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日伯交流協会 藤村 修 理事長よりのお便り!!
日伯交流協会に付いては既に幾つかご紹介させて頂いておりますし詳細はリンク集にも同協会のHPをリンクさせて頂いておりますのでご覧下さい。
日本とブラジルの掛け橋的人物を養成することを目的に『日本ブラジル青少年交流協会』の発足当時から数えて22期生が現在ブラジル各地で1年間の研修に励んでおり移住を対象とした新しい血の導入がストップしている現在、新しい形での若者のブラジル研修を通じての日伯交流活動は非常に大切で貴重な制度として今後も地道な若者を通じての日伯交流に期待している次第です。日伯交流協会の元研修生のブラジル研修体験談をこれからも戦後移住史の一端として掲載して行く積りです。藤村 修理事長は、元日伯交流協会の事務局長として既に30数回ブラジルを訪問しておられる国会議員中きってのブラジル通です。現在は民主党大阪選挙区選出の衆議院議員として国政に携わっておられますがブラジルの多くの友人、知人からは今も人懐こい、気さくな昔のままの藤村として親しまれています。


アルゼンチナ丸で日本を出発して40年。その「乗船者名簿」の調査から参加させていただきました藤村でございます。乗船者名簿を一読して、私自身もたいへん懐かしい方々のお名前を発見することとなりました。
 そのお一人が上園義房さんです。たぶんアルゼンチナ丸では助監督で同船されたと思います。上園さんは、海外移住事業団職員でその後、JICAとなり、サンパウロやベレン勤務をされ10年ほど前に引退されていました。
 上園さんにお電話して近況などうかがっていましたら、「南米勤務時代のことなど徒然に書いた文章を単行本にする」とのことでした。「来た道 行く道」と題して宮崎日日新聞社からつい先日発刊されました。私も20年以上前に、サンパウロの農業移住センターで初めてお目にかかったことなどを短文にして書かせていただくこととなり、アルゼンチナ丸同船者たちの「私たちの40年」運動の一つのこぼれ話となりました。
 私は、交通遺児のブラジル研修制度で1976年に初めてブラジルの地を踏みました。その後、サンパウロ大学の斉藤広志先生のご指導を得て日本ブラジル青少年交流協会を設立。日本人青年をブラジルへ1年間派遣する「ブラジル留学研修制度」をスタートさせました。以来、22年になり、すでに600人を超す若者がブラジルで様々な研修をさせていただいています。彼らの研修に当たっては、アルゼンチナ丸で移民された和田さんや高野さんはじめ、多くの方々にお世話になっています。この機会にあらためて御礼を申しあげます。
 「私たちの40年」はすでに41年となりさらに50年、60年と歴史を重ねてゆかれることと存じます。関係のみなさまには、今後もブラジルの地でご活躍されますとともに、日本とブラジルの「架け橋」としてブラジルのために、そして日本のためにご尽力いただきますようよろしくお願い申しあげます。
         (社)日本ブラジル交流協会理事長 衆議院議員 藤村 修



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