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≪異常だった2018年7月と避難勧告に従い避難所で過ごした一夜の備忘録≫川越しゅっくこさんの初体験。
2018年7月は、暴風雨による洪水、地震、殺人猛暑による熱中症騒ぎ、とどめを刺すような逆走台風と色々な天災が日本を襲ってきましたが、兵庫県三田市にお住いのしゅくこさんが、避難勧告に応じて指定された近くの避難所、小学校の体育館で一夜の避難体験をされました。筆の立つしゅくこさんの練習を兼ねた初めての避難生活の体験を備忘録風にまとめて50年!!のメーリングリストに報告して呉れています。貴重な経験を40年!!ホームページに残して置きたいと思います。
写真は、広い磨き上がった清潔な体育館に度重なる避難勧告にも関わらずしゅくこさん御夫婦以外誰も避難して来ない広い体育館で寛ぐしゅくこさんです。何か楽しそうな雰囲気が感じられますね。沢山一緒に送って頂いた写真は、BLOGに掲載して置きます。


今年の7月ももう終わろうとしています。
今月だけでも、暴風雨による洪水から始まり、地震、殺人猛暑による熱中症騒ぎ。
そしてとどめを刺すように直角に方向転換してくるという得体のしれない台風。
もう勘弁してよ。と悲鳴を上げたいくらい翻弄された7月でした。
「今年は異常気象で.......」とまわりではいいますが、わたしには今年はではなくて今年は単なる始まりで今年からますます異常気象に悩まされることになるのでは、と危惧しています。

この台風はいま九州で酔っ払いのようにふらつき、はなさんの久留米を過ぎ、いまや鹿児島を直撃しているようです。前田さん、有隅先生のことが気になります。そしてこのあとの8月はまた殺人猛暑が待っているとか。
そんななか、7/28日は生まれてはじめて避難所に行ってみました。その備忘録をだらだら書いてしまいそうですが、よかったらのぞいてみてください。
連日報道されている被災地の避難所の高齢者たち。他人事ではありません。なので避難というより、一度は体験しておいた方がいい。これからのためにちょっと覗いてみる、そんな程度のものでしたが。
事の初めは、その日の 6pm頃、スマホに避難勧告のメールが入りました。
それに気づいたのが 7:30pm。いままでにない型の台風が関西を直撃するとのニュース。 避難先は歩いて10分弱の小学校の体育館。行くなら雨の降る前がいい。 
一郎は老猫、シロを連れていきたがりましたが、この際、エアコンをつけたままにして、明日まで置いていくことになりました。最近シロはトイレの回数が増えているので環境を変えて脅かしたりしたくなかったのです。
急に決めたので、いそいでその辺にある毛布、飴、レインコート、傘、スマホ、などをつめ込みました。
<1209[2].jpg>
途中の家々には、夕やみの中に灯りがつきはじめ、嵐の前の静けさがなんか不気味。人っ子一人会わないので、もしかして避難などする人がいないのでは、と冗談半分に言ってました。
体育館には電気がついていました。ところが中に入ってびっくり。あんなに避難勧告がでているにもかかわらず、広い体育館は無人。まさかの予想が的中して思わず笑ってしまった。
小学生たちによって磨き抜かれた体育館の床は艶よくピカピカで素足に気持がいい。とりあえず入口近くの壁にそった所に荷物を置いて、気持ちを落ち着かせていると、数分して、中年男性の先生らしき方が少し離れた職員室から現れ、我々と挨拶をしたあと、マットレスと組み立て椅子を壁の一部になっている道具棚から出してきてくださったり、壁にそった足元の掃き出し窓を全部開けてくださいました。
「どうぞおかまいなく。自分たちでやりますから」と言っても勝手知ったる我が家のように手際がいい。掃き出し窓は縦50cm横1.5mくらいで体育館の左右の壁にそって何か所か床すれすれに造られている。外にはひさしがあるので、開けておいても雨が入らず、涼しい風だけが入ってきました。ついでにコオロギも一匹入ってきて鳴き始めました。
わたしたちは、あんなに勧告が流れたのに、だれもこないことなど、しばらく談笑したあと、先生は「なにか御用があったらいってください、」と職員室に帰られました。
<台風12号避難小学校 18.7.29[1].jpg>      <、18.7.28避難先 %20台風12号[4].jpg>
マットレスの上にゴロンとしていると、外で人の声が。 そろそろ夜も更けてきたので、他の避難者がやってくる頃かな、と期待 (? )しましたが、その男女2人は教育委員会から避難所の巡回にこられた方たちでした。
かれらは銀色の密封されたパウチを2袋を開けて軽くて温かい質の毛布を取り出し、私たちに手渡し、「10時には消灯しますが、なにかあったらおっしゃってください」、とラジオ付き懐中電灯も置いていかれた。
こんどはいれかわりに別の初老の方が挨拶に。とてもおだやかで優しそうな物腰の教頭先生。 「この小学校は避難場所と指定されてから3年目ですがまだ一度も避難されてきた方がいません」
(え? わたしたちが初めての客?)とびつくり。 なぜか恐縮したような教頭先生の声の響きに、私は複雑な気持ちになりました。
宝塚に住んでいらっしゃるとか。お仕事とはいえ、土曜日の夜も宿泊し、ご家族のことも心配なのに・・・・・。
行政がこんなに頑張ってくれているのに、 避難せずに,いざとなって迷惑をかける人が大勢いると、テレビで報じていたことがあります。わたしたちもその仲間だったかもしれませんが、そろそろ年齢のことも考えはじめた、というのが実情です。準備する裏方の人たちは何処かで腹立たしいと思いをしているんではないかしら、と感じました。
でもそれはきっとあからさまには言えないことでしょうね。 興味半分でやってきた不届きなわたしたち、こんな方たちによって支えられている日本の防災システムを目の前にして感謝でした。

教頭が去っていき、あらためて外に耳を澄ますと、この前の嵐よりはまだましで、避難するほどでもなかったのでは、と内心おもいはじめました。が、ここまでしてもらって 「この程度なら、もう帰ります」とは言えません。
10時に消灯されましたが、近くのお手洗いの電気はついていて、おまけに便座は暖かく保温したものでした。

水を飲もうとしたのですが、入れたはずのペットボトルがはいっておらず、それを知ったとたんものすごく喉の渇きをおぼえました。これで翌朝までの約8時間、水なしかと思うとよけい喉の渇きをぼえるのでした。

夜中の3時くらいに風の音で一度目を覚ましましたが、その後は朝6:0爆睡しました。
わたしは、この5月から仰向けに寝ると腰の上が痛くなっていたのに、体育館のマットレスは思いのほか程よい硬さだったせいかもしれません。
おまけに掃き出し窓からは気持ちのいい程度の風がずっと流れていました。
翌朝、7amころ、静かな雨が降っていました。お礼をいって引き揚げました。 
ここにもし何十家族も避難してきていたら、わたしたちにはこんな手厚い待遇はなかったでしょう。いい勉強になりました。
                               
<台風のあとの千日紅[1].jpg>  赤い花が道端に飛ばされていた千日紅
門を出ると、小学校の外の勝手口の扉がなぎ倒されていました。昨夜の風の勢いはやはり強かったようです。
道には飛ばされた樹々の蕾や千日紅が散乱していましたが、この程度のことなら災害王国日本では珍しいことではありません。赤い一輪を、台所を飾るために持ち帰りました。
気になるのは一人残してきた老齢のシロのこと。玄関の戸の向こうに小さな白い姿が待ち遠しく動いているのをみてホッとする。
結構心細かったのか声がかれ、何事が起ったのかと私たちの顔ばかり見上げては、しばらくっついていました。そのうちはしゃぎたいモードに変わっていきました。
洗濯をすませ、ピッツァにハムとチーズをたっぷりのせて焼き、熱いブラックコーヒーにメロンと桃など、お中元にいただいていた果物をご褒美みたいに沿えて、いつもよりたくさんの朝食を楽しみました。
その日の夕方、晴れ間も出ていたのでスポーツクラブに行きました。交通網が制限されているせいか、近場で楽しむ会員たちでいつもより混んでいる。

避難した話をしてもたいして反応がありません。

ここニュータウンにはたくさんハイライズに住んでいる友人がいますが、一戸建ての住民たちと違ってあまり危機感がないことも納得できます。
一方、一戸建てに住む友人からは下記のようなメールが入っていました。
   昨日は体育館で正解でしたよ!きっと😉‼️  夜中の3時半にソレソシレ🎶ソレソシレ(音符)と携帯が鳴って目が覚めました😅   寝ているときは気づかなかったけどすごい暴風雨になっていてスダレが窓ガラスに当たってガチガチ。家はミシミシ😂慌ててそれから雨戸を閉めに回りました!   危機管理が甘いですね😝シュッキーを見習わなくては💦と。
半ば興味半分で行った避難体験、ちょっとはずかしいです。

見習われるほどたいした事ではないにしても、特にお年寄りの精神的、肉体的な疲労困憊の毎日は少しは理解できたとおもいます


それに、日頃防災用品の用意を怠っていたので、いざとなって充電器、水、お金、常備薬など忘れたものがたくさんありました。

本番にむけてさっそく準備をしましたが、本番なんて来ない日を祈っています。

避難先の裏方さんたち、ごくろうさまです。感謝



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