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第41回バーチャル座談会『新春放談、行く年来る年2020ー2021』その21
出石さん 新年の寿ぎと今年初めての逢山峡の観察行の報告有難う。バーチャル座談会は、その20で終了していたのですが、その後駒形さんのニッケイ新聞の特別寄稿どうなるコロナ禍の新年とリオの山下さんからのあぁー看取りやの結構長い文が出て来て3件で充分1万語に達することが分かりその21として残して置くことにしました。しゅくこさんが雪で滑ると危険との事で同行されなかったそうですが、おみちさんのレポート楽しく読ませて頂きました。写真も雪景色の橋の写真を使わせて貰うことにしました。新記録の新春放談は、その21を持って丸木さんの締めで終わらせて頂きます。滑り込みで榎原さんと浅海さんのコメントも何とか入りそうです。有難うございました。


出石:和田さん しゅくこさん はなさん みなさん 新年おめでとうございます。
コロナが早く終息して、いつも通りの日常が過ごせますように。今年もよろしくお願いいたします。
年始の1月7日(第一木曜)に逢山峡の観察行がありました。9時半ごろ我が家集合だったのに、8時半ころに急に空が真っ暗になって雪が降り始めました。しゅくこさんに「雪が降って来たヨ〜」と連絡を入れたら「もう電車に乗ってます」との返事。九時半前には辺りは薄っすら雪化粧。
しゅくこさんが家に来てくれたけど「雪で滑るのが怖いから今日は不参加にして今から帰る」との事。
「逢山峡は少々の雪では平気だから大丈夫。土の道ではなく舗装されているからよほどの雪でないかぎり積もらないから・・。観察員さんも『冬だけの発見を楽しみましょう』と言ってるよ」と大分勧めましたが「やっぱり怖いから帰る」とせっかく唐櫃台迄来たのに帰ってしまいました。
しゅくこさんの友人も車で岡場迄来ていたけど、雪が降り出したのでUタウンして帰ったとのこと。で、唐櫃台の住人ばかり4人で出かけました。
雪は10時前には止んで、お日様もでてきました。
しゅくこさんが参加していたら、きっと素晴らしい名文で皆さんに報告してくれるところですが、私の拙文で雪の逢山峡を報告します。
やっぱり歩道はきれいでした。
猪ノ鼻小橋。橋は下が空洞だから温度が低いそうですね。
家を出る時はチラホラ雪だったのでゴルフのレインコートを引っ張り出して。
キャンプ場で火おこし
いつだったかハイカーに「“逢山峡広場”は何処ですか?」 って聞かれて、「えっ、逢山峡広場ってあるの?聞いたことないよ。」
一緒にいた人に「知ってる?」と聞いてもみんな「知らん」「知らない」と首を振りました。
それで、「この辺で『広場』って言えるのは『キャンプ場跡』だけだからそこかもね」と答えたことがあります。
昔、神戸電鉄が数年間、夏場だけ「キャンプ場」として営業してたので地元では「キャンプ場」で通ります。
地元の人間は「キャンプ場」と呼んでいますが、最近のgoogleマップには「逢山峡広場」と書いてあるそうです。「へぇ〜」です。
観察員さんは焼き芋用の芋。私は暖かい飲み物とカップラーメン用のお湯を沸かせるように、そのまま火に載せられるボーイスカウト用の水筒と、火で
温められるようにアルミホイルで包んだおにぎりを持って行きました。
今まで山で焼き芋をする時は芋をアルミホイルで包んでいましたが、観察員さんは芋をぬれた新聞紙でくるんでその上からアルミホイルで包んでいました。ぬれた新聞紙が蒸す効果があるのかとても早く焼けましたし、皮もそのまま食べられるほどきれいに焼き上がりました。ナルホドと思いました。
