第27回バーチャル座談会【ブラジルワールドカップを語る!!】(その10)
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【ブラジルワールドカップを語る!!】(その10)では、準決勝まで進みました。準決勝は、ブラジル対ドイツ、アルゼンチン対オランダの南米とヨーロッパの対決に成りました。大方の予想では、優勝戦は、ブラジル対アルゼンチンの南米対決が待たれましたが、ネイマールとシルバーを欠くブラジルが何と1−7でドイツに粉砕され優勝戦でなく準決勝でミネイロンの悲劇が起こり世界中のサッカーフアンを驚かせまました。予想通りアルゼンチンはオランダを接戦の末下し決勝戦は、ドイツ対アルゼンチンの対決に成りました。早々のブラジルの敗退により南米代表はアルゼンチン。一般ブラジル人は、南米代表のアルゼンチンに勝って欲しいとの応援団とアルゼンチンにだけは勝って貰いたくないとのライバル意識を持つアンチアルゼンチンと入り混じった複雑な気持ちのようですが、私は、南米代表のアルゼンチンに勝って貰いたいと願っていますが。。。どうでしょうかね。
写真は、1−7の大敗を告げる新聞の記事を使う事にしました。
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古谷:松川さん つかぬ事をお伺いしますが、FIFAとUEFA(欧州サッカー連盟-44ケ国が加盟)と仲が悪いと聞きましたが、本当ですか?
クロアチアの多くの選手が英国でプレーしています。過日申しました通り、英国のサッカー協会は割りに反則に甘い様です。西村主審はリーグ戦は日本でしか笛を吹いてない筈です。日本はと言うより日本人は総じて真面目ですので、ルールを遵守します。従い、今回の判定に関する論争は一に懸かって西村主審とクロアチアの選手の反則に対する感覚の差が表面化したもので、以前に申しました通り、これは事前にFIFA審判部が判定の基準を設けて置くべき問題でし た。
と言う硬い屁理屈は横に置いて。FIFAのトップは金まみれになっているとの評判です。お友達の仰っている通り、「地獄の沙汰もXX次第」。目下、ブラジル政府は、W杯に無茶苦茶金を使ったとして一部の国民から猛烈な反対を受け、大都会の目抜き通りデモが続いています。麻生さんが言っていました通り、ブラジルが優勝しなかったら、大都会で大騒乱が起こるかも知れませんし10月の大統領選挙に影響しかねません。
そこで、Dilma Rouseff大統領がScolari監督に、必ず優勝するよう厳命する。ブラジルサッカー協会はペレを通じてマイナイを献上して、FIFAに決勝戦で西村審判を主審に起用する様裏工作をする。こんなアホみたいな紙芝居が本当に実現したら、ブラジルの優勝も、デイルマおばさんの再選も間違いないでしょう。以上、真夏ならぬ真冬の夢物語のオワリです。失礼しました。
松川:古谷さん UEFAの現会長はプラティニで次期FIFA会長の座を狙っているようですから、そういうこともあるでしょう。
前田:麻生さん 私は市民リーグレベルですが、最後は40歳までプレーヤー兼監督をやっていました。
どう考えても相手チームが上手で、勝ち目がないと思われる試合で麻生さん説の戦略をとりました。なんと、攻めて攻めて1-0で勝ちました。私は終生のフルバックで、それを見ているだけでした。
いつもの反省会(拙宅での飲み会)で選手たちが私の戦略を強烈に批判しました。
麻生:前田さん 心情的には、消極策は人気がありませんね。
マイアミの奇蹟(1996年のアトランタオリンピックでマイアミで日本対ブラジルの試合が行われた)を覚えておられますか。
ブラジルは70年メキシコW杯優勝の実績を持つザガロ監督率いる最強チームでロベルトカーロス、ベベット、ロベルジーニョのメンバーに対し日本は中田、前園、城等のメンバーで、世界の誰も日本の勝利を予想していなかった。
事実ボール支配率は85%ブラジルで、日本は守りに次ぐ守りでブラジルの怒涛の攻撃を防ぎ、まぐれにカウンターで取った1点が勝敗を分けました。
日本としては引き分けでも大金星なのに勝った。これ以来、ブラジルでは、サッカーの下手な選手を〈日本人みたい)と揶揄した言葉がなくなりました。
選手団は帰国日も公表せず、隠れて帰国しました。ザガロ邸には投石、罵倒が相次ぎました。
サッカーには色々の戦術があり、何が起こるか判らないです。
丸木で〜す サッカーのルールも知らないド素人の僕なんかが口出しするのもなんですが、かぶりつくのは故意ですからあのウルグアイ選手は反則を犯してますが、ぶつかり合いはサッカーでもフットボールでも日常茶飯事で、それをうまく避けるトレーニングを重点的に訓練するコーチが望まれます。アメリカンフットボールでは膝を蹴られたり、あばら骨を何回も折られたりで選手生活を断念する者まで居ます。僕の上司でプリンストン大学のスタープレーヤーだった男は日本で座敷に座れないほどの障害者です。こちらカナダの国技のアイスホッケーなんかは殴り合いを観るのが楽しみと云われてます。僕に云わせれば、殴るのは故意の反則ですから、殴った選手を競技会から永久追放するべきと思いますが
都賀:これは依頼された仕事ではありませんか?
