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日伯協会創立９０周年によせて！！
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神戸にある一般財団法人日伯協会は、創立90周年を迎えたとの事で港神戸に設立された90年の歴史を持つ日伯協会の季刊誌ブラジルの973号は、創立90周年記念特集号として駐日ブラジル大使はじめ錚々たる関係者の祝辞、挨拶が並んでいます。
日伯協会９０年の歩み、機関紙・会報の歩み、ここ１０年の主な出来事等参考になる資料と共に特別寄稿として二宮正人さんの『今後の日伯関係における日系人の役割』、山下玲子リジアさんの『ブラジル日本移民資料館の果たす役割』、堤剛太さんの『パラー州の日系社会現況』と共に南伯日本商工会議所から『日伯協会創立９０周年に寄せて!!』との題目で寄稿文を書かせて頂きました。
『日伯協会創立９０周年に寄せて!!』との寄稿文をホームページにも残して置くことにしました。 |
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日伯協会創立９０周年によせて！！
南伯日本商工会議所
専務理事 和田 好司
日伯協会９０周年記念号への寄稿をさせて頂けることを神戸っ子として大変光栄に存じます。
私は、皇紀２６００年の１月２日に神戸市で生まれ山手小学校、生田中学（いずれも廃校）今も存続している神戸高校に学んだ純粋の神戸っ子です。
１９６２年４月２日に旧神戸移住センターからあるぜんちな丸第１２次航に東京都の農業移住者として横浜から乗り込み６８１名の同船者とブラジルに移住しました。
１９６４年東京オリンピックの年に早稲田卒業の為に一時帰国、１９６５年に卒業と同時に再渡航、矢来５４年の間ブラジルに住み着いています。
２年間の中南米７ヵ国の放浪、大学卒業の為の一時帰国、再渡航、ゴヤスの山奥での牛飼い２年、リオ石川島播磨造船所勤務１年、ポルトアレグレ総領事館勤務５年半、丸紅ポルトアレグレ出張所に開設以来２１年間お世話になり現在のさわやか商会を創設して２１年目になります。
現在は、仕事より南伯日本商工会議所の雑用係、ポルトアレグレ日本祭りのお手伝い、姉妹都市金沢友の会の監事等を遣らせて貰いながら南伯のポルトアレグレに４８年以上住み着いています。
丸紅勤務当時は、商社の間口の大きい奥行きの深い守備範囲に猛烈社員振りを発揮、がむしゃらに好きな事を遣らせて貰いましたが、２１年で現地役員を辞任、５５歳にして独立、さわやか商会という娘３人の頭文字を並べたファミリー会社を設立、南伯という地の利を生かしダボハゼよろしく、一時はさわやか商会内に日本企業の５社がブラジル連絡事務所を構える程、重宝して頂きました。
昨年９月末にさわやか商会創設２０周年を機に義妹西村リリアに経営を譲り、会長として『お父さんの遊び場所』としてのさわやか商会の存続を見守るべく毎日歩いて事務所に通っています。
幸い現在は、私が丸紅当時から関わりのあった日本製鋼所の押出機20数台の改造、補修、スペアパーツ供給を南半球最大の石油化学プラントに成長したＢＲＡＳＫＥＭ社向けにＦＬＷしておりケミカルエンジニアの義妹の方が客先、日本サイドにも喜んで貰えているようで私は今後新しい仕事は遣らないと決めて楽隠居に徹していますが、事何かあった時には、老体を鞭打って打って出る覚悟は保持しています。新規押出機の販売は、８年前のリオポリメロスに収めたのが最後でコンペチターのコぺリオンに負け続けておりもう一度ブラジルでチャンスが到来すれば最後の死に場として戦って見る積りにしていますが、さてそのチャンスが来るかどうか？
着伯４０年の１９９２年に開設した『私たちの４０年!!』という６８１名の同船者仲間のブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビアに入植された皆さんの移住受け入れ先国での定着の過程を戦後移住史の１ページとして書き残して置こうとの趣旨で始めたホームページが１４年後の現在、４２７万回のアクセスを記録しており毎日１０００人以上の世界中の皆さんが見て呉れています。このホームページを中心に関連ＢＬＯＧを毎日更新しています。
３００名以上参加のメーリングリスト『私たちの５０年!!』を管理運営しながら沢山の仲間と毎日ブラジル関係の種々のニュースを語り合っています。
もう一つ私の楽しみは、歩くことで１７年間掛けて日本地図を作成するために４千万歩歩いた伊能忠敬を師匠と仰ぎ８０歳までに４千万歩を達成すべく毎日平均２万歩、雨の日は傘をさして３時間１２kmは、歩き続けています。８０歳まで後４年、足腰の立つ内に最低４回は、訪日し日本の各地を歩き廻りたいと願っていますが、果たしてそれまで生かせて貰えるでしょうか？
故郷の神戸、旧移住センターの建物が神戸の大地震にも耐え、我々ブラジル移住者を出迎えてくれるのを嬉しく思っています。日伯協会の永遠をお祈りします。
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