ホッカホカの「鳴門きんとん」は本当に甘くておいしかった〜。
いつもは私たちだけ後に残ってお昼を食べるのですが、今日は焼き芋でお腹が膨れたので、カップラーメンだけにして焼きおにぎりは観察員さんにあげました。
心配した空模様もきれいに晴れ上がっていました。
雪の上で小さな焚き火をしただけなのに周りの雪はすっかり解けていました。火の力はすごい。
そうそう、冬だけの発見は山の斜面に染み出した水が長〜いつららになって垂れ下がっていました。
もっと寒くなると川の飛沫が凍るのが見られるそうです。
「みつばうらぼし」という新しい野草も覚えました。
しゅくこさん、今度は一緒に歩きましょう〜ね。

アマゾン昭子:出石さん。楽しそうでしたね。しゅくこさん。残念でしたね。逢山峡と書いてなんと読みますか? 私もいつか連れていってください。

特別寄稿=どうなるコロナ禍の新年=発展の基礎を決める年=サンパウロ市在住  駒形秀雄  ニッケイ新聞WEB版より
2021年1月9日  雲間から光が差し込む様子(参考写真)
 薄曇りの空から時折太陽ものぞく穏やかな空気の中で 新しい年が始まりました。
 正月は真夏だというのに気温は快適、日本のような大雪もないし地震も無い、恵まれた土地なんだなと思わされます。
 さて、年が改まるとなると 「今年はどうなるのだろうか」「これを機会に気持ちを入れ替え、あれもやりたい」「これもこうすれば」と種々思いを巡らすことになります。
 しかし、現実に返ってこの世の中を眺めてみると、TVも新聞もコロナウイルスに不景気の言葉があふれ、街を歩く人々の顔までが何か冴えなく見えます。
 「こりゃいかん。我々は正直に一生懸命働いて来たのに、老境を楽しもうという今になって、また苦しい時代を過ごさねばならないのか。サント(神様)、何とかよい解決法を授けて下さい」と、苦しい時の神頼み、こう祈りたくもなります。
 では一体、今年はどんな年になるのか? いや「この苦境を抜け出すために我々はどういうことをしたら良いのか?」。皆様と一緒に考えてみましょう。
明かりの見える経済
 昨2020年は思いもしなかったコロナ禍を受けて、それまでもパットしなかった経済は更に落ち込みました。経済成長率で言うと 4・5%マイナスとなっております。
 では今年はどうかと言うと種々の研究所の数字がありますが、経済省の発表では3・2%程度のプラスとなっております。
 この成長率は低いが、この数年来マイナス(縮小)が続いて来た経済には、これから上昇に転ずるという転換点で、希望を与えてくれる数字です。
 ブラジル以外の国の経済指標は何れも「プラス」を示しており、これは世界経済全体が発展に向かうということで、我がブラジルにとっても明るい材料となります。(表1、表3)
 昨年度はコモディティー農産物の国際相場も上向き、大豆38%、オレンジジュース25%、トウモロコシ19%などの値上がりが見られ、ブラジルの貿易収支530億ドルの黒字につながりました。今年もこの傾向は続くと見られています。
 さて、今年の冴えない経済面もチェックしてみましょう。国民的行事のカーニバル開催は、年初から7月に延期となりました。6月末にはフェスタジュニーナもあるのに、本当に実行出来るのか、と疑問は残ります。7月には日本でオリンピックが開催されるので、ブラジル選手の活躍も見たいところですが、その頃にパンデミックはどのようになっているのでしょうか?