穿ちすぎかもそれませんが、通常の反則のレベルに比べることも出来ないほど、TVでもはっきり犯意を見て取れました。
和田:24日目の結果、アルゼンチン、オランダが生き残り準決勝戦を7月9日(水)にサンパウロで闘います。
W杯、第24日目の7月5日(土)は、午後1時からアルゼンチンとベルギーの試合が行われ1-0でアルゼンチンが勝ち準決勝に残りました。17時よりオランダ対コスタリカの今大会稀にみる熱戦を繰り広げ90分プラス30分、実に2時間の熱戦で決着が付かず0−0のままPK戦に入りオランダが延長終了前に交代させて入れたゴールキーパが何と2度ボールを弾き返しPK戦を4−3で勝ち準決勝に残り7月9日にサンパウロでアルゼンチンと準決勝に臨む事になりました。オランダのの監督の決断に答えたゴールキーパーは、大したものでした。歴史に残る大接戦に耐えたコスタリカの奮闘を称えたいと思います。
明日から2日間お休みで8日(火)に準決勝のブラジルとドイツの事実上の決勝戦が行われます。勝った方が優勝するでしょう。フェリポン監督の采配が期待されますが、ネイマールと主将チアゴ シルバーを欠くブラジルの戦略建て直しが急務、今日を入れて3日間の間に何が出来るか監督の手腕が問われますが、ブラジルの新しい星、ヒーロが生まれる事を期待したい。
麻生:W杯アルゼンチン対ベルギー 皆様 開始10分、メッシからの絶妙なパスがアルゼンチンの9番に渡り、ぺナルテイーライン外側でシュート、見事決まりアルゼンチン1点先取。
ベルギーも攻めるも、アルゼンチンの守備の壁の厚さに阻まれる。メッシが好守の中心にあり、玉を、左右に、自在に配球している。前半アルゼンチン1対ベルギー零で終了。
麻生:皆様 後半ベルギーが勢いを取り戻し、双方、互角の戦いになったが、アルゼンチンの守りが堅く、崩せなかった。
ベルギーの単調な攻めに対し、アルゼンチンはメッシを中心に、緩急自在の攻撃で、メッシの巧さが光った。
前半の1点を守りきりアルゼンチン1対ベルギー零で終了。
麻生:W杯オランダ対コスタリカ 皆様 オランダのスピード溢れるカウンターをコスタリカが良く守り、右コーナーからチャンスを見てのカウンターでオランダをゆすぶる。
オランダがやや、押し気味ながら、双方、互角のたたかいであり、前半は零対零で終了。
麻生:皆様 オランダの白熱した猛攻をコスタリカが奇跡的防御で防ぎ、得点にならず、零対零で延長戦に突入する。
オランダの11番、10番の突進をコスタリカは神がかっていると、思えるほど跳ね返している。此処まで奮闘すれば。勝敗は時の運だ。
麻生:皆様 延長戦でも決着つかず、PK戦となった。
オランダが4人成功したに対しコスタリカ2人失敗し、結局4対3でオランダが勝った。
コスタリカは矢尽き。刀折れ、大奮戦の上の、時の運での負けだ。大観衆も万来の声援と拍手で応えた。
キャンバン: ネイマールを欠き、厳しい状況になりましたが、ホスト国には、決勝に進んでもらいたいですね。
オランダ監督のGK交代の戦略眼には脱帽ですね。
TBしておきます。
和田: キャンバンさん コメント有難う。何とか決勝まで生き残りたいですね。フェリポン監督の采配に頼り新しいヒ―ロの出現を待望します。
結果が楽しみです。
古谷:麻生さん 犬の散歩を遊びに来ている姪に押し付けて、全時間試合を見ました。
両チームには明らかに戦力の差がありましたが、C.R.の大奮闘は真に以って賞賛に値します。よくぞ、優勝候補筆頭のオランダ相手に、120分を戦い抜き引き分けに持ち込んだものです。試合内容の分析など、C.R.チームに失礼に当たりますので差し控えます。敢えて申せば、布陣がオランダの3・5・2に対し、C.R.は4・4・2で、Back Lineに厚みを持たしましので、失点を防げました。延長戦の後半など、C.R.の足が止まり、オランダに攻めまくられて、いつ失点するかと思ってハラハラしながら見ていました。PK戦で敗れはしましたが、戦績の公式記録は零対零の引き分けです。イレブンには胸を張って帰国して欲しいと思います。
これが日本チームなら、私は涙を流していたと思います。
和田:ア デ ウ ス W杯 前半でドイツ5-0ブラジル!!
