田みかげ石)が、移民船にゆかりの深いブラジル・サントス港に渡り、ブラジルの大地の石と一体となってモニュメントが完成します。
皆様のご支援をお待ちしております。

茨木新聞ニュースWEB版より

日伯交流来年100年 巨大彫刻制作進む
2007/05/20(日) 本紙朝刊 総合1面 A版 1頁

笠間市稲田の御影石 ブラジルの花こう岩 総量100トンサンパウロへ
 日本人のブラジル移民が来年、百周年を迎えるのを記念して、笠間市稲田特産の御影石とブラジルの花こう岩を使った巨大なモニュメント造りが国内最大級の石材産地、笠間市稲田で進んでいる。東京都在住の若手彫刻家、絹谷幸太さん(33)の制作で大きさは約十六メートル四方、総重量百トンの彫刻群という壮大な作品で、笠間の石材業者も全面協力している。来年六月初めに完成し、サンパウロ市内の公園に設置される予定。稲田石が海を渡るのは初めてという。

「心を形にして」
 最初の日本人移民船・笠戸丸がブラジルのサントス港に到着したのは一九〇八年六月十八日。それから百年に当たる来年は「日伯交流年」として、官民挙げて多彩な記念行事が予定されている。
 絹谷さんは日大、東京芸大大学院で彫刻を学び、稲田石とは十五年来のかかわりがある。父親は現代日本を代表する洋画家の絹谷幸二氏。二〇〇三年、文化庁の派遣事業でサンパウロ大学に留学した。
 留学のきっかけは鉱物資源が豊かなブラジル花こう岩の調査と、多民族がひしめくブラジル社会への興味だったが、そこで思い知ったのは、「つらい歴史を乗り越えて生きてきた日系移民の姿だった」(絹谷さん)。
 「日系人への敬意と、ブラジル国民への感謝の心を形にしてブラジルに贈りたい」という絹谷さんの思いが募り、多方面の協力を得て、昨年三月、モニュメント制作を決意。絹谷さんを支援する実行委員会(会長・原田明夫東京女子大理事長)が募金協力を呼び掛けることにしている。

赤と白の石彫群
 モニュメントに使う材料は、「強烈な力強さを感じた」というブラジル産の真っ赤な花こう岩「レッド・ドラゴン」と、「和の心、気高さを感じる」という笠間産の白い花こう岩「稲田みかげ石」。「どちらも心から信頼できる石」と話す。
 計画では直径三・二メートル、高さ一・八メートルの半球状に加工した巨大なレッド・ドラゴンを中心に、周囲に稲田石の彫刻を配置。永遠に輝く太陽と世界の六大陸をイメージしたという。
 ブラジルの原石はサンパウロから約三千キロ離れたセアラ州で入手した。笠間市には昨年十月末から滞在。中野組石材工業(中野喜久夫社長)の協力で、一個当たり二十−三十五トンの原石を入手して制作に取り掛かった。
 石に穴を開けるだけでも約一カ月が必要で、同社の技術を借りながら、豊かな感性とアイデアで根気よく巨石に挑む絹谷さんは「ブラジルの寛大な心『コラソン』と、日本の『大和魂』。二つの心を刻みたい」と話す。




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