 日系社会の「県連日本祭り」、参加者が多い「カラオケ大会」なども、少なくとも今年は大人数を集められない可能性あります。
 ですから、一般庶民の息抜きというか楽しみの場が大分減ることになりそうです。観光、旅行業界、外食産業などの苦境は皆さまご存じ、コロナの収束次第というところでしょう。
コロナは抑え込めるか
 この様にコロナウイルスの3蜜回避策は、市民生活、経済活動に大きな(マイナスの)影響を与えてますが、今年は明るいニュースが入って来ました。「コロナに罹らないワクチン」実用化のニュースです。
 イギリスやアメリカ、ドイツなど先進国では既に年末からこの「予防接種」が始まっています。ブラジルでも欧・米の一流会社からこのワクチンの入手を図っており、1月―2月には接種(注射)開始と喧伝されております。(表2)
 これらの策がキチンとした計画の下に整然と実行されれば、コロナ第2波、3波の被害が相当抑え込まれると思われます。ですが、どうもお偉方の宣言通りには行かない雲行きです。
 曰く、
★保健省の幹部が天下りの軍人で占められ現実に即した対策が取られて居ない。
★スケジュールがずさんでそれに必要な準備がされていない。人、注射器、注射針などの手配が本当に間に合っているのか。
★連邦政府とサンパウロ州政府の間で対抗意識があり、無駄な手間暇をかけている。民間と役所がバラバラで動いている。
 などなどです。
 こういう事なので、政府が言うように「今年7月頃までにワクチン接種が済んで、以前のような普通の生活に戻れる」というのは「絵にかいた餅」だ。
 コロナウイルスは他の伝染病(インフルエンザ、結核)の様に、「感染数は少なくなっても結局、一般の市民生活と共存しながら、生き残っていくのでないか?」と言われております。
どんな経済発展策が
昨年12月11日、ペルーでも始まったワクチン接種の様子(LEGADO Lima 2019)
 経済の発展を目指す政府当局も手を拱いてこれらの「不景気」を見逃して居るわけではありません。自由主義市場経済信奉者のパウロ・ゲデス経済相を中心に、経済振興、構造改革の具体案を作成し、既にその内の相当部分を議会などに提出しております。議会ではこれを専門部会に掛け審議し、議会本会議で承認されれば、これが法律として実施されることになります。
 提出されてる法案の内容は広範に亘り、且つ量も多いので関係ありそうな基本策の一部を紹介致しましょう。
(1)【公共財務の健全化】2019年当国の負債額は国内総生産額の76%でした。これが2020年にはコロナ禍が発生し、この解決のためには『要る金は借金してでも使う』と支出の天井枠を外したため、借金額は100%近くに上昇しました。
 一般の家庭で言えば、支出が収入を超えてはならないのに、借金の額が収入の1年分くらいになったという状況です。これは大変、至急に改善が必要です。
(2)【税制改革】ブラジルの税制度は複雑で時代遅れと言われております。例えばある物を輸入するとこれには―輸入税、工業製品税、取引税がかかり、更に、運賃に掛かる税金、金融に掛かる税金、社会福祉に掛かる負担金などがあります。
 これを例えば連邦に属する税金だけでも一本化して合理化しようという主旨なのですが、利害錯綜する業界の意向などもあり、未だ審議もされていません。
 また、所得の多い人に、より多くの税負担をしてもらい、他方、貧乏の人の税負担を減らそうという案もあるのですが、これも成立の成否不明です。
(3)【行政改革】何だかやたらに多いお役所の数を整理しよう。何をしているか分からない様な公務員の数(定数)を減らそうという案ですが、これも審議未了です。
(4)【公社民営化】他に電力公社や郵便業務を民間に移し、業務の効率化、迅速化を計ろうという法案もあります。公社の経営権を民間に売却すればその代金は政府の収入となる訳で、この面でも政府にメリットが出てきますね。また、公社経営などには不当な政治介入も起こり得、これが汚職の源になると言う人もいます。 
 ペトロブラスが汚職の巣窟になったことは国民の記憶に新しいですね。
 以上、主な案件だけをざっと挙げたのですが、これらの幾つかでも実行出来れば、ブラジルもずっと良い国になります。