誰が想像できましたか?ブラジルの完敗!!この反対を期待していたのですが!!!
ブラジルのW杯は45分で終わってしまいました。
期待した後半戦も前半と変わらず2-1で負けてしまい結局ワールドカップ最悪の記録となる1−7で大敗してしまいました。全く予想もしていなかった負け方で途中から白けてしまいスタジアムの観衆もドイツのゴールに手を叩いて褒め称えるジェスチアーが映し出され≪MAIS UM(もっ一つゴール)≫の歓声が上がる程でサッカーの試合でない雰囲気でした。6分間に4ゴールと云う練習試合でも起こらない光景が見られ地元ブラジルでの6回目の優勝の悲願は、ネイマールが潰された時点で消えてしまっていたようです。これでまだ土曜日の3位決定戦が残っているとは言えブラジルのW杯は、終了してしまったようです。ブラジルの勝利を信じていただけに悔しいですが、スポーツは、スポーツ気持ちを切り替えて通常の日常生活に戻る必要があるようです。アデウスW杯です。
日本経済新聞の速報よりお借りして90分の動きを追った経過を掲載して置きます。
11分、23分、24分、26分、29分立て続けに5点入れられ前半で5−0、勝負あり。
都賀:前半で5点取られたら後半で6点取れ!
二人抜けても 敢闘の心意気、一点 一点 取って行けブラジル男児!
和田: 都賀さん 残念無念!都賀さんの掛け声も届かず、後半も1−2で負けてしまいました。ブラジル男児の心意気は、日本男児同様ドイツの軍門に下ってしまいました。
3位決定戦は、もうどうでも良いです。
古谷: 和田さん 私は、身を隠す穴を探します。前半が終わった段階ですが、誰がこんな結果を予想したでしょうか? 余り大口たたかぬ方が身の為ですね。イヤイヤ恥ずかしい。
和田: 古谷さん 恥ずかしがる事はありません。身を隠す穴を探す事もありません。1970年のW杯の頃は、1億のブラジル人が応援すると云う歌が流行りましたが今回は2億のブラジル人が応援していたのを裏切られたのですから身を隠す穴なんてブラジル中探したって見つかりません。面白かったですね。我が家では一緒にテレビを見たいた伴侶がMAIS UM!MAIS UM!と面白がって8対0を期待していたようですが最後に元インテルのオスカールがGOL de HONRAを挙げて7−1で終わりました。
これでブラジルのW杯も終了しました。3位決定戦何かいらないです。
キャンバン: ブラジルにとって惨劇でした。ホスト国の敗退は残念です。
TBしておきます。
和田: キャンバンさん有難う。声も出ない程、『驚き轟き山椒の木』、ミナスの惨劇として歴史に残るでしょう。
麻生:W杯ブラジル対ドイツ 皆様 開始16分CKからの、こぼれ玉を最も警戒すべき13番クローゼがノーマークだった。蹴りこまれて1点先取でされた。
ブラジルのMDフィルだーがガタガタになり、ドイツの得意とするカウンター攻撃の餌食と化する。
20分 11番にシュートされ1点。24分エースミュラーにゴールを取られるドイツは3点目先取。26分18番がミドルシュートが決まり1点。
28分6番がぺナルテイーアエレアの混戦でパス玉を蹴りこみ、開始30分でドイツは5点をとった。まるで試合はドイツチームのサッカー教室のような独演ぶり。前半で大量得点を許した、ブラジルの守備はガタガタで、観衆の中には競技場を後にする者もいた。
勝敗は兎も角、後半、少しは、ブラジルの面目を見せるプレイを見せてくれるよう、切望する。余りにもだらしが無い。
古谷: 麻生さん 最初の失点は兎も角、二点目を取られてから、ブラジルの守備がガタガタになりました。
これは技術的なミスではありません。気が動転して、頭が真っ白になり、何をすべきか分からなくなっていたのです。ドイツに球を取られた時の帰陣の遅さ、マークの甘さ・不徹底は気が動転していた証拠です。普段の力の半分も出て居ませんでした。だから、立て続けに点を取られました。まるで麻酔の注射を打たれたかの様でした。Thiago Silvaの欠場が何とも痛いですね。彼がおれば、全軍(特にバックス)にはっぱを掛け、箍を引き締めた筈です。
