麻生悌三のブラジル不思議発見(6) 科学で解明出来ない心霊医療
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麻生さんのブラジル不思議発見、5月号は趣向が変わって科学で解明できない心霊医療、まさに世にも不思議な物語と云える。麻生さんには定期に原稿を送って頂いているが、現在日本の九州地方を旅行中で掲載が5月1日に間に合わなかった事をお詫びして置きたい。
麻生さんは、ブラジルで有名なアリゴさんと神のジョーンさんを紹介しているが、ブラジルには日本人の心霊医療を行う移住者もおりサンパウロ新聞の吉永拓哉記者が紹介している。
医師の免許のない者が医療行為をすることは違法で有るが病を治して呉れるのであれば『藁をも掴む思いは』だれでも持っている。特に医者から見放された難病の持ち主で有れば一縷の望みを掛けたくなる。信じる信じないは、その人の自由であるが信じる自由だけは(心霊医療に頼る)は、残して置きたいものですね。貴方なら心霊医療に頼る?
写真も麻生さんが送って呉れたものです。
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ブラジル不思議発見(6)科学で解明できない心霊医療
心霊医療と云う、科学で立証出来ていない不思議な医療がある。どう云う訳か、この医療はブラジルとフィリッピンに多い。単なる、精神的な異常を直す、気の病いの治療なら、分かるが、台所の粗末な包丁を道具に、実際に患者の体を、切開、切除等の手術を行い、電気ドリルで頭に穴を開けて、脳手術を行ったり、 設備の整った大病院でも、技術的にも、困難が伴う、高度な医療行為を、ろくに消毒もしないで、手術を行い、患者は敗血症にもならず、出血も大した事なく、又、麻酔も使用しないで、患者が痛みを感じない等々、常識では、全く考えられない事象である。本職の医者もTVカメラも何度も、手術現場に入って、手術に立ち会っており、トリックや八百長の当然持つ疑念を、払拭している事実がある。世界的に権威のある、心理学者等が、心霊医療を研究しているが、学術的問題は、さて置き、実際にあった(起こった)事実に言及して行きたい。心霊医療師と称し、マヤカシ、インチキ、医療を行う、自称霊媒も少なくないようだが、次にあげる2人は、本物の霊媒で、特にジョゼ アリゴーの名は、世界的に有名で、評価も高い。
―ジョゼ アリゴー=本名はJose Pedro de Freitasと云い、1921年生まれ、1971年に交通事故で死亡している。ミナス州の田舎のCongonhasの貧困家庭に生まれ、学歴は小学校3年まで。14歳の時から20歳まで、鉱山で働く。彼の自伝によれば、ある日、突然、強い頭痛に襲われ、トランス状態に入り、幻覚を見た。広い手術室の中で、白衣の医者や看護婦に囲まれた、医者がいた。それは、ドクターフリッツだった。(Dr.Fritzは1874年ドイツ、ミューヘン生まれの医師で、ポーランドで医学を修め、第一次大戦に軍医として出征し、1915年にエストニアで戦死した)ドクターフリッツの霊が降霊してから、アリゴーは突然、ドイツ語を喋り出した。ある日、友人の家で、ベッドに横たわる、癌の末期患者の女性と出会う。アリゴーは自分でも意識しないまま、台所に行き、1本の包丁を手に取って戻り、廻りの者を下げさせると、患者の腹に、いきなり包丁を突き立てた。開腹口から、手を入れ、腹の中を、まさぐり始め、肉腫のような、肉塊を取り出した。 医者が呼ばれ、肉塊は癌腫瘍と確認された。患者は完治し、この噂は、たちまち広がり、心霊医療師アリゴーの誕生のきっかけとなった。 このアリゴー以外にも、ブラジルには、心霊医療師が多数、存在しているが、皆、著名な医者が降霊した、霊媒で医療行為を行っている時だけ、医師に成りきっており、本人には、その自覚はない。ブラジルの文献にも、はっきり、霊との交流(チャンネル)をした霊媒(medium)と記載されている。 霊媒とは、wikipediaを引くと、超自然的力で、霊界にいる、神霊や、亡霊に働きかけ、現実の人間と意思を通じさせる為に媒介する、人物。文化人類学ではシャーマンの一類型。超心理学上では死者ととの交信が可能な、霊能者を言うと出ている。アリゴーの評判を聞きつけ、ブラジル全土から、医者に見放された、患者が集まり、手術も無数に行った。 手術はありふれた、台所で使う包丁1本。麻酔も掛けず、痛みも無く 出血も大してなく、傷口は直ぐに、ふさがる、奇跡の現象である。然し、無免許の医療行為は違法であり、医師法違反で2度も逮捕収監された。最後は、クビチェック大統領の姪の癌を手術で治した実績により、大統領令で保釈されている。こうした、医療行為に、医師会は激しく抗議し、インチキ、トリック、詐欺等の中傷も絶えなかった。その次に、激しく、抗議したのは、教会の牧師であり、神の名を口にできるのは、坊主の専売特許と云わんばかりに、中傷を投げかけた。如何に中傷されようとも、病が治ったと云う事実の前には、抗しようが無く、全国から、数万人の患者が押し寄せた。ドクターフリッツとchannel出来た、霊媒はブラジルでも他に数人いたらしい。分かっているのは、リオのコンピューター技師ルーベンス
(1971年交通事故死)、弟のエジバルド(交通事故死)、レシーフェの産科医エジルソン(1980年従業員に刺殺される)
―ジョオン デ デウス(神のジョオン)と呼ばれている、本名Joao Teixeira de Fariaは今、活躍中の現役の霊媒である。 ゴヤス州の片田舎、Cachoeira de Fumacaで1942年に生まれる。学歴は小学校低学年まで、幼少より、仕立て屋に丁稚に出る。18歳の時、マットグロッソ州カンポグランデに立ち寄った際、突然、イエズス会の聖人イグナシオ ロヨラが降霊し、霊力を得る。ロヨラの他に37人の霊が降霊しているらしく、現在、首都ブラジリヤの近くの都市アナポリス近郊の町、Congonhasでイグナシオロヨラの家と名ずけた、施設(医療施設)で医療活動を続けている。名目は漢方薬、生薬の普及(医師法違反、教会の中傷で、過去に何度か逮捕収監されるも、陸軍の衣服修理人の名目でブラジリヤの兵営に匿われた時期もあった)毎週、数百人が治療にブラジル各地から訪れる。医療はアリゴーに類似し、メス、ピンセットで麻酔を使わず、執刀手術を行う。
写真はジョオンデデウスと執刀手術、眼球及び腹部切開。
2010年5月1日
麻生
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