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麻生首相の趣味は漫画? BATEPAPOの西郷さんの書き込みに反応。
サンパウロにある日本商工会議所のコンサルタント部門のメンバーを中心としたメーリングリストBATEPAO(おしゃべり=雑談)に参加させて頂いており色々勉強させて貰ってますが、つい最近メンバーのお一人、西郷さんが麻生首相の趣味は漫画と公言して憚らないのは如何なものか? 一国の首相としての資質を問うとのコメントを流されたのに対し賛否両論と言うか面白い書き込みが飛び交っており皆さんの発言を集めて時の話題として寄稿集に残して置きたいと思います。
これを読まれた方のコメントもお待ちしており、一緒に収録させて頂きますので宜しくお願いします。
写真は、GOOGLEで麻生太郎、画像で検索して見つけたものをお借りしました。マンガ調画像を見つけました。また写真を探すのに検索したところ『週10〜20 冊週刊漫画雑誌を読み、『ゴルゴ13』全巻保有、タイムズでは「貴族的家柄で失言と偏愛的な青年向け漫画愛好家である麻生太郎」と表され、国外でも漫画好きの政治家と認知されている』とありました。


BATE PAPOの皆さん 西郷です。
 最近の麻生首相の誤読が話題になっていますが小生は以前から気になっているのですが首相が「趣味は漫画」と公言していることです。
 昔は母親から「漫画ばかり見てないで勉強しなさい」とよく小言を言われたものです。
 一国の首相が「漫画が好き」と公言して良いのでしょうか?
是だけで判断してはいけないのかもしれませんが、誤読事件に関連し麻生首相のお頭を疑う次第です。
 漫画がなんの役に立つのでしょうか?
首相が好きなのだからと子供達に積極的に薦められる事なのでしょうか?
 誰かが、首相に「趣味は漫画というのは不味いですよ」と言わなくて良いのでしょうか?
日本の行く末が心配です。


西郷さん 桜井です。
 非常に面白いテーマですので、久しぶりにエントリーします。
最初のポイントは、我々が昔考えた漫画と今の言葉のマンガ(片仮名)はかなり、ニュアンスが違うことです。2番目のポイントは、今、日本が世界に自信を持って、発信できるテーマは、日本食とアニメ等コンテンツです。その中にマンガが入っているのです。したがって、マンガとかアニメは悪い意味にとらえられていないのです。
日本をキャンペーンするキーワードに「COOL JAPAN」というのがありますが、その中にもアニメ、マンガが入っています。したがって、麻生さんは、マンガが好きだといってもほとんどマイナス点にならないことを知っているのです。他の人が、総理に「みっともない」と言ってアドバイスでもしようものなら、その人は、時代遅れの人だと思われるのではないかと思います。時代の流れと理解するのが一番無難なのです。


桜井さん 西郷です。
 ご無沙汰しております。
桜井さんが言われていることは小生も理解しているつもりです。
COOL JAPANもこのテーマの分は見ていませんがよく見ています。
 若い在日外国人が集まっての話を面白く聞いていますが若い、日本語が十分読めない外国人にしてみればクールかも知れませんね。
 最近のアニメ、漫画を小生は見ていませんので推定ですが所詮、内容は子供(枠を広げて青年)が対象なのではないでしょうか
 アニメ映画は別として芸術的にすばらしいということも特に無いようにに思いますし、大の大人が読んで、新しく何がしかを得られるような内容とも思えません。(と予想します)
 政治家として最近の若者の考え方等を知る為ということであれば理解するとしても、それが趣味というのは理解できません。
 このようなことを言っているのが、やはり時代遅れですかね。
桜井さんはアニメ、漫画を見ますか?


皆さん、渡邉です:
「漫画」は昔はただの紙媒体の所謂マンガでした。これが、ちょっと古い言葉ですが情報通信革命というか(1)IT化されて「アニメ」と呼ばれるようになった(2)日本の一大コンテンツ輸出産業に発展した(3)アニメは日本の得意とするひとつの産業の域を超えて文化とも言えそうな領域に入った、と言う事かも知れません。何せ、世界市場を席巻していますから。しかし所詮、漫画は漫画ですので、それを読んで知識の蓄積が増す、想像力が増す、判断力が付く、ということかどうかは分かりません。しかし人間は機械ではないので息抜きも必要です。タバコを一服する、ガムを噛む、コーヒーをいっぱい飲む、難しいことから離れて頭を休めたい、という時に読んで楽しむのであればそれはそれでひとつの手段だと思います。日本の文部科学省の何とか審議会か何かで小学生の携帯電話を規制しようという動きがありましたが、問題は漫画と同じで使い方でしょう。携帯電話を与えられて今の子供が本を読まなくなったら、漫画を見すぎて大切な情報や文学から遠ざかったら知的レベルの低下に繋がるかもしれません。


