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麻生悌三のブラジル不思議発見 47 ≪ブラジルの幽霊≫ 
麻生悌三さんの『ブラジル不思議発見』が再開されてからの第2弾、その47です。題して≪ブラジルの幽霊≫です。貴方は、幽霊の存在を信じますか?霊魂に付いての考察は、信じがたい事実が存在することが語られています。ブラジルでは、大統領府に出る幽霊話以外に4ヶ所の幽霊が出る場所を明記されています。リベルダーデ広場の近くにある幽霊寺には行って見たことがあるが、薄暗く幽霊が出そうな場所で長居は、したくないイグレージャー(教会)でした。写真は、1971に191人が亡くなった火災事故を起こしたジョエルマビル後に建設されたビルに幽霊が出るとの事で麻生さんのサゼスチオンにより見つけた燃え続けているジョエルマビルの写真を使う事にしました。エレベータの中で灰になった19名の身元不詳の怨念が新しいビルのエレベータ内でうめき声がするとの事、安心して働けないですね。


世界各国人間が住む所で、幽霊談義の無い所は無い。本当に霊魂なるものが、あるのか、ないのかの議論は別として、2/3位の人間は、霊魂の存在を信じる、1/3位は信じない比率だろう。合理主義の蔓延るイギリスのような国でも幽霊談義や怪談話が盛んだ。お化け屋敷の話など、掃いて捨てる位いある。日本でも昔は、幽霊の主役は女性で、それも足が無いと決まっていたが、今は、男女とも、足を持って出てくるようだ。時代と共に幽霊の格好も変わってきている。只、メガネを掛けた幽霊の話は聞いたことはないが、どうしてだろう。メガネが幽霊にそぐわないのか、霊魂にメガネ等不要なのか解らない。
霊魂と聞くと、何か悪い事、崇りや、怨恨のような連想もあるが、此処ブラジルでは霊魂の力で病気を治すとか、近代医学張りの高度な手術も行う、心療医学のメッカでもあり、世界的に有名なジョゼ アリゴーのような霊媒も輩出している。この種、霊媒は全く医学の教育も受けていなく、神の啓示を受けて、医者に変身し、あの世の医者の指令に従って行動するだけだ。胃がんの摘出手術を麻酔も使わず、粗末な台所の包丁で腹部切開を行い、ガンを摘出し、腹部を自然融縫させるマジックは、見た者以外、信じられない芸当である。
アリゴーの手術には、本職の医者も立会い、TVカメラも入れて行うこともあり、手術後本人に写真を見せても、全く記憶がない。天界の医師ドクターフリッツ(ドイツ人で第一次大戦に軍医で出征、エストニアで戦死)の指図のまま無意識で行動していた。この神霊手術は全く事実であり、トリックもなく、科学では説明不可能の現象である。

―ブラジル大統領官邸に幽霊=首都ブラジリヤにPalacio de Alvorada(暁の宮殿)と呼ばれる、大統領官邸がある。世界的な建築家オスカー ニーマイャが設計し1958年に完成した近代的建築で、プール、サッカー場、礼拝場が付いた広大な邸である。古風な陰気な雰囲気とは無縁の前面ガラス張りのモダーンな建築である。Michel Temer大統領は、ジルマ大統領が弾劾され職務中止に追いやられた結果、副大統領であったテメル氏が大統領に昇格した。2016年8月31日に大統領に就任した。モデルもした事のある若い美人の夫人Marcela(テメル氏より43歳年下の34歳)と7歳の子息は、大統領官邸に引越し新たな住人となった。7歳の子息は、広い住居が気に入って飛び回っていたらしいが、大統領夫妻は、引っ越した夜から寝付かれず、薄気味悪く、異質のエネルギーを感じたと云う。
勿論、官邸には警備兵も職員も常駐しており、大統領家族だけいるのではない。何日も同じ様な状況が続き、いたたまれなくなった、夫妻は旧居の副大統領官邸に引っ越してしまった。歴代大統領の中では、初めての引越しらしいが、余程の事情と怖さを感じなければ一国の大統領が官邸を引き払えるものではない。歴代住人の感想や大統領の具体的感想は未発表で憶測する以外ないが、幽霊が出ると言う話は、どうも、冗談話ではなさそうだ。
一方、日本の第90代内閣総理大臣は安倍晋三氏が2006年9月27日に就任、1千日を超える就役となる。これまで、歴代総理は、官邸に引越し、職務を行ってきたが、安倍総理は、引越しせず、渋谷の私邸から官邸に通勤している。引っ越さない理由は、どうも、官邸に幽霊が住み着き、薄気味悪いと云う話に、移転を躊躇しているようだ。官邸に幽霊が出ると云う噂は強く、森元首相など、真夜中に人が駆ける物音に飛び起き、ドアーを開けたが、何もなしで、急遽、秘書官を呼んで、官邸内を調べたが、侵入者の気配はなかった事もあった。この官邸は、5,15事件で犬養首相が暗殺されており、2,26事件では、岡田首相が暗殺されている、いわくつきの官邸だ。祈祷師を呼んで、御祓いをしてもらったが、効果はないらしい。透視が出来るとか云う祈祷師が、透視したところ、中庭に軍服正装の兵士が勢揃いしていたとか。
日伯両首脳が、幽霊に威嚇されて官邸住まいが出来ないなど、一寸、信じがたいが、これは、れっきとした実話です。

