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第37回バーチャル座談会 【ロシアワールドカップを語る!!】その13(番外編)
バーチャル座談会は、第1回、前哨戦では富田さんの小話から始まりましたが、その後W杯開催中に関係小話を3点送って呉れておりこれを全て番外編として記録して置くことにしました。古谷さんのフランス選抜軍には半数近い11名がアフリカ系黒人であるとの写真入りでの投稿がありました。これも番外編に入れて残して置くことにしましたが字数の関係で関連コメントを全て収録できませんでした。前哨戦を含めてその12までで終了しますが、番外を先に公開して置くことにします。
写真は、富田さんの「フットボールかサッカーか?」で使われている写真を使わせて貰うことにしました。 


富田:アメリカ便り「フットボールかサッカーか?」 
和田さん&W50年の皆さん、お元気ですか?今週のW杯は日本がコロンビアを破ってくれ、おまけに私の第二の故郷MEXICOもW杯王者のドイツをくだしました。将に盆と正月が一緒に来たような「めでたさ」に浸っています。
さて、この世界で最もポピュラーなスポーツである「サッカー」を発明したイギリス、そしてW杯を5度獲得したブラジルをはじめ、200以上の国はこの偉大なスポーツをサッカーではなく、フットボールと呼ぶのです。皆さんは「何故?」と思ったことはありませんか?
 そこで、今週のアメリカ便りは、この世界で最もポピュラーなスポーツに「何故二つの呼び名があるのか」を検討しました。その結果、興味深い事実が分かりました。ご用とお急ぎでないお方は、下記のブログをお訪ねのうえ、アメリカ便り「フットボールかサッカーか?」をご覧頂ければ、幸いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/stomita2000/28378523.html
フットボールか、サッカーか?
(注)この記事は4年前投稿したアメリカ便り「フットボールかサッカーか?」を再録したおのです。世界で最もポピュラーなスポーツに何故、二つの名前が付いたのかは非常に面白いテーマなので、フットボール観戦の合間にお読みいただければ幸いです。
FIFA W杯・ブラジルが連日熱戦を繰り広げている。全世界211ヶ国、地域が加盟する、FIFA(国際フットボール協会連盟)は世界のフットボール界の頂点に立つ統括本部である。その連盟がFootballと名乗っているにも関わらず、何故我が国はフットボールを「サッカー」と呼ぶのか? サッカーなのか、フットボールなのか?前から疑問に思っていた。
 そこで、この「足でボールを蹴るゲーム」の歴史を調べて見ると、意外な事実が判明した。「足でボールを蹴る」即ちFootball発祥の地、英国では、19世紀半ばごろ、このゲームは”Association Football”と呼ばれていた。それが略されて一時はSoccerとなったが、その後、前部のAssociationが省略されFootballだけとなり現在に到っている。
現在、この「足でボールを蹴るゲーム」をサッカーという名で呼ぶ国は、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アイルランド、米領ヴァージン諸島と日本の8ヶ国である。そして、米国、カナダと米領ヴァージン諸島の三国だけは、FIFAにも「サッカー協会」と名乗って加盟しているが、日本等の5ヶ国は、「フットボール協会」として加盟している。
面白いことに英語圏の住人でも、サッカーはイギリス人がリフト(lift)と呼ぶものをアメリカ人はエレベーターと呼び、イギリス人がトイレットと称するものをアメリカ人はレストルーム(restroom)と称するのと同じ類いのアメリカ語である、と考えている人々が多い。ところが違うのだ。サッカー、フットボールは両方ともイギリス製の英語なのだから、ややこしい。
では、この世界一人気のある「ゲームの名称」の由来とその変遷の歴史を探ってみよう。
フットボール、サッカーの歴史
 現在はフットボール又はサッカーとして知られている、“アソシエーション・フットボール”の起源は中世までさかのぼるが、“アソシエーション・フットボール”は、1863年にロンドンで設立された「フットボール協会」によって、数多くあった競技方法、ルールが標準化されて、初めて他校、他チームと試合が出来るようになったのである。