皆さん 古谷です
漫画の本と言っても、中身はピンキリでしょう。実は私事で恐縮ながら、横浜の次男の家に漫画の本が置いてありました。
「こりゃ、おまえ! エエ年して、漫画の本とは何だ!」と叱ろうとして、題名を見て驚きました「ザ自民党」とあったのです。戦後からの自民党の歴史をシリーズで書いたものです。
私の知らなかった自民党史の一面もあり、参考になりました。活字の羅列では、読者の(特に若い年齢層)関心を惹かないので、漫画にした出版社の意図が感じられました。
「ゴルゴー13」も大人(?)が読んでも面白い漫画です。
アソーさんはどんな漫画を読んでいるのか知りませんが、要は中身次第と思います。
以上


西郷さん、桜井さん、古谷さん
伊豆山です。
皆さんの漫画談義、楽しく読ませて頂いています。
先日、NHKで、NYで、アニメを題材にた、日本人アーチスト(芸大出)が大成功していることを知りました。 
彼の作品がオークションで、ベラボーな高値がついているのだそうです。
彼の作品を評価している人々は、テレビで見る限り、高齢者、当然、大金持風。時代の流れと共に、人々の趣向、価値観も変わるものだと、つくずく思いました。
日本に行く楽しみの一つは、本屋に入り、面白そうな本を買って帰ることですが、最近は、歴史、宗教、哲学書に、漫画の挿絵が沢山入っているものが増えています。
古谷さんがおっしゃってる通り、内容はかなり高度なものがあります。
我々ぼんくらには、入門書として、この漫画付きが丁度いい感じです。
お陰で、若い時、勉強しなかったつけを、この漫画本で、埋め合わせています。
最近は日本の教科書は漫画だらけです。 べったり字では、子供達は理解出来なくなってしまったようです。 これには一抹の不安を感じてしまいます。
べったり文字から、物事を理解するには、かなり、頭を使わなければならない。
私などは、もう、30分も難解な本を読んでいたら、頭ばボーッとして、砂糖入りコーヒーでも飲まなければ、先に進まなくなってしまう。
もう、先のない老人は、漫画本で急いで、過去の不勉強を埋め合わせなければならないけれど、これからの子供達が、今、視覚にたより過ぎて育ってしまったら、彼らは、これから一体、どうなって行くのでしょうか。
べったり文字の本を読む根気は、益々、なくなってしまうのでしょうか。 
芭蕉の俳句を読んだら、可愛〜いカエルのケロチャンがポチャ〜と池に飛び込む画面が 頭に浮かぶのでしょうか。 
それで良いのか悪いのか私には解りませんが、何だか味気な〜い世の中になって行くような気がいたします。


西郷さん、伊豆山さん、古谷さん、渡辺さん、皆様
このテーマはなかなか面白いですよね。
私は、マンガはほとんど読みませんが、アニメ映画をよく見ます。宮崎さんの作品などは非常にすばらしいと思います。下記いくつかのエピソードを紹介します。
その1 サンパウロに駐在していた時、日本語普及センターの地下のライブラリーを見せてもらいましたが、マンガ本がたくさんありました。理由を聞くと、昔は、日本とのビジネスに有利ということで、日本語を勉強する人が多かったが、今は、アニメやマンガを日本語で理解したいという動機で勉強する人が増えています。とりわけ非日系のブラジル人で日本語を勉強する人が増加しています。帰国後、他の国も同様の傾向があることがわかりました。
その2 マンガにもくだらないマンガもありますが、非常にまともなマンガもあります。
今年は、源氏物語千年紀にあたりますが、マンガの「あさき夢みし」という美しいマンガ本が大いに売れています。また韓国では、日本のワインに関するマンガが韓国語に訳され、エグぜクテイブを中心に大ベストセラーになっています。亡くなった有名なロシア語通訳であいうマンガ本を紹介していました。る米原万理さんが、著作で、確かボスニア・ヘルツゴビナ紛争を理解するにはこれが一番と紹介していたのがマンガ本でした。またあのこ難しい国民の集団であるフランスでも日本のアニメ、マンガは大流行です。
その3 京都には「国際マンガミュージアム」があります、2か月頃前、国際交流基金から招待券をもらったので見に行ってきました。堂々としたもので、子供、大人で大いに賑わっていました。昔から保守的であるが進取の精神が盛んな京都で作られたのは少し意味深でした。
今日発行される週刊新潮と週刊文春の見出しを見ると麻生総理をマンガと結びつけて、いろいろ避難しているような内容です。