ハーフタイムで、スコラリ監督が、何処まで選手の気を引き締める事が出来ますか。
恐らく、後半もドイツはブラジルをなめてかかると思いますので、其処を衝いて何点挽回出来ますか。
麻生:皆様 後半、少しはブラジルも立ち直り反撃を試みたが、35分ドイツにカウンターを掛けられ、9番のミドルシュートがネットを揺らし7点目を取られた。最後の45分オスカーがシュートをいれ1点を返し、結局、7対1の大差で負けた。
素人考えだが、フレッデイーは何故先発続行させたのか、最初から、センターフォワードはオスカーにやらせるべきでは、とか疑念がよぎる。誰も予想だにもしなかった、W杯史上に残る大敗は残念無念を通り越している悔しさだ。
麻生:古谷さん 強敵ドイツのカウンター攻撃は予想以上に見事でした。仰るように、守りの要が不在で、MFもコロンビア戦の時のように玉を支配する司令塔がいませんでした。ベテランを外して、新人を主体にチームを編成してノンフェデ杯で優勝しましたが、選に漏れたベテラン組でチームを編成しても、こんな不様な負けは無かったでしょう。
古谷: 麻生さん W杯ブラジル大会が終わると、ブラジルはAll Brazilの再建を始めると思いますが、誰が監督になるのでしょうか?
最近、何処の国も10番(昔で言うLeft Inner)に優れた選手がいます。Neymar, Messi, Rodriguez等々です。しかし、本当のPoint Getterは09番(今で言うTop, 昔はCenter Forwardと言った)です。メキシコ五輪で得点王になった釜本。仏大会(1998年)や日韓共催大会(2002年)で大活躍した伯国のRonaldo.彼らが本当の09番で、攻撃の大黒柱でした。彼らのシュートはキーパーの手を弾くほど、強力で豪快なシュートでした。
強力な09番が居ると、10番のトップ下が生きてくるのです。10番がシュートを打たないと点が取れない様では、本当の攻撃力とは申せません。新生ブラジルもこういった09番を育ててほしいと、心より願っています。
キャンバン: 今後、少なくとも『半世紀』は、『ブラジルの惨劇』として語り継がれるような試合でした。日本のマスコミの中にも、「王国の崩壊」「王国への尊敬が失われた」「ネイマールがいなかったことで帰って、一縷の言い訳を残せた」という厳しい論評が多いですね。日本ごときに言われたくはないでしょうけれど。ブラジルには、早い機会に汚名返上をしてもらいたいものです。オランダが逃げ腰ですが、3位決定戦で、頑張ってほしいです。
和田:キャンバンこと趣味多き弁護士様 貴重なコメント有難う。またtラックバックもして頂き感謝しています。半世紀は、語り継がれるスポーツ界の大惨事、開催国として前回のマラカナンの悲劇と共にミネイロンの悲喜劇として長く語り継がれる事でしょう。私には死ぬまで忘れることのできない出来事でした。
丸木で〜す サッカーも新大陸の時代になったと思ってましたが、ブラジルより強い国が未だヨーロッパにあるとは己の認識不足を恥じ入ります。
古谷: 丸木さ〜ん 攻撃陣がネイマールに大きく依存する形は、決して望ましいものではありませんが、バックのThiago Silva共々攻守の要二人が欠場した戦力は、チーム本来の姿でないのも事実です。縦しんば、シルバが欠場したにせよ、昨夜のバックスの連携プレーの欠如は致命的でした。両国がベストメンバーで戦っていたら、私はブラジルが勝っていたのではないかと思います。
野球の守備もそうですが、サッカーもセンターライン(GK-CH-CF)が強いかどうかで戦力が大きく変わってきます。昨日申しましたが、ブラジルの次のSelecaoには強力な五番と九番を育ててほしいと願っています。
丸木さん、今次W杯を諦めるのはまだ早いですよ。アルゼンチンが残っていますと言うより、アルゼンチンに優勝して貰いましょう。そして、ブラジルは12日の三位決定戦にはシルバが出る筈です。必ず勝ってほしいと願っています。
