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このデコポンは甘い!=APPC=市長も訪れ「金星」発表=ブランド化、輸出も視野に
JICAシニアボランティアとして約三年間(現在も継続中)、聖州を中心に果樹栽培の指導に貢献してきた、浦田昌寛氏(五十九歳、熊本県出身)が2007年度第37回山本喜誉司賞特別功労賞を受賞された。関係ニュースがニッケイ新聞10月24日付けWEB版に掲載されていました。今回のあるぜんちな丸第12次航同船者忘年会に甘い凸ポンと共に浦田シニアボランティアが城島夫妻と共に参加され2日間ご一緒させて頂く機会がありました。浦田技師が開発指導しておられる凸ポン『金星』は遠く日本にも輸出する可能性を探っているとのことで外貨獲得も良いがこんな美味しいものはブラジル国内で消費したいものだと願っています。
写真は、忘年会の食事時のくつろいでおられる浦田さんです。
尚、浦田さんは、アルゼンチンのラプラタ市のウルキーザ移住地でも果樹栽培指導をされたとのことで同船者の中原頼子(旧姓高橋)さんを良くご存知とのことで技術交流を目指し1月には城島さん始め凸ポン栽培者を連れてアルゼンチンに出向くとのことでした。


ニッケイ新聞 2007年10月24日付け
このデコポンは甘い!=APPC=市長も訪れ「金星」発表=ブランド化、輸出も視野に
 「普通のデコポンは酸っぱいが、このデコポンは…」――。ピラール・ド・スールのデコポン「金星」の発表会が十九日午前十時から、同市にある日系農場で行われた。主催はAPPC(サンパウロ州柿生産者協会)。エリッキ・カルバーリョ市長も訪れ、祝辞を送った。日本のものより酸味を抑え、甘さを強調したピラールのデコポン。同協会では「金星」の商標で、日本への輸出も視野に販売を広げていく考えだ。
 新製品「金星」はJICAの浦田昌寛シニアボランティアの指導で商品化を進めてきたもの。APPCデコポン部会は伯国内外における出荷を従来の「デコポン」では売らず「金星」という商品名で販売することを表明した。これは日本で既にデコポンの名称で商標登録されているため、国外輸出ができないためだ。
 浦田さんは日本に一時帰国中のため欠席したが、曇り空の中行われた発表会には、市長ほか、牛腸(ごちょう)修二APPC会長、阿部勇吉ピラール・ド・スール文協副会長など地元関係者約九十人が訪れた。
 一行は牛腸会長の案内で農場を訪れ、記念のテープカット。試食も行われ、参加者からは「甘い」「おいしい」などの声が聞かれた。
 「金星」は通常のデコポンと糖度は変わらないものの、クエン酸を通常(一・五%以上)から一〜一・二%以内に抑えており、これが甘さの秘密。その理由について増永セルジオ農業技術部長は「ポイントはデコポンの花が咲いている六十日間、水を与えつづけること」と話す。
 花が咲き、デコポンの実ができる時、クエン酸は六%もあるが、水を多く掛けることで一%まで抑えることができるという。
 岐阜県からJATAKの農業事業で来伯中の新井正信さんは「通常はもっと酸っぱいが、これは甘い。日本の市場に輸出しても面白いかもしれない」とコメントした。
 増永部長によれば、「年間百トン、約二万ケース」の出荷を予定。さらに出荷の際の検査で、色は全体的にオレンジ色をした百%、糖度十二%、クエン酸一%とした基準を満たしたものだけを売り込んでいく構えだ。特徴はビタミンCやミネラル、繊維が豊富で肌の美容効果があり、ガンや動脈硬化、風邪などの病気にも効くという。
 七月から十二月まで出荷する予定。同部長は「良い商品を高く売りたい。Aクラスの所得者を狙っている」とブランド化への気持ちを力強く話した。
 現在は聖市を中心に出荷している。APPCデコポン部会では、「将来的には日本への輸出も考えている」と意気込みを語っている。
 見学、試食に続き、正午から農場内の会場で開会式が行われた。
 牛腸APPC会長が来場者の前に立ち「安全でおいしい果物作りを進め、さらなる発展を夢見て頑張ります」と挨拶した。エリッキ市長も「生産者が団結してより良い品物を作れるよう頑張って欲しい」と激励した。
 式の後は増永部長により、スライドを使った参加者向けの商品紹介、説明も行われた。



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