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『ぶっちぎり少年院白書』 吉永本紙福岡支局長自伝を刊行 サンパウロ新聞WEB版より
取材でポルトアレグレに来た時には新聞社から取材費も出ずバスで1100km離れたポルトアレグレにやって来た吉永記者が元少年院出身とは露知らず我が家にも泊まってもらいましたが丸坊主の変わった御仁でしたがお父上が拓殖大学の移住研究会で活躍していた現役の頃からの知人でもあり色々はなしましたが礼儀の至って正しい好青年でしたがそれが少年院仕込とは今回初めて知りました。是非読んで見たい本の一冊です。
写真は、サンパウロ新聞に掲載されていた同著の表紙です。


『ぶっちぎり少年院白書』 吉永本紙福岡支局長自伝を刊行 サンパウロ新聞WEB版より
【東京支社】本紙福岡支局の吉永拓哉支局長がさきごろ、自伝的懺悔本ともいうべき「ぶっちぎり 少年院白書」(二見書房刊、千四百円)を出版した。ブラジルから帰国して書き上げたもので、二百頁を越える労作。生い立ちから現在までを自伝風に書いてあり、中心の読み物は暴走族時代・捕まって少年鑑別所から少年院へ移されるまでの生活ぶり。随所に失敗談を含めたエピソードが盛り込まれ、一気に読める。

 暴走族や少年院などには縁のない人でも、塀の中の生活ぶりが活写されていて、見たこともない世界が分かり、おもしろく読めそう。暴走族や悪に憧れている少年たちには、反面教師として役に立ち、更生するきっかけになる本ともいえそうだ。

 吉永記者は、「少年院出身者は礼儀、態度だけなら、決して大学卒に負けない」と書いている。この本を読んでから、礼儀が廃れ、足を投げ出して電車のシートに座っている若者を見ていると、道徳などを説く前に、実地訓練でもした方が態度は改まるのではないかと思えてくる。

 この本を読む限り、吉永記者の少年時代はほめた生活ぶりではないが、それに気づき、新しい生活に踏み出し、本まで書いた努力は賞賛したい。これも少年院効果なのだろうか。

 (写真=吉永さんの著書表紙)

 2008年3月15日付



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