アストラゼニカ社のワクチンに見入るボリス・ジョンソン英首相(Andrew Parsons / nº 10 Downing Street )
 ブラジルと他の国を比較してみると、中規模の企業の例で、その国の税金を払うのに何時間の作業が必要かを比較した国際機関の研究例があります。
(A)ブラジル=1500時間
(B)南米諸国=317時間
(C)EU先進国=159時間です。
 「ブラジルは広大な国土に億を数える人口を持つ大国だ」などとオットリ構えてはいられません。同じような〈あるいはもっと苦しい条件を持つ〉中国やインドは年間8%台の成長発展です。しかもこの2国は、コロナワクチンでも先進国に伍して「ワクチンの供給国」なのです。どうしてこのような差があるのか? 考えてみて下さい。今まで自分で汗を流してこのブラジルを良くしてきた皆様のご意見を伺いたいものですね。(表1)
どうする解決策
 「多くの難問を抱えている現状は分かった。ではそれを解決するにはどうしたら良いのか?」
 「闇の明けない夜はない」――解決策はあります。
 まず、パンデミックは専門家のいう事をよく聞き、その指示通りに対策を講ずるのです。関係責任者が「プライア(海岸)には行かないで、マスクをして」と指示しているのに、それを破るようにパンツ一つで海に飛び込んで意気を見せても、「悪いお手本を見せる大統領だ」と悪評を買うだけで解決になりません。物事は理屈通りに動くのですから。
 次に経済景気については、前に述べた経済相の政策案を実行に移すのです。コロナ対策も経済活性化も何れも難しい課題ですが、この二つを並行して解決する努力をするのです。
PFIZERとBIONTECHのワクチン(DoD photo by Lisa Ferdinando)
 今までもこの社会改革の必要性は認識されながら、いつも選挙の年と重なり、選挙民に不人気な政策は推進出来ませんでした。幸い今年は煩い選挙がありません。「苦い薬をのみ、長年の持病を治す」絶好のチャンスです。
 ここで戦後この地に移り裸一貫から自分の才覚と努力で、今はそれなりの団体の長をしている古山さんの意見を聞いて見ましょう。
 「コロナ苦境と闘いながら、経済改革も実行とは並大抵の作業ではない。多くの困難もある。しかしそういう障害を克服排除して、多数の国民の幸福のために努力するのが我々の務めであり、かつ、やりがいというものではないか。自分の信ずるところに従って勇猛果敢に進むんだ。すれば道は開ける」と強い口調で言いきりました。
 年齢とともに薄れて居た若いころの開拓精神を思い出させてくれる言葉でした。
 ところで、ある権威ある国際機関の研究によると、2050年の世界主要国の国力(GDP)ランキングは、今と大きく変わってるのだそうです。
 即ち、1位は中国、2位が米国、3位はインドで、4位にはなんと我がブラジルが入っています。凄い! 国力オリンピック入賞ですよ。自分の現状と比べてあまり差があるようで、何処まで信じたら良いものか戸惑います。でも話半分で聞いても嬉しい話ではありませんか?
 VAMOS! 元気をだして今年も頑張りましょう。 (この文についてのコメントはこちらへどうぞ=hhkomagata@gmail.com

松村:駒形さん 和田さん 「どうなるコロナ禍の新年 発展の基礎を決める年」読みました。写真の雲間からお天道様の光が差し込む様に2021年は良い年になりそうです。コロナに負けないでゆっくりと確実に前進しましょう。

駒形:松村MAXIMILIANOさん 和田主宰様 コメント有難う。今年もよろしくお願いします。和田さんW-50のリーダーシップご苦労様です。今年もよろしくお願いします。 

山下リオ@日本です あぁ〜看取り屋!
思いつくまま、81歳のたわごと、お気に障る記述があってもご容赦を。
<SNS文調、140字制限文は指でスクロールしながら、一瞬に看取れます>
「600万達成は凄い」
POAの和田さんの「私たちの50年」ホームページが600万回アクセスを達成した。すばらしい。協力したメンバーに脱帽だ。なみの努力で出来ることではない。これまで彼は何台パソコンを取り換え何日徹夜しただろうか。
「看取り業」
103歳になる母を看るのに日本にいる。
