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『日系社会と日伯関係』 ラテン・アメリカ協会島内憲大使が東京で講演 サンパウロ新聞WEB版より。
島内 憲大使が帰国中で『日系社会と日伯関係』との表題で国際交流基金国際会議場でラテンアメリカ協会主催の「ブラジル講演会」に臨まれ超満員の聴衆を前にして日本移民100周年を迎えるブラジルの現状を説明されたとの記事がサンパウロ新聞のWEB版に掲載されていました。
島内大使が中南米局長をされていた2003年にブラジリアで行われた在伯官民合同会議の席上ポルトアレグレ総領事館の存続に付き質問させて頂いたことがありましたがその時点では、「検討中でありまだ決定していない」との回答しか得られませんでした。その後、ポルトアレグレ総領事館は、出張駐在官事務所として残して頂きました。
つい最近では、サンタカタリーナ州のラーモス移住地の桜祭りと日本政府の借款で実現したラーモス移住地を貫通する主要道路の舗装工事終了の祝典にブラジリアから参加しておられた時にお会いしている。まだRS州には公式訪問をされていないようですが何れ来州されるのではないかと楽しみにしています。
写真は、サンパウロ新聞にも掲載されていましたが、ラーモス移住地で撮らせて頂いた一枚を使用する事にしました。


【東京支社】帰国中の島内憲駐伯ブラジル大使が十七日、東京・赤坂の国際交流基金国際会議場で行われたラテンアメリカ協会主催の「ブラジル講演会」で「日系社会と日伯関係」という演題で講演、ブラジルには世界でもっとも大きな日系社会があり、この存在が日伯友好の基礎になっていると述べ、さらに言葉を継いで、今日本では第二次ブラジルブームといったものが起きつつあるが、今後両国の経済交流、文化交流の面で、ますます日系ブラジル人に負うところが大きくなっていくだろう、と語った。

 これまでの二十年間、日伯関係はブラジル経済の低迷、日本経済のバブル崩壊などで停滞していたが、ブラジルがBRICSsの一角として耳目を集めるようになり、日本経済も低迷期を脱し海外投資にも活発な姿勢が見え始め、来年はブラジル移民百周年ということもあって、ラテンアメリカ協会が今回の講演会を開いた。広い会場が満員になる盛況で、日本の関係者のブラジルに寄せる関心の高さが伺えた。

 島内大使は講演で、まずブラジルの現況について語り、農産物生産力の潜在能力の世界でトップクラスの高さ、レアメタル、ウラン、石油など鉱物資源のの豊富さ、民主主義が定着し安定した政治、さらに成長著しい経済であることを説明、世界で最も注目を集めており、親日的な国であることを考慮に入れると、今後はさらに強いパートナーシップを結ぶ必要があると指摘した。

 同大使が強調したのは、ブラジルが非常な親日国であること。それには日本移民を初めとした日系ブラジル人が勤勉で真面目に働き、ブラジルに大きく貢献し、日本人、日系人に対する評価を高めてくれたからだ、と語った。これまで日本移民はブラジル農業の多様化に貢献するばかりか、日系人は日本から企業が進出、あるいはブラジルで業務をするにあたって、この日本人に対する評価の高さがどんなに役立ったことか、とも述べた。

 いま日系人の多くがブラジル経済界、官界、司法、政界へ進出、主要な地位を獲得しつつあり、今後日系ブラジル人が、日本との交渉相手としてテーブルに着く機会が増えてきそうだという。

 これからの日伯関係については、ブラジル人の持つ価値観は日本人に近く、両国は利害関係も少ない。しかも注目を集めるBRICSs諸国の中で唯一、非核国であり、より強固なパートナー関係になるだろうと予想した。その場合、日系人の役割は大きくなることがあっても、決して小さくなることはないと述べ、講演を終えた。

 (写真=国際交流基金会場で講演の島内大使)

 2007年12月19日付



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