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山下晃明のブラジルで損せぬ法(275)、(276)、(277) 11月、12月、1月号
山下さんの実業のブラジル誌連載の経済記事もやっと今年の1月迄遅れを取り戻しました。もう一息で追い付きそうですが、掲載写真が見つからなくて困っていますが、11月11日にリオで『私たちの40年!!』のミニオフ会が予定されており沢山撮り貯めして来る積りです。
今回の注目すべき記述は、『陰陽自然学の飯田亨先生によると2011は旧潮流崩壊元年でかつ新潮流元年という。08年10月に始まったまったく先の読めない時代の大変化は來11年3月から10月の間に過去のシステムや権力などが総崩れになり「歴史的ひずみの大清算」がおきる。』と今年の諸々の出来事を見事に当てている事である。
写真は、仮の写真としてリオの景色を使用する事にしました。


山下晃明のブラジルで損せぬ法(275)

ブラジル統一選挙2次戦の結果
統一選挙2次戦の結果、上院は81人中55人の67.9%が与党、下院は513人中、与党が352人で68.6%という与党大勝となった。
憲法改正に必要な票数66.6%をクリヤーし、ジウマ政権は、日米議会とは異なり、多数政党ではあるが議会協力型与党体制である。来年新政権が最終的に誰を閣僚に選び何から改革してくれるかこうご期待だ。
ただ州知事選はサンパウロ、ミナス、パナマ州と国の税収の51.8%も占める工業3州が野党のPSDB党の知事になったことで、国会議員への影響力が強いから税制などの改革は思うようには進まないであろう。
貿易収支赤、経常収支赤、インフレ増
レアル高が原因で、貿易収支の過去12カ月累積は2007年5月以降減り続けており、10月は輸出184億ドル、輸入165億で19億ドルの黒字、過去12科月累積でもわずか174億ドルの黒字である。
このままでは貿易収支は2011年中には赤字に転落の恐れがある。ひとたび海外資本市場に変化がおきて投機外貨が引き上げると、あわてて為替を切り下げても急には輸出が増えないから、ゆゆしき問題となろう。
特に経常収支は9月で実に351億ドルの赤字で1947以降最大の赤字である。現時点ではそれ以上の資本収支708億ドルの黒字があって均衡しているが要注意である。
なお9月の海外直接投資は53億ドル、過去12ヶ月累積は9月まで410億ドル。9月の外貨準備高は2752億ドル記録更新である。
国内の中銀為替契約の外貨フローは、貿易で9月は30億ドルの赤字、ファイナンスはなんと167億ドルの黒字で差し引き137億ドルの流入であった。
9月のM1は2.4%増で、M1の過去12カ月累積は18.53%増、インフレはFGVのIGP−DI指数で、10月も1.03%、過去12カ月累積は10月まで9.1%である。かりに月0.5%が年内続くと、年末には10%を超えることが確実になってきた。
巨大な国内消費市場
最近リオのバッラ地区に巨大スーパーGUANABARAが開店した。この地区にはCARREFOUR、EXTRA 、WALMART、PÃO DE AÇUCARなどレジーが70以上あるような巨大スーパーが10数店も集中するところであるが、興味深いのは、これほど大型競合店がひしめくところで開店の日から、大通りを交通整理をせねばならほど毎日大量の客が押し寄せたことである。
ブラジルは自動車でも家電製品などでも価格の半分は税金で、同じモデルの小売価格は米国の倍になる。月賦利子が下がったこととC、D層が力を持ってきたので、高額商品が飛ぶように売れるとすると、この国の国内市場の消費力はかなりのものである。だが小売業界もバブル現象になっているのではないかの不安も消せないところである。
尖閣列島事件のビデオ流出の件
誰が漏らしたかの真相究明には興味はないが、YOUTUBEの画像が、戦闘の実況放送で名を売ったCNNよりも先に世界をかけめぐり、世界中のテレビがそれに追従する後追い報道をした事実に注目している。インターネットのデジタル情報が報道でも現在のマスコミを超える時代は近い。
デジタル情報が原本かコピーかを見極めるのは極めてむつかしいが、どれが本物でどれが捏造ものか判定するのも当事者以外には難しい。デジタル通信の場合も相手はすぐ隣にいるかもしれないし海の向こうにいるかもしれない。もしかすると存在しないかもしれない。