麻生:古谷さん ブラジルがW杯等で好成績を残した時は、世界的なストライカーが必ずいました、ペレー、ガリンシャ、ジジ、ペペ、ロナルド、ベベット、ロマリオ、ロナルジーニョ(まだ健在で選に漏れましたが充分使えます)等がいました。誰が次期ブラジルの監督になるか予想もつきませんが、2年後のオリンピックに向けて頑張って欲しいです。ブラジルはまだオリンピックでサッカーは優勝経験がありません。
古谷:麻生さん 私はポ語紙を購読しておりませんので、よくは知りませんが下記のURL(毎日新聞)にある様な内容(10月の大統領選挙への影響)の記載が、ポ語紙にあるのですか?
http://mainichi.jp/sports/news/m20140709k0000e030213000c.htm
麻生:古谷さん 記載されているURLが開けませんので、内容はわかりませんが、本日のフォーリャ紙の特集号でジルマはW杯ドイツ戦の大敗の影響で、ブラジルの政治経済と選挙に悪影響がある事を懸念すると言う論評を記載しています。
6月に落ち込んだ大統領支持率もW杯の試合が進むにつれ支持率も34%から38%に盛り返し、この雰囲気を利用して、15日のBRICS会議に持ち込む意図であった。しかるに、ドイツ戦の30分後には観衆の不満が政治不満に転化され、Ei, Gilma, vai tomar no C等のブーイングガ起こった。
昨日の歴史的大敗の鬱憤は、リオでバス焼き討ち10台、サンパウロで27台、商店の一部略奪に留まったが、本日のオランダ対アルゼンチン戦の警備を厳重にすることを決めた。特に、アルゼンチンの大応援客とブラジルとのトラブルを軽快している。−新聞報道
W杯に110億ドルも使用して、教育、医療に対する貧弱な予算に対する大衆の不満デモは、再熱することは間違いない。1950年のマラカナの悲劇よりもっと屈辱的な昨日のミネイロンの大敗は、祭典を負のイメージに転換させるかもしれない。昨日の大敗を一番ガッカリしたのはジルマかも知れない。−一部マスコミ記事
大衆のミナスの悲劇がどういう政治運動に向けられるか今後、注目したい。
丸木で〜す 今回の暴動により革命には至らないでしょうが、政権交代は必至でしょうね。早急に新政権が発足し暴動が治まる事を期待します。
和田:丸木さん 今回のW杯のブラジル軍の大敗で2億の国民は、しょげかえり落胆していますが、サッカーもスポーツ、負けたからと云って暴動、革命等に繋がるものではないです。政権交代等は、10月の大統領選挙結果に寄りますが、ジウマ政権が続くでしょう。選挙権を持たない私のコメントは、役に立ちませんがブラジルは、それ程馬鹿な国民揃いではないです。暴動など起こらないしこれまで通りの平和な生活を続けて行くことでしょう。その場限りの過激派が騒ぎ立てることはあるでしょうが、直ぐに静まります。ブラジルに革命など起こりえません。必要があれば出口を作りジウマ大統領を国外に逃がすでしょう。1962年のジョンゴラール大統領をウルグアイに亡命させたように。。。丸木さんの好きなブラ ジルをもっとしっかり外から観測して下さい。
麻生:丸木さん 10月の大統領選挙では今までの処、現職のジルマが優勢です。南部では人気がありませんが、PT(労働党)の基盤である北部ではダントツです。この15日にBRICS会議があり、ロシアのプーさんも来ます。さぞや、警備は厳重だと思います。
習近平など13日の決勝を見て、会議に臨む予定です。本日のサンパウロでのアルゼンチン対オランダの試合。アルゼンチンは大応援客を送っており、アルゼンチンが負けたら、一騒動起きると思います。
高田: 和田さん ご無沙汰しております。
ワールドカップのブラジル代表の敗北は残念でたまりません。
地元では、おそらく1964年の東京オリンピックで柔道無差別級の神永がオランダのヘーシンクに袈裟固めで一本を取られて敗北したときのような虚脱感に襲われているのではないかと拝察します。