それまでは、アソシエーション・フットボールもラグビー・フットボールのように手が使えたのである。この年以降、ゲーム中、手の使用と相手のすねを蹴っ飛ばすことが禁止され、ボールの移動はキックと、ドリブルだけに制限された。またルールにスロー・イン、クリアが加わり、オフサイドの概念も導入された。
同時期「このゲーム」をイギリスの上流階級の人々即ち紳士たちやその予備軍とも言うべき、イートン、ハロー、ラグビー等のパブリックスクールの生徒、及びオックスフォード、ケンブリッジ大学等の学生たちは、他の諸々のフットボール、たとえばラグビー・フットボール、との差別化を図るために、アソシエーション・フットボール(association football)と称していた。しかし、いかにも長い名前なので、学生たちは、associationの前部のassocに“er”を付け加えて、assoccerと略称したのである。それが、後にSoccerに変化したという訳である。
当時、Soccerを好んでプレイした、上流階級の子弟たちは、単語の語尾に“er”をつけてニックネーム化する習慣を持っていた。たとえば、ラグビー(Rugby)にerを付け加えて、Ruggerにすると言った具合だ。そういう感覚で、Soccerを造語したのである。
しかし、ようやく庶民階級にもサッカー熱が広まってくると、彼らは何やら訳のわからない「省略語」のサッカーよりも、元々の「フットボール」の方がより良くゲームの実態(足でボールを蹴ること)を表していると言って、庶民は「フットボール」の名称を好むようになり、必然的にフットボールが「アソシエーション・フットボールとサッカー」に代わってイギリスのみならず、世界中で定着して行った。当時海外に出て行ったジョン・ブルたちはフットボールの伝道師になったのだ。
イギリス紳士は、「サッカーはごろつきがプレイする、紳士のゲームであり、ラグビーは紳士がプレイするごろつきのゲームである」と言う。自分たちが発明したゲームをごろつきに奪われた紳士たちの嘆き節が聞こえてくるようである。こうして紳士たちは「ごろつきのゲームであるラグビー」を好むようになる。将にイギリス紳士らしい自虐的ユーモアである。
各種あるフットボール
 さて、フットボールではなく、サッカーの名称を使用する、国々は自国で「異なった種類のフットボール」をプレイしている。オーストラリアでフットボールと言えば、1チーム18プレイヤーのオーストラリアン・フットボールであり、アイルランドでフットボールといえば、1チーム15人でプレイする、ゲーリック・フットボールである。米国とカナダのフットボールは、アメリカン・フットボールである。そして、アイルランドは違うが、オーストラリア、米国、カナダのフットボールはラグビーから派生したスポーツであるため楕円形のボールを使用する。
そのため、彼らは自国の国技である「足でボールを蹴るゲーム」にフットボールの名を与え、英国産のゲームには、使用期限が過ぎた名称であるサッカーを与えたのである。この事実は、大方のイギリス人にとって、面白くないようで、「サッカー」という名称を忌み嫌う人もいるから「たかがフットボール、されどフットボール」なのである。
日本もサッカーの名称を使用するが、これは戦後受けた、米国の影響としか言いようがないだろう。少なくともイギリス人はそう解釈している。
実は明治時代、フットボールが伝わったときは、アソシエーション・フットボールと呼ばれていた。それの何よりの証拠は、少なくとも三大学のサッカー部は、現在も「ア式蹴球部」、英語名をAssociation Football Clubと称している。三大学とは、東大、一橋大、早大である。因みに一番歴史の古い東京大学のクラブ名は、「東京大学運動会ア式蹴球部」であり「ア式」のアは、アソシエーションの頭文字「ア」なのである。
一橋、早大も全く同じ表現のクラブ名を用いているのは興味深く、三大学は未だに由緒あるというか最初の名称である、アソシエーション・フットボールを継承している。
なお、慶応大だけはサッカー部ではなく、「ソッカー部」と称して異彩を放っている。
 ところで、ロシアで健闘している、SamuraiBlueのユニフォームの胸に輝く、エンブレムには、Japan Football Associationの頭文字である、JFAが入っている。これによって日本はFootballが正統な名称であることを認めていることになる。一方、米国はかたくなにエンブレムにもサッカー(soccer)の名を入れている。
そろそろ、日本もこの「足でボールを蹴る」偉大なるゲームの名称をサッカーから世界共通名である、フットボールに改めてはどうだろう。憲法ではあるまいし、こんなことで米国に義理立てする必要はないと思うが、皆さんはどうお考えだろうか?

