麻生悌三のブラジル不思議発見 48 ≪アルマジロ(タッツー) ≫
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再開した麻生さんのブラジル不思議発見 48≪アルマジロ(タッツー)≫新年元旦版です。1月1日公開で丁度丸木さんの誕生日にあたるので丸木さんへの誕生日プレゼントだと前触れした所、何でわいがアルマジロ?と抗議が来てご本人は、河童になら受け取るとの事で丸木さんへのプレゼントにはなりませんでしたが、麻生さんは今年前半の7月号までは話題を探したとの事で今後月初めに皆さんの紹介していく事になりそうです。又一つ楽しみが増えましたね。写真は、色々あるようですが、検索で一番先に見つけたものを貼り付けて置きます。 |
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ブラジル不思議発見 − 48≪アルマジロ(タッツー)≫
南米原産の動物でアルマジロと呼ばれる変わった動物がいる。全身、皮膚が角質化した鎧のような甲羅に覆われ、首、足、尾を亀のように引っ込め、体を丸くして、防御する団子虫そっくりな格好をする。アルマジロという名称はスペイン語のarmadillo(武装)から来ているらしい。この甲羅は鉄板のように硬く、散弾銃の散弾位では、ビクともせず、拳銃弾でも弾き返す。この動物の祖先はグリブトドンと呼ぶ太古の時代の大型のタッツーで体長3m、体高 1mの鎧を被った、VW車の甲虫と呼ばれる小型車ぐらいの大きさの怪物である。それが、矮小化し今日、20種類ぐらいいる。夜行性で、地中に穴を掘って棲家にする、トンネル堀りに卓越している。雑食性で、昆虫、果物、草、蛇、ネズミ等である。太古の大型の時代は、穴居生活ではなく、地上生活だけだった模様だ。この化石がアルゼンチンで発掘されている。この太古の時代(1-2億年前)に爬虫類等で巨大化した、生物が多いい。鳥でも、羽を広げると7mの、人を乗せて飛べるような巨大鳥もいたらしい。この時代に生物が強大化した理由に就いて、専門家は次のように述べている。
1) 食糧が豊富で大型(強い)が有利であった 2)酸素の濃度が現代より1,5倍多かった 3)気候が温暖で、変温動物は消費エネルギーが少なくてすんだ。その恐竜が6500年前に滅び、自然条件が小型に有利に展開し、矮小化がすすんだ模様だ。20種類の大きさや、体重は様々で、最小のヒメアルマジロは体長8−12cm、体重100g、から最大のオオアルマジロの体長75cm−100cm、体重15−30kg。ブラジルに生息数の多いい、ムツオビアルマジロ等は体長40−50cm、体重4−5kgである。
南米だけに生息していたが、270万年前、パナマ地峡が幅60kmで陸続きとなり、アルマジロが北上し、今ではテキサス州にも生息している。逆に、北米だけに生息していた。
サー-ベルタイガー等は一時は南米の、食物連鎖の頂点にたったが、絶滅した種もある。
南米の猿も北上したが、メキシコを境に、アメリカには入っておらず、知る限りでは、アメリカに猿の生息はない。肉質は鶏肉に似た美味で、動きも遅いことから、人間の食料や天敵のヤブ犬、ジャガー、ピューマ等に狩られた。特にヤブ犬はアルマジロが主食であり、地下のトンネルを見つけると、掘り進み、捕獲した。陸での歩くスピードは時速180m位のノロノロ歩きであるが、水中に入ると、泳ぎも達者で、其の上、潜水し川底を歩く芸当も身に着けており、陸上の動きの2倍も早い。水を吸い込んで、腸内の皮膚から酸素を取り出し呼吸する、特質もあり、10分も潜水していられる。又、アルマジロは人間と同じく、ハンセン氏病に唯一、感染する動物で、肉は治療効果がると云われている。
妊娠期間は60日で1―3子を産む。寿命は15―20年と云われている。人に慣れるので、最近はペットとしても飼われる。以上
麻生(2018年1月元旦)
(コメント集)
麻生:和田さん ブラジル不思議発見の48号元旦です。適当なタッツーの写真を掲載して上提して下さい。今年の7月号ぐらいまでストックが出来ました。ネタ探しが結構、大変です。
和田:麻生さん ブラジル不思議発見ー48原稿送付有難う。早速読ませて頂きました。何時もながら良く調べて興味を沸かせる文書運び感心します。毎月1本で7月まではストックしたとの嬉しい便り来年は毎月楽しみです。宜しくお願いします。アルマジロの写真を探し元旦に丸木さんの誕生祝にさせて貰います。有難う。良きお年をお迎えください。
丸木で~す なんでワイがアルマジロやねん? 河童沙悟浄なら嬉しくお受けします。新年のレゾリューション: フロリダ州オーランドでのマスターズ水泳パンアメリカン大会で世界新記録樹立。
和田: 丸木さんがアルマジロ(タツ―)だとは言っておりません。麻生さんが傾注して書かれたブラジル不思議発見を丸木さんの誕生日にリリーズすると云うだけです。最もアルマジロから学ぶべき点も色々書かれていますよ。麻生さんからの誕生祝として受け取って下さい。誕生日に送ります。
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