―サンパウロの幽霊の出ると云われる有名な場所。
1) Joelmaビル跡の改築ビル=サンパウロの中心街お茶の水橋から500m程、西南に9 de julho通り、225番にJoelmaビルがあった。(現在の名前はPra:ca Bandeiraビル)1971年2月1日午前8時45分、956人を収容したオフィスビルは、12階から出火し、20分で燃え広がり、191人死亡、300人負傷の大惨事となった。火災の原因はクーラーが過熱し、可燃性の内装に燃え広がったものだが、スプリンクラーも
防火扉もなく、最悪の防火設備だった。死亡者のうち、19名はエレベーターに閉じ込められ、遺体は炭化し、身元の鑑定が出来ず、身元不明者として、葬られた。又、出口が階段とエレベーター以外なく、非常口が無かったことが犠牲者が多く出た原因である。
現在は、改装され、ビル名も変え、オフィスビルとして開業している。1946年この場所で、母親と妹二人を息子が惨殺し、井戸に投げ込んだ事件が起きている。事件発覚後、犯人の息子は、自殺しているが、いわくつきの、場所であると報じられている。改装後、改装ビルに幽霊が出ると云う噂が流れた。夜、エレベーターからうめき声や、悲鳴、扉を内側から叩く音などが聞こえると云う噂で、気味悪がった、夜警の入退職が後を絶たない。
どうも。エレベーターに閉じ込められて焼死した19名の身元不明者の霊らしい。御祓いをしたり、一応の措置は講じているらしいが、幽霊話が終わったと云う話は聞いていないので、まだ続いているようだ。

2) Teatro Munincipal(市立劇場)の俳優の霊=御茶ノ水橋の近くのPraca Ramosに市営の劇場がある。コーヒー成金が輩出した1900年の初頭、1903年に着工して、8年の歳月をかけ、1911年に完工した。本格的オペラハウスで、イタリーのスカラ座を
モデルに建設された。内部の装飾等は全て欧州より輸入した調度品である。、収容人員は
17000席である。その豪華で古風な劇場に、幽霊が出ると云う。どうも、俳優の霊らしく、数人の人が、内部で摺れ違ったり、顔を見合わせたりしているそうだ。

3) サンパウロの中心街でお茶の水橋近くのRua Libero badaroとAv.Sao Joaoとの角に古めかしいビルEdificio Martinelliがある。1934年に完工の30階建てビル(高さ105m)で、当時は南米一の高層ビルと言われた。1947年に少年が、1960年には女性事務員が、殺された事件があったそうだ。 事件の内容に就いては記述はないが、多分、不慮の死ではないかと思う。夜警の話では、夜中に無人のオフィスからタイプを叩く音や、ドアの開閉の音が聞こえるそうだ。階の電気を消したところ、まだ、仕事をやっている、消すなという電話があって、確認のため、階に上がると、無人だったとか、

4) サンパウロの幽霊寺=リベルダージ広場に面した一角に、Igreja Santa Cruz das Almas dos Enforcados(絞首刑囚の霊のサンタクルス寺院)がある。奴隷が解放された1888年までは、サンパウロ圏の奴隷の犯罪者(主として殺人犯)は、この広場で絞首刑にされた。その霊を弔う為に、建てられた教会である。Av/Liberdade側の半地下の灯明台にはローソクの火が絶えたことは無い。その下50mには、死刑囚を収容する礼拝所があり、その奥(現在高速道路になっている)は執行囚を埋葬した墓地だった。何人位い絞首刑にしたか記録は無いが、墓地を他所に移動する時、百数十体の遺骨を掘り出したそうで、百数十人の奴隷が刑に服したというべきだろう。サントス兵営で兵役に就いていたChaguinho(Francisco Jose dos Chagas)は、ポルトガルより赴任した兵士の待遇と現地で入隊した兵士との、給与の差が余りに多く、待遇改善を求めて、ストライキをした処、反乱罪に問われ、Liberdade広場で絞首刑が執行された。新品の麻縄が2回、切れて死刑、やり直しの後、吊るされたが、このChaguinhoの霊が軍服姿で、広場に出るらしい。
以上
麻生(2017年12月3日)




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