「マンガ論議」の皆々さん。面白いですね。
山下@リオです。 小学生のころある図書館の大棚のマンガ全部見たことがあります。
今の世界の情勢変化は、過去の延長ではないから、エライ人がまじめに解決しようとしても、解決できないから、マンガチックに解決する必要はないでしょうか。
麻生さんの秘書官はいじわるですね。演説原稿にふりがなぐらいつけておけばよいのにね。
不景気で、皆が何か、パッとした解決を望んでいますから、極めてマンガチックに、国民が快哉と思う発言をすれば非常に受けると思いますね。
米国のGMだって、政府が救済するとか言っていますが、いまさらね。
ここらで、マンガ的大統領が、米国はガソリン車の製造はモウ辞めた。製造は海外工場のみにしてアジアにまかせる。米国は次世代無公害電気自動車を総力を上げて開発し、フルオートの無人工場で量産するとでも言ってくれれば、株も上がり、歴史的大英断と拍手喝采になりませんか。だがオバマ氏ではむりだな。
1980にもGMがつぶれそうになりBUY AMERICAN運動が起こりましたが、あのときBUY AMERICANと大きく書いたカードの隅に小さくMADE IN JAPANと書いてあるのが大うけでした。(米国で印刷されたカードでしたが)


桜井さん  皆さん 古谷です
もう五ー六年前になりますか、Liberdadeの本屋(日本語の本)での出来事でした。
午後の一刻、本棚の前で高校生と思しき十名ほどの学生(非日系人男女)がワイワイと声高に喋っていました。
不審に思った私が、店主に「彼等は何をしているのですか?」と尋ねた処、主人が答えて曰く「漫画の本を読んでいるのですよ」と。私「漫画!日本語が読めるのですか?」。主人 「読めません。絵でストーリーを追っているのですよ。あの子達は、頭が柔らかいし、好奇心が旺盛だから、結構理解している様ですよ。ストーリーが面白いのでしょうね。
今日が初めてではないのです。それに案外真面目な子達でね、本は盗まないし、汚さないし。時々、何人かで小遣いを出し合って買って呉れるのです。又、何処で日本語を勉強できるかを尋ねる子供もいますよ」。
たかが漫画。されど漫画。日本の漫画がこれほどブラジルの高校生の好奇心を掻き立てるとは思っても見なかった事でした。
以上


桜井さん
ここは『週刊誌の記者はマンガ書く能力がないから、失業が怖いんだ。』と、
麻生さんに代わって
答弁しておきましょう。 (Joke)
話しをマンガに戻しまして、インターネットの普及を止めることが出来ないと同様、マンガの世界的普及を止めることも、今更、出来ないでしょう。
日立の先輩から、『人間、一度楽をしたら、後戻り出来ない。』と教えられたことがありましたが、今更、オール活字に戻そうとしても不j可能ですね。 
残念ながら、人間の身体は、楽をしていると、退化してしまうようです。 
そして、脳も楽をしていると、身体同様、退化するらしい。
最近の研究では、脳は楽をしていると、どんどんバカ (感覚でものを捉える方に進み、思考で、もの事が捉えられなくなる)になって行くことが避けられないようです。
脳の発育の為に、子供からマンガを取り上げて、マンガを読むのは大人の特権
とでもしますか。(Joke)
伊豆山
PS. 今週、月曜日に中岡さんが、Bumbaパンデイロ教室に現れました。 久しぶりに楽しかったです。
中岡さんは入社以来、ずっと写真フイルム部門で活躍されたので、フイルムが世の中から消え去る今、時代の変化に、感無量だったようです。  桜井さん、是非、時代の流れをしっかり捉えられる若者を一人でも多く育てて下さい。




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