しかしながら情報の威力はすごい。たとえば意図的にニセ情報を流せば立派な攻撃手段となる。為替や証券株価操作、詐欺行為、版権侵害、洗脳行為、特定の人を犯罪者にしたてる、国家転覆なども可能となる。なにしろ一瞬に世界に伝わるので、政府の従来の法的手段では防止できない。悪性ヴィールスと同じで権力に削除を強制されるとその前に他にデータを送信して生き延びるからである。当局が下手な防止策を打てばそれがまた政府を無能と笑う新情報になるだろう。
将来のマスコミの仕事は報道よりもむしろ情報の正偽の判定役、判断のしかた、人間の心の持ち方や世の正しい考え方など、もっと人類の本質的なことを伝えるのが役割になるのだろう。
デジタル世界の怪
デジタル放送になると正確な時報が送信できないという。受信機のデジタル処理のための映像の一瞬の遅れが理由だ。時間をずらして競馬を放映して馬券を買わす詐欺師のシネマがあったが、極端に言うとそれと同じ状況になって実際にどれが本物でどれがコピーかは判定できない時代に入るようだ。
考えて見るとデジタル出版物も不思議なものだ。統計データでも、注釈でも、解説でも、引用でもインターネットで刻々更新が可能である。公的データであれば直接その公表機関の最新データを見るのが理想的であり、Google地図やWikipediaのように、読者からの依頼がなくとも、刻々データが更新されるのが最適である。本のページの中からもインターネットで関連webサイトや関連blogにも接続で科学雑誌でも内容が刻々変わることになる。
小説でもそうだが、途中で索引をみたり引用へ飛んだり、場合によってはストーリーもゲーム感覚で枝分かれにして、結末はいくつもあって読者が選べる形でもよい。
したがって印刷本と電子本は根本的には別のもので、このように原本が刻々変化する場合いったい原書(初版)の版権とは何かということになる。
デジタルのヴァーチャル世界と実世界の差もデジタル・ネット時代には境界が微妙になる。現実と夢が交叉するのと同じで、歴史的に後世で分析すると、デジタル・データではどこまでが実物でどこからがヴァーチャルの世界か、どこからが加工された映像か、創作シネマなのかが区分不可能の時代になりつつあるのである。
日本は大きく変わるべき
ロボット競技のアジア選手権大会のテレビをみたが、中国やベトナムがダントツで、かろうじて3位にはなったが残念ながら日本の若者の作品が見劣りしていたのは意外であった。以前はこの種の技術競技は、少なくともアジアでは日本の若者がダントツであったと思うが、今はアジアの水準が急上昇している。日本の若者はこの種のバイタリテリティーが不足しているように感じられる。今のままではどんどん追い抜かれて品質日本が崩されそうだ。
尖閣諸島問題も北方4島問題も困った問題だ。日本は中国やロシアに政治的に軽んじられている。先方にすればうまく行けば領土が増えて失うものは何もない。マスコミをあおって国民をその気にさせて領土問題を既成事実にしてしまえばよいのである。
最近は環太平洋パートナーシップ(TPP)という新しい問題が発生、もし米国がこれに参加すると、日本のみが参加しない場合は交易上非常に不利な状況になることが予想される。経団連は15年までにTPP締結を希望しているようだが、その場合TPPは日本に対して農製品開放の強力な外圧にもなる可能性がある。日本が先進国でありながら、コメに778%もの関税をかけていては、アジア共同市場などを提唱するリーダーにはなりえないだろうし、農政を基本から見直し、ここらで大改革を行う必要があるだろう。
為替レートを決める国際機関の提唱
TPPで思うのだが無条件で関税をゼロにするには為替レートが国際的に公正でないと実施は無理だろう。では正しい為替レートはどうやって決めるのか。これがこれからの世界経済のキイになりそうだ。各国がそれぞれ設定するのではなく国際通貨取引所とか拡大IMFのような公平な国際機関が決めるのがよいのかも知れない。
なおIMFは、新興国の出資比率の引き上げを理事会で承認し、アメリカが1位、日本が2位、中国がドイツやフランスなどを抜いて3位となったほか、インド、ロシア、ブラジルも上位10位内になったとのことだから今後新興国の発言力は強まるであろう。