和田:富田さん これは4年前にも掲載されたのですか? 全く覚えていませんでした。ワールドカップ開催際中の読み物としては時宜を得た興味深い話題です。バーチャル座談会でも番外編でも作り残して置くことにします。有難う。祖国日本のサッカーの活躍ぶりと、第2の祖国メキシコのドイツを破る大活躍に小躍りしておられるとか、是非この勢いを保って欲しいですね。ブラジルも頑張ります。日曜日は、日本食店≪壇上≫でオーナの緒さんの好意でレストランに弁当持ちで出かけ貸し切りで洋、清、健司君のファミリー皆で日本の応援をする事になっています。2ヵ月にならない直樹君も寝に行きます。出来れば動画で様子をお知らせします。
と云うことでまたトラックバックを貼らせて貰っています。
https://blogs.yahoo.co.jp/yoshijiwada/49540875.html

丸木で~す フットボールは日大の悪名高いアメフトを連想すので、サッカーはサッカーでええわ。オーストラリアン ルール フットボールは異なるゲームですけど。来年には日本で開催されるラグビー世界選手権では優勝候補の筆頭がオーストラリアで対抗馬がんがん隣の国のオールブラックス

古谷:丸木さ〜ん サッカーとラグビーは同根です。1823年英国中部のラグビー校で(当時の)フット・ボールの試合中に、当時禁じられていた「ボールを手で持って走る」を行った選手のプレーが関心を呼び、ラグビーとして競技が独立した歴史があります。
サッカーをサッカーと呼んでいる国は、日本・米国・カナダ・豪州・NZ・南阿・アイルランドだけで、他はフットボールと呼んでいます。
世界大会に参加する国々は、サッカーは二百ヶ国以上ありますが、ラグビーは少なく英連邦以外では、米・仏・伊・露くらいのものです。嘗ては、香港も参加しました。
サッカーとラグビーのプレーの差は、ラグビーは蹴って良し、持って走って良し、タックル良し。但し、前パスは不可。得点はトライが五点、ゴールが二点。ペナルテイーゴールが三点。サッカーはゴール内に蹴りこんで一点。サッカーは、Penalty Area 内のキーパー以外ハンドは不可。サーッカーは球技の中で一番点の取りにくい競技です。
米式蹴球は、ラグビーから派生しました。豪州のオージーラグビーは退屈で見ておられません。ラグビー・米式蹴球・アイスホッケーは、七尺・三十貫の大男のやる競技ですので、小柄な日本人は不利です。サッカーも不利ですが、パスを多用し、ちょこまかと走り回って活路を見出せば何とかなるでしょう。

麻生:ブラジルニュースより ーW杯盛り上がる=昨日は殆どの企業、役所が午前中は休業。街中もやっと盛り上がってきた。コスタリカにてこずり、やっと劇的に勝利を得た。27日のセルビア戦で16強入りが掛かる。TV放映中は街も静かで、泥棒も警官も仲良く観戦、無犯罪都市だった。

富田:和田さん、ご家族そろってフッチボール観戦とは洒落ていますね。さて、私は昨夜23日、自宅で21時からG組のベルギー5対0チュニジアをTV観戦。引き続いて深夜24時からF組のメキシコ2−1韓国の熱戦を観戦。24日2時からベッドに入り、3時半に起き出して今度は同じ組のドイツ2−1スウェーデンを見ました。この試合は歴史に残る名勝負だと思いますね。1対1の終了間際、FKを得たドイツはクロースが劇的な勝ち越しゴールを決めてBest16進出への望みを残しました。そして今夜、日本がセネガルと対戦します。W杯がいよいよ面白くなってきました。

和田:富田さん頑張りますね。9時、12時、3時の3試合総てを観戦ですか。麻生さんのPCの調子が悪く速報が入らず戸惑っていましたが、富田さんの情報で一応今日の3試合の結果は明らかになりました。メキシコ凄いですね。28日の11時からの日本―ポーランド、英国対ベルギの午前3時の試合も観戦されますか?昼寝をしないと身が持ちませんね。無理をしないで下さいよ!ご検討を祈ります。

古谷: 麻生さん、皆さん 今次のサッカーW杯ロシア大会のH組四か国のランキングは、お伝えした通り、ポーランド/08位、コロンビア/16位/、セネガル/27位、日本/61位です。
日本が善戦しているのに、何故61位なのか?と思ってFIFAのランキング方法を調べたら、下記の選定方法を採っている事が分かりました。
現行方式は、過去四年間の国際Aマッチが対象で、各試合のポイント(P)を下記の計算式で算出されます。
  M(試合の結果)、I(重要度)、T (対戦国の強さ), C (大陸連盟間の強さ)P = M xI x T x C
以下は、各アイテムの計算方式です。
M : 試合の結果によるポイント 勝利が参点、引き分けが壱点、負けが零点。PKでは勝ちが弐点、負けが壱点
T : 試合の重要度 1.0 = 親善試合、小地域選手権(東アジアなど)
    2.5 = W杯予選、大陸選手権予選
    3.0 = 大陸選手権本大会、Federation Cup
    4.0 = W杯本大会
T : 対戦相手の強さ(対戦時の直近ランキング) 壱位は200.弐位から149位までは、200から相手の順位を引いた値。 150位以下は一律に50.
C : 大陸連盟間の強さ  1.00 = 南米サッカー連盟  0.99 = 欧州サッカー連盟  0.85 = その他の大陸連盟 (対戦弐か国の属する連盟の平均値)
計算例壱 : 今年壱月のアジアカップ 日本(弐点)X ヨルダン(零点)戦
      M(3) x I(3.0) x T(107 ヨ国93位) x C(0.85) = 818.55
計算例弐 : 昨年のW杯のグループリーグ戦 阿蘭陀 X 西班牙
      M(3) x I(4.0) x T(200) x C(1.00) = 2,400
計算式参 : 先日のW杯H組 日本対コロンビア戦 
      M(3) x I(4.0) x T(184) x C(0.925) = 2,042.40
日本のランキングが何故低いのか(61位)?不思議に思っていました。上記
の計算式で疑問が解けましたが、地理的条件、対戦相手に恵まれぬとは!
日本は南米大陸か、欧州大陸へ引っ越しますか! 

麻生: 古谷さん 61位の計算根拠、了解しました。ありがとう御座以ます。

富田:一笑一若・メキシコ小話「半端ない祖国愛」  和田さん&W50年の皆さん、W杯ロシアの準々決勝が始まりましたね。
さて皆さん、49年前のW杯Mexico70の北中米カリブ海予選の隣国対決・ホンヂュラス対エル・サルバドール戦を端緒として、両国間で戦争が勃発したことをご記憶ですか?歴史に残る「サッカー戦争」です。それ程隣国同士は仲が悪いのです。今週のメキシコ小話「半端ない祖国愛」はアルゼンチン・ファンが主人公です。ご用とお急ぎでないお方は、下記のブログをお訪ねのうえ、凄まじいまでの祖国愛と隣国への憎悪をお確かめください。たかがW杯、されどW杯ですね。
http://blogs.yahoo.co.jp/stomita2000/28394926.html
半端ない祖国愛…  男は全てのアルゼンチン人と同様に祖国のサッカー代表チームを愛していた。そして全ての善良なアルゼンチン人同様にブラジル代表チームを憎悪していた。
ある日突然、男は医師から不治の病に侵されていることを告げられた。医師は冷酷にも現在の医学では全治不能だと宣告したのだった。
そして、数日後男は死の床にあった。枕元にいる神父様が男に、「息子よ、お前の最後の望みを言ってごらん」と訊いた。
男は苦痛をこらえながらもはっきり答えた。「ブラジルのユニフォームを着て死んで行きたい」と。
それを聞いて、細君はじめ家族、友人の面々はびっくり仰天した。細君は亭主の望みを聞くと混乱して、「あなた、ブラジルのユニフォームって言った? あなたはずーっとブラジルを憎んでいたじゃないの。それなのに黄色と緑のユニフォームを着て死にたい、って言うの。何故なの?」とたずねた。
「何故なら、死んで欲しいのはブラジル・ファンで、アルゼンチン・ファンじゃないからだ」と答えた。お後がよろしいようで……。

和田:富田さん 枕を並べて討ち死にしてしまったアルゼンチン、ウルグアイ、コロンビア、ブラジルの南米チームですが、富田さんの小話はバーチャル座談会番外編に残して置きましょう。面白かったです。

富田:和田さん、南米勢がBest4に残れなかったのは、3大会振りだそうですが、やはり寂しいですね。次回はブラジルに頑張ってもらいたいものです。僕のFavoritoはベルギーです。サッカー少年だった、NYの孫はフランスが本命だと言っています。さ〜て、楽しみですね。

麻生:富田さん 世界中で、隣国と仲の良い国の話は、きいたことないですね。日本も中韓と仲が悪いのは、当たり前です。

富田: 麻生さん、その通りですね。それを小話にするところが、大人ですね。
アジア諸国民も見習って欲しいものですな。それにしても、Brasil、残念でしたね。

井川:富田さん お元気ですね? 久しぶりに富田さんらしいタイムリーで鋭い小話、驚きました。実は本文に入る前に、「ハンパない祖国愛とは何ぞや?」としばらく予想を立ててから読んだのですが、完璧に予想は裏切られました。まさかメキシコの瀕死のジイさんが、かつての日本の特攻青年兵士を思わせるような「自己犠牲を伴った」「ハンパでない祖国愛を抱いていたとは・・・! しかも,ふつう「ハンパでない祖国愛」というものは、自爆テロや焼身自殺などのように、悲劇を伴うもののようにしか思えませんが、その中で、このジイさんの小話は、さびしいながらも「笑い」をとることに成功しました。お見事! 8月に祖国愛をサカナに一杯やりましょうね?

富田: 井川さん、いつもながらの文芸評論的コメントをありがとう!こんな「半端ない祖国愛」を持つ男がいるのですから、この世は面白いですね。NYの孫と電話で話したところ、米国はW杯に出場しなかったにも関わらず、皆夢中でTVを仕事中に見ているそうですよ。大したものですね、サッカー熱は! 8月の飲み会、楽しみにしています。

古谷:麻生さん イベリア半島の、西班牙と葡萄牙は大昔一つの国だった事があって、今も仲は悪くありませんよ。

麻生:古谷さん そうですか。ブラジルとアルゼンチンは喧嘩ばかりしていました。ポルトガル植民地軍とスペイン植民地軍です。英国が仲に入り、ウルガイという緩衝国を創ったと聞いています。

古谷:麻生さん 仰せの通りです。1820年代、アルゼンチンとブラジルは今のウルグアイの土地をめぐって争いを繰り広げていました.1828年にイギリスの調停で、ウルグアイが東方共和国として独立を果たしましたが、国内では引き続き両国をバックとする政党が争いを続け、軍部のクーデターを招く結果となりました。
私は、1960年代後半、Limaよりアクリル繊維の売り込みに良く出張しましたが、穏やかな良い国でした。
話は変わりますが、もともとサッカーの強い同国で、昔インナーで活躍した色白の大型の選手がいました。Diego Forlan です。今回のW杯に出てないので調べたら、2014年にウルグアイ代表を退いています。当年39歳ですので、止むを得ません。同国代表時代、今の背番号九番のスアレスをリードしていました。昔、セレッソ大阪に在籍し、今もHKでプレーしています。

麻生: 古谷さん モンテヴィデオはブラジル領だったそうです。英国が撤退させました。ブラ/アル軍の紛争の 原因は、牛皮だそうで、自然繁殖した牛の皮を塩漬けにっして欧州うに輸出していました。
肉は捨てていたそうです。その塩はセアラ州の乾燥地帯の海岸が産地でした。紛争は牛の奪い合いです。
ウルガイ人のForlanは70年代サントスクラブにも所属していた筈です。白人で大柄な選手でした。

富田:一笑一若・メキシコ小話「W杯決勝戦」  
和田さん&W50の皆さん、W杯ロシア2018が開幕しました。昨日のポルトガル(FIFA 4位)対スペイン(10位)戦をご覧になりましたか?ポルトガルは2-3のビハインドで迎えた終了間際、至宝ロナウドが自ら得たFKをゴール右上角に直接叩き込んで引き分けに持ち込みました。これぞW杯の醍醐味!
そこで、今週の一笑一若・メキシコ小話は、早々と「W杯決勝戦」を取り上げました。ご用とお急ぎでないお方は、下記のブログをお訪ねのうえ、W杯に掛ける世界のサッカー・ファンの狂気じみた情熱をご覧ください。
http://blogs.yahoo.co.jp/stomita2000/28371482.html
W杯決勝戦          
 やっとの思いでホルヘが入手した、W杯決勝戦の座席はスタンド最上部で、ピッチの選手たちは豆粒くらいにしか見えなかった。
あたりを見廻すと、前方に空席が一つあるのが目に入った。ホルヘは駆け下りて空席の隣の男性に、「その座席は空いていますか?」と訊いた。
 「ふさがっているが今はいない」と男性は仏頂面で答えた。
ホルヘは、「こんな良い座席なのに、決勝戦を見ない奴の気が知れないな」と毒突いた。すると、男性は沈痛な顔をして答えた。
「実はこれは俺の家内の座席なんだ。一年前に予約しが、彼女は亡くなったので、仕方なく一人で見に来たんだ」
驚き、恐縮したホルヘは、お悔やみを述べ、
「誰かご家族か友人で決勝戦を見たい人はいなかったのですか?」と訊いた。
男性は沈痛な表情を見せながら、頭を左右に振った。
「誰もいなかった。みんな家内のお通夜に行っている……」。
お後がよろしいようで……。

和田: 富田さん 「W杯決勝戦」これは、少し早すぎましたが、決勝戦前にバーチャル座談会に残して置きましょう。前哨戦冒頭で取り上げた「W杯は男にとって人生そのもの」と呼応する小話ですね。奥さんのお通夜に行かなくてもW杯決勝戦には、1年前に勝っておいて切符で空席の奥さんと一緒に観戦する。この席を見付けた男はどうしたでしょうか?座らせて貰い一緒に盛り上がったのでしょうかね?

富田:和田さん、いつも大変お世話になっております。さて、男は「亡くなった奥さんと一緒に観戦する」つもりなのでしょう。ホルヘは空席に座らせてもらえなかった、と思いたいですね。ちょっと良い話ではありませんか?

井川:富田さん お元気そうでなによりです。今日のメキシコ小話は、まったく笑えない哀愁漂う(サウダージ風)物語でした。「女房が守るべき14の規則」もそうですが、読んで気が滅入った読者もいたのではないでしょうか? 私は男の人生ドラマのネタとして結構楽しめましたが、皆様は楽しめなかったのでは・・? と、心配です。やはりメキシコの小話には明るい笑いが似合いだと思います。贅沢言ってすみませんね。今後ともよろしくお願いします。 Hasta la vista

富田: 井川さん、メキシコ小話はマリアッチと同じで陽気で愉快な話ばかりではなく、14の規則のようにサディスティックなものもあるんですね。しかし、和田さんへのコメントに書いたように、私は「ちょっと良い話」だと思っています。コメント、ありがとう!

古谷:麻生さん、皆さん 下の写真は、今年のサッカーW杯の仏国の出場選手23名の写真です。
白人国でこれほど多くの黒人選手が登録されているのは、先ず仏国だろうと思います。
アフリカ大陸で、第二次大戦前に独立したのは、エジプト・南阿・エチオピアだけで、その他は戦後です。戦時中のアフリカは、東寄りを南北に統治されたのが、英国植民地で、中央部を東西に統治されたのが仏国植民地でした。広いアフリカでも、東部の黒人は細くて小柄ですが、肺活量・持久力に優れているので、陸上の長距離・マラソン競技に向いています。
他方、西部の黒人は、大柄で力も強く瞬発力に優れているので、バスケット・サッカー・アメフトに適しています。
仏国の黒人選手は無論仏国人です。恐らく、弐世代・参世代まえに仏国に住み着くようになったと思われますが、選手の顔ぶれをみて、嘗ての植民地政策がとんだ処で、効果を発揮した(?)ものだと感心し乍ら、試合を見ています。

丸木で~す 僕も似た様なことを書こうかなと思ったのですが、トランプみたいな放言を控えました。世界最強のラグビーチームのオールブラックスには黒人選手が一人も居ません。スポーツの世界では皮膚の色なんか関係なしです、明治の日本同様、勝てば官軍です。西郷どんは負けてしまいましたが

麻生:古谷さん フランスのサッカーチームは黒人系が多いいですね。柔道選手等も殆ど黒人系です。イギリスは植民地が多かった割には黒人系が少ないですね。
南米でも黒人を排斥していたアルゼンチンやチリは白人選手ばかりです。黒人系は、運動能力と体力に優れていることは間違いありません。



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