日伯経営者の体験学ぶ=盛和塾=250人集い塾長例会=
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3800人もの若き経営者を心酔させる経営の神様と崇められる稲盛和夫氏がブラジル盛和塾(14年前に設立)の塾長例会参加のために4年振りに来伯された。ブラジル盛和塾の初代代表世話人は、同船者の谷一家の主柱的役割を果たし長男の出治さん亡き後一家の束ねとなっている早稲田ゼミナールの予備校からの同級生谷 広海君であり、日語センター理事長として活躍している。現在の代表世話役の板垣さんも良く存じ上げている。南マットグロッソのパンタナルの久枝会員の農場での例会に参加させて貰った事があるが同行していた恵子が盛和塾の皆さんが教祖的な稲盛塾長に心酔している様子に感心すると共に貴方には真似出来ないはねとのコメントをしていたのを思い出す。4年前に来伯された時は、サンパウロのルネッサンスホテルでの塾長講演と夕食会に参加、塾長の暖かい手に握手させて頂いた事もあり今回も機会があればと願っていましたが、今回は、塾長例会のみで外部のものは参加出来ないとのことで諦めました。
ニッケイ新聞の10月30日付けニュースとミク友の石田幸作さんが日記で伝える塾長来伯の様子を収録して置くことにしました。ブラジル盛和塾の益々の発展をお祈りしたい。写真は、石田さんの日記にあった塾長を囲んでの裸の記念写真をお借りしました。
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ニッケイ新聞 2007年10月30日付け
日伯経営者の体験学ぶ=盛和塾=250人集い塾長例会=稲盛氏がリーダー像説く
約三千八百人の企業家が集って、人生哲学や経営哲学を学んでいる盛和塾の塾長例会が、稲盛和夫塾長(京セラ創業者、現名誉会長)を迎えて、二十日、ブルーツリー・パラダイスで開催された。日本、ブラジルそれぞれの塾生らの体験発表と、ブラジルの若い企業幹部らを集めたGEFグループを対象にした、稲盛氏の講演「リーダーの在り方」が行われ、日本からの参加者九十六人と、ブラジルからの参加者約百五十人が、熱心にメモを取りながら、話に聞き入った。
盛和塾ブラジルは今年で創立十四年。塾長の来伯は十周年記念時の〇三年以来、四年ぶりとなる。
塾長例会は、交流勉強会「日本塾生に学ぶ」と題して、花田雅江さん((株)岡三食品)、村上健さん((株)カネテツデリカフーズ)、栗山敏昭さん((株)栗山米菓)が自身の経営体験を発表。大赤字や負債、会社の不祥事、早期退職者募集や給料カットの実施を越えて、企業の建て直しに奮闘している各経営者の取り組みが紹介された。
昼食をはさんで午後からは、GEFグループのメンバーらが同時通訳をうけて、稲盛氏の講演を聞いた。稲盛氏は「リーダーに大切なことは、ビジョン、ミッション、人格という三つです」と説く。京セラの創業、電信産業への参入、世界的な展開を経ていく中での自身の経験談をもとに、稲盛氏は淡々と話しつづけていた。
ブラジルの塾生からは、南忠孝さん(64、五六年渡伯、(有)ミナミ農機)、森田泰司さん(59、七一年渡伯、ビアンカ社)、ジョン・アウグスト・マウベスチチさん(55、ミクロキミカ社)の三人が発表。学歴が小学校卒、畑仕事のみの毎日に将来の不安を覚えて、物作りの職人になろうと決意した南さんは、これまでの努力を話した。
また、昔は「埼玉のごろつき」という森田さんは、今社員全員とともに社の将来的な夢を共有していると紹介。稲盛氏が「人間は歳に関わらず、周りの環境や状況によっていか様にでも変われる」とエールを送っていた。
ポルトガル語で発表した非日系のアウグストさんは「真剣に哲学を学ぶようになって、『独学でやってきた者でも考え方と熱意で、学歴のある人を越えられる』と思えた」と報告し、参加者一同、盛和塾の経営哲学が国境、人種を越えても有効であることが示されたと納得した様子だった。
来伯中の盛和塾一行は、二十一日にはクリチーバで、二十三日にはアングラ・ドス・レイスで塾長例会を行い、二十四日に公式日程を終えた。
ミク友のクリチーバにお住みのボンヂアー(石田幸作)さんは、経営の神様、稲盛和夫塾長を迎えての興奮の1週間を日記に下記の通り綴っておられます。彼の日記にも日米伯の皆さんからの多くの感想、激励の言葉が届いています。石田さんの日記本文をお借りして紹介して置きます。
ブラジル・パラナ州・クリチーバ市に稲盛和夫(盛和塾:塾長と100名の日米の友人、ブラジルの参加者を含め200名近い仲間と(稲盛哲学)勉強会ができた。日本の、アメリカの仲間のパワーに圧倒された。多くの仲間は、大きく成長してました。懐かしい多くの仲間で、株式の上場を果たした方が100名近くもあると聞きビックリ。私も負けずに頑張る覚悟です。こんな盛和塾の仲間をブラジルに迎え、最高の幸せです。
リオデジャネイロでは、3隻の船での島巡り(海賊船)ツアー、塾長と同船(ラッキー)でした。途中の島で、稲盛塾長と魚釣り、塾長は3匹を釣り上げ、塾長は、釣りもうまいと感心。島では皆と水泳を楽しまれ、その後、塾長は風邪をひいて体調不良だったと聞いた。健康を心配します。塾長の姿に、心を洗われる思いを感じました。私にとっては、神様、仏様の様な存在です。塾長は命を削って私たちに「生きる」事の意義を説いてくれます。いつまでもお元気で。
盛和塾のスローガン「心を高め、経営を伸ばす。」経営者(個人)のモラルを高めなければ、経営は必ず破綻。先ずは社長の心を正しく、そして会社はしっかり稼ぐ。稲盛塾長の期待に応えられる様、頑張る覚悟を新たにできた。稲盛塾長、そして(日・米・ブラジル)多くの仲間達に感謝です。
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