山下晃明のブラジルで損せぬ法(276)

電子税務伝票NFeへの移行期限終了
本年4月から職種別に始まったNFeへの移行は12月で全業種が完了した。来年からは全業種NFeであるから、当局は一発で売り手と買い手を照合したり、売り上げと入金の差などもボタンひとつで比較できるようになり、罰金を払わされることが増えそうだ。
 このNFeシステムは、紙を廃止してコストダウンになるの、良いことずくめの鳴りもの入りであったが、実際は、ブラジルコストがもうひとつ増えた。
 まず今まで手書きでも作れた税務伝票NFが、パソコンとインターネットを使えるレベルの社員でないと作成できなくなった。明らかに機器や人件費の増加となる。つぎにパソコンの表形式でプリントしていた会社は、NFeでは表形式は使用できず、売り先、商品、価格などデータ逐次入力システムになるので1枚作成に最低でも1分はかかる。表形式の場合は、すべてを表にしておいて、ボーイが300枚を1時間でプリントしていた会社は、逐次入力方式だと、担当者貼り付けで5時間以上かかるようになる。これもコストアップである。
 さらに銀行集金の伝票や客用の期限売り伝票 (FATURA)などを機能する状態に連動させるにはソフト会社にも費用を払わねばならない。
これだけコストアップになって、来年からはチョイ・ミスが即罰金となる泣き面に蜂の現象になりそうだ。

インフレ遂に2桁に

 FGVのIGP−DI指数で、11月は1.58%、過去12カ月累積は11月まで10.76%である。かりに12月が0.5%としても年末には11%を超えることが確実になった。このインフレ指数は公式家賃修正などに使用されるので要注意である。なお10月のM1は0.1%増で過去12カ月累積は18.57%増であった。
 貿易収支の過去12カ月累積は2007年5月以降減り続けており、11月は輸出177億ドル、輸入174億で3億ドルの黒字、過去12か月累積でもわずか171億ドルの黒字である。なお10月の海外からの直接投資は47億ドル、過去12ヶ月累積は10月まで435億ドル。11月の外貨準備高は2855億ドルと記録更新である。
問題の経常収支は10月で実に388億ドルの赤字で1947以降最大の赤字である。現時点ではそれ以上の資本収支829億ドルの黒字があって均衡しているが要注意である。国内の中銀為替契約実績の外貨フローは、貿易で10月は18億ドルの黒字、ファイナンスも51億ドルの黒字で69億ドルの流入であった。

 環太平洋パートナーシップ(TPP)

 TPPは日本にとって思ったより重要な転換のきっかけになる。地政学的にみて非常に興味あるのは、太平洋にたいして、日本列島は地理的に中国・ロシアの出入り口の位置にあり、蓋の役割をしているのである。その意味では列島はまさに不沈空母か要塞である。したたかに相手とかけあう政治家が出現すれば、太平洋勢と大陸勢の両側に影響力を持てる強国になれそうである。中国・ロシアの急所を握れば間にはさまっている北朝鮮は脅威ではなくなる。ただし内側にいる韓国とは特に仲良くする必要がある。
 TPP原加盟国はシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドであったが、その後加盟交渉国にペルー、ベトナム、マレーシア、米国、オーストラリアが加わり、さらに、日本、韓国、カナダ、メキシコが加盟検討中である。
米国とオーストラリアだけでも農産、畜産の貿易影響力は世界最強になり、シンガポール、チリ、ベトナム、マレーシアこれに韓国、メキシコ、カナダが加わると域内の輸出工業力もかなりのものとなる。
 要するに日本は太平洋側を見て、米国、オーストラリア、メキシコ、チリなどへ海上輸送や通関を極限まで低コストにした空海の輸送インフラを構築して、自由貿易を一層伸ばし、一方で大陸側をみて北朝鮮、中国、ロシアなど思想的に難しい国に気を使いながら恐る恐る投資して経済圏を強化することになろうかと思う。
 アメリカは、農産物の関税の大幅な引き下げ、牛肉の輸入条件の緩和、郵政民営化の見直しなど、米国企業が競争上不利になることへ自由化の圧力かける手段としてTPPを高く評価しているようにみえるが別に米国のために加盟する必要はない。
日本国内には反対勢力もあるが、国家としての基本方針が決まって国民が納得したら、反対意見は問題点としてひとつづつ解決していけばよいのではないか。農業補助もTPPで孤立しないためには継続は無理なのであるから、3年、5年、10年とかタイムリミットを決めてその後の補助はないですよ、後は自分で考えてくださいとするのが一番早い解決法のように思う。
 食料自給の問題も、おいしいコメもおいしい肉も、それを高く払っても希望する日本人のために少しぐらい国が援助しても作ってもらえばよい。農業、畜産をやめないで継続してもらうには趣味研究としての農業、畜産を奨励する手法もあるのではないか。
 輸出品に補助をだすと外国が文句をいうが、国内消費や研究なれば補助をだしても問題ないだろう。輸出は必要な量だけ生産して高く売ればよい。
 まずくても安い方が良い層には、安い輸入米や輸入肉を開放するべきである。輸入を解放すると国内関連産業が全滅するというのが反対者の意見であるが、安い輸入米も輸入肉も再利用、再輸出できることを忘れている。そのまま転売してもよいが、そのまま飼料にしたらよい。日本独自の加工やブレンドをして倍値で輸出元に送り返せば国内供給過剰にはならない。
 工場方式の栽培農業、合成食品、合成肉、などで食品全体の生産を高めていけばよいのである。輸入穀物を保存食に変えれば食料危機地区援助や災害援助物資または戦略物資として備蓄できる有力な輸出品になるだろう。 
 
