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麻生悌三のブラジル不思議発見(5)アマゾンの大アナコンダ
麻生悌三さんのブラジル不思議発見4月号をお届します。定期便ですが3月だけ中旬に臨時号を掲載していますので今回で5回目になります。ブラジルと云えば矢張り蛇の話でしょうか。今回はアマゾンの大蛇アナコンダです。アナコンダと云う映画が製作されており有名になっていますがブラジルではスクリーと呼ばれており私もパンタナルの久枝さんの農場で実際のすクリーの乾いた皮を広げ訪問者全員で記念写真を撮りましたが確か30人近い人が並べたので7-8メータは有ったのではないかと思います。その時の写真を探してみます。
麻生さんから送って頂いた写真は3葉ありますが、大きなスクリーを吊り上げている写真を掲載して置きます。残りの2枚はBLOGでご覧下さい。


ブラジルではスクリーと呼び、英語では、Anacondaと呼ぶ、大蛇が生息している。主たる生息域は、アマゾン、オリノコ川、パンタナール一帯である。蛇の類では珍しく、一生を水の中で過ごす。この大蛇は信じられないような、体長の伝説があり、1949年頃、体長40m、胴回り2m、重量5トンの大蛇をRoraimaのジャングルで兵隊が機関銃で殺したとかの話があるが、一寸、信じられない大きさである。このスクリーの大きさと、比較されるのが、東南アジアのニシキヘビで全長10mぐらいのもいるらしい。然し、体重は圧倒的にスクリーの方が重く、体長9mあれば、胴回り30cm、体重250kg位になる。メスの方が、オスより大きく、体の大きなメスがオスを共食いで食べてしまう事もある。動物学者はいくら成長しても10m以上にはならないと述べているが、イギリスの探検家Foset(英軍大佐で映画インデイージョーンズのモデル)が1906年にネグロ川上流で、18mの大蛇を射殺したと記述がある(物証がないから、眉唾と云われているが、恐らく、その時の状況が、正確に測れる状況下に無かったのだと思う)
アナコンダと云う名を有名にしたのは、1997年にに制作された、アメリカ映画アナコンダで、2004年には、その続編が制作された。スクリーは水辺の動物を待ち伏せて、捕食するが、カピバラ(水棲のげっ歯類で、成長すると体重45kgにもなる河豚)、ワニ、等も狙われる。人家近くで、放し飼いの豚、放牧の牛、馬も餌食にされる事もある。毒は持っていないが、獲物を噛み付くと、素早く、胴体を巻きつけ、絞め殺す。2巻き半位で、
牛のアバラ骨をへし折る、力がある。これ程、大きな獲物を呑み込める理由は、顎にある。
顎の骨を取り外せる、構造になっており、口の大きさの、8倍にも広がる。必ず頭から呑み込み、何でも、呑み込む割には、消化能力は、それ程、高くなく、一度呑み込んだら、消化に普通、1週間位掛かる。スクリーを捕らえて、数人で持ち上げている写真をブラジルで見る折があるが、呑み込んだ獲物を消化中で、半睡眠状態のおとなしい状態であり、空腹で、獲物を探して、活動中の状態であったら、そう簡単に捕まる事はない。獲物を待ち伏せしている攻撃態勢時に近寄るなどは、危険であり、自殺行為に等しい。獲物を巻いて、水中に引きずり込む、芸当も見せる。アマゾンで、首を巻かれて死んだ、ロバを見た人の話によると、眼球が目から飛び出していたそうだ。(小型のロバだったが、岸辺に繋がれ動けなかった時に襲われたらしい)
交尾に就いて、ナショナルジェオグラフィック社がコロンビアで撮影したDVCでは、発情したメスはフェロモンを発散させてオスを誘う。オスは空気中のフェロモンを舌で感知し、メスを探す。メスに出会うと、体をメスに巻きつけて、交尾をトライする。集まったオス数匹がメスの体に巻きつき、団子状になったスクリー団子を見る事が出来る。オスは此のとき、性器近くから、つめ状の突起2本を出す。これは。かって、太古の昔、スクリーに足があった名残りだそうだ。何故、交尾のとき、オスのみに、突起が現れるかは不明。
交尾が終わったら、出産まで、200日余りメスは殆ど、何も食べない。出産は卵を胎内で孵化させて産む、卵胎生で、50センチぐらいの、子蛇を70匹位い産む。死産した子蛇や、孵化しなかった、オレンジ色の卵も体外に出てくるが、メス蛇は、それを、全部食べる。出産後の体力を養う為だ。岸辺で出産した子蛇は直ぐ、水に入る。水の中には、子蛇の天敵のピラニヤ、食肉魚、ワニ等が、待ち受けており、捕食されずに、まともに成蛇になるのは少ないようである(一般的に云って、野生動物の場合、生後1年以上生きるのは、20%程度)。スクリーの発情年齢は3歳位で(他の動物と比べると遅い)、寿命は10年位と云われている。10m位の巨大スクりーの年齢は15年を超えていると思われる。人も類人猿も蛇を無意識に恐がる。太古の昔、人類は、毒蛇、大蛇の攻撃にさらされた恐怖の記憶が、DNAに刻印されているに違いない。ブラジルで、人がスクリーに襲われたり、呑まれた話は、いっぱいある。川辺や沼辺での釣りには、充分に注意すべきで、スクリーを見掛けても、銃器の携行なしで、近かずかないほうが無難。(射殺する場合は、必ず、頭部に弾丸を命中(集中)させるべきで、他の箇所にいくら、命中させても、余り効果はない)

写真3葉は1)スクリーをブルトーザーに吊り上げている。2)スクリーガ交尾を巡って団子になっている。3)ワニを巻いている
以上
2010年4月1日
麻生



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