私は一人息子だが、19歳の時に移住した。母は5人兄弟の一番上で親戚も多く、何の心配もしていなかった。が。長生きをして近親が一人もいなくなり、長男が存命なら出頭せよとなった。親孝行と褒めてくれる人もいるが、「看取り」だ。
「コンサルタント業も看取り屋」
1973年まで勤務していた会社が破綻し、大学で経済と経理学部を終えて、失敗を売り物のコンサルタントになった。1985以後は石油ショックや移民停止でコロニア社会が衰退へと状況が変わった。自社40社と、進出企業のお客様も撤退し、企業の看取り屋になってしまった。
「儲ける法から損せぬ法に」
1975ごろ実業のブラジル誌で「ブラジルで儲ける法」という連載を始めた。失敗ばかりの経験を活かし、ブラジル・リスクの損害を受けぬようにサポートするという売り込みであったが、1985年以後は「ブラジルで損せぬ法」にタイトルを変えた。その後雑誌も廃刊となった。
「ML Batepapoはこの6月末で終了」
会議所のコンサルタント業者間の情報交換に2003スタート、当時は電話線でモデム接続の時代で、実際に毎日使っていた私が管理人になった。
メールサーバーの役割も終焉の時代となり、生半可な情報は価値を失い、一人去り二人去りとこれも看取りとなった。
「殺人しそうでゴルフをやめた」
1975年代マイアミに住み、近くにゴルフ場が数か所あった。池が多くいつも池ポチャだった。パナマのホロコで「ここは池がないから」と打ったら、真横に飛んで、誰も知らない小さな池があった。他コースのティー・グラウンドへの直撃弾となって皆が大声で警告した。
「高校時代から苦手の運動」
神戸高校全校生参加のマラソン。さぼっていた体育の授業の単位をくれるというので、いやいや参加。平野付近まで行って戻るのだが、帰りの坂はきびしく息も絶え絶えになって市バスに乗った。早く着きすぎると不自然なので、隠れていたのを思い出す。
「子孫に辞書を残そう運動」
「箱物よりはソフトを」と移民90年祭に、子孫に翻訳辞書熟語、慣用句のデータバンクを残そうとサ紙全ページ記事で森田左京、中隅哲朗氏らと啓蒙運動をした。今思えば、あの時完成していても維持更新ができなかった。大それた計画には政府レベルの長期維持策が必要だ。
「スポーツ交流は長続き」
スポーツは理想的な文化交流だ。商売の人間関係は取扱品の寿命と共に終了するが、スポーツの人的つながりは生涯続く。その意味で海外遠征、海外合宿、選手交換などの交流はすばらしい。日本のスポーツ精神もよい。
「文化の普及は国の役割、現地はその運用サポーターに」
テクノロジーや文化のデモは日本国にまかせ、現地はその実施先になるのが理想的だ。日本の精神、技術、芸能、スポーツを現地人にも伝達。基本教材、認定、検定、表彰などは家元のような日本の中央組織に集中するのがよい。
「衰退時の次世代に残すもの」
将来コロニア社会が縮小を続けると、箱物、有形物は維持したくもできなくなるだろう。むしろ日系移民の初期に評価された日本人の精神「勤勉、正直、努力」を継承しておくことが非常に重要だと思う。無形のものは必ず残ると思われる。
「海外の日語教育」
経済的持続性を考えると、学校よりもタブレットやスマホ仕様の対話主導AI化した次世代通信教育が良い。
教育は国の役割なので、教育の基本方針と資格検定表彰を国に担当してもらう。習いやすい日本語通信教育を日本の民間センターで開発し、現地はその運用先に徹すると持続できる。
「移民資料館で国際シンポジウムを開催したと聞いた。」
テーマは資料館の維持と日本文化の保存だろう。関係者の努力には頭が下がるが、移民人口減の衰退期の持続性は不安だ。貴重な物件の現物は国立博物館などに寄贈して、すべてデジタル化してその時代の最適な記録媒体で永久保存し、一般公開が良い。
「衰退のコロニア社会の全伯組織」
邦字紙に、衰退のコロニアの全伯組織統一案が出ていた。戦後移民は1959をピークに1973の移民船終了で事実上止まっている。したがって一代目移民
80代が主の組織でリーダー選出も困難だが、今更そのような組織ができても看取りになってしまうだろう。
「衰退時は最悪も想定するべき」
新聞がなくなる最悪未来も想定せねばなるまい。だがコロニア社会案内板が必要だ。邦字紙の重要な役割は、「結婚や死亡広告」と「短歌俳句など文芸欄」と思う。領事館HPのような誰もが知る公的広報サイトを窓口に、そこへ連絡するだけのシステムを作ってもらえぬか。