 新潮流元年

 陰陽自然学の飯田亨先生によると2011は旧潮流崩壊元年でかつ新潮流元年という。08年10月に始まったまったく先の読めない時代の大変化は來11年3月から10月の間に過去のシステムや権力などが総崩れになり「歴史的ひずみの大清算」がおきる。
 すでにポルトガルやイタリア、フランスでは政府の社会保険や教育の歳出削減に反対して国民の反政府ストが激化しているが、この種の上下関係の対立とか垂直関係の紛争が多発する。すでにスマートフォン業界では自社内垂直統合型から世界水平分業型に変わりつつあるという。
 本格的な新時代は34年から始まるのではあるが、14年6月には未来の姿が見えるようになるという。
2011年版の「陰陽自然学人生ガイド」のさわりを列記すると 三月、五月、七月〜十月に激震(とくに七月に注目)、世界情勢は、政治経済システム、軍事新脅威、独裁政治政権の崩壊、大凶作と飢饉、天地の異変、世界経済の困窮、EUの政治経済の危機的変化、中国の発展の限界、派閥・特権者・権力者崩壊、世界のメディアの旧潮流崩壊、地球の地理的方位の東西国家間に政治経済軍事衝突、東西に長い地形国家の東端と西端に天変地異、米国西部〈カリフォルニア州西部〉の断層と火山が最も危険、東部の局地的断層と大水害にも注意 、大水害、熱波、火山、地震が同時極限に発生、新世紀の大凶作飢饉元年、世界的水不足と水質問題、世界の穀物倉庫、ロシアと米国が同時凶作になる。
 日本情勢は、統率者、群雄不在の暗黒時代、政治経済システムの新潮流元年、新聞、テレビ、メディアの旧潮流崩壊、既存の特権者、権力者の崩壊元年、政治、経済界派閥の全崩壊、政財界は、親分不在の横並び政権時代へ突入、超党レベルで議員の移動開始、管政権が続行不能に陥っても確たる交代者不在、民主、自民党の力関係が完全拮抗、自民、民主党の連合政権誕生へ、憲法九条問題が急浮上、宗教界、教育界、医学界に大きな変化の動きが、宗教団体への課税論大沸騰とある。

 編集子がんばれ

本誌11月号で一番面白かったのは編集子のコメントだ。雑誌としては政策批判的すぎるかもしれぬが、どんどん書いてください。ただしNHKの「ようこそ先輩」などを見るに、最近の小学生は情報過多の時代にパソコンにしがみつき、ひとりっ子で親がしっかり教育費をかけているから、かなりのハイレベルで、一緒にされると気を悪くするだろう。
戦後マッカーサーが日本人の精神年齢は小学生と言ったそうだが、今の政治家は、国際戦略では幼児レベルだろう。日本には無為無策の政治家と、総評論家の国民と、内情や考えを討論放送で世界に公表するマスコミしかいない。外国の指導者からみると腹を割って、うかつに相談できない困った経済大国であろう。

山下晃明のブラジルで損せぬ法(277)

過去の階級社会を破壊する新しいZ層

 昨年の大晦日のコパカバナ海岸は、朝7時から交通止めになって、2百万人の観衆を集めた。今回は運良く雨も降らず、花火打ち上げの「はしけ」艦隊を11隻へ増強し、それぞれの「はしけ」から2万5千発の花火を電子操作で打ち上げた。その前、18時にはオリンピック選手なども参加し22時にはRIO2016オリンピックの新ロゴ・マークを大画面で発表して雰囲気を盛り上げた。14年ワールドカップ、16年オリンピックが決定した記念に、安全なリオのイメージ作りをしているようだ。

 TVグローボが、正月に面白い放送をしていた。1980から94年の生まれで技術革新と同時に育ったパソコン・オタクのY層が最近政府内でも増えてきて、上司の話しを聞くときに、セルラーで通信やゲームをしていたりして、79年以前生まれのX層の上司をムカッとさせるのだそうだ。一方Y層に育てられた95年以後に生まれで幼児期からすでにデジタル時代のZ層は、Y層とことなり孤独ではなく、ゲームをインターネットのチーム対戦で世界中と戦い、賞金100万ドル稼ぐとか。
この層は電子機器の操作とネットワークと瞬時の決断力に秀でている。小生の知人は1歳の子供にiPadを使わせている。赤ん坊はiPadぶん投げないで、画面を指で触っている。次の世代のデジタル子になるのだろう。 
 考えてみると、デジタル時代になると、ゲーム、軍の電子戦、株式の取引、会社の経営なども操作はほぼ同じであり、周辺の条件が常に急変し、瞬時の判断力、ボタン操作、すなわちスピードと勘のよさが要求される。
 もはや考えているヒマはなく、一瞬の遅れは致命傷になるから、一度ボタンを押したら過去は忘れて次のボタンを押すチャンスをねらうという、すべてがゲーム感覚になるのである。

 異常気象は桁違い

 年末にはオーストラリア北東部で5か月分の雨量が12月のみで降って大洪水になった。ラ・ニーニャのせいとされるが、世界の気温と雨量に関係のあるラ・ニーニャ、エル・ニーニョで有名な海域は、太平洋上を東南アジアからエクアドール沖まで水平につながる。
 サントスでも半月分が12時間に降って洪水に、サンパウロ市内は雨が降る度に冠水、リオでは北東部のノーバ・フリブルゴ、テレゾーポリス、ペトローポリスなどの山岳地帯に大雨のよる土砂くずれの激流が起きて死者は600人を超えた。
 昨年の米東部、ロシアやヨーロッパの大雪さらにはその雪解けで西ドイツの大洪水と高温、低温、雨量、雪量、台風の規模など、いずれも50年ぶり、100年ぶりの記録や観測開始以来の記録が各地で続出する。最近の異常気象は文字通り桁違いである。

 病院ビル爆破解体

ガレオン空港を出て市内に向かうとき、しばらくして左手に見える州立大学病院の建物、50年に建設開始し完成を見ることのなかった半分の部分が900キロのダイナマイトで爆破解体された。余談だが、このビルの最上階に小さな小窓が横一列にならんでおり、前を通る空港からのヴィア・ベルメーリャ街道を挟んでファーベラがあり、そこの屋上から年間数万丁密輸されるという重機の照準あわせに使われたことがあり、丸秘の観光地図にこの付近の街道には機関銃の弾の絵がかかれて危険地域とされていたのが懐かしく思い出される。

 2011日本の生きる道

 NHKスペシャルの新年番組「2011日本の生きる道」は手放しで良かった。ノーベル化学賞受賞者根岸英一博士がメインゲストで、大変革期の時代を見据えて、本当に日本は力をなくしたのか?まだまだ強みはあるのではないか?を考察し、これからは物を売るのでなく解決策を売る。地球全体システムを売る。それには競争と自信を持って行動を起こす気力が必要との根岸博士の熱いメッセージがあった。

 年の初めに思う

 根岸博士のクロス・カップリングの発見の際の思考錯誤と執念に近い研究法の経緯を知り、また博士が日本で人工光触媒の開発の陣頭指揮をとるとのことに決まったと知って感動した。
 自然界ではすでに植物が行っているのだから、いつか必ず成功するであろう。これに成功すれば、CO2の問題は解決する。ただその前に温暖化とCO2の関連性が本物かどうか論理的に解明する必要がありそうだ。
 以下筆者の初夢に近いたわごとになるが、原子や分子単位でくっつけたり、はなしたりするモノを発見できるのであれば、治療しようとしないで、それを吸収して取り出すことにすれば、今まで不可能と思われたことが可能になるのではないか。日本人が世界に貢献できる基礎発明はまだまだたくさんありそうだ。

 麻薬で中毒にならない薬

 昨年リオで、麻薬のボス狩りを軍と警察が協力して行い、コンプレクソ・ド・アレマンというファーベラで34トンの麻薬を押収した新聞写真をみた。その規模にも驚かされるが、それを使っていた中毒患者はどうするだろう、彼らが要求するかぎり供給網は復活するのではないかとふと思った。
 メキシコ、コロンビア、ブラジルなどの大統領は麻薬と民主主義に関するラテンアメリカ委員会で30年にわたる「生産を抑制し消費を犯罪化する懲罰的禁止作戦は失敗に終わった」と結論をだしたが、もし麻薬で中毒になる要因の分子を見つけ、それを吸収するモノを発見すれば取り除くことができて、中毒にならない薬剤となる。これを開発して供給すると麻薬が麻薬ではなくなるではないか。
ガンも細胞を吸収して取りだす
 ガン細胞も、各種ガンのかなり研究が進んでいるから、分子的にねらいうちで吸収するモノを発見できれば、それを体外に取り出すことによって、ガンの進行を止めることができるのではないか。
放射能元素を吸収してとりだす
 同様に放射能の人体障害も、放射能元素により体の特定の部分に集まる性質があるというから、例えばヨウ素131は甲状腺に、ストロンチウム90は骨に、プルトニウム239は肺に沈着するとか解明されているから。これをねらい打ちして吸収するモノを見つければ、対外に取り出すことも可能になるのではないか。インド、パキスタンから北朝鮮、イランに拡散しそうな原爆にたいして、日本は抑止力がないとすれば、放射能障害を治療してしまう手術か治療法を開発すれば原爆も単なる破壊力の大きい爆弾になるからである。
 これ以外にも、発想の転換で解決しそうな問題があらゆる分野にあるように思う。たとえば捕獲禁止になりそうな本まぐろやうなぎは経済的な完全養殖を開発すればよい。全国の大学の研究所に懸賞金を出すべきだ。
 ただ基本発明は別にして、応用技術は平和すぎる日本では開発に時間がかかりすぎたり、できても技術的にこだわって、製造コストが高すぎるものになる恐れがある。
筆者は戦争賛成論者ではないが、多くの新技術の実用品は過去の歴史でも戦争中に不眠不休で開発されている。新兵器とか新防御兵器の開発は、臨戦体制でないと、開発期限を急ぐ必然性がないからである。
 例えば日本では、ヒト型2本足走行の万能ロボット開発が多くの大学であらゆる方面から研究されており、時間が経過すればかなり優秀なものが出来上がると信じる。将来老人介護などへの利用ができれば大変な需要になるが、もしロボットがすることが特定の単純作業であれば、ヒト型2本足走行万能型ロボットよりも、機能のみの機械ロボットを新興国でより経済的に製造されてしまうであろう。

 SKYPEのテレビ電話

 今年は米国にいる息子が帰れないというから、クリスマスにパソコンにカメラをつけてSKYPEで家のテレビの大型画面につないで、予想以上に画面がきれいなのに驚いた。 
 大画面にはっきり映るし、動きのぎこちなさもほとんどない。家族皆で対話ができた。SKYPEは無料だが立派にテレビ会議ができる水準になっているのである、この技術力はたいしたものだ。
 鳴り物入りのiPhone4の方は期待していたが、まだSKYPEとは映像では話せない。



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