今回は、絶好調のドイツに対し、ベストメンバーではなく飛車角落ちで戦ったわけですから、苦戦することは対戦前から分かっていましたが、それにしても前半の6分間の失点が悔やまれます。
FIFAは、ネイマールに膝蹴りをくらわせたコロンビアの選手に対し、今のところ何らのペナルティも与えていませんが、そのままにしておくと今後に大きな悪影響をもたらすのではないかと危惧しています。
映像を見る限り意図的な膝蹴りであることは誰の目にも明らかなのに、審判がその場でペナルティを取らなかったとかでお茶を濁そうとしているFIFAの態度が理解できません。
サッカーはルールに則って競い合う健全な“スポーツ”ですから、噛みついたり、意図的に膝蹴りを加えたりして相手の選手に危害を加えた場合には、本来、その場でレッドカードを出すべきですし、今回のようなケースでは選手生命を絶つぐらいの厳しい処罰を加えるべきだと思います。第一、あれは意図的な加害行為であり、スポーツに名を借りた犯罪(傷害罪)です。あのコロンビアの選手は、とても許す気にはなれません。
ネイマールとメッシの対戦が見たかったんですけど・・・。実に残念です!!!
和田: 高田さん。中々熱血漢ですね。コロンビアの選手の意図的な暴力行為を許せないとのが発言、もっともだと思います。ネイマールが健在ならと思うのも人情ですね。色々な話題を残しブラジルではこの1−7の敗戦でW杯は、終了しました。
和田: アルゼンチン4-2オランダ(PK戦結果)でアルゼンチンが決勝戦に残る。
昨日のブラジルードイツ戦と取って替わったアルゼンチンーオランダ戦が90分プラス30分合計2時間の死闘を繰り広げ遂に0−0で引き分け。PK戦に入りアルゼンチンのゴールキーパーが何と2度ボールを弾き4−2でPK戦で勝ち日曜日のドイツとの決勝戦に生き残りました。両軍の健闘を称えたい。オランダ、アルゼンチンとも地元ポルトアレグレで観戦したチームだけに親しみを感じました。オランダは、6月18日にオーストラリアと対戦3−2で勝っています。アルゼンチンは、6月25日にナイジエリアと対戦し3−2で勝っています。
ブラジルW杯も残すは、3位決定戦が7月12日ブラジリアでブラジルとオランダが戦い、7月13日にリオのマラカナンでアルゼンチンとドイツの決勝戦で幕を閉じます。
実に32日間の長い大会となりました。ブラジルが決勝戦に残れなかったのでアルゼンチンとの南米決戦は無くなりましたが、せめて南米代表のアルゼンチンに優勝して貰いたいです。経済危機に見舞われているアルゼンチンにスポーツで元気づける事ができると幸いです。ドイツが勝てば4度目の優勝、アルゼンチンが勝てば3度目の優勝になります。
麻生:W杯アルゼンチン対オランダ 皆様 双方互角で前半終了。アルゼンチンがやや個人技に優れ、司令塔メッシを中心に、右サイドから侵入し、センターにパスする戦法に対し、オランダはロングパスを前線の11番、9番にパスし、ぺナルテイーアエレアに侵入する戦法。メッシに対するマークはきつく、メッシは動き回り、ガードを牽制している。双方零対零。
麻生:皆様 アルゼンチンは司令塔メッシがセンターフォワードに出て攻撃を引っ張るも得点なし。オランダは11番、9番が前戦でパスを受け、突進するスタイルで揺さぶる。ややオランダが押し気味だが得点なし。双方零対零で延長戦に突入。
麻生:皆様 延長戦でも決着がつかず、双方、気力、体力の限り白熱化した熱戦を制せず、PK戦に持ち込み、アルゼンチン4対オランダ2でアルゼンチンが勝った。アルゼンチンのGKがオランダの2人のシュートを弾いたのが勝因。決勝は、ドイツ対アルゼンチン。3位決定戦はブラジル対オランダとなった。ブラジルが敗戦の痛手からどれだけ立ち直れるかが鍵。
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