「国家のために役立つ人になれ」
昔の親の教えは絶対に間違っていない。今一度認識しよう。大学の教授、高級公務員や日系連邦議員、日系の大臣を輩出させよう。政治家がいると日本国も忘れないでいてくれる。ただし当選には100万人ぐらいの組織票が必要だ。
「日系人に日本文化を伝承する秘策」
老移民がうるさく言うよりも、日本国が世界一の強国になれば、日系人は日系である誇りを持つようになる。190万日系人の中から現在コロニア社会に出てこない人が表にでるだろう。他力本願をよしとしよう。
「コロニア社会は移民子孫から日本の出稼ぎ関係者に」
コロニア社会の中心は、これまでの25万人移民子孫から、現在日本と接している20万人の出稼ぎ日系人子孫や関係者の「新世代のジャポン・ノーボ」に移ると思う。2-3か国の言葉は普通に使えるだろうし、日本精神も取得しているだろう。
「ブラジルは非常に寛容な国」
ブラジルは、軍政時代も、過激派が政治警察に逮捕されても、風刺マンガ家が逮捕されることはなかった。ユーモア寛容精神があるとてもいい国だ。

榎原:浅海さん、 戦争はすべきものではないことは当然です。出来たら、誰もがしたいとは思いません。しかし、世界は複雑でもあり民族の価値観もまちまちです。従って、場合によっては、不本意ながら避けては通れない戦争もあります。その避けて通れない戦争が起こりそうな時に、白旗を挙げて降参するのか、或いは負け戦と分かっていても戦うのか。このどちらを取るかの選択は、戦争が終わった後の国の将来に大きく影響して来ます。恐らくは、戦わずして降参した時は、もう主権国家を取り戻すことが出来ません。一方、戦った結果負け戦になった場合は、その後国民の意思や能力で国が再び主権を取り戻すことが出来ます。ここで大事になるのは、戦った戦争を国民がどう判断するかになります。国を守る為に戦ってくれた先人に感謝をしたり誇りに思うのか、或いは、不幸な出来事を起こした先人を否定したりその出来事に目をつぶってしまうのか。日本国民が自虐史観を持ち続ける限りは、恐らく日本が本当の主権国家になることはないと思います。

浅海:榎原さん、いつもお世話になって居りますが今日は又、見事な解説をいただきました。私の稚拙な感想文併記参考に供します、悪しからず。
本書、現在転載中の{コミンテルンの謀略と日本の敗戦}は友人から借りたもの、当初は軽く読んでおりましたが、その内容に驚きすべてを放棄し、一気に読み終え、約一日を消費しました。しかし、読了後の何という侘しさ、呆然として若き日を想起しました。私は四国の愛媛県に生まれ、卒業した高校は歴史の古い旧姓中学からのもの、その多い卒業生の中に太平洋戦争末期、神風特別攻撃隊、敷島隊隊長として戦死された故関行男中佐がおられます。草深い田舎の高校、この先輩を誇りに思い、所謂特攻隊で国ために散華された若者を悼み称賛し、故国日本は敗れたりと言えど挙国一致雄雄しく世界と対峙し戦ってきたと納得のゆくものでした。又、この様に教えられ、これを疑うなど一度も経験した事もなく軍国少年と今日に至りましたが、この本によってその実際は我々の思いを絶するもの、祖国への熱い思い信頼を完全に裏切るものでした。既に紹介した如く東京帝国大学出のエリートの背信によって、つまりソ連、コミンテルンの犬と化した日本人によって故意に祖国を売り敗戦に導いたものでした。日本人全体が一丸となって戦って負けたものではなく、卑怯にもこのエリート達の内通によって城を自分で明け渡したものでした。彼らの手により、今も祖国は桃色に染まり、ある意味分断され、自作の憲法も持てない状況にあります。

丸木で~す コロナで閉鎖中のトロント日系文化会館ではバーチャル正月祭を1月24日(日曜)にズームで開催します。歌マラソンに僕も参加します。
祭は午前10時半からズームで放映されます。ウエブサイトは
https://jccc.on.ca/ja/event/2021/01/virtual -new-years-festival-2021
カナダ東部時間の午前10時半はブラジルでは午後12時半、日本では午